第ニ次忍界大戦の戦火は、雨の国からさらに拡大し、砂隠れの里との国境付近に位置する荒涼とした岩砂地帯へと主戦場を移していた。
ソウマ達が上忍へと昇格してから約一年が経った現在、砂隠れとの前線基地において重要な主力部隊として配置されていた。
吹き荒れる砂嵐の中、岩陰に身を潜めるソウマたちの隣には、背に一本の小刀を差した白髪の男が立っていた。
木ノ葉隠れの里において、その名を他国にまで轟かせている英雄――「木ノ葉の白い牙」こと、はたけサクモである、彼は今砂隠れ方面の部隊全体の指揮をとっていた。
「トキマ君、状況はどうだ?」
サクモが穏やかでありながらも、一切の隙がない佇まいで問いかける。
「前方の岩山裏に砂の部隊が潜んでいます。索敵したところ、約二〇名。ただ……普通の部隊ではありません」
トキマが『白眼』を発動させたまま、浮き出た血管を抑えながら眉をひそめた。
「どういうことだ、トキマ?」
ソウマが帯に差した特製の平型手裏剣に手をかけながら尋ねる。
「敵のチャクラの質が異様なんです。前衛の忍たちの背後に、異常な密度のチャクラ糸を伸ばしている二つの強い反応があります。……あの二人、ただ者じゃありません」
「おそらく、噂に聞く、砂隠れ屈指の傀儡師夫妻だな」
サクモの目が一瞬で鋭く光る。
「傀儡師夫妻……?」
キキョウが三つ巴の『写輪眼』を静かに起動させ、赤く染まった瞳で前方を見据えた。
「ああ。砂隠れの作り出したチャクラ糸で傀儡人形を操る『傀儡の術』、そしてその運用を主軸にした傀儡部隊の中でも『最恐の傀儡使い』と称される夫婦だ。普通は一人の傀儡使いが操る傀儡は一つだがその夫妻は複数の傀儡を操り集団での連撃と、一滴で即死に至る猛毒、そして仕込まれたカラクリの数が桁違いだと報告に入っている。……よし、まずは俺たちが敵の先鋒を叩き、傀儡使いの護衛を削る。傀儡使いは傀儡の操作に集中する関係で接近戦に弱いから護衛も同じ人数いるはずだ。それにソウマ君の飛雷神はかなり有効だろう、だからこそ砂隠れ戦線に配置されたんだしね。無理な突入は避け、相手の能力を見極めるぞ」
「「「了解!!」」」
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「行くぞ!」
サクモの合図とともに、四人は爆風のごとく岩陰から飛び出した。
「敵奇襲!! 木ノ葉の忍だ!!」
砂隠れの先鋒部隊が叫び、即座に手裏剣と風遁を放ってくる。
「遅い!」
サクモが背のチャクラ刀を抜き放つと、白い稲妻のチャクラが砂嵐を真っ二つに引き裂いた。一瞬にして敵の前衛三人が斬り伏せられる。圧倒的剣技――まさに「白い牙」の面目躍如であった。
「私達も続くわよ! 『火遁・火纏の術』!」
キキョウが両手に高熱の火炎を纏わせ、高速の瞬身で砂忍の懐へ飛び込む。
写輪眼の視界の中で、相手がクナイを構える軌道を完全に見切り、炎を帯びた手刀『炎掌刃』で胸当てごと一撃で灼き切る。
「『八卦・空掌』!」
トキマが白眼で捉えた敵の経絡へ向けて高密度のチャクラ衝撃波を叩き込み、遠距離から二人の忍を崩れ落ちさせた。
だが――。
カシャッ、カシャカシャッ……!!
不気味な関節駆動音が、風の音を破って響き渡った。
「来ます!!」
トキマの叫びと同時に、空中から十数体もの大型傀儡が舞い降りてきた。
その仕掛けは極めて精巧であり、口や関節の隙間から、紫色の毒液を塗った無数の針や刃が放射状に散布される。
「くっ……毒針の数が多すぎる!?」
キキョウが火纏の炎で針を撃ち落とそうとするが、隙間を抜けて襲いかかってくる。
「『八卦掌回天』!」
トキマが回天ですべてを弾き飛ばし援護する
「キキョウ!交代だ!」
次の瞬間、ソウマがキキョウの横に現れた、キキョウとトキマはソウマの飛雷神マーキングを付けて任務に当たっており、これによりソウマが瞬時に援護に入ったり、二人を自身に呼び寄せたりすることで縦横無尽の戦闘を可能にしていた
ソウマは風遁チャクラを纏わせた忍刀で傀儡の首を叩き切った。
しかし、首を撥ね飛ばされたはずの傀儡が、チャクラ糸に操られて不気味に動き続け、ソウマの背後から鋭い毒刃を突き出してきた。
「ちっ……やっぱ傀儡は首を落としても止まらないか、なら!」
ソウマは突っ込んできている傀儡の刃を交わし、その背後を斬った
ガラガラと音を立てて傀儡が崩れ落ちる
「やっぱ糸を斬れば動けないか、そんでこうなってしまえば!トキマ!索敵頼む!」
「まっすぐいけ!二人いる!」
傀儡と繋がっていたチャクラ糸を斬られた傀儡使い達が逃げようとするも
「ぐっ、まずい……ガッ」
体勢を立て直したキキョウとソウマが瞬時に接近し、二人を切り伏せた
「ソウマ君、上だ!!」
サクモの白い稲妻が割り込み、ソウマを狙った傀儡の腕ごとチャクラ糸を叩き切る。
岩山の頂上に、二人の忍が静かに佇んでいた。
赤い髪の男、もう一人は黒髪の女。砂隠れが誇る最強の傀儡師夫妻の二人であった。
「俺の傀儡の糸を見切ったか。流石は『木ノ葉の白い牙』……そして飛雷神を使う若者、『不可視の風刃』か」
夫である男の冷徹な声が響く。
「二つ名みたいなのは恥ずかしいからやめてほしいんだけどな」
「それだけお前が戦果を挙げたということだ若者よ」
「3人とも、深追いは禁物だ! 一度引くぞ!」
サクモの判断は早かった。サクモ、ソウマ、キキョウ、トキマの四人は煙幕を張り、速やかに撤退へと移行した。
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一時撤退を果たし、安全な洞窟内に陣を構えた四人。
サクモが口を開く
「さて相手の前衛も削れたし、三人とも傀儡と傀儡使いと戦ってみてどんなモノかわかっただろう?」
「はい、やはり傀儡を相手にするより後ろにいる傀儡使いを狙うべきですね、俺の飛雷神はかなり使えそうです、キキョウとトキマはどうだ?」
「そうね、アタシは接近戦をするより中距離の術と写輪眼でチャクラ糸を切ったりしたほうが良いかも、あれだけの細かい仕込み武器を全部避けるのはしんどいわね、トキマを前衛にして回天で防いでもらうのはどう?」
「そうだね回天ならどれだけ暗器がきてもまとめて弾ける、一発一発が軽いけど数で攻めるタイプは回天と相性いいからね、回天の隙はソウマとキキョウにフォローしてもらうよ」
サクモが満足そうに深く頷いた。
「流石いい観察眼だな皆、あの夫妻の強みは『集団連携』『猛毒』『暗器』…だが、どんな巧みな術にも必ず抜け道はある」
サクモは洞窟の地面に簡易的な地図を描き、白いチャクラ刀の柄に手を置きながら語りかけた。
「明日の再戦で、あの部隊と夫妻を討つ。そのための作戦を組むぞ」
洞窟の外では、依然として砂嵐が吹き荒れていた。
明日繰り広げられるであろう、砂隠れ最強の傀儡使い部隊とそれを率いる夫妻との死闘、はたけサクモ、そして大きく成長した第七班が、持てる全ての戦術を懸けて挑む決戦の前夜が静かに更けていくのだった。
第二次忍界大戦の頃で原作絡みの強敵でなおかつ誰が倒してもよさそうな奴を探すのが大変だった
サクモは雷遁使いってことで
サクモの任務失敗とそれに伴ういじめがダンゾウのせいという説があって、理由がサクモが時期火影に内定していたから嫌がらせのためっていう奴。普通に考えて一回の任務失敗がそんな大事になっているのが変なんでこの説ちょっと推してる、原作のダンゾウはありえないぐらいカスなので
この作品においてはそもそもソウマ達がいるので任務失敗してないし、ダンゾウもそんな嫌がらせをするほどひねくれてもないからサクモは普通にすげー強いだけの人でカカシもひねくれ少年にならないでしょう
こんな垂れ流し小説に評価、お気に入り、しおり、ありがとう