レア職でも【うんこマン】呼ばわりは嫌なので、転職ガチャの為にチートクソスキルで金策する!   作:粉みかん汁

4 / 5
第4話

 大神官──妻との結婚生活も落ち着いてきたな。

 もちろん今でもラブラブだが。

 妻とはやることやってたから子供もたくさんできた。

 

 よし、久しぶりに転職ガチャを回してみよう。

 ……ハイクソォ!

 やっぱりうんこマンだったよ。

 

 なんでぇ?

 俺に雇われて働いてた無職とか、転職ガチャ一発で大工に転職してるけどなんで俺はダメなの?

 やっぱり世の中クソだな!

 

 久しぶりに転職ガチャを回した日の夜、妻に俺の大好物を作ってもらえてよかったよ。

 これで気を取り直してなかったら、枕を涙で濡らしてたかもしれん。

 

 ……おっと、職業神殿のお偉いさんから聖人認定の打診かぁ。

 まぁ俺に損はないし、歴史に聖人として残るからありがたくこのまま貰っておくか。

 

 職業神殿の再建が済んでも、不審火による被害が残っている地域は多い。

 建設ラッシュはまだまだ続くぜ。

 

 建設事業は大いに儲かり、いつしか俺は建設王と呼ばれるようになった。

 

 ついでに下水処理施設を中央以外にも建てたし、これで地方のうんこを搾取できるな。

 これでレンガをもっと作れるし建設がはかどりそう。

 

 国の復興に建設で尽力した偉人として、また国から表彰されちゃったりもしたなぁ。

 一代限りで俸給も少なめとはいえ、男爵の地位も貰った。

 

 ……建設事業で雇用を生んでるから問題になってないだけで、転職石はまだ高いんだよなぁ。

 

 なんでも転職石が採れる鉱床では、転職石を食う龍の魔物──地龍とよく遭遇するようになって危ないらしい。

 

 まぁ俺が転職ガチャを回しすぎて、わりと数多くの鉱床で転職石が枯渇したしな。

 

 一応、鉱床は時間経過で自然回復する。

 いずれまた転職石は採れるが、その鉱床の自然回復速度はクッソ遅い。

 地龍も飯を食うのに必死というわけだ。

 

 俺は大金持ちだから、子供が成人した時に転職ガチャをたくさん回させることはできる。

 が、その上で少しでも試行回数を増やせるようにしておきたい。

 

 転職石の価格が安くなるように動こう。

 子供がうんこマン呼ばわりされたら嫌だしな、俺。

 

 当初よりはうんこマンの印象マシになったとはいえ、嫌なもんは嫌だわ。

 

 俺は糞毒火矢事業を立ち上げることにした。

 うんこから作り上げた糞毒火矢を使って地龍を倒すのだ。

 

 下水処理施設に溜め込んだうんこを、うんちスキルで一瞬で発酵させて硝石を生成。

 硝石に硫黄と木炭を加えることで黒色火薬ができるぞ。

 

 あとは、黒色火薬とうんこ含有の糞毒を矢尻に仕込めば糞毒火矢の完成だぁ!

 

 俺の糞毒火矢は効果絶大で地龍はバタバタ倒れていった。

 やったぜ。

 

 黒色火薬の爆発と糞毒による傷の悪化の二段構えがあるからな。

 たとえ爆発の火力不足ですぐ死ななくても、糞毒で苦しみ抜いた末に死ぬぞ。

 

 地龍のうんこを熟成させたら甘い香りになることもわかった。

 うんこで死んだ地龍の、うんこからできた香水はどうだろうか?

 

 ……好評だわ。

 妻が香水をつけてみたいと言ったので使わせてみたが、明らかに妻の機嫌がいい。

 

 甘くていい匂いが長持ちするしこれは売れるぞ。

 地龍のうんこからできたこの香水をドランチと名付けよう。

 

 人のうんこ産じゃない分安定供給は難しいし、ドランチは上流階級向けに売り出してみるか。

 討伐隊に糞毒火矢を持たせてどんどん地龍を倒してもらおうよ。

 

 地龍はみるみるうちに数を減らしていく。

 代わりに転職石は採りやすくなったな。

 

 転職石の値段は明らかに下がったし、安定供給できるから転職ガチャを回しやすくなっていいね。

 

 つーか、地龍を倒しすぎてこのままのペースでやったらそのうち絶滅するわ。

 糞毒火矢開発者の俺にドラゴンスレイヤーの異名がつくレベルで地龍の数が減ったしな。

 

 香水の売れ行きは順調そのもの。

 

 できるだけ長く売り続ける為に、討伐隊の活動そのものは減らして香水の値段を上げる必要がありそう。

 それでも買ってくれそうだし。

 

 あと今のうちに下水処理施設をアップデートしておく。

 ……だいぶというか一年ぐらい時間はかかったがこれでよし。

 

 下水処理施設で、自動的に固形燃料とレンガと黒色火薬を作れるようになったぜ。

 いちいち俺がうんちスキルを使う手間が省けたし、これで俺の活動距離が広がるな。

 

 ……職業神殿のお偉いさんと国のお偉いさんの推薦で、俺は領地持ちの辺境伯になった。

 やったぁ。

 

 今度は男爵と違って一代限りじゃないし、領地をちゃんと経営していれば世襲できるぞ。

 これまで積み上げてきた功績が合わさった結果だな。

 

 辺境伯になったら国に税金を納めなくていいみたいだし助かるわ。

 その代わり、人間の敵である魔族に対処する義務はあるけども。

 

 俺の職業はうんこマンであって貴族じゃないが、領地経営に支障はない。

 領地経営で俺のうんちスキルがあまり役に立たなくても、金の力でできる人を雇えばいいしな。

 

 つーか、これまで事業を進める時もできる人を雇ってやってきたし今まで通りだわ。

 とりあえず城に住んでみたかったし、俺の領地にレンガ製のデカい居城を建設したぜ。

 

 ……え?

 クソ魔族どもが俺の領地に侵攻してきた?

 

 ぶっころす。

 

 俺は、侵攻してきた魔族軍を辺境伯軍で返り討ちにすることにした。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。