襲来した鬼は金鬼、銀鬼、吹雪鬼の3人であった。金鬼と銀鬼は第2支部、吹雪鬼は第3支部にいたが、ミンツチの大群に襲われ支部は壊滅した………というのは表向きの話であり、実はミンツチの大群は彼等により全滅させられ、彼等はあろうことか支部の人々を全員殺害した。
果てなき闘争のため。魔化魍をブッ殺すため。3匹の修羅はある旅館に向けて歩き出した。
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そして現在。
3人の鬼は魔化魍達の巣食う宿にやってきた。
「あらららー、ぼろ宿じゃない」
「いかにもな場所だよなぁ」
「ボロ宿の雑魚魔化魍……と思って油断してるとあっという間に食われてしまいますよ」
「心配ねーって」
「音撃金棒で一撃だからよー」
金鬼と銀鬼は特注の音撃金棒を持っている。腎力でぶん回し魔化魍の頭を潰すのが彼等の得意なやり方だ。
そこに、カタツムリとミノムシと大樹が合わさったような魔化魍、バゲガニ…によく似ているが左鋏が独鈷杵のような形になっている魔化魍、鬼のような顔つきのヒグマの魔化魍が待ち構えていた。
【現れたか】
【手筈通りにいくぞ】
【配置についたぜ】
剛壁、鋏鈷、氷刃の3体は同時に術を唱え、壁を展開させる。
「秤殿!」
【強制転移!】
分身したガマガエルの魔化魍……もとい秤が術を唱えると3人の鬼は別々の場所に飛ばされてしまった。
side金鬼
山中
「あらららー、俺一人だけかァー」
金鬼が音撃金棒を担いで呑気につぶやいていると、複数体の魔化魍が現れた。
「お帰りくださいませお客様。地獄の底へ」
「あなたが金鬼ですね」
ピィィィ!
ガァァァ!!
ブモォォォ!
クワチョ クワチョ
ゴガオオオ!!!
ゴロロロ!
金鬼VS雪、墨、春風、拳流、鉄火、剛壁、氷刃、焔転、ミンツチ10体
side銀鬼
浜辺
銀鬼は音撃金棒を振り回しつつ様子をうかがっていると、複数の魔化魍が現れる。
「分断しようっての?狡いこと考えるねぇ」
「我らが主に勝利を捧げよう」
ギピィィィ!
ショキショキ……
ンギィ!ンギィ!
ザワ…ザワ……
キシィィィィッ
銀鬼VS橙、禍瘋、秤、鋏鈷、鎌竹、呪翼、ミンツチ10 体
side吹雪鬼
壁で覆われている場所に行き着いた吹雪鬼。サックス型の音撃管と音叉剣を手に余裕げな顔で現れた魔化魍と、魔化魍たちを率いる少年を眺めていた。
「ふぅん………」
ウォォォォン!
ヒュウウゥゥゥ!
ピュリィィィ!!
燐とが炎を、冷華が冷気を、壱嵐が風を巻き起こしながら威嚇する。
「いきなり主と引き合わせてくれるとは。潰し合わせて主の座を頂くご算段で?」
【舐めるなよ外道】
【貴様を確実に殺すためだ】
「そゆこと。ってわけで力借りるぜ先輩」
夜真は魔我魂を取り出し、鬼から拝借していた音叉を魔我魂に当て音を鳴らし変身する。すると、煙のような羽衣を身につけ、一本ツノを生やした白髪の、蛇目を持つ姿姿へと変化した。
山本夜真・ヤトノカミ態
「この気迫……響鬼が倒したという、ヤトノカミ……!」
「俺の戦闘力は53万だッ………!」
「たった53万で勝てるとでも?」
「十分事足りるぜ」
吹雪鬼VS燐、冷華、夜真、壱嵐、夜真
開戦の火蓋が今、切られる!