ダンゾウの息子、志村ソウマ   作:へたれん

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やっぱNARUTOは兄弟いてなんぼだよね


6.志村ソウマ、妹がうまれる

志村ソウマが3歳になって少しした頃、志村の屋敷は慌ただしい雰囲気に包まれていた

 

母の大きなおなかを不思議そうに触りながらソウマが話しかける

 

「母上、おなかが大きくなったね、弟かな?妹かな?」

 

「どっちかしらね?もうすぐ会えるわよ」

 

「父上は帰ってくるかなあ」

 

「お父様は里を守るとても大事なお仕事をしているのよこればっかりは仕方のないことね」

 

第二次忍界大戦はいまだ続いていた、なにせ周辺国は雲隠れのクーデターで二代目雷影と二代目火影が死んで一番の大国である火の国、木の葉の里が混乱しているのに漬け込んで領地拡大のために宣戦布告したのになぜか先行部隊は妨害されてろくに進めないまま、木の葉は早急に防衛網を構築して防戦に特化した陣地構築を行った結果、大軍が進軍できるようなルートはほとんど塞がれてしまい、小競り合い程度しか起こせなくなってしまったのだ。

こうなってしまえば補給線の伸びる攻める側が不利で、睨み合いばかりが続くことになってしまったのである。

そうこうしているうちに扉間が実は生きていて、でも怪我したから三代目に譲って引退する、という情報が駆け巡りここにきて各国は「これもしかして二代目火影の卑劣な戦術にハメられた・・?」と気づいたのである、でも宣戦布告しちゃったのにやっぱ無理なんで辞めますなんて言えず、これ落としどころどうするんだ?と五大国はそれぞれ大きな損害は出さないようチマチマ戦っているのである。

雨隠れなどの大国間にある小国を経由した進軍を試みているのが現在の戦況といったところ。

 

ダンゾウは火影の名代として、または最近組織として成立し、木の葉の大樹を支えるという意味を込めた暗部組織「根」の長官として前線と里との情報連絡を密に行っている関係で里と各地の前線を往ったり来たりしているのである(扉間が飛雷神で行けるところまでは送り迎えして時間を短縮していたりする)

 

今は木の葉の里から一番遠い前線で仕事をしており、ユウリの出産に帰ってくる時間がなさそうだというのはユウリは分かっていた。

 

様子を見に来ていたヒルゼンが申し訳なそうにユウリに言う

 

「すまんユウリ、間に合わんのは分かっていたがダンゾウを行かせるしかなかった、珍しく前線が動いたようで全権委任して向かわせられるのがダンゾウしかおらんかった」

 

「ダンゾウさんを見送った時に分かっていたことですから平気ですよ、ダンゾウさんも分かって出発したんですから」

 

ソウマはまだ子供で戦争のことなど何もわからない、木の葉の里は戦時中とは思えないほど平和で何も異常を感じないからだ

 

「おじさん、父上のお仕事は大変なの?」

 

「そうだのう・・・俺が最も信用するダンゾウにしか任せられん仕事だ、忍とは時にはこういった非情な決断もせねばならん、ソウマよお前も忍を目指すなら覚悟はしておかねばならんぞ」

 

普段のふざけた雰囲気がなく威厳に満ちたヒルゼンの言葉にソウマはゾクリとしたのだった

そこに思いがけない人物が現れた

 

「今帰ったぞユウリ、ソウマ、おまけにヒルゼン」

 

志村ダンゾウその人だ

 

「「ダンゾウ!(さん)」」 「父上!?」

 

ヒルゼンは驚いで尋ねる

 

「ダンゾウお前いつの間に!?どう考えても間に合わんと思っていたぞ」

 

ダンゾウが答える

 

「なにオレの部下は優秀だからな現地の情報はすぐまとめて持ち帰れるようにしておいてくれた、それに扉間様がな」

 

「扉間様がどうした?」

 

「今回は前線の司令部まで直接迎えに来てくださった、普段なら飛雷神で飛び回るのを万が一にも見られんように前線から離れたところで合流するのだが今回の司令部が地下だったから見られる心配がすくなかったのと「ダンゾウよ今回は特別にここからの飛雷神ですぐ木の葉に戻るぞ」と言って送ってくださった、本当についさっき帰ってきたぞ」

 

「扉間様がなあ・・・」

 

「ありがたいことですね、ダンゾウさんおかえりなさい」

 

「父上おかえりなさい!」

 

「ああ、ただいま」

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

いつかのように廊下でウロウロするダンゾウ

「・・・・・・・っ!」

 

廊下に響き渡ったのは赤子の産声だ

 

「おぎゃああ~~~!オギャア!」

 

「生まれましたよ!可愛い女の子ですよ!」

 

少し待ってから産室に入るダンゾウ

 

「もう大丈夫か?入るぞ」

 

「どうぞ」

 

そこにはやはり出産で体力を使い果たしたユウリと生まれたばかりの赤ん坊がいる

 

「おお~女の子だぞ、かわいいのう」

 

「そうですね、名前はやはりカエデですね?」

 

「ああ、この子は志村カエデだ!」

 

ダンゾウの大きな声に反応した赤子はまた泣くのだった

 

「あらあらお父様は怖くないわよ~、ソウマは待てずに寝てしまったかしらね?」

 

「す、すまんな、ああ流石に深夜だからな、もう寝て・・・む?」

 

様子を見てもらっていた女中に支えられながらほとんど寝ているソウマが部屋に入ってくる

 

「ちちうえ~あかちゃん生まれた~?」

 

「あ、ああ生まれたぞ、妹のカエデだ」

 

「カエデか~おにいちゃんだzzzzz」

 

「あらあら、やっぱり寝てしまったわね」

 

「そうだなこのまま兄妹で寝かせてやろうではないか、ユウリ、お前も疲れただろう、休むのだ」

 

「はい、おやすみなさいダンゾウさん」

 

「ああ、お休み」

 

そこにあるのはただの普通の家族だった

 




扉間が全部悪い

カエデは主人公ソウマに弟か妹が欲しかった&妹ならナルト世代の誰かの登場してない母親になれるじゃんと思って作りました
誰の母でしょう、ナルト世代の母親は半分ぐらい未登場のはずです
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