魔化魍を統べる存在になってしまった   作:北凍武人

17 / 18
外道来襲

襲来した鬼は金鬼、銀鬼、吹雪鬼の3人であった。金鬼と銀鬼は第2支部、吹雪鬼は第3支部にいたが、ミンツチの大群に襲われ支部は壊滅した………というのは表向きの話であり、実はミンツチの大群は彼等により全滅させられ、彼等はあろうことか支部の人々を全員殺害した。

 

果てなき闘争のため。魔化魍をブッ殺すため。3匹の修羅はある旅館に向けて歩き出した。

 

*********

 

 

そして現在。

 

3人の鬼は魔化魍達の巣食う宿にやってきた。

 

「あらららー、ぼろ宿じゃない」

 

「いかにもな場所だよなぁ」

 

「ボロ宿の雑魚魔化魍……と思って油断してるとあっという間に食われてしまいますよ」

 

「心配ねーって」

 

「音撃金棒で一撃だからよー」

 

金鬼と銀鬼は特注の音撃金棒を持っている。腎力でぶん回し魔化魍の頭を潰すのが彼等の得意なやり方だ。

 

 

そこに、カタツムリとミノムシと大樹が合わさったような魔化魍、バゲガニ…によく似ているが左鋏が独鈷杵のような形になっている魔化魍、鬼のような顔つきのヒグマの魔化魍が待ち構えていた。

 

【現れたか】

 

【手筈通りにいくぞ】

 

【配置についたぜ】

 

剛壁、鋏鈷、氷刃の3体は同時に術を唱え、壁を展開させる。

 

「秤殿!」

 

【強制転移!】

 

分身したガマガエルの魔化魍……もとい秤が術を唱えると3人の鬼は別々の場所に飛ばされてしまった。

 

side金鬼

 

山中

 

「あらららー、俺一人だけかァー」

 

金鬼が音撃金棒を担いで呑気につぶやいていると、複数体の魔化魍が現れた。

 

「お帰りくださいませお客様。地獄の底へ」

 

「あなたが金鬼ですね」

 

ピィィィ!

 

ガァァァ!!

 

ブモォォォ!

 

クワチョ クワチョ

 

ゴガオオオ!!!

 

ゴロロロ!

 

金鬼VS雪、墨、春風、拳流、鉄火、剛壁、氷刃、焔転、ミンツチ10体

 

side銀鬼

 

浜辺

 

銀鬼は音撃金棒を振り回しつつ様子をうかがっていると、複数の魔化魍が現れる。

 

「分断しようっての?狡いこと考えるねぇ」

 

「我らが主に勝利を捧げよう」

 

ギピィィィ!

 

ショキショキ……

 

ンギィ!ンギィ!

 

ザワ…ザワ……

 

キシィィィィッ

 

 

銀鬼VS橙、禍瘋、秤、鋏鈷、鎌竹、呪翼、ミンツチ10 体

 

side吹雪鬼

 

壁で覆われている場所に行き着いた吹雪鬼。サックス型の音撃管と音叉剣を手に余裕げな顔で現れた魔化魍と、魔化魍たちを率いる少年を眺めていた。

 

「ふぅん………」

 

ウォォォォン!

 

ヒュウウゥゥゥ!

 

ピュリィィィ!!

 

燐とが炎を、冷華が冷気を、壱嵐が風を巻き起こしながら威嚇する。

 

「いきなり主と引き合わせてくれるとは。潰し合わせて主の座を頂くご算段で?」

 

【舐めるなよ外道】

 

【貴様を確実に殺すためだ】

 

「そゆこと。ってわけで力借りるぜ先輩」

 

夜真は魔我魂を取り出し、鬼から拝借していた音叉を魔我魂に当て音を鳴らし変身する。すると、煙のような羽衣を身につけ、一本ツノを生やした白髪の、蛇目を持つ姿姿へと変化した。

 

山本夜真・ヤトノカミ態

 

「この気迫……響鬼が倒したという、ヤトノカミ……!」

 

「俺の戦闘力は53万だッ………!」

 

「たった53万で勝てるとでも?」

 

「十分事足りるぜ」

 

吹雪鬼VS燐、冷華、夜真、壱嵐、夜真

 

 

 

 

開戦の火蓋が今、切られる!

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。