仮面ライダー鎧武 アナザーストーリー   作:佐々木 空

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望んでいなかった結末

森に包まれた広い大地。

 

そこにその姿はあった。

 

三日月をかたどった兜を被り、オレンジを模した鎧を身に付け纏い、馬に跨がるその姿はまさに鎧武者そのもの。

 

その背後にはたくさんの怪物と呼ぶに相応しい存在がいた。ある者は自らの爪を抑え、ある者は自らの羽を使い空を飛び、自分たちの支配者の号令を今か今かと待っていた。

 

鎧武者の見つめる先には同じようにたくさんの怪物と空中を浮遊する機械とハンマーを持った戦士がいた。その先頭にいたのは、二本の角を持ち、バナナを模した鎧を身に纏い、赤いバイクに乗った西洋騎士のような戦士がいた。

 

彼等はお互いを見つめていた。

 

――――――まるでこうなることが分かっていたかのように。

 

 

 

――――――まるでこうなることが決まっていたかのように。

 

 

 

そんな彼等を見ている者たちがいた。

 

緑の鎧を身に纏い、一振りの刀を持つ白い戦士。その傍らには膝をつき、白い戦士に付き従うようにいる紫の鎧を身に纏う緑の戦士がいた。

その背後にも彼等に従うようにいる怪物たちと機械の姿。

 

そこから少し離れた丘にはピンク色の髪の少女と膝をつき俯いている長い黒髪の少女がいた。

その近くにはまるで全身を骨で包まれ、剣を持つ戦士と肩をライオンで模した金色の戦士がいた。

 

 

その場に居る全ての者が分かっていた。

 

 

――――――もう自分たちに出来ることは何もないと。

 

――――――見届けるしかないのだと。

 

 

「なんで・・・なんでこうなるの・・・。こんなの・・・こんなのって・・・・・・!」

 

「――――うん、そうだね・・・。なんでこうなっちゃったんだろう」

 

黒髪の少女の呟きにピンク色の髪の少女が応える。

 

「こんな結末なら・・・・・・変えられたらよかったのに――――」

 

 

鎧武者が少女たちを見る。少女たちには彼が何を思っているのかは分からない。

だが、彼女たちには分かっていた

 

彼が戦うのはきっと――――

 

 

 

一輪の花が舞う。

 

その花が落ちるのと同時に――――――

 

「ウオオオオオオオオオオォォォォォオオッ!!」

 

「ハアアアアアアアアアアァァァァァアアッ!!」

 

――――――彼等は走り出した。

 

 

 

その手に持つは己の武器――――――

 

その手に懸けるのは己の全て――――――

 

その手につかむのは・・・・・・己の未来――――――!!

 

 

自らの信じる未来のために彼等は己の武器を振るい

 

 

そして――――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

「う・・・んん・・・」

 

そこで目を覚ます。

 

暖かいベッドの感触。心地良い抱き枕の感触。

そこまで考え、ピンク色の少女が呟く。

 

「・・・夢かぁ」

 

 

 

 

 

 

天を獲る

 

世界を、己の色に染める

 

その栄光を君は求めるか?

 

その重荷を君は背負えるか?

 

人は、己一人の命すら思うがままにはならない

 

誰もが逃げられず

 

逆らえず

 

運命という名の荒波に押し流されていく

 

 

だが、もしもその運命が君にこう命じたとしたら・・・?

 

 

『世界を変えろ』、と

 

『未来をその手で選べ』、と

 

 

君は運命に抗えない

 

 

だが・・・

 

 

世界は君に託される!!

 

 

 

 




第1話いかがだったでしょうか。
始めました続編にして本編。こちらの方がすぐに書けるのでこちらを進めていきます。
ビギンズストーリーは・・・まぁ、おいおい。


感想、誤字、脱字よろしくお願いいたします。
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