ステラ・オンラインと言う異世界で完全無双!! やり過ぎじゃないって言われても知らん! 作:ライダーGX
激しかった戦闘は俺が落とした最後の艦が最後だった。
γセクターにはびこっていた宙賊の船はセレナ率いる艦隊と俺達傭兵の手で駆逐した。そして散った宙賊の船の残骸で、俺達は報酬の回収に入る。
っと言っても、俺はそれを回収する事は出来ないがな。
俺のは知っての通りバルキリー、回収するにはあまりにも小さすぎる。
でも回収するのは無理でもエネルはある。以前にも言ったが、俺は一生暮らしていける程のエネルを持っている。
だから回収する必要はない。
『おい、ハルキ』
ん?ヒロから通信が来やがった。なんだ?
「どうした?」
『お前に手伝ってもらいたい事が…』
その事に俺はちょっとばかり嫌な感じを覚える。こいつ…まさか。
そして俺はバルキリーバトロイドモードにさせて、ヒロのクリシュナに戦利品である物資を運んでいた。クソッ!!
「テメェ…、俺を運搬係にしやがって」
『硬い事言うなって。まあ回収ドローンがあるけど、お前はそれ以上に大きいし、何よりロボットに変形できるから多く取れる。一石二鳥じゃないか。お前の分の報酬も入れて置くからよ』
「フンッ。まあいい、そう言う事にして…ん?」
俺は回収する際、ある物を見つけた。それはコンテナが破損し、中身が露出している状態、その中に紫の結晶があり、その結晶に俺は見覚え…いや、聞き覚えがあった。
それは【歌う水晶】。とても危険な代物、ありゃまぁ~…、そんな危険な物が宙賊の連中が持っていたとはな。
「おいヒロ、ミミは近くに居ないな?」
『ん?ああ、今トイレに行ってる。どうした?』
「歌う水晶を見つけた」
っとその言葉にヒロは思わず表情を歪める。
ヒロもこの事には知っている。こいつの危険性は途轍もなくだ。
『…取り合えず回収してくれ』
「いいのか?」
『ああ、取り合えずミミには伏せとく。お前もさっさと回収してくれ』
「ああ、その偉そうな口を閉じればな」
『はいはい、ゴメンなさいね』
軽口をたたく俺達は颯爽と戦利品を回収する。
因みにこの歌う水晶はヒロに渡すつもりだ、こいつの方が性に合ってる。
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そして俺達はコロニーに戻り、アージェントに戻った時に、リリアが俺に知らせを言いに来た。
「司令官! 朗報です!」
「どうしたリリア?」
「治療カプセルに入っている女性、思ってたより早く出られそうです!」
「本当か?」
その報告を聞いて俺は一度驚く、3日は掛かるって言ってたのに、まさかもう出てくるのか?
どうしてなんだろう、ちょっと聞いて見るか。
「どうしてそんなに早いんだ?」
「それはですね。どうも彼女の身体は身体強化を受けていて、その回復がとても早いものだと判明しました。なので思ったよりも早く回復しそうなんです」
へぇー、そうなんだ。それは納得だ。
まさかあの子もエルマと同じだったとは、あのやつれた身体であんな状態だったって事は…、彼女傭兵か何かか?
「その子は状態は?」
「彼女は栄養不足だった為、栄養剤を投与し、不足な栄養を整えたお陰で、やつれた顔も元の状態に戻りました。もうすぐ出られますよ」
「そうか。なら…」
俺はスーツをすぐに脱ぐために、急ぎアーマーベイに行き、スーツを脱いだ。
インナースーツも元の服に戻し、俺は医療室へと向かい、治療カプセルに入っている女性を見る。
確かにやつれた顔は健康の状態に戻っており、綺麗な顔になっている。
ただ……胸がデカい!何これ!? ミミとほぼ同じって感じじゃん!? やつれた時はそんな感じはなかったのに、元の状態だとこんな状態なの!?
やば…俺とんでもない子を拾って来たかも!
すると治療カプセルのシステムが完了の音が鳴り、それによりカプセルが開く。
眠っていた子は目を覚まし、俺の方を見ると、俺は声を掛ける。
「気分はどうだ?」
「……ここは?」
「俺の船、アージェントの船内だ。覚えているか?君は路地裏でうずくまっている所を俺が保護し、ここに連れて来た」
彼女はその事にぼんやりとしながも、起き上がりながら辺りを見る。
見慣れない建物…、船内を見ては思い出して来た様子だ。
「…そうだ。私、借金取りからずっと逃げていたんだ。あの!野垂れ死になりそうな所を助けていただき、ありがとうございます!」
「…借金取り。どう言う事か説明してくれるか?」
その事に説明をする彼女。
「実は私…、この間までアイアンランクの傭兵だったんですけど。ある依頼の時に他の傭兵たちと仕事をする事になりまして、その際にその傭兵の裏切りに合って、嘘の濡れぎむを背負う羽目になったのです。そのせいで私は賠償金を払う羽目になり、借金取りからも終われる事になってしまったんです。身体を奪われそうになり逃げてはいましたが、それでも逃げるにも限界が来て、あの路地裏で飢え死になるのを待ってたんですが…」
そこに俺がやって来ては、彼女の命を救った…いや、邪魔したって事か? はぁ…全く。
「馬鹿か君は?」
「ふぇっ!? 何で!?」
「そんな事しても意味が無いぞ? それに借金は死んでも返済出来なかったら君の身内にも被害が及ぶ。それを考えなかったか?」
「っ…、考えてなかった…です」
その事を指摘されて、ダンマリしてしまう彼女、おいおい…マジで考えてなかったのか?
それにしてもこの世界は中世の時代の様な考えをする奴等が居るもんだな、いや、現代の考えをする様な奴もそうか。
借金はした事ないけど、返済が出来なかったら事務所に連れて行って、稼ぐ所に連れて行く所が定番なんだよな。男は漁船やらで、女はキャバクラか風俗の様な所…。
でもそれをしても借金返済出来るかどうかだ。
彼女の借金はどの位なんだろうな。それと彼女の名前はなんて言うんだろう…。
「なあ、君の名前は? 俺はこのアージェントの船長、キャプテン・ハルキだ」
「あ、私…【アイラ】です」
「アイラね。借金はいくら位あるんだ?」
その事にアイラは少し思い詰めた感じで言う。
「…300万エネルです」
「300万ね…。よし!その借金。俺が立て替えてやる!」
「…え? えぇ~~~!!? ほ!ホントですか!? な!何で!?」
アイラは当然の様に驚き、俺が借金を肩代わりする事に問い返す。まあそうだろうな、ただ俺はお前が放っておけなかっただけ、それだけだ。
「そんな深い理由じゃない。ただ俺はお前がやつれた様子で、死にそうな感じだったのを放っておけなかっただけだ。それに少しクルーが欲しくてしょうがなかった。それだけだ」
っとその事にアイラは顔を真っ赤にする。その様子に気づいた俺…。あれ?これ…もしかして俺、言葉の選択間違えた? ヒロの様な下心丸出しじゃないんだぞ?
それなのにこの展開? くっそ…これじゃヒロと同じだ。
いや、もうほぼ同じだ。
「…そ、その…本当にそれだけですか?」
アイラは真っ赤な顔をして、俺を見ている。あ、これは察した。男の船に乗るって事は完全にあっちの方もやる前提だ。
アハハハ……、こりゃあ積んだって感じだ。俺…どうしてもこの展開になってしまうな。
「…勿論だ、それより期限は何時までだ? 借金返済は?」
「…今日の15時です」
アイラは時刻を見ながら言う。
時刻は14時30分だった…。っておいおい、もう30分もないじゃないか! 飢え死にを選ぶためあえて払わない道を選んだと!? 全くシャレじゃないぞおい!
「すぐに行くぞ! 着替えは此処にある服がある。それを使って欲しい」
「え?は、はい!」
俺の言葉にアイラは慌てて服を着て、俺の後を追いかけるんだった。
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そして役所から出てきた俺とアイラ、時間にはピッタリと間に合い、俺は300万エネルを現金で支払った。
勿論その事に役所の人間は腰を抜かした。
「これでアイラは正式に借金返済完了となった。満足したか?」
「…正直、何をどう言ったらいいか分かりません」
「ハハハ、そうだろうな」
戸惑うアイラの事に俺も同感だな。
さて、本格的な事は此処からだな、アイラは裏切りに合い、船も何もかも一文無しとなって、仕事も出来ずにに回っていた。
本当にこの世界のやり方は卑劣だな。ステラ・オンラインの世界とは思えない。
でも傭兵の世界だ。それはそうされているんだろうな。
さて…どうしたらいいやら。
「ん?ハルキか?」
「あん?」
声を掛けられた方を見ると、そこにはヒロとミミとエルマの三人が居て、それに俺は思い出した。
あ、そうだった。エルマは無一文となって借金まみれとなってたんだ。
何てタイミングの悪さだおい…。
オリヒロインであるアイラ、彼女が春樹のヒロインです。ですが1人じゃありませんよ~www
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