うららかな春の日差しが、米花町の通りを暖かく包み込んでいた。
落ち着いたクラシックが流れる、裏路地の瀟洒なカフェ『ル・プティ・ボヌール』。
その窓際の席で、一人の女性がハーブティーのカップを静かに傾けていた。
警視庁捜査一課の橘刑事である。
普段の彼女を知る者が見れば、その姿に目を疑うだろう。一切の遊びを排した漆黒のパンツスーツではなく、今日は柔らかなベージュのローゲージニットに、アイボリーのワイドパンツという、年相応の洗練された私服姿だった。
だが、その左頬には痛々しい白いガーゼが貼られ、ニットの下の右肩にはテーピングが厳重に巻かれている。数日前の警視庁地下でのテロリスト制圧において負った、名誉の負傷だ。
上層部から強制的に「一週間の絶対安静と特別休暇」を言い渡された彼女は、こうして持て余した時間をカフェでの読書に費やしていた。
「あーっ! やっぱり橘刑事だ!」
不意に、店内に場違いなほど元気な声が響いた。
橘が文庫本から顔を上げると、そこには見知った女子高生——毛利蘭と、彼女の友人で鈴木財閥の令嬢である鈴木園子が目を輝かせて立っていた。
「奇遇ですね、蘭さん」
橘が静かに微笑んで会釈する。
「こんにちは! いやー、私服だと全然雰囲気が違うから、最初気づきませんでした! すっごく大人っぽくて素敵です!」
蘭が嬉しそうに声を弾ませる。その横で、園子が興味津々といった様子で橘をまじまじと見つめていた。
「ねえねえ蘭、この綺麗な人が、あんたの言ってた本庁の凄腕女刑事さん?」
「そうだよ。園子には紹介してなかったね。警視庁捜査一課の橘刑事。この前、豪華客船の事件でご一緒したの」
「初めまして、鈴木園子です! わー、本物の女性刑事さん! しかも元SPなんて、映画みたいで超かっこいい!」
園子が身を乗り出して挨拶する。橘は少し面食らいながらも、「初めまして、鈴木さん」と丁寧に応じた。
蘭たちが橘の向かいの席に座り、コーヒーを注文する。
「お怪我、大丈夫なんですか? お父さんから、本庁の地下ですごい事件に巻き込まれたって聞いて……」
蘭が心配そうに橘の頬のガーゼを見つめた。
「ええ。かすり傷です。ただ、直属の上司と『無駄に高いスーツを台無しにした相棒』から、完全に傷が塞がるまで現場に出るなと煩く言われまして」
橘は呆れたように小さく息を吐く。
「あ、その相棒の人! 蘭から聞いたわよ!」
園子が目をキラキラさせて身を乗り出した。
「すっごく頭が良くて、映画スターみたいに高級スーツを着こなしてるイケメン刑事なんだって!? もしかして橘刑事、その人と付き合ってたりするんですか!?」
「……ぶっ」
橘が思わずハーブティーを吹き出しそうになり、口元をハンカチで押さえた。いつもの氷のような冷静さが、園子の直球すぎる質問に崩される。
「す、鈴木さん。誤解があるようですが、あの男はただのサボり魔で、給料泥棒のシネマ中毒です。私が相棒にされているのは、あの男が現場でサボらないように監視し、尻拭いをするためであって、恋愛感情などミジンコほども存在しません」
橘が早口で、しかし語気を強めて否定する。
「えー、でも豪華客船の時は、大黒刑事、橘刑事のことすごく信頼してるみたいでしたよ?」
蘭がクスクスと笑いながら追撃する。
「あれはただ、面倒な体力仕事を私に押し付けているだけです。……まあ、あの性格の悪さと口の減らなさを除けば、プロファイラーとしての腕だけは認めていますが」
橘は少しだけ視線を逸らし、ハーブティーのカップを指でなぞった。地下の安置所で震える肩にジャケットを掛けてもらった記憶が蘇り、無意識のうちに表情が柔らかくなる。
「ふーん……。なんか怪しいわねえ」
園子がニヤニヤと笑いかけた、その時だった。
「……ぐっ、がはっ……!!」
店内の奥、カウンター席に座っていた若い男が、突然喉を掻きむしるようにしてカウンターに突っ伏した。
ガシャンッ! とコーヒーカップが床に落ちて砕け散る。
男の口から白い泡が吹き出し、全身が激しく痙攣し始めた。
「きゃあああああっ!!」
店内に悲鳴が響き渡る。
「蘭さん、園子さん、下がって!」
橘の目が、休日の穏やかな光から、絶対零度の「刑事の目」へと瞬時に切り替わった。
彼女は痛む右肩を庇うことすら忘れ、弾かれたように男の元へ駆け寄る。
男の首筋に指を当て、脈を確認する。……すでに脈はない。そして、男の口元から微かに漂う、アーモンドのような甘く危険な匂い。
(……青酸系の毒物!)
橘は即座に立ち上がり、店内の客全体を鋭く威圧するような声で叫んだ。
「警察です! 誰もこの店から出ないでください! 蘭さん、すぐに110番と119番を! 園子さんは入り口のドアの前に立って、誰一人として外に出さないで!」
「は、はいっ!」
蘭と園子が、橘の完璧な指示と気迫に圧倒されながら即座に動く。
休日の平和なカフェは、一瞬にして凄惨な殺人現場へと変貌した。
三十分後。
サイレンの音とともに、目暮警部と高木刑事が鑑識班を引き連れて現場に到着した。
「橘君! 君、療養中じゃなかったのか!?」
目暮警部が、私服姿の橘を見て驚きの声を上げる。
「偶然居合わせました。現場の保存と、客の足止めは完了しています。被害者はIT企業経営者の柏木卓也、32歳。死因はおそらく青酸カリによる毒殺。毒が混入されていたのは、彼が飲んでいたアイスコーヒーです」
橘が手帳片手に淀みなく報告する。
高木刑事が遺体の状況を確認し、青ざめた顔で振り返った。
「目暮警部! 柏木さんのテーブルには、彼以外に三人の女性が同席していたようです」
目暮警部の視線の先、店内のテーブルに青ざめた顔で座らされている三人の女性がいた。
「婚約者の亜紀さん。共同経営者の美穂さん。そして、元交際相手の由美さん……。三人とも、柏木さんに呼び出されてこのカフェに集まっていたそうです」
高木が調書を見ながら説明する。
「なるほど……。柏木氏がトイレに行っている隙に、三人のうちの誰かが、彼のアイスコーヒーに毒を入れたということか」
目暮警部が腕を組む。
だが、橘の表情は険しかった。
彼女は鑑識が写真を撮っているテーブルの上の「ガムシロップの容器」を指差した。
「問題は、毒の混入経路です。毒はコーヒーに直接ではなく、あのガムシロップの容器の中に仕込まれていました。柏木がトイレから戻り、シロップを注いで飲んだ直後に倒れたんです」
「じゃあ、その容器に指紋が残っている人物が犯人……」
高木が身を乗り出す。
「いいえ。三人は柏木が席を外している間、互いに牽制し合いながら、あのシロップの容器をテーブルの中央で回し合うような形で触れています。三人全員の指紋が残っているはずです」
橘は小さく舌打ちをした。
現場の証拠収集と空間把握において、橘の右に出る者はいない。
しかし、今回の事件は最悪だった。防犯カメラは故障中。凶器の容器には容疑者全員の指紋。そして、三人の女性は全員、柏木に対して強い恨みを持っていたことが、すでに聞き込みで判明している。
物理的な証拠が完全に相殺され、容疑者たちの嘘と心理を暴き出すことでしか、犯人を特定できない状況。
(……私の専門外だわ)
橘は苛立ちとともに、自分の得意分野が「確固たる物証」と「制圧」であることを誰よりも自覚していた。
容疑者の言葉の端々に潜む矛盾や、目線の動き、そしてドロドロとした情念の絡み合いから嘘を見抜くのは、彼女の役目ではない。
橘は深く、本当に深く重い溜息を吐き、店の外へと歩き出した。
「おや? 橘さん、どうしたんですか?」
不思議そうに首を傾げる高木を無視し、橘はカフェの裏路地に出て、自分のスマートフォンを取り出した。
発信履歴の一番上。
絶対に休日に自分から掛けたくない相手の番号を、忌々しそうにタップする。
コール音は三回鳴り、やがてガチャリという音とともに、ひどく間の抜けた、退屈そうな男の声が響いた。
『——はい。こちらは警視庁が誇る世界最高のプロファイラーの専用回線です。もし借金の取り立てなら目暮警部に、面倒な書類仕事の依頼なら橘刑事に回してください』
「……そのふざけた自動音声案内、今すぐやめなさい。大黒」
橘の低く冷ややかな声に、電話口の大黒圭吾は「おや」と面白そうな声を上げた。
スピーカーの奥からは、優雅なバイオリンの生演奏と、微かにグラスの触れ合う音が聞こえてくる。
『なんだ、相棒か。どうした、休日の寂しさに耐えかねて俺の声を聴きにきたのか? あいにくだが、俺は今、銀座の一流フレンチで最高に美しい女性と優雅なランチデートの真っ最中でね。仕事の話なら月曜日に……』
電話の奥から、『誰? お仕事?』という女性の甘い声が微かに聞こえた。大黒が『すまないハニー、職場の迷子の仔猫からだ』とキザに応えるのがわかる。
「うるさい。仕事よ。仔猫の爪で顔を引っ掻かれたくなかったら、耳の穴をかっぽじって聞きなさい」
橘は単刀直入に切り出した。
「今、米花町のカフェで殺人事件に遭遇したわ。目暮警部たちも来ているけれど、物理的な証拠が膠着状態にある。容疑者は三人の女。全員に動機があり、全員に毒を混入する機会があった」
電話の向こうで、カチャリ、とワイングラスがテーブルに置かれる音がした。
『……なるほど。現場主義の鑑であるお前が、俺の頭脳に頼らざるを得ない完全な心理戦、というわけか』
大黒の声から、一瞬で「デート中のキザな男」の気配が消え失せ、血の匂いを嗅ぎつけた捕食者のような冷徹な響きが宿る。
「……悔しいけれど、そういうことよ。私には、あの三人の女たちが被っている分厚い嘘の仮面を剥がすための言葉がない。あなたのその性格の悪いハッタリが必要なのよ」
橘が忌々しそうに吐き捨てると、大黒は電話越しにフッと楽しげに笑った。
『ちょっと失礼するよ』とデート相手に短く断りを入れる声が聞こえ、大黒は完全に「捜査一課のプロファイラー」の顔へと切り替わった。
『フランソワ・オゾン監督の「8人の女たち」という映画を知っているか? 橘』
「知らないわよ」
『雪に閉ざされた屋敷で男が殺され、取り残された女たちが互いの秘密を暴露し合う密室ミステリーだ。……女という生き物は、嘘をつく時、言葉ではなく微細な仕草に必ず本性が現れる』
大黒の指示が、的確に飛び始める。
『いいか橘。お前が俺の目になれ。俺の代わりに、三人の女をプロファイリングするんだ。……まず、婚約者の女の手元を見ろ。バッグの持ち手をどう握っている?』
橘はカフェの窓越しに、店内にいる容疑者たちを鋭く観察した。
「……両手で強く握りしめているわ。関節が白くなるくらい」
『元交際相手の女の目線は?』
「刑事の質問に対し、あえて真っ直ぐに目を見つめ返している。瞬きの回数が異常に少ないわ」
『共同経営者の女の足先はどうだ?』
「……右足の爪先が、無意識にカフェの出口の方角を向いているわね」
橘が一つ一つ冷静に報告するたび、電話の向こうの大黒の思考が、まるで精密なパズルを組み上げるように加速していくのが伝わってきた。
『——いいか橘。婚約者の女がバッグを強く握りしめているのは、警察に中身を見られたくないからだ。おそらく柏木以外の男からの貢ぎ物か、あるいは柏木に隠している多額の借金の督促状でも入っているんだろう。……自分が柏木を殺したと疑われる恐怖より、その別の秘密がバレるのを恐れている状態だ』
「なるほど」
橘は壁に背中を預け、大黒の淀みないプロファイリングに静かに耳を傾ける。
『元交際相手の女が、瞬きもせずに目を見つめ返してくるのは、事前に頭の中で何度も警察に聞かれた時の台本をリハーサルしてきた証拠だ。自分が疑われないための自己防衛本能の表れだよ』
「じゃあ、足先がドアの方角を向いていた共同経営者の美穂という女が……」
『ああ。人間の足先というのは、無意識下で最もその人間の本音が現れる場所だ。彼女の意識は冷静を装っていても、深層心理では「すでに殺人の目的は達成した。一秒でも早くこの危険な現場から離脱したい」と叫んでいる。……十中八九、その女がシロップに毒を仕込んだ真犯人だ』
大黒の言葉には、一切の迷いがなかった。現場の空気も、遺体の状況も見ていないというのに、橘の報告したわずかな情報だけで、彼はすでに真実のど真ん中に立っている。
「……でも、証拠がないわ。あのシロップの容器には、三人の指紋がベタベタについているのよ」
『証拠なら、彼女自身の口から吐かせればいい』
電話の向こうで、大黒が楽しげに笑う気配がした。
『今から俺が言う言葉を、そのまま奴らの前で言い放て。真犯人は、自分が心血を注いで作り上げた完璧な殺人の小道具を否定されることに、絶対に耐えられないはずだ』
カフェの店内。
目暮警部と高木刑事が、三人の女性たちに事情聴取を続けていたが、互いに「あの子が怪しい」と罪をなすりつけ合うばかりで、捜査は完全に暗礁に乗り上げていた。
そこへ、スマートフォンの通話を繋ぎっぱなしにしたまま、橘が静かな足取りで戻ってきた。
「目暮警部」
橘の声が、店内の空気を一瞬で凍らせる。
彼女は三人の女性の前に立ち、無表情のまま、冷徹な宣告を下した。
「たった今、本庁の鑑識から緊急の報告がありました。……テーブルの上のガムシロップの容器から、青酸カリの成分は一切検出されなかったそうです」
「な、なんだって!?」
目暮警部が驚いて声を上げる。
「ええ。つまり、柏木さんが倒れたのは毒殺ではなく、何らかの持病による発作の可能性が高いとのことです。事件性はありませんので、皆さんはもうお帰りいただいて結構ですよ」
橘が言い切ると、婚約者の亜紀と元交際相手の由美は「よかった……」「ほら、やっぱり私たち関係ないじゃない!」と、肩の力を抜いて深く安堵の息を吐いた。
だが、ただ一人。共同経営者の美穂だけは違った。
「…………え?」
美穂の顔から、スッと血の気が引く。
彼女の目は信じられないというように大きく見開かれ、テーブルの上に置かれたガムシロップの容器を凝視した。
(そんなはずない……! だって私は確実に、あの容器の中に……!)
「どうしました、美穂さん?」
橘が、氷のような視線で美穂を見下ろす。
美穂はパニックに陥り、無意識のうちに叫んでいた。
「嘘よ! だって、あのシロップの中には青酸カリが……っ!」
ハッとして、美穂が自分の口を両手で塞ぐ。
店内に、完全な静寂が落ちた。目暮警部も高木刑事も、そして蘭や園子も、愕然として美穂を見つめている。
「……やはり、あなたがシロップに毒を仕込んでいたのですね」
橘が、トドメを刺すように冷たく言い放つ。
「あ……違う、今の言葉は……!」
美穂の足先が、無意識に逃走を求めてガタガタと震え出す。
その時、橘の手に握られていたスマートフォンのスピーカーから、大黒の滑らかで冷酷な声が店内に響き渡った。
『——自分の演じる劇の小道具に執着するのは、三流の役者の証拠だぜ、美穂さん』
「だ、誰……!?」
美穂が怯えて後ずさる。
『あなたが会社の資金を横領していた証拠を、柏木氏が掴んでいたことはすでに分かっている。……シロップから毒が検出されなかったなんてのは、俺の相棒が仕掛けたただのブラフだ。あなた自身が今、誰よりも雄弁な証拠になってくれたよ』
「ひっ……!」
完全に騙されたと悟った美穂は、パニックのあまり、バッグを振り回して橘を突き飛ばし、出口へ向かって走り出そうとした。
橘の足が、その進路を塞ぐようにスッと動く。
「大黒、通話はそのままで」
橘はスマートフォンを片手に持ったまま、迫ってくる美穂の腕を空いている左手だけで的確に掴み取った。
右肩の痛みを庇うため、上半身の力は一切使わない。相手の走る勢いを利用し、足払いを掛けるようにして足元を刈り取る。
「きゃあっ!?」
ドンッ! という鈍い音とともに、美穂の体が宙を舞い、カフェの床に叩きつけられた。
橘はそのまま美穂の背中に膝を乗せ、左手一本で腕を関節ごと締め上げる。
「痛いっ! 離して!」
「おとなしくしなさい。怪我人に無理をさせないで」
橘が冷たく言い放ち、高木刑事に顎で合図をする。高木が慌てて手錠を取り出し、美穂の両手にカチャリと冷たい金属の輪を掛けた。
「橘君、大黒君……お前たちという奴は……」
目暮警部が、呆れたような、しかし頼もしそうな顔で大きな溜息を吐いた。
入り口で見守っていた蘭と園子も「すごい……!」と目を丸くして見つめている。
橘は美穂を押さえつけていた膝を離し、ゆっくりと立ち上がった。
そして、スマートフォンのマイクに向かって、いつものように冷ややかな声で告げた。
「……制圧完了よ、大黒」
『ご苦労だったな、相棒。休日のカフェで暴れるなんて、随分とお転婆じゃないか。怪我人の自覚を持てよ』
「誰のせいでこんな目に遭ったと思ってるのよ」
橘が忌々しそうに吐き捨てた。
すると、電話の向こうの大黒から、盛大な舌打ちの音が聞こえた。
『……おい橘。俺の完璧なプロファイリングに対するコンサルタント料だが、今夜、最高級のステーキを奢ってくれないか。もちろん領収書は経費で頼む』
「は? 銀座で美女とランチデート中だったんじゃないの?」
『お前との血生臭い長電話に夢中になっていたせいで、俺の目の前にいた最高に美しい女性は、赤ワインを俺の顔にぶちまけて帰ってしまったからな。ひどいフラれ方だ。慰謝料を要求する』
橘はスマートフォンを持ったまま、呆れ果てて大きく息を吐き出した。
「……自業自得よ。女心もプロファイリングできない三流探偵さんは、自分でどうにかしなさい」
橘は容赦なく通話終了のボタンを押し、スマートフォンをポケットに仕舞い込んだ。
「ホント、すごいコンビね……」と園子が呆れ顔で呟くのを背に、橘の口元には、呆れと、ほんのわずかな信頼の入り混じった、微かな笑みが浮かんでいた。
春の穏やかな日差しが差し込むカフェに、今日も警視庁のエースコンビの、直接顔を合わせずとも完璧に成立するバディの絆が息づいていた。