ヒロアカ世界で夜を生き、闇を彷徨うヴィランになる物語 作:テラテラ(仮)
始まりは絶望から
この世界がヒロアカの世界だと気づいた時にはもう遅かった。
すぐ近くには両親の亡骸が横たわり、目の前には彼らを殺したオール・フォー・ワンが立っている。彼は、じっと俺を見つめていた。
「・・・随分と使えそうな子供じゃないか」
オール・フォー・ワンはそう言いながらこちらに近づいてきた。
「ひぃ!」
いつのまにかそんな悲鳴が口から出ていた。
「怖がらなくていい、大丈夫だ、殺さないよ」
嘘だ、俺を騙そうとしている。相手があのオール・フォー・ワンなのだから、警戒するのは当然だった。
「怪しまなくていい、今ここで殺さないのがその証明さ」
確かに、彼の気まぐれひとつで一瞬のうちに命を奪われるのは分かっている。なんなら、ここで死んだ方が楽かもしれない。
人は極限の窮地に立たされると、こうも思考が加速するものらしい。脳内でいくつもの選択肢が激しく交差していく。
「単刀直入に言おう、僕のもとで生きないかい?君とほぼ同年代の子だっている、手厚く歓迎するよ」
手を取ったら確実にヒロアカの主人公と対立する。そして最後は何も活躍できずにヒーローに捕まるか、死柄木たちみたいに死ぬかのどれかだ。幸せに生きる道などない。
でも、取らなかったらここで終わり。どちらが良いかなんて選べるはずもなかった。
・・・気づいた時には手を取っていた。
「それでいい、ようこそ
それが、俺の2度目の人生での大きな転換期だった。
「姉貴、雄英高校に入学するんだってな」
死柄木が面倒くさそうにそう聞いてきた。
あの選択から早数年、
ここ数年で死柄木が懐いたり、オール・フォー・ワンに信頼されたり?と原作が壊れそうなことがいっぱいあった。まあ、原作なんて知ったこっちゃないとは思っているが。
人は時が経てば変わるもので、人を殺すことに躊躇いがなくなってきた。殺しているのはチンピラヴィランどもだからセーフだけども。・・・セーフではないか。
「まあね、
「やっぱり雄英のスパイとして、か?」
「そうだね、あとは少し気になってたしね」
「気になってた?」
「うん、ヒーローの卵たちがどんなものか、この目で見ておきたくなったからね」
「ふーん・・・」
めっちゃ怪しんでる、ウソジャナイヨ、嘘じゃないって、嘘じゃないっつってんだろ!!
・・・嘘ですはい、本当は原作キャラに会いたいだけです。いいじゃないですか、推しを近くで見たいなんていう欲望があっても。
・・・まあ、もう一つの理由としては、オール・フォー・ワンが私を従順な僕と油断したその隙に
いつか必ず、殺すために。
まあ見ててよ、これは、私がオール・フォー・ワンに復讐を果たすまでの物語だ。
AFOが主人公を助けたのは、なんかこうビビッときた!ということにしておいてくだせぇ
それはそうと文章を書こうとすると必ず何処かしらにミームネタが入るんだよねぇ、不思議だよね