青いベースギター型の音撃弦「残雪」と音叉剣を持った吹雪鬼が相手である。夜真は鬼斬りで応戦する。
「ハハァッ!」
「一撃一撃がまあまあ重い……」
「魔化魍をぶった斬る感覚ッ!堪らないよっ!さあ,残雪の錆になりなよ!」
音撃響斬
音撃弦と音叉権を同時に使った一撃を受け止める。
「実力者ってのは伊達じゃないっぽいな………」
ピリィィィ!
壱嵐は目から光線を出してサポートする。
「うわっ!?………なんかコイツ、イッタンモメンみたいだな。管の鬼連れてくりゃよかったな……」
「さんきゅな、壱嵐!」
【邪魔しないでください】
【夜真様の隣でお守りするのは私です】
【新米の癖に図にならないでもらえないかしら】
【こう言うのが人間社会で御局様と呼ばれるのですよね】
突然燐と冷華が喧嘩を始めた。
【はわわわ……】
壱嵐は戸惑いながらも吹雪鬼を惹きつける役割を続けていた。
【これで決めましょう】
【ええ。】
燐と冷華が左右から同時に火炎と冷気を放つ。吹雪鬼を挟むようにして火炎と冷気が浴びせられていた。
「ん?オレを挟むようにして……って、まさか!」
「そのまさかだよ。ようやく気づいたようだね」
吹雪鬼はようやく喧嘩が作戦だと気づいた。しかし気づいた時にはすでに手遅れで、左半身に火炎が、右半身に冷気が吹きつける。
「あづざむ"ん"あ”あああああああああ!?」
激痛のあまり残雪を落としてしまい、痛みに悶えながら残雪を拾おうとする吹雪鬼を蹴りつける。
「春が来た春が来たどこに来たってね。」
「はあ、はあ、はあ………」
「どうする?俺たちに関わらないかここで倒されるか」
吹雪鬼は余裕そうな顔をすっかり強張らせ、と怒りと恐怖が入り混じった雄叫びを上げつつ音叉剣をめちゃくちゃに振り回して襲いかかった。
「……へへっ、。へへへへっ……誰が
「……逃してやるって言ったのに。」
夜真はヤトノカミの石化能力を付与したガスを放ち、吹雪鬼を石化させる。
そして、強烈な蹴りを叩き込み、粉砕した。
「……」
【ふふっ、作戦勝ち】
【見事に引っかかってくれましたね】
【さて、夜真様に撫でてもらお…燐さん!】
【お先に!】
【ずるいです!】
【……あるじさま、ふたりがこわいです】
「あとで二人も撫でてやらないとな」
夜真は壱嵐を撫でていた。壱嵐は燐と冷華が凄い形相で見て来ていて少し怯えていた。
【あー!!】
【壱嵐,恐ろしい子!】
鬼のマスクを眺めていた。
これは、夜真が事前に命じていたことだ。
「4人か。吹雪鬼、金鬼、銀鬼と…」
「電鬼だ。捕虜の鬼たちを取り返しに来たらしい」
銃尾が答える。
「ぼくがやっつけたんだ」
自慢げに胸を張る雷宙。
「お、よくやったな。……でも大人になるアレはあまり使わない方がいいぜ」
「うん……。早く大人になりたいな」