プロローグ
Side?
「こ、コレは!?…」
俺の名はカイナ・シフォーロド、辺境貴族の一人だ。
そして何を隠そう俺には前世の記憶が保持している所謂異世界転生者でもある。
俺はこの異世界で成り上がらんが為にダンジョン探索に日々を費やしていた。
そして本日訪れたダンジョンの最奥にはなんと!…前世で物凄く見覚えの有る本来ならこの世界に存在しない筈である代物が混在していた。
「れ、歴代のデジヴァイス!…それにこの施設は…おっと!?…こ、コイツは!?…」
そう、前世で超絶大人気作品であった「デジタルモンスターシリーズ」縮めてデジモンに登場する一部を除いたデバイスの一式と近未来的な施設が其処には存在していた。
便利進化アイテムであるデジメンタルや十闘士のスピリットに関してはこのダンジョンには無かったが…。
ダンジョン施設を思うがままに操作をしていると付近にあった装置が作動しとある物体が出現した。
「間違いねえ!…コイツはデジタマだ!」
紛れもないデジタマが其処にはあった。
それも複数個だ。
俺はデジヴァイスとデジタマをリュックへと回収してダンジョンを後にした。
おいそれと渡せる様な代物ではない為、国には以前別のダンジョンにて入手していたロストアイテムを提出し無事に爵位を昇格させる事が出来た。
~それから数週間が経ち~
「…」
「きゅう!」
「遂に誕生れた!しかし…」
持ち帰ったデジタマの一個が孵化し幼年期デジモンが誕生した。
が俺の記憶を辿るに見た事の無いデジモンであった。
しかしそのデジモンにはとある特徴があった。
「コレってプロトタイプデジコアじゃないか!?」
そう、ある世代デジモンにしか見られない特徴である体外に露出したプロトタイプのデジコアがあったのだ。
「デジヴァイスにデータがあるか…」
俺はデジヴァイスの一種であるDアークを翳してみる。
するとデータが表示される。
【ウーマモン 幼年期Ⅰ】
「ふむ…見た目の感じと名前からして馬型のデジモンか…」
「きゃう?」
プロトデジコアを持つデジモンは幻獣型のデジモンになる…まだ未確認のデジモンが存在していても何ら不思議ではないか。
「これからよろしくな相棒!」
「きゃうー!」
学園に入学する迄まだまだ日数も余裕があるな…この割と狂ってはいる異世界でこれから先に一体何が起きるのかが全く以て分からない以上は少なくとも最低限は成長期には進化を果たさせておかなくてはいけないな。
俺達は特訓の日々に勤しむのであった。