いやぁ連日投稿は疲れますwでも、このままの勢いを大事に書いていきたいなぁと思っています。今回はついにあの子が最後に登場しますので楽しんでいただけると幸いです。
またコメントはあとがきにしておいて、
本編のほうをどうぞ
「こらぁ!待て黒歌!」
「にゃははは、待つわけないにゃ!」
俺は今、家の中で黒歌を追い掛け回している。理由?そんなの簡単だ…
「俺のとっておきのプリンだったんだぞあれは!6時間かけて並んでやっとの思いで買って楽しみにとっておいたのに、それを食べやがって、絶対に許さん!!」
そう、俺がやっとの思いで買った行列のできる美味しいプリン屋さんのとっておきのプレミアムプリン(一個1000円)の高級プリンを
「アキラ!!」
「何だ!!」
「美味しかったにゃん♪」
「可愛く言っても許されると思うなよぉおおおおおおお」
そんな顔したって俺のプリンは帰ってこないんだ!食べ物の恨みは恐ろしいことをその身に刻んでやる!!
俺と黒歌は家の中を駆け回った。この時俺は知らなかったんだ。まさかあんなことになるとは….
「ふふふ、やっと追いつめたぞ黒歌!」
「ぐぬぬ、まだ諦めないもん!」
「観念してお仕置きされろ、この駄猫が!」
俺は黒歌へと飛びかかった。
「こうなったら最終手段にゃ!猫化!」
そういった黒歌は人の姿から黒猫へと変化した。当然黒歌(人型)にとびかかっていた俺は、勢いを殺すこともできずに、そのままの勢いのままテーブルにぶつかってしまった。
ガタン!ガタガタ、パリィン―――
「痛たた、あのやろう、猫化は反則だろ」
俺はぶつかったおでこをさすりながら、周りを見渡してみる。
「そういえば、パリィンって音が鳴ったけどあれって」
音が鳴った方を見てみると青色のカップの破片が当たりに散らばっていた。
「や、やべぇこれってティアが大切に使ってたマグカップだろ?こんなの壊したのがばれたら….」
「壊したのがばれたらなんだって?アキラよ?」
その瞬間背筋が凍るような視線を後ろから感じた。俺は恐る恐る振り返ってみると、そこには笑顔でこちらを見下ろしているティア
「お、おかえりティア早かったんだね」
「ああ、思ったよりも早く用事が片付いたからな……..それで?何を壊したのがばれたらまずいんだ?アキラよ…」
終始ニコニコ顔のティアさんだが、まったくと言っていいほど目が笑っていません!!
「あ、あのこれはですね、黒歌のやつが….」
ティアは俺の手に握られている青い破片(ティアの大切なマグカップの残骸)を横目でみたあと、俺の方へと向き直る。
「ほう、黒歌を追いかけていたら、私の
「は、はい!その通りでございます!」
「ふふふ、そうかそうか…………アキラ?少し頭冷やそうか?」
怖ぇえ!これはまずい!物理的に冷やされるやつだ!と言うか、永遠に眠らされそうな雰囲気さらし出してるよ!
俺はゆっくりとティアから離れるように後ずさる。
「こらこら、どこへ行くんだ?話(物理的に)ができないじゃないか」
既に魔力を纏った状態のティア様がゆっくりと近づいてくる。
「テ、ティア落ち着いてくれ!」
「ふふ、私は落ち着いているよアキラ……しっかりと反省しろこのバカたれが!!!!!!」
「あああああああああああああああああ」
この時、俺の絶叫が近所へと響いた。近所の皆様申し訳ない…..
「まったく、少しは反省したかこのバカアキラが」
ティアは椅子に腰かけて俺を見ている。もちろん俺は正座して反省中だ。しかし体のあちこちが痛いです。ティアさん….武装色の覇気の拳+魔力を纏ったのはヤバい。
「はい、反省しました。これからは周りをきちんと見て行動します、今回の件は本当に申し訳ありません」
俺は誠心誠意ティアさんに謝る。もちろん土下座である。
「ふん、まぁ、今回は黒歌が原因だから許すが、本来ならば氷漬けにするところだぞ、まったく……まあいい反省の意味を込めてちょっと私の買い物を頼まれてくれれば許そう」
「はい、何なりとお申し付けください。」
「よしよし、ならば頭を上げろ、今買ってきて欲しいものを見せる」
(いったいどんな危険なものを買いに行かされるんだろう)
俺は不安そうな顔で土下座から顔を上げると、その顔を見たティアが笑い出した。
「なに、別に変なものではない、これを買ってきてほしいんだ」
そう言ってティアは手元のiPadを操作し、あるものを見せてくる。
(と言うか、ドラゴンが人間の文化に解けこんでいるのを見ると何とも言えない気持ちになるな….)
俺はそんなことを思いながら差し出されたものをみる。
「なになに?…..こ、これはダメ人間製造機と呼ばれる“ビーズクッション”!!」
今
「そうだ!このクッションを一度でいいから使ってみたいんだ!なんでも死ぬほど楽なクッションというではないか!私もその気持ちを感じたい!」
そう言って目をキラキラさせているティア。これではダメ人間ならぬダメドラゴンが完成してしまう。
「でも、こんなのネットで頼めばいいじゃないか。わざわざ買ってくるほどのものでもないと思うんだけど」
俺は最もな意見をぶつけてみる。
「わかっていないなアキラよ、私は今すぐ使いたいんだ…それともなんだ?人の大切なものを壊しておいて、アキラはお願いも聞いてくれないのか….」
そう言って悲しそうに目を伏せるティア。
「わかりました。俺が買って「そうか、そうかありがとうなアキラよ」…来るよ」
すぐさま悲しそうな顔から笑顔が咲いたような顔になったティア。なんだこの女の人の変わり様は、黒歌の時もそうだが女というのはみんな女優なのか?演技が上手すぎるよ…
「ところで、買い物はそれだけ?ならティアもついてくる?」
「いや、私はこれからもう一匹を探さなければいけないからな……ふふふふ」
そうしてティアは黒い笑みを浮かべていた。背後にはまたもや修羅が見えた……ご愁傷様だ黒歌、骨は拾ってやるよ。俺はこれから起こるであろうことを予想して、静かに黙祷した。
「なら、行ってくるよ、どうせ駅前のデパートにでも売ってると思うからさ」
「うむ、頼んだぞ」
ティアが手を振って見送ってくれた。俺はそのまま駅前のデパートへと足を向けた。
―――――
俺の予想した通り、駅前のデパートの○印のお店で目的のものは売っていた。しかし、なかなかのお値段をしたけど、確かに触ってみたところ気持ちがいい。
(ティアが使ったら俺も少し借りようかな…)
そんなことを思いながら、俺は歩いていた。
帰り道、住宅街の中を歩いていると、自分の足に何かが当たるのを感じた。足元を見るとそこにはサッカーボールが転がっていた。
「あ、お兄さーん!ボール取ってくださーい!」
声が聞こえたほうを見てみると、小学生くらいの男女が公園で手を振っている。おそらくこの足元のボールで遊んでいたようだが、ボールが外に出てしまったのだろう。
「おう、気をつけろよ~」
俺はボールを小学生たちに投げ返してあげた。
「ありがとう~お兄さーん」
子供たちも手を振りかえしてくれた。
(元気だなぁ、俺もあんな時代があったんだよな)
バカみたいに無邪気に遊んでいる子供たちを見ていると懐かしい気持ちがこみ上げてきた。
(少しベンチに座って休むか)
どうせ今帰っても、おそらくティアが黒歌のお説教中だろうと思い、少し公園で休んでいくことにした。
ベンチに座っていると、近くの桜の木が目に入った。桜は満開でとても綺麗に咲いている。
「桜も咲いてて、綺麗だし、なんかこういう平和な時間もいいな」
俺が一人黄昏ていると、またもや足もとに何かが触った。またあの子たちがボールを飛ばしたのかと思い、下を見てみるとそこにはボールではなく可愛らしい茶色の毛並みをした一匹の犬がいた。
「うぉおお、可愛いなお前、一人か?」
俺は基本動物が好きだから目の前に現れた、この可愛らしい犬を抱き上げた。
「うーん、首輪をしてるからおそらく主人と離れたようだけど、まいったな」
首輪の存在からおそらく迷子になってしまったようだが、近くにそれらしい人がいない。
「お前のご主人様はどこにいるんだ~?」
俺は犬をなでながら優しく聞く。当然答えなど返ってくるわけもなく…と思っていると急に犬が俺の手の中から暴れ出したかと思ったら、「ワン」と吠えて、走って行ってしまった。
すると、しばらくしてから立ち止まったかと思えば、こちらを振り返って止まっている。
「ついて来いってことなのか?」
俺は、ベンチから立ち上がると、その犬を追いかけ始めた。
――――――
その犬を追いかけた先に一軒の花屋さんに行きついた。
「ここがお前の主人の家なのか?」
「ワン!」
俺が質問すると、“そうだ!”と返事でもするように吠えた。
「ふーん、『Flower Shop SHIBUYA』ねぇ、オシャレな店だな、女の人が喜びそうだ」
実際、飾ってある花はどれも美しく、また人を引き付けるようだった。
「そうだ、これをティアに買って帰ったらすこしは機嫌を直してくれるかな?」
俺はティアに花を買って帰ろうと思い、選ぼうとしていると….
「ハナコ!!」
「ワン!ワン!」
ハナコと呼ばれた犬は元気よく走っていった。名前を呼んだ方を見てみると、今まで探していたのだろう。汗をかいてしまっている女の子がいた。しかしモデルでもやっているのだろうか?すらりと流れるような綺麗な黒髪、シンプルだけどその雰囲気に合っている紫のTシャツとズボン。なんというか、アイドルの原石ってこういう子のことを言うんだろうなと思わせるような女の子がいた。
「ハナコ!もう!心配したんだから!」
そう言って女の子は犬を大事そうに抱きかかえた。
俺はその飼い主さんに近づいた。
「君がその子の飼い主さんかい?その子公園まで来てたんだ。無事に会えてよかったよ」
俺が声をかけると、その子は顔を上げてハナコを抱きかかえたまま立ち上がった。
「あんた,,,じゃなくて、あなたが、ハナコをここまで連れてきてくれたんですか?ありがとうございます。この子、目を離すとすぐいなくなっちゃうから,,,」
「あはは、それは心配だね、お前、あんまり飼い主さんを困らせるなよぉ」
そう言い俺は、ハナコの頭を撫でてやる。
「すごい、ハナコが嫌がらないなんて…この子、普段は私たち家族以外あんまり懐かないんだけど」
「うん?そうなのか?なんか俺には結構懐いてくれてるから嬉しいな」
俺が撫でても嫌がらないというか、むしろ喜んで撫でられている。
「あっ、すみません名前も言わずに、私は
「ああ、ごめん俺は
「あっ、同い年なんだ」
「渋谷さんも高校一年生なの?」
「凛でいいよ、同じ年だし、私もアキラって呼ばせてもらうけどいいよね?」
「あはは、なら俺も凛って呼ばせてもらおうかな、というか凛は敬語苦手だよね?さっきからところどころ変だったし」
「うっ、どうしても慣れないんだ敬語は、その….堅苦しい言葉づかいが苦手でさ」
「気持ちはわかるな、自然体のほうが楽だもんね」
「そうだね…と、そういえばハナコをここまで連れてきてくれてありがとうアキラ、あたしも探してたんだけど見つからなくて心配してたんだ」
「いや、まあ俺は特に何もしてないよ?ハナコのほうが俺をここまで連れてきてくれたんだけどね、そういえば“渋谷”って名字ってことは凛の家って花屋さんなの?」
「うん、そこにあるのが私の家なんだ」
「なら、ちょっと花が欲しいんだけどいいかな?」
「あっ、それならハナコを連れてきてくれたお礼に
「いやいや、さすがにそれは申し訳ないし、ちゃんとお金は払うさ」
「ううん、これもお礼だと思って受け取ってよ」
「いや、流石に人に贈る花だからさ、お金は自分で出すよ」
「ふーん、ならお金は貰うけど、サービスさせてもらうからね」
「あはは、なら期待しとくよ」
「とりあえず家に行こうか、アキラもついてきて」
「じゃあお邪魔するよ」
そうして二人はお店へと向かった。
To be continued
ここまで読んでくださった皆様ありがとうございます。
ついに今回、この小説を考えてた時から出したかったキャラ、『渋谷凛』を出すことができました。いやーよかったですよ。このキャラを出すためにこの作品を半分書いてました。凛は、モバマスやってる時から好きでして、この子が現実にいたらなぁといつも思っていました。(羨ましいぞ、晃よ)自分好みの凛が少しでもかけるようにこれから努力したいと思います。
さてさて、次回も凛ちゃんの話ですね、たぶん次回は短く書いて、その次はまた本編と言いますか、黒歌の話かな?それが片付いたら原作に飛びます。
いよいよ原作が始まりますので頑張りたいです。皆様が応援してくださるとうれしいなw
感想をくれた、オカタヌキさん、06ゆーやんさん、ベジットさんありがとうございます。また、評価を下さった、メイドが冥土inさん、フォルス改さん、APさんありがとうございます。
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その他、意見、感想、誤字報告、評価、何でもいいので気づいたことを教えていただけると幸いです。
この作品が少しでも良くなるようにしたいと思っています。
次回もよろしくお願いします。