目覚める主
俺は山本夜真。多分ごく普通の高校生…。
今,俺の目の前にはツバメの翼を持つイトマキエイと、一つ目で、鷲の翼と鰐の尾を持つイトマキエイ、頭の部分にクワガタの顎があり、烏の翼を生やして尻尾は蠍の尻尾のようになっているイトマキエイが目の前にいる。何故かめちゃくちゃ懐かれてる。
何故こうなったのかというと………
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「おい、どこ行こうとしてんだよ山本ォ」
「今日は行きたいところがあるんだよ
「着いてこいよ」
とある湖に連れて行かれた夜真にいじめの主犯が今回の目的を告げる。
「ここで身体の水分全部持ってかれて干からびた死体が見つかったらしい。」
「お前を囮にして俺たちがそれを捕まえるん
だ。」
「そーすりゃ一躍有名人になれるぜ。頑張って囮やってくれよ、生贄くん」
逃げられないように痛めつけられ,縛られた夜真は、湖に投げ込まれそうになっていた。
その時である。
「餌が自ら来てくれるとは都合が良い」
布を巻きつけた怪しい雰囲気の女性が現れた。
「こいつが犯人か。よーし,捕まえて一躍有名人だ!」
「……捕まるのはお前達だ。」
女性がつぶやくと、水中から3匹の怪物が出現した。
ツバメの翼を持つイトマキエイと、一つ目で、鷲の翼と鰐の尾を持つイトマキエイ、頭の部分にクワガタの顎があり、烏の翼を生やして尻尾はハサミムシの尻尾のようになっているイトマキエイだ。
「うわぁ!?なんだこいつら!?」
「化け物ダァ!?」
ツバメの翼を持つイトマキエイが1人に尻尾を突き刺し、身体中の水分を搾り取ってしまう。
「に、にげろぉ!」
リーダー含めた3人も逃げ出すが、1人は一つ目のイッタンモメンに捕まり、もう1人はクワガタの顎を持つイッタンモメンの尻尾に捕まってしまった。
いじめのリーダーはなんとか逃げ出した……。
「……?
3匹は夜真を眺めるも、何故か襲おうともせず、ただじっと見つめている。
「……食いたきゃ食えよ」
しかし何故か親しげに擦り寄ってきた。
女性は夜真の持っているお守りの方をみて何かに気づいたようで、突然ひざまづいた。
「あなた様は……当代の「魔化魍を統べる者」であらせられますのね」
「???」
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「魔化魍を統べる者はその水晶…魔我魂と呼ぶものを宿しています。身体のどこかに結晶として現れるようですが……」
「これ、俺が小さい頃に拾ったやつなんだ。親に何度か捨てられそうになったなぁ。あ、…………あいつらの飯にはちょうどいいな。…そうだ。このままだと呼びづらい。白い雪からとって、雪って呼ばせてもらう」
「雪……ありがたく頂戴いたします」
それを聞いた3匹も名前をつけて欲しそうに寄ってくる。
「お前らも欲しいのか,名前。………春風(はるかぜ)、壱嵐(いちらん)、禍瘋(かふう)ってのはどうだ?」
3匹は嬉しそうに空中をクルクルと飛び回った。