小さな女の子にTSしたから、センシティブなミッションを達成してレベルアップする 作:大崎 狂花
(マジでまずいよ・・・・・・どうしよう・・・・・・)
シュロは、1人冷や汗を流していた。当たり前だ。誰か、自分の妹の目の前で露出ケツアナプレイをして狼狽しないヤツがいるだろうか。いない。狼狽しないヤツなんて、この世に1人だっていやしない。いるとすれば、それは──
「ふふ・・・・・・楽しくなってきましたね♡」
隣にいるヤツみたいな、変態だけだ。
まあ、こうなってしまったからには仕方がない。シュロは、とりあえず妹を接客することにした。
というか、よく考えたらケツに何か挿入れてなくたって、メイド喫茶で妹を接客するとか普通に小っ恥ずかしいことだ。
「・・・・・・!」
でも、こんなふうにワクワクして目を輝かしているルラを見たら、兄としてはその期待を裏切れないと思ってしまう。
だから、シュロは言われた通りに満面の笑みを浮かべて教わった通りに
「・・・・・・お帰りなさいませ、お嬢様」
改めて、そう言って迎え入れた。
「わあー!」
・・・・・・実の妹に向かってメイド仕草をするのはけっこう恥ずかしいけれども、まあ、喜んでくれてるみたいだし良しとしよう。
問題はこのあとなのだ。
「さてと、それではお嬢様。お席にご案内いたします」
ルラを席に案内する。
ルラが席に座ると、
「それじゃあ、シュロさんも座りましょっか♡」
隣にいたサクがそう囁いてくる。
そうなのだ。このメイド喫茶は、メイドがご主人様/お嬢様の対面に座って接客するというスタイルでやっているのだ! それってメイドか? という疑問がなくはないが、とりあえずそういうことになっているのだ。
そう、座る。座るのだ。
「・・・・・・」
シュロがちょっと躊躇していると
「では、私から先に座らせてもらいますね」
そう言って、サクはルラの対面にあるシートの奥の方へ座った。
(よくこの状態で平気に座れるよな・・・・・・)
サクは何事もないかのように平気で座っている。いや、よく見るとちょっと頬が赤らでいるので平気ではないのかもしれない。でも、ちょっと見ただけでは全然自然に見えるくらい変わったところがない。やっぱりプロはすごいね。露出のプロだ・・・・・・。
こうなっては仕方がないとシュロも覚悟を決めてルラの対面、サクの隣に座る。
「・・・・・・っ♡」
座ることでしっぽがより奥へと押し込まれ、少し気持ちよくなってしまうが、なんとか顔に出さないようにして堪える。
「えっと、それではお嬢様。メニューです」
そう言って、シュロはメニューをルラに渡す。
「せっかくだし、今日はタダでいいよ! お代はいらないから、好きなもの頼んでよ!」
クロが、そんな嬉しいことを言ってくれた。
「ほんと!?」
「いいのか? クロ」
ルラは目を輝かせるが、シュロは心配そうにそう問いかけた。
「いいっていいって! 今日はシュロ効果でそこそこ稼がせてもらったし、店長権限で無料にしちゃう!」
本当にいいのかと心配になるが、そういうことならここはお言葉に甘えさせてもらおう。
「じゃあ、えっと・・・・・・」
ルラはメニューに目を落とす。目をキラキラさせながらメニューを眺めていた。
(ずいぶん、嬉しそうにしてるな・・・・・・)
シュロは、嬉しそうにメニューを眺めるルラを、これまた嬉しそうに、微笑ましそうに眺めていた。
そして、そんなふうにルラのことを眺めているシュロを、これまた微笑ましそうに他のメイドたちがこっそりと眺めていた。
そんなふうにメニュを見ていたルラは、しばらくすると顔を上げて元気よく注文した。
「じゃあ、とんかつ定食一つ!」
「──いやなんでメイド喫茶にそんなものがあるんだよ」
今までしっぽに集中してて気が付かなかったけど、メニューにはなぜかとんかつ定食があった。なんでだよ。
「『キャベツ千切り速度アップ』スキルの有効活用だよ!」
「ああ、そういえばクロはそんなスキルを持ってたな・・・・・・」
前に言った、スキルポイントを全部『キャベツ千切り速度アップ』スキルに変えてしまって爆死した友人とは、何を隠そうクロのことなのである。
「じゃあ少々お待ちくださいね!」
少々お待ちくださいね、そう言ったのに奥に引っ込むやいなやすぐに出てきた。
「お待たせしましたー!」
「いや待ってないよ! 早いな!」
「キャベツ千切りスキルだけじゃなくて、とんかつ超速調理スキルも最近手に入れたからね! とんかつにおいて死角なしだよ!」
「すげえな・・・・・・なんて無駄な強運なんだよ・・・・・・」
とんかつチートで異世界無双とか出来そうな勢いだ。・・・・・・なんかそういう作品、もうありそうな気がする。
とりあえず、そんなこんなでルラの前にとんかつ定食が提供される。
「わあ・・・・・・!」
なんか無駄に美味そうだ。
「それじゃあシュロ。魔法の言葉を唱えながら、このとんかつソースで絵を描いてね」
「普通オムライスにケチャップでやるヤツなんだよそれは」
シュロはツッコみながらも、とんかつソースを手にしてとんかつに絵を描いていこうとするが──
「──!」
突然に。
今まで静穏を保っていたお尻の穴のしっぽが、また唐突に動き出した。犯人は1人しかいない。
(あいつ・・・・・・!)
シュロがきっと視線鋭く振り向くと、やはりサクが妖しく笑っていた。
サクは、ただ先ほどまでと同じようにしっぽを動かしたわけではない。
(さっきまでと違って、動きにバリエーションをつけてる・・・・・・!)
さっきまでみたいにただ抜き挿しさせるだけではない。ブブブ・・・・・・と振動させたり、穴の中を掻き回すように回転させたりと、色々なバリエーションをつけ、確実にこちらを絶頂させようと狙ってきている。
「ふふ・・・・・・ほら、どうしたんですかシュロさん。早く魔法の言葉を唱えて絵を描いてあげないと」
妖しく笑って、サクがそうやって促してくる。
(・・・・・・ええい! やってやる! こうなったら思い切りよくやってやるぞ!)
シュロは覚悟を決めてやってやることにした。
「お゛っ♡・・・・・・いしくなあれ。も、萌え萌えきゅん・・・・・・♡ んっ♡」
ただでさえ恥ずかしい魔法の言葉を、シュロは露出ケツアナプレイをしながら、アヘ顔気味でオホ声出しかけになってもなんとかやり遂げた。とんかつの上に描かれたハートの絵もちょっと歪んではいるけど、なんとかやり遂げたのだ!
「すごい! メイドさんの魔法の言葉、生で初めて見た!」
ルラにも気づかれずに済んだみたいだ。
「まっ・・・・・・まあ、冷めないうちに、早く食べなよ」
「そうだね! それじゃあいただきます!」
ルラはとんかつ定食を食べ始める。
そうやってとんかつ定食を食べながら、ルラはシュロ、サクの2人と楽しく話したりした。このメイド喫茶は、こういうコンセプトなのだ。時にはメイド同士がイチャイチャ仲良く百合ゆりしてるのを、客がただ眺めるだけというのもある。
まあ、今は3人仲良く喋っていただけなのだが、シュロはそんな中でも密かに絶対絶命の危機に陥っていた。
「んっ♡ んんっ・・・・・・!」
何度か少し声を漏らしてしまって、その度に咳払いをして誤魔化している。元々、さっきからしっぽを動かされていて準備は出来てしまっていたのだ。
少しずつタイムリミットが近づいてきている。『頂点』が近いのだ。絶頂しそうなのだ。普通に。
やはりサクは強い。普段から自分でやっているだけに、しっぽをどうやって動かせば気持ちよく感じて、どうすればうまく絶頂まで導けるかを熟知しているのだ。
そして──
「あー、気持ちいいですね・・・・・・♡ 自分の妹の前で、お尻の穴いーっぱいほじほじされちゃうの、気持ちいいですね・・・・・・♡」
サクはそうやって、隙を見て耳元で囁いてくる。その度に、自分が今直面している異常な状況を無理やり理解させられて、肉体的な快感だけでなく、精神的な快感をも高められてしまう。人は、やっぱり自分がやってはいけないことをしていることに快感を感じる生き物なのだ。
「妹さんはこんなにも純真にこのお店を楽しんでいるのに、シュロさんは隠れてこんなことをしているなんて、本当に、いけない子ですね・・・・・・恥ずかしい子ですね・・・・・・♡」
「やっ・・・・・・やめてください・・・・・・」
「あら、やめていいんですか? でも、今のシュロさん、すっごく気持ちよさそうですよ。本当は、やめてほしいなんて思ってないんじゃないですか?」
「そっ、そんなこと・・・・・・!」
「そんなこと、あるでしょう・・・・・・?」
いや違うのだ。これは、きちんと最後までやり遂げないと、きっとミッション失敗になってしまうであろうというなんかそう言ったアレで、つまりミッション達成のために仕方なくやっているだけなのだ。だから、決して気持ちいいからもっとやってほしいとか思っているわけではない、のだ・・・・・・。
「──ッ♡ ──ッ♡」
シュロは、何度も頭が真っ白になりそうになりながらも、強靭な意志でなんとか堪えていた。
「お゛ッ♡ ・・・・・・もしろかった? その映画・・・・・・」
と、こんな感じで何度かオホ声未遂とアヘ顔未遂をやらかしながらも、なんとか達しないように頑張っていたのだ。
しかし、そんなことをしていたらルラに少し変に思われてしまったようで
「お兄ちゃん、大丈夫? なんかちょっと、具合悪そうだけど・・・・・・」
そんなふうに、心配そうな顔で聞かれてしまった。
(なんかちょっと、申し訳ないな・・・・・・)
シュロはちょっと罪悪感を抱いてしまう。
(いや、てかヤバい! なんとかバレないようにしないと・・・・・・!)
シュロはゾクゾクと背筋から脳のてっぺんまで駆け上ってくる快感をなんとか堪えながら、ややチカチカしてホワイトが支配していく脳内を必死に回転させて言い繕おうとする。
言い繕おうとした、のだが──
「ふふ・・・・・・♡」
その瞬間、サクが妖しく笑った。そして、先ほどよりもさらに激しくシュロのしっぽが動き始めた。
それに、シュロの耳が、見えない何かによって舐められているような感覚がある。
「『悪魔の見えざる舌』・・・・・・私のとっておきの、素敵な素敵なスキルです・・・・・・念動力と同じで、いいスキルでしょう?」
まだ、こんなスキルを隠し持っていたらしい。
「妹さんに見られながら、なんて、きっとものすごく気持ちいいと思います・・・・・・♡」
お尻からの激しい刺激と、耳を舐められていく感触。背筋を走るゾクゾクがもう抑えようもないほどに、どうしようもなく気持ちよくて、視界がさらにチカチカして、脳みそがぐちゃぐちゃトロトロの真っ白になっていく。
「へいっ・・・・・・き・・・・・・お兄ちゃんは、平気だから・・・・・・」
なんとかそれだけを搾り出すように言う。ルラの視線を感じる。ルラの視線で、脳みそには背徳感というエッセンスが加えられて、さらにぐちゃぐちゃトロトロのホワイトになっていく。
そして──
「─────ッッ♡♡♡」
シュロは頂点へと達したのであった。
何度も何度も、抑えようと思うたびに抑えきれない快感が脳みそ真っ白にして、真っ白の上に真っ白を重ねていく。脳みそが快楽漬けになって、ばかになってふやけていく。
「────ぉッ、ほぉ゛ッ・・・・・・♡」
・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・
しばらく、快感の余韻に浸っていたシュロは、ややあって無事に戻ってきてから、まだどことなくぼんやりとする脳みそを必死に回転させて、心配そうに自分を見つめるルラに
「だ、大丈夫だよ・・・・・・ちょっと疲れてぼんやりしちゃってただけだから・・・・・・」
そう言って、ややぎこちない笑顔を浮かべながらダブルピースを決めたのであった。
◇
・・・・・・
「はー」
シュロは、家に帰ってくるや否やすぐに布団を敷いて、そこに倒れ込んだ。
「今日はお疲れ様、お兄ちゃん。ゆっくり休んでね」
ルラが優しく言ってくる。ルラはとんかつ定食食べたし、シュロもとんかつ弁当をもらったので、今日は夕飯を作る必要はない。しばらくはこうやって休んでいよう。
(しかし、今日は本当に疲れたな・・・・・・)
今日はかなり疲れる1日だった。
シュロは布団の上で寝転がってぼーっとしながら、帰り際、サクから言われた言葉を思い出していた。
『また一緒に遊びましょうね。シュロさん・・・・・・♡』
・・・・・・
(出来ればもう会いたくはねえなあ・・・・・・)
シュロは心の中で、そう呟くのだった。
まあ、無事レベルは上がってたからとりあえずは結果オーライだ!!
ケツアナ編、完!