その次の日は学校が休みだったため、一勇は穿界門を通って、尸魂界にある苺花(いちか)の家へ遊びに行くことになりました。
「一勇! 来たわね!」
阿散井邸の広い庭で、苺花は木刀を構えて待ち構えていました。昨日の今日で、一勇に実力で先を行かれている気がしてならず、一晩中悔しくて仕方がなかったのです。
「あんたに決闘を申し込むわ! 昨日の霊圧はあんたの方が上かもしれないけど、実戦の技術なら私の方が上なんだから!」
縁側では、恋次とルキアがお茶を飲みながら「また始まったよ」と適当にその様子を眺めています。
「よし、いくわよ!」
苺花が地面を強く踏みしめると、その姿が一瞬で掻き消えました。六番隊隊長であり、叔父でもある朽木白哉から直々に仕込まれた「瞬歩(しゅんぽ)」です。並の院生では目で追うことすらできない速度で、苺花は一勇の背後に回り込みました。
「もらったぁ!」
しかし、一勇は驚く風でもなく、苺花の足元の霊子の動きをじっと見つめていました。
「……へえ、足の裏の力をこうやって弾ませるんだ」
――パァン!
次の瞬間、軽快な音と共に、一勇の姿もまたその場から消え去りました。
「えっ!?」
驚いたのは苺花だけではありません。縁側でのんびりお茶をすすっていた恋次とルキアが、ガタッと立ち上がりました。
「おい、ルキア……今の一勇の動き、まさか……」
「馬鹿な……。一度見ただけで、白哉の兄様に教わった瞬歩の身のこなしを真似したというのか!?」
一勇は最初こそ少しぎこちない動きだったものの、移動を繰り返すうちに、だんだんとその歩法を自分のものにしていきました。完全に「瞬歩」を使いこなして、苺花のスピードに軽々とついていくのです。
「すごーい! 苺花ちゃん、これとっても速く走れて楽しいね!」
無邪気に笑いながら、自分の真横を並走する一勇を見て、苺花は「な、なんなのよあんたー!」と驚愕の声を上げるしかありませんでした。
決闘だったはずの戦いは、一勇が瞬歩を覚えたことで、徐々に激しい鬼ごっこのようになっていきました。
「待ちなさいよ一勇ーっ!」
庭中を縦横無尽に駆け回る一勇を、苺花は必死に追いかけます。しかし、どれだけ速度を上げても一勇の小さな背中には届きません。
連続で瞬歩を使い続けた苺花は、やがてその場に膝をつき、肩を大きく上下させて激しい息切れを始めました。
「はぁ、はぁ……っ、な、なによその体力……あんた、化け物か何かなの……っ?」
苺花が完全にバテて動きを止めたのを見て、一勇もぴょんと近くの木の上に飛び降ります。息一つ乱していない一勇は、自分の足元を見つめながら、ふと好奇心に目を輝かせました。
(足の裏の力を、もっとギュッと集めて、おじさんに教わったみたいに一気にドカンって爆発させたら……一回でどこまで行けるんだろう?)
藍染から授かった高次元の霊圧収束技術と、今覚えたばかりの瞬歩。一勇の頭の中で、その二つの知識が危険な融合を果たそうとしていました。
「ちょっと試してくーるね!」
――ドゴォォォン!!!
空気が爆ぜるような凄まじい轟音と共に、一勇の姿がかき消えました。
それはもはや「瞬歩」という生易しいものではなく、空間そのものを踏み抜いたかのような超音速の移動でした。あまりの衝撃波に、阿散井邸の庭の木々が激しく揺れ、縁側で見ていた恋次のお茶の湯呑みがガタガタと音を立てて割れます。
「おいおいおい!? どこまで飛んで行きやがったあいつは!?」
「何という踏み込みの強さだ……! 追うぞ、恋次!」
呆然とする苺花を置いて、恋次とルキアは慌てて一勇の消えた方角へと飛び出していきました。
その頃、一勇はたった一歩の移動で、阿散井邸どころか瀞霊廷の上空を遥かに飛び越え、世界の境界さえも曖昧にするほどの速度で、とある「お馴染みの場所」へと真っ直ぐに向かって落ちていく最中でした。
たった一歩の跳躍で、瀞霊廷の遥か上空――雲さえも眼下に見下ろすほどの高空へと到達した一勇は、その場でピタリと滞空し、空をじっと見つめました。
どこまでも広がる、底の抜けたような蒼。
一勇はその景色を見つめるうちに、胸の奥から湧き上がってくる不思議な感覚に包まれていました。
(……あれ? なんだか、ここ……)
それは、初めて見る景色のはずなのに、なぜかとても懐かしい感じでした。
現世の自分の家とも違う、真央霊術院の教室とも違う。もっとずっと広大で、冷たくて、けれどどこか自分を優しく包み込んでくれるような、不思議な世界の記憶。
まだ八歳の彼には、それが何なのか言葉にすることはできません。
しかし、一勇の魂の奥底には、かつて世界のすべてを統べ、理の楔(くさび)として存在していた「霊王」の、そして世界の境界を揺るがす「あの黒い泥」の、人知を超えた大いなる力の残滓が確かに眠っていたのです。空の彼方から呼びかけられているようなその懐かしさに、一勇は目を細め、静かに手を伸ばしました。
その頃、地上では、一勇の放った規格外の一歩の衝撃と、上空から放たれる異質な霊圧の気配に、瀞霊廷中が静まり返っていました。恋次とルキアが上空を見上げて絶句する中、一勇はただ一人、世界の天辺で静かに微笑んでいました。
「こらーーーっ! 一勇! 何やってんのよ、早く降りてきなさーーーいっ!!」
世界の天辺で不思議な懐かしさに浸っていた一勇の耳に、地上からの大声が響きました。見下ろすと、庭からルキアと恋次、そして息を吹き返した苺花が、顔を真っ赤にして必死に手を振っています。
「あ、怒られちゃった」
一勇は苦笑いしながら、今度は覚えたての瞬歩を優しく使って、すとんと地上に降りました。
「あんたねぇ! どこまで飛んでいく気よ! 心臓が止まるかと思ったじゃない!」
苺花がツカツカと詰め寄ってきますが、一勇はケロリとした顔で空を見上げたまま、おもむろにカバンを背負い直しました。
「苺花ちゃん、追いかけっこ楽しかったね。……ぼく、今日はもう帰るね」
ルキアや恋次が呆れ果てて言葉を失う中、一勇はそれだけ言うと、手を振りながら軽やかな足取りで阿散井邸を後にしました。引き止める隙すら与えない、あまりにも自然でマイペースな去り際でした。
*
しかし、一勇が向かったのは現世の家ではありませんでした。
人目のない路地裏に入ると、一勇は空間をパチンと叩いて黒い門を開け、慣れた足取りで藍染のもとへと赴いたのです。
――パキッ。
「おじさん、また来ちゃった。今日ね、すっごく面白い走り方を覚えたんだよ」
無間の暗闇に一勇の声が響きます。
「……ふふ、そうかい。現世の陽だまりから戻るなり、随分と面白い『お土産』を背負ってきたね、黒崎一勇」
「お土産? 違うよ、これだよ。見ててね」
一勇は無間の床を軽く蹴り、藍染の目の前で小さな瞬歩を披露してみせました。
一度見ただけで死神の最高峰の歩法を模倣し、さらに自らの絶大な霊圧で昇華させた少年の姿。
一勇が目の前で瞬歩を披露してみせても、藍染は別にたいして驚いてはいませんでした。この少年が世界の理を軽々と踏み越える怪物であることは、最初から知っていたからです。
「そんなことより、黒崎一勇。君は自らの斬魄刀(ざんぱくとう)を持っているかね?」
藍染の問いかけに、一勇は「あ、うん。あるよ」と小さく頷きました。
一勇がすっと息を吸うと、その小さな体にまとっていた服が、一瞬にして黒い死覇装(しはくしょう)へと変わります。死神の姿になった一勇は、自らの背から、あるいは空間から、一本の刀を引き抜いて見せました。
「これだよ、おじさん」
藍染は拘束具の奥から、その刀を冷徹に見定めます。
まだ八歳の子供でありながら、一勇の霊圧のコントロールは完璧でした。普通、強力な霊力を制御しきれない死神の刀は、かつての父親(一護)がそうであったように、異常なほど巨大な形になってしまうものです。しかし、一勇の手にある刀の太さはいたって普通の、洗練された一振りの形を保っていました。それは、彼がその身に秘める底知れぬ霊圧を、完全に自らの内に収め切っているという何よりの証拠でした。
「……ふふ、見事だ」
藍染の口元に、歪な、しかし確かな満足の笑みが浮かびます。
「己の強大すぎる力を誇示することなく、ただ当たり前のように御している。黒崎一護の浅薄な遺伝子を継ぎながら、君のその器は、やはりどこまでも私を愉しませてくれるね」
「おじさん、僕の刀、かっこいい? これね、名前もあるんだよ」
無間の闇の中、死神の姿となった少年は、自らの完璧にコントロールされた刃を手に、無邪気で不気味な微笑みを絶やさないのでした。
「名前、なんていうんだい?」
藍染の問いに、一勇は嬉しそうに刀を前に突き出して、その名前を言ってみせました。
「えっとね、『ぴかぴか丸』っていうんだよ!」
一勇が口にしたのは、子供がその場の思いつきで付けたような、あまりにも適当な名前でした。
当然、それは斬魄刀の魂と対話して引き出した真名(しんめい)ではありません。本来の死神であれば、そんな偽りの名で呼んだところで、刀が力を貸してくれるはずもないのです。
しかし、一勇がその名を呼ぶと、彼の完璧な霊圧コントロールによって、刀身がただ物理的に凄まじく「ピカピカ」と眩い光を放ち始めました。本来の能力ではなく、己の強大な霊圧をただ光に変えて遊んでいるだけ。死神の歴史を揺るがすほどの器でありながら、やっていることはあまりにも子供の児戯そのものでした。
「……」
完璧な知性を誇る藍染も、これには流石に呆れたように、小さくため息をつくしかありませんでした。
「黒崎一勇。君のその無尽蔵の霊圧をただの光遊びに費やすのは、あまりにも退屈だ。……君は、自らの斬魄刀と会話をしたことはないのかね?」
「刀とお話し? 刀って、おしゃべりするの?」
一勇は不思議そうに首をかしげました。
「死神の刃には、それぞれ魂が宿る。君がその刀をただの道具としてではなく、内なる己自身として向き合い、その『本当の名前』を聞き出すことができたなら――世界はより、君にとって面白い場所になるはずだ」
藍染は静かに、けれど明確な誘惑を孕んだ声で、一勇に精神世界での対話を勧めてみるのでした。
「ふーん……。おじさん、僕、この中に入ってお話ししてみる!」
藍染の言葉に興味を持った一勇は、無間の床に座り込み、自らの刀を膝の上に置いてそっと目を閉じました。
意識が深く、深く沈んでいく感覚。
やがて一勇が目を開けると、そこは現世でも尸魂界でもない、彼の内なる精神世界でした。
「うわぁ……」
そこは、空も地面もすべてが赤黒く濁り、おどろおどろしい空気が渦巻く不気味な場所でした。どこか世界の裏側の暗黒を思わせるような、禍々しい深淵。
しかし一勇は怖がる風でもなく、その赤黒い地面をペタペタと踏み締めながら、無邪気に歩き始めました。
「おーい! 刀のなかの人、出ておいでー!」
一勇の呼び声に応えるように、赤黒い霧の向こうから、ゆっくりと「それ」が姿を現します。
それは、一勇と同じくらいの小さな子供の姿でした。
けれど、その体全体はドロドロとした漆黒の影に包まれており、髪も衣服もすべてが真っ黒。その闇の中から、一勇と同じ形の赤黒い瞳だけが怪しく光っていました。
「なーに? ボクを呼んだの?」
その子供は、一勇をじっと見つめました。喋り方は一勇と同じように幼い子供のそれですが、その声には一切の感情がなく、どこか冷めきった響きを帯びています。
「わあ、君、ボクの刀のなかの人? ボクは黒崎一勇! 君の名前、なんていうの?」
一勇は一歩近づき、無邪気に尋ねました。
しかし、影の子供は首を横に振ります。
「うーん、やだ。おしえてあげない」
「えー? どうして? お名前でお呼びしたいのに」
「だって、いまの君、ぜんぜんボクのこと見てないもん。ボクの名前はね、君が本当にボクを必要とした時じゃないと、ぜったい教えてあげないの」
冷めた赤黒い瞳で一勇を見つめながら、影の子供は不気味に、けれど子供らしくクスリと笑いました。
「だから、お名前はおあずけ。バイバイ、一勇」
そう言って、子供の姿が赤黒い霧の中に消えようとします。強引に現実へ帰されそうになったその瞬間、一勇は驚異的な反応速度で手を伸ばし、消えかける影の腕をガシッと掴まえました。
「えっ……!?」
消えるはずの自らの体を掴まれ、影の子供の目が驚愕に見開かれます。一勇は掴んだまま、首をかしげて無邪気に尋ねました。
「なんで教えてくれないの?」
「……離せよっ!」
影の子供は怒りながら、一勇の手を振り払いました。その表情には、先ほどまでの冷徹さはなく、自分の理を強引にねじ曲げられたことへの苛立ちが滲んでいます。
「そんなに知りたきゃ、僕を力ずくで従わせて、無理やり喋らせてみろよ!」
子供はそう叫ぶと、手元にあった斬魄刀を一勇の足元へ投げつけました。地面に突き刺さる鋭い刃。それを見つめ、一勇はどこか楽しそうに目を輝かせます。
「君が降参したら、名前を教えてくれるの?」
「ああ、そうだ。ボクの攻撃に耐えて、……いや、この赤黒い世界ごと、僕を斬れたら教えてあげるよ!」
影の子供が手をかざすと、周囲の赤黒いドロドロとした泥が、意思を持つようにうごめき始めました。そして泥は形を変え、一勇にとって最も馴染み深い二人――織姫と一護の姿をした禍々しい化け物へと変貌したのです。その化け物たちが、狂ったような咆哮を上げて一勇に襲いかかります。
「……お父さん、お母さん」
一勇は、自分の目の前に現れた両親の姿をした化け物を見つめました。
普通の子供、いや普通の死神であっても、自分の親の姿をした存在を前にすれば、恐怖や躊躇いで動けなくなるはずです。
しかし、一勇は躊躇うことなく、足元に刺さっていた斬魄刀を初めてその手に取りました。
「別に、本物じゃないもんね」
一勇の口元に、ゾクリとするほど冷徹で無垢な微笑が浮かびます。
――ザシュウッ!!!
一切の迷いがない、完璧な一閃。
一勇は、襲いかかってきた一護と織姫の化け物を、正面から一刀のもとに真っ二つに斬り裂いたのです。
両親の形をした泥が赤黒く弾け飛ぶ中、一勇は返り血の代わりに泥を浴びながら、刀を肩に担いで影の子供を真っ直ぐに見つめました。
「さあ、次は何して遊ぶ?」
「……やるね、一勇」
影の子供――無月は、ゾクリとした笑みを浮かべながら、自身の背後からもう一本の刀を引き抜きました。
それは一勇の持っている普通の刀とはまるで違う、光すらも吸い込むような漆黒の刀でした。お父さんの一護がかつて放った、すべてを黒く塗りつぶすあの「無月」の刃そのものです。
「じゃあ、次はボクが相手だよ!」
キィィィン!!!
赤黒い世界に、激しい金属音が響き渡ります。一勇の持つ洗練された刃と、無月の持つ漆黒の刃が正面から激突しました。
最初のうちは、二人の戦いは互角でした。一勇は昨日覚えたばかりの瞬歩と、藍染から学んだ霊圧の収束を組み合わせ、無月の鋭い斬撃を次々と受け流していきます。火花が散るたびに、赤黒い大地がメキメキとひび割れていきました。
しかし、戦いが進むにつれて、空間の空気が変わっていきます。
「あはは! 遅いよ、一勇!」
漆黒の刃が、次第に加速していきます。この精神世界は無月のホームグラウンド。徐々に、確実に無月が一勇を押し始めました。
一勇の頬を、無月の漆黒の刃がかすめ、赤黒い血がツッと流れます。それでも一勇の瞳からは、あの無邪気で不気味な光が消えることはありませんでした。
「あはは! 遅いよ、一勇!」
漆黒の刃が加速し、徐々に無月が一勇を押し狂わせようとした、その時でした。
赤黒い精神世界の空が、バリバリとガラスのようにひび割れ、そこから冷徹で圧倒的な『意思』が濁流となって流れ込んできたのです。
『――そこまでにしてもらおうか、黒き半身よ』
無間の底から届けられた、藍染惣右介の精神干渉。
一勇の体に残る藍染の霊圧の残滓が世界の隙間をこじ開け、精神世界そのものを縛り上げにかかったのです。
「くっ、ああっ……!? なにこれ……動け、ない……!」
空中に出現した目に見えない強大な霊圧の鎖――藍染の放った詠唱破棄の「縛道」が、無月の小さな体を完全に縫い止めました。
一瞬にして形勢は逆転し、無月は一勇に追い詰められる形となりました。目の前には、刀を構えた一勇が立っています。
「さあ、おじさんがお手伝いしてくれたよ。……でもね、ボク、君のことは斬りたくないな」
一勇は刀を少し下げ、困ったように微笑みました。自分の一部である影の子供へ、純粋な親愛を向けたのです。
完全に動きを封じられ、一勇のその歪な優しさに触れた影の子供は、深くため息をつき、仕方なく口を開きました。
「……ハァ、お邪魔虫が入っちゃうなんてね。まぁ、いいよ。いずれ知ることだ」
子供はフッと冷めた笑みを浮かべ、真っ直ぐに一勇を見つめます。
「僕の、いや、僕たちの名は――『無月(むげつ)』」
その真名が響いた瞬間、赤黒い精神世界が眩い光に包まれ、一勇の意識は現実へと引き戻されました。
*
はっと目を開けると、そこは冷たい「無間」の闇。
床に座り込んでいた一勇が立ち上がると、その手には一振りの漆黒の刀が握られていました。
それをお座敷の奥から見つめていた藍染は、完璧な仮面の裏で、かつてない衝撃に激しく魂を揺さぶられていました。
(無月、だと……?)
藍染の脳裏に、かつて空座決戦の果てに自らを打ち破った、黒崎一護のあの「最後の姿」がありありと思い出されます。己のすべてを無に帰して放たれた、あの忌まわしくも美しい漆黒の刃。
それが今、その息子の手によって、全く新しい『真名』として現世に顕現している。
手にした漆黒の刃を見つめて無邪気に笑う少年と、その姿にかつての宿敵の影を見出し、歪な悦楽に浸る孤高の反逆者。無間の底で、二人の不気味な師弟の絆は、誰にも引き裂けないほど深く刻まれていくのでした。