ステラ・オンラインと言う異世界で完全無双!! やり過ぎじゃないって言われても知らん! 作:ライダーGX
尋問室から退出した俺、やれやれ…知ってはいたがちょっとばかり長かったって気もする。
でもこれでも優しい方だった気もするな。何せあのセレナが何かと問い詰めて来なかったんだ。
普通ならあれを見て問い詰める気もあるんだ。でもして来なかった、恐らく理由があるんだろうな…。
どうやら俺は彼女の胃に負荷をかけてしまったようだな。
まあそれは彼女の頑張りに期待しよう。それよりも船に戻って報告だな。
俺はアージェントに戻り、俺の寝室に行き、ターミナルでハドソンに連絡をする。
すると画面にハドソンが映る。
『司令官、お疲れ様です』
「ああ、ハドソン。早速尋問を受けたよ…」
『そうでしたか…大丈夫でしたか?』
ハドソンは少し心配する様子を見せ、俺はそれに頷きながら言う。
「ああ、大丈夫だ。意外にもそう深く問い詰められはしなかったよ、例の先客が前もってやってくれていた様だ。お陰で何とか入港出来た」
『成程…それは何よりです、それよりも司令。船の武装と今後の事で対空砲にレーザー系の武装も施そうと考えています。そして武器の方にも…』
「へぇー、レーザー系を? どうして」
ハドソンは武装にレーザーを追加すると聞いて、その事に首を傾げる俺。
別に実弾でも大丈夫な気もするがな。何発かあれてばシールドは削れるし、実体弾なら船を損傷させては航行不能にさせる事も可能だろうし、そうすれば敵艦に乗り込み、制圧する事も可能だろうな。
『実は盗賊の船の残骸を調べた結果、相手は弱小の盗賊…宙賊である事が分かり、実弾でも損傷する事が出来る程の者だったのです。それ以上の相手となると、実弾でもこの後は少し厳しいと見ます。MACガンならば相手のシールドを貫通出来ますが、それでも何発も撃つ事は出来ません。なのでシールドに有効なレーザー兵器を使って相手を倒す方法を取る事になります』
「そうか…、そうじゃないと厳しいか。分かった一応こっちはパルスレーザーがあるから、何とか敵を倒す事は出来るだろう。以上報告は終わりとする、明日は傭兵ギルドに行って、傭兵登録を済ませて来るよ、この世界で動きやすくするためにな」
『分かりました。では司令官、おやすみなさい』
ハドソンは敬礼をして回線を切り、俺は椅子にちょっともたれながら一息をする。
実弾が通じない…か、となるとミョルニルアーマーのシールドも下手すれば一気に削られるかも知れない。そうなるとちょっとヤバいな…、よし!そうと決まれば明日は傭兵ギルドに行った後に武器を探すか!
実はこの世界のお金…、
お金を調べた結果、どうやら端末に一生暮らしていけるだけのエネルがあるみたい。
女神様が前もって用意しててくれたようだ。
贅沢し放題だけど、あまり無駄使いしない様にしないと、一度贅沢したら抜け出せなくなると前の世界で聞いた事があるからな。
俺はそんな風にはなりたくはない。
とにかく、明日は傭兵ギルドに行って、傭兵登録するか。
───────────────────────────────────────────
そして翌日。俺は傭兵ギルドに向かっている際に、このコロニーを見る。
このターメーンプライムコロニー…、ターメーン星系と呼ばれる恒星系…、非常に地表温度の高く、利用価値が殆ど無いと言われる。相当ひどい場所だな。
次に、ターメーンⅡは水素やヘリウムで構成されているガス惑星、そこからヘリウム3と呼ばれるエネルギー資源があるらしい。
最後にターメーンⅢ、そこは有毒な大気と酸の雨が降り注ぐ有毒惑星、ただこの大気と酸の雨が利用価値があるらしく、それを化学物質として利用されては争っている。
それを争っているのが、この世界、宇宙帝国であるグラッカン帝国と隣国のベレベレム連邦。
そいつ等が争っているせいで、俺の方にとばっちりを受ける可能性が大だ。
「なるべくこの場所から抜け出そう。って言っても…」
改めて見ると、壮観だな…。これがコロニーの中か、マクロスの船団の中とはまた違った光景だな。
しかしここは治安が悪い場所、辺りを見ると傭兵と傭兵に商売する者、そして社会から弾き出されてしまった者、訳あって裏社会に行かざる得なかった者…。
ここはそう言った場所が多い。
今にも俺の方を見ては、俺から金目のものを奪おうと考える輩がいるだろう。
とにかく傭兵ギルドに向かおう、そこに行けば何とかなるだろうな。
そしてお目当ての傭兵ギルドに到着した俺。劇中では案内役であるあのエルフが居るんだが、俺は何とか行けた。
傭兵ギルドに入ると、良い感じの雰囲気がありって訳でもなく。どことなくうす暗い感じなもんだ…。
まあいい、とにかく受付の所に行くか。
俺は受付の所に行き、義手のごついオッサンが座っていた。
そのオッサンは俺を見るなり言う。
「あん?何かようか?」
「傭兵登録にしに来たんだ」
「はぁ?
「分かった」
俺はそれに答えるべく座り、オッサンがターミナルを触りながら言う。
「傭兵になりてぇなんて物好きな奴だな、まあいいか、お前モグリか? 一応船はあるんだろうな?」
「ああ、このIDに入っている」
その問いに応えるべく、俺はIDカードを渡して、オッサンはそれを受け取り、ターミナルに差し込んでは調べる。
「えっと…なんだぁ? こいつも見た事ねぇ船だな? それに戦闘機ってマジか?」
「ああ、訳があってな、そいつは鈍足であまり高速戦闘は得意じゃない。本命はその戦闘機で戦うんだけどな」
「はっ! もの好きが居るもんだ…。って言うかおめーの寄港記録がどこにもねぇぞ?」
その事に俺は頭をかきながら言う。
「ハイパードライブの航行中にちょっとばかり事故が起きてしまってな、丁度この近くの星系に飛ばされてしまってな。場所は○○辺りの方なんだが、それを示すデータがその際に壊れてしまったんだ。そこは…遠慮して欲しい」
「マジかよ、そんな事もあるもんだな。まるでさっきの野郎と一緒だぜ」
っとその言葉に俺は思わず眉を動かす。
さっきの野郎…? おいおいもしかして…。
そう考えていると、オッサンがある準備を終える。
「よし、登録の準備は出来た。あとはテストだな」
「テストか」
「おう。仕事を回す前に、お前がどの程度の腕前か分からねぇし、どんな仕事を回したら良いのか分かんねぇだろう?」
「そうだな。ご尤もだ、それで試すには?」
「すぐ近くに訓練用のシミュレーターがある。そいつでやって貰うぞ。それに丁度あいつのテストも終わるだろうしな」
そう言っていると奥からある2人が来る。
「はぁ~終わった終わった」
「正直見ているアタシはなんだか嫌な感じよ!」
「何で?」
っと言っていると、奥から2人の男女がやって来て、オッサンがその内の女性に問いかける。
「おーい『エルマ』!ちょっと来てくれ」
「はぁ?何よ一体」
その様子に俺は思わず目を細める。
丁度俺の目に、この物語の主人公である「キャプテン・ヒロ」が居るのだ。
意外と簡単に会えたなおい…。
春樹とヒロ、意外と早く出会えた。
感想と誤字と評価、よろしくお願いいたします。