「ラーメン……最近食ってねぇな」
夜真、雪、燐(冷華とジャンケンで勝ったらしい)、禍瘋、銃尾、沙雪、緋翔、紗希、花子、タカシはラーメン屋に向かっていた。
沙雪はわざわざ変装している。
「わたしまで、いいんですか?」
「たまには外に出たいかなって。猛士がどこにいるかわからないんで、そこは気をつけて」
「ありがとうございます」
「あの辺りね」
花子が示したラーメン屋に向かった。
「らっしゃーせー!」
黒髪の元気そうな青年が出迎える。
「すみませーん、10人ですけど、入れます?」
白髪の沙希くらいの年齢の少女が笑顔で応じる。
「大丈夫です!こちらへどうぞ!」
注文し、しばらく待っていると、入り口側で何やら口論が。少しして口論相手は去っていった。
「さっきのは」
「闇金だ。地上げもやってるらしい。…閉店まで待ってくれないか」
そして閉店後、店長達がやってきた。
「あんたらの匂い、薄々感じていた。俺たちと同じ魔化魍だな」
「ん?俺たち………?どゆこと?」
店長と店員達は擬態を解いた。なんと、猫の姿の魔化魍とバケネコだったのだ!
全身が燃えているバケネコに似た姿の魔化魍が挨拶する。
【オレが店長のゴトクネコだ】
【バケネコっす!】
【わたしもでーす】
【僕もバケネコだよ】
そして、虎の姿をした魔化魍が現れる。
【製麺担当の赤虎だ】
【セキコと申します】
2日後。
【あの兄ちゃんにはすでにマーキングを施した。いつでも案内できる】
「それじゃあ、襲撃と行くか」
件の業者では1人の債務者の女性がサインをさせられそうになっていた。
「なんだ?」
「債務者ですかね」
「あのラーメン屋か?ようやく店を明け渡す気になったのかも」
と笑っていたが、様子を見に来ていた構成員の悲鳴で事態を察した男達は玄関まで向かう。
そこには顔が骸骨の狼、銃のような尻尾を構えるオオトカゲ、ヒヒのような毛深い体にカラスの嘴を持つ怪物、クワガタのような顎を持つ鳥とエイが合わさったような怪物、ヒルの舌を持つワニ、黒と白とハチワレの猫の姿の怪物、赤い虎、そして青い手拭いを巻いた燃えるオレンジ色の猫の化物がいた。
「な,なんなんだお前ら!?」
囲まれていた女性は沙雪と紗希により助け出された。
【ウチにだけ迷惑をかけるならまだいい。だがお前らは一線を超えた】
「超えちまったからには,もう、ね」
ゴトクネコ達が一斉に襲いかかり闇金の事務所は壊滅した…。
数日後。何故かゴトクネコ達がやってきていた。
「あれ、みんなどうしたの」
【実は…店に来ていたお客さんの中に猛士の関係者がいて…】
【バレちゃったの……】
【それで廃業になりました】
「なるほど………よし、ウチで過ごしな」
【感謝する!】
「せっかくの縁だからな」
徳猫のメンバー達が仲間に加わった!