魔法少女リリカルなのは ~ kaleid liner ~   作:クオリア778

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しまった金髪少女は次だった···(汗)

と、取り敢えずどぞー


第2話 幕間1

 

 

引き続きバニングス邸のリビングなう。

マイソンだか何だか言う高い食器を出されて、正直緊張で味もわかりませぬ。

そもそも庶民に何を出してるんですか。

「オーケー、ユーノ。あなたの事情は理解したわ」

「うん。立派だと思うけど、危険な事だよね」

「でもユーノ君が回収に来なかったら、今日みたいなのが別の人に襲いかかってたかもなんだよね?」

そうなんだよなぁ。

あの場所には塀などの[足止めに成りうる物]がなかった。

だからオレがいなかった場合、デバイスの初期設定を終えるだけの時間が稼げなかったかもしれない。

つまりユーノ・なのはに加えすずかやアリサまでケガ、或いは命を落としていた可能性がある。

「うむ。それに関しては戦える人物がいた事も幸いだった」

「確かにそうですね。認めるのは癪ですが」

「もう恭也ったら。ゴメンねソーマ君」

「いえ」

けれどその結果、原作より遥かに早く魔法バレしてしまった。

欠片程度の原作知識しか持っていなかったが、FATEちゃんを助けないといけない事は覚えている。

「そういえばソーマの魔法ってどんなの?」

「······」

「···ソーマ?」

だからこそ、こんな早期の原作乖離は避けたかったんだが···。

「だからアンタは何で私の時だけボケッとしてるの!?」

「アウチ」

デコに当たってテーブルに転がるソレ。

「ゴムボール? アリサ、これは?」

「喜びなさい。アンタ対策よ」

「毎回殴るわけにもいかないからって」

「ちょ、すずか!?」

出来れば殴りはナシで頼みたいんだけど。

まぁアイツへの対応と較べたら、天と地ほどの差があるけどさ。

「······まあいいか。それで? 何か用事だったか?」

「え? ああ、そう。アンタの魔法を教えてよ。何かユーノ達の···ミッド式だっけ? それとは全然違うっぽいし」

「そうだよソーマ。あれはミッドどころかベルカでもないよね?」

「ああ、あれなあ。······こことは別の歴史を辿った地球の魔法だよ」

すたーぷらちな・ざ・わーるど。

「こことは別の歴史···パラレルワールド!?」

「お? 流石は文学少女すずか。正解だ」

取り敢えず[転生]なんて信じて貰えないだろうし。

嘘と真実を織り混ぜて話して誤魔化すか。

「まず元々オレは、所謂[ファンタジー]な世界にいたんだ。そこでディセンダーという勇者的存在と出会って···」

マイソロ3なら完全な異世界だし、特典的にも一致するから問題ないだろ。

この世界にテイルズないしな。

しかしあの駄女神は何て特典の付け方だよ。

[プリズマイリヤの能力]に[平行世界の運営]に[テイルズの全魔法]とか。

単品でも充分なチートだってのに···オリ主無双でヒャッハーさせようとでも思ったのかねぇ?

「---で、ヘマ踏んで別の地球に落ちた訳だ」

···ん? 今の?

説明しながら考えてたんだよ。

「でもこっから先は更に長くなるから、また今度という事で」

「ええっ!? 続きが気になるよ!」

「小説はそこまで読まないけど、ここでお預けはないんじゃないの?」

「私もその······気になるかなぁ、なんて」

「いやいやいやいや。本題はオレの魔法だろ?」

型月世界の話を作るのは流石にキツい。

「でも···」

「すずかちゃん、また今度聞いたらいいよ。一応とはいえ男なんだ。二言はないよな?」

「ええ、ちゃんと話しますよ」

いつか、ネ?

「う~ ······分かったよ。約束だからね?」

「了解。内容を纏めておくよ」

「うん。」

さてと、それじゃあ···

「あの時に使ったのは[投影]と呼ばれる魔法だよ。効果は物体の複製を魔力で作成する事」

「······」

「······」

「······え? それだけ?」

「やった事はそれだけだね。あとは[強化]で身体能力を補強した位かな」

「いや待ちなさいよ! あのトドメのは何よ!?」

やっぱりそこに食いつくか!

流石はアリサ、格ゲー好きは伊達じゃないな!

「それに、あの時変身したよね? バリアジャケットっていうのじゃないみたいだけど?」

鋭いなー。

どうにかして誤魔化すか······?

「あ。やっぱり何か隠してるの」

「え、何が?」

「ソーマ君って何かを隠す時に、左の耳たぶがピクッてなるの」

[んふー♪]と言わんばかりに得意気ななのは。

何この子、目端が利く所じゃないんだけど!?

助けてくれと視線を送ってみよう。

「······」

「? ······(は。)」

ちょっとそこの戦闘狂!

鼻で笑いやがりましたよオイ!?

「······(にこっ)」

おおう(汗)

眩しい笑顔だけど、背中からスパナとドリルが見えてる。

「······リアル四面楚歌···」

「まぁ諦めろ。これで足掻くようなら母さんを投入s」

「よしサッサと説明するぞ」

詰んだ。

だって桃子さん、背後に[ドドドドド······]って見えるんだぜ?

「使った魔法が[投影]である事に嘘はない。あの時のオレは英雄を降ろした状態だったってだけだよ」

「······?」

「ソーマ、不思議な言葉が聞こえたが?」

「言ったとも。オレのレアスキルの1つでな。名を[カレイドライナー]というんだ」

本当は神製スキルだけどな。

「どんな能力なの?」

ワクワクしてるねぇすずかさんや。

「英霊の力を編み込んだ[カード]を創り出し、それを媒介にして英霊を自身に上書きする能力だ」

「······ほえ?」

「簡単に言えば、英雄になるのさ」

「それはつまり、宮本武蔵にもなれるのか!?」

何で武蔵······ああ、二刀流の剣士だからか。

マテリアルが揃えば大丈夫だと思うけど、取り敢えず。

「現状では無理ですけど、代わりに佐々木小次郎ならなれますよ」

デフォルトで基本セットに入ってるし。

彼って抗魔力が低いからセイバークラスに該当しないんだよなぁ

「その方と試合を是非!」

「いいですよ······と。ユーノ、今の感覚は···」

なのはも何か感じたみたいだし。

「······うん、間違いなくジュエルシードだよ」

「なら急がなくちゃ。誰かが襲われるかも!」

そう言えば、何が起こるかわからないんだった。

原作知識はそもそも当てにできる程にはない。

ならば被害が出る前に事態の収集に尽くすまでだ。

「手持ちで最速の英霊は······ランサーか」

右手を掲げる。

自分にしか見えない情報が編み込まれていく。

傍目には光の粒子がカード状に集まっていくように見えているだろう。

「わぁ···!」

「ランサー ···槍使いか。······強いのか?」

強いですよ、間違いなくね。

「さあ望みの戦場だぞクーフーリン。[夢幻召喚(インストール)]!」

「[光の御子]ー!」

「何てもん呼んでんのよ!?」

彼の英霊の戦闘服、通称[全身青タイツ]に身を包み、窓から飛び出した。

「ちょっと! ケガしないでよね!」

「ソーマ君待ってよー!」

「なのはちゃんも気を付けてね!」

「はーい、ってソーマ君足速っ!?」

優秀なサポーターが付いている以上、なのはを放置して現場に向かっても大丈夫だろう。

万が一これが陽動であっても、なのは自身の堅さがあれば暫くは保つし。

目下の最優先事項は最速で辿り着き、相手のアクション前に一撃殺···!

「神の戯れ如きに全てを狂わされてたまるか!」

 

 

 

 




舞い踊る金と橙に対峙するは猛り吼える黒

駆けつけた桃色の少女は災厄のイメージを幻視する

蒼い猛犬と鉛の巨人

ここに有り得ざる神話が再現される


次回も宜しくです♪

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