ステラ・オンラインと言う異世界で完全無双!! やり過ぎじゃないって言われても知らん! 作:ライダーGX
試験でのデータで取り合えず傭兵登録は済ませた。
俺はブロンズから始まるとの事、ヒロと一緒だな。一応俺はこれでお暇させて貰おう。
「あら?ちょっと何処に行くのよ?」
「ん?自分の船に戻るんだよ。まあ戻るついでに買い物でもするかなって」
「ならあたし達も途中いい? フードカートリッジならお酒を買っておかなきゃ♪ アンタも来なさい、ここの所教えてあげるわ」
「気遣いありがとうエルマ先輩」
っとわざとらしく言うヒロ、おい調子乗り、あんまり彼女を怒らすと痛い目にあうぞ? エルマの事を知っている俺は彼女がどんな身体かを知っているからな。
あまり挑発するとしっぺ返しが来るぞ。
まあそれはいいとして、俺はヒロとエルマと共に補給品を調達する事にした。
しかしここの世界は本当に調理が衰退しているな…、フードカートリッジで食事を作れるって、料理する人間はほとんどいないんだな…。
インフィニティの方では調理師たちが沢山いるから、手料理の方は正直問題ないんだよな。
でも一応調理器は買っておく必要はあるな。俺の船…元は軍艦だから、無いと変に思われても仕方ねぇし。
「ちょっと大丈夫なの?そういう事故が後に祟っていきなりぽっくり逝くやつとかいるらしいわよ? 他の医療系のステーションに行って一度診察を受けたほうが良いと思うわ」
「マジか。それも真面目に検討しておこうかな」
ヒロとエルマは原作通りの会話をしている。
アイツがハイパードライブの事故で記憶喪失の設定で誤魔化している様だが、知っている俺はそれを誤魔化すのも無理あると思うがな。
でも意外にもアイツは頭を使うから、それで誤魔化しは通して来たみたいだけどな。
そう言っていると食料品売り場に来た。
店の所々にはフードカートリッジが揃っており、本当にそれで食事を取る人が多いんだな。
宇宙時代ならではの進化って奴か。でもやっぱり人の手作りの方が良い。
ちゃんと栄養価の事を考えながら料理するんだからな。
だがここに居る間はフードカートリッジに頼る事になりそうだ。
「うーん…、なあ…炭酸飲料って無いのか?」
「炭酸飲料? 何それ」
「えっ。いや、コーラとかソーダとか……甘くてシュワッとする至高の飲み物だけど」
「おいヒロ、ちょっと来い」
それを見た俺はちょっとヒロを連れて行き、エルマはそれに首を傾げる。俺は腕をヒロの首に回し、ヒロは突然の事にちょっと驚きながら俺を見る。
「な、何だよ?」
「お前、ここに炭酸飲料水があると思っているのか?」
「え?」
「炭酸飲料はこの星系内にはない。他所の星系に行かないと、炭酸飲料は飲めないぞ」
「うそ……だろ……!?」
ヒロは俺の言葉を聞いた直後に崩れ落ち、それに愕然とする。
「神は…死んだ」
「馬鹿な事言ってんじゃねぇよ。他所の星系に行けば炭酸飲料は飲めるさ、それまでは我慢しろ」
「くぅ~~……、ん?お前…何で他所の星系ににあるって知ってるんだ?」
ヒロはそれに問いかけると、俺は頭に指さしながら言う。
「俺は他所の星系に行った事あるからな、まあちょっとばかり傭兵登録してなかったから、ハイパードライブで飛ぼうとしたら宙賊に襲われてハイパードライブに異常が出て、ここに流れ着いたんだ」
「(へぇー、なんか俺と似たような設定に聞こえる感じだな。でも嘘をついている様には見えないな…)」
っと恐らくヒロはこう思っているに違いない。
これでも俺はポーカーフェイスをする事が出来るから、ある程度誤魔化す事が出来る。
ただこれがうまく行けばの話しだが、ヒロは頭が良い。いつ俺の嘘がバレるか分からない。でもそれはそれで何とかするさ。
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そして一通りの物を買った。エネルはほぼクレジットと一緒だから、支払いが簡単で助かった。
まあ全部リリアが管理してくれているから、助かってるけど。
「やっ、やぁ……ッ!」
「大人しくしろよてめぇ」
「ひひ……ようやく捕まえたぜ」
「ちょっと小汚くなってるが、まぁ使えそうじゃねぇか」
「早くヤっちまおうぜ。もう我慢できねぇよ」
俺達が通り過ぎようとした所に、大勢の男達が、1人の少女を相手に押さえつけては路地裏に引き連れようとしていた。
あの少女…、間違いない、彼女だ。
俺とヒロがある事を察し、ヒロが動こうとしたら、エルマが止めた。
「やめておきなさい」
「お前、あれを見捨てろってのか?」
「あの子、アンタの知り合いなの?」
「いや、違うが…」
「なら関係ないでしょ。放っておきなさいよ」
そうエルマは冷たい言葉を言い放ち、それにヒロはそれに反論する。
「お前……」
「あんたね。あんなの銀河中の何処にだってよくある事よ。ああいうのを見かける度に首を突っ込むつもり? 命がいくらあっても足りないわよ。自分の面倒も自分で見られない奴は食い物にされるだけ。ここであんたが一時的に助けても、この先生きのこれないわよ」
そうエルマの正論にヒロは歯を食いしばるも、その様子に俺は彼女を見る。今にも襲われそうな感じを見て、俺はヒロに言う。
「…おいヒロ、決めるのはお前だ」
「へ?ちょっとアンタ何言って「へっ!だよな!」ちょ!」
ヒロはエルマの腕を強引に振り払い、腰のレーザーガンを取り出す。俺もハンドガンは持って来てないとはいえ、コンパクトダガーナイフは数本持って来ている。
それを取り出し、それを相手の腕に向けて投げつける。
丁度ヒロがチンピラの振り上げた拳に向けて命中させ、同時に俺が投げたナイフがもう1人の男の腕に刺さり、そこから赤い血しぶきが飛ぶ。
「ぎゃあああ!!腕が~!!」
「な!何だ!?」
突然の事に動揺するチンピラ達に、ヒロがレーザーガンを何発も撃つ。当然アイツはレーザーガンの出力を最低値にしているから、撃たれた所で死にはしない。
「いででぇぇえ!!」
「ふぎゃああ!!!」
「あだだだ!なんだ~!?」
痛みに耐えきれずに叫び転がるチンピラ達、俺はそのチンピラの腕に刺さったナイフを抜き、それを拭きとりながらしまう。
そしてヒロがレーザーガンを構えながら言う。
「とっとと行け! 次は火傷じゃすまんぞ!」
それにより慌てて逃げるチンピラ達、ヒロはそのまま進み、俺は彼女の方を見る。
衣服を乱された状態のまま驚いたような表情でヒロを見る少女、俺はなるべく見ない様に背を向け、ヒロはレーザーガンを構えたまま少女に声をかけた。
「俺達が警戒してる間に服を直せ。路地から出るぞ」
「そう言う事だ、急げ」
「…っ!はい!」
少女はその言葉を聞いて泣きそうな感じになるのを抑え、ごそごそと聞こえる身繕いする音を聞き流しながら辺りを警戒する俺とヒロ、そして身繕いをした少女がヒロの方を見て、ヒロが俺の方を見て頷き、俺もそれに頷いて路地から出る。
「お帰り」
するとエルマが俺達の荷物を持ったままで迎えてくれて、表情には呆れた様子だった。
「どうすんのよ、その子」
「どうするって…」
エルマの問いにヒロは少女の方を見ると、少女もまたヒロの方を見ていた。このまま居ても仕方ない。
「取り合えず、ここから離れよう。どっかの店に寄って、話しを聞いてやろう」
「呆れた。そんな事をする?」
「エルマ。男ってのはな、時に感情で動く生き物だ。そこは勘弁してくれ」
っと俺が言うとエルマは呆れた感じなりつつ、その場を動き、ヒロは「ナイスフォロー」と言わんばかりの表情をしながら親指を立てる。
フッ、まあこう言うのも悪くないな…。
男は時に感情で動く、そう言う事がってもいいでしょう。
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