──2026年
古代から目を覚まし現代に姿を現した、不思議な
あるものは人を養分と見定めて襲い、あるものは人との共生を望んでいる。
人と
2つの種族による地球の覇権争いが始まろうとするこの世界の運命は、一人の青年の胸に託された。
マッシュルームヘアーの茶髪の青年が、胸に巻いたベルトにコインをセットすると、地面にタンポポが咲き乱れ、青年の姿が変わる。
植物と動物の力をその身に宿し、命を咲かせるその戦士の名前は──
「今日も元気に育ってるなぁ~」
タンポポを花を眺めながら、満面の笑みを浮かべる青年──【鉢植幕斗】。
「この世界の歴史も、ドリアード達の歴史も、まだまだ謎だらけなんだよ」
歴史書を手に明るい笑みを見せるシニオンヘアーの少女──【舞上花子】。
「これ絶対スクープになりますよ!!」
カメラを構える七三ヘアーの青年──【雉野鏡花】。
全身が蔦に包まれ、植物の意匠を持った怪物達が、触手を伸ばして一般人の女性達を連れ去っていく。
「ヴォイニッチ手稿……古代が遺した世界救済の道標…か……」
連れ去られた女性達が、緑色の液体で満たされたプールの中に放り込まれていく光景を眺めながら、フードを被った青年は、手にしていた本を閉じる。
「貴方なら……このベルトを託せる!」
幕斗に緑色の胸ベルト──“プラントドライバー”と、ドリアードの力を宿したコイン──“ドリアードコイン”を託した月下美人のドリアード──【ルナ】。
爆発する建物。
蔦のようなものに絡まれ、連れ去られていく人々。
人々を襲う、植物のような姿をした怪人──ドリアード。
「愛しき植物達を穢す人間共を私達の手で排除し、世界をあるべき姿へと還しましょう」
「……」
「……」
濃いピンク色の髪をした女性──【オウガ】は、手にしていた本の内容に目を通しながら呟くと、暗闇の中に佇んでいた二人組がゆっくりと顔を上げる。
幕斗はタンポポとライオンの意匠が刻まれたコインを弾くと、それを片手でキャッチする。
「植物も人間も命なんだ!だから、絶対に守る!!」
黄色と緑の戦士──仮面ライダープラントに変身した幕斗は、殴りかかろうとしたドリアードの拳をかわし、カウンターのキックでドリアード蹴り飛ばす。
紫色のラベンダーと犬を模した姿となったプラントが、ドリアードが飛ばす種子の形をした弾丸を避けながら前へと走る。
青緑色のホウセンとカエルを模した姿となったプラントが、水飛沫を上げながらジャンプをする。
オレンジ色のヒナゲシとシカを模した姿となったプラントが、体から淡いオレンジの光を放つ。
──命を、未来を咲かせる!
──新たなる仮面ライダーの歴史が幕を開ける!
──近日始動!!
感想、評価お待ちしております。