『サトシくんののほほん日和』【未完】   作:おーり

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『せめて主人公にして欲しかった』

おっす! 俺マサラタウンのサトシ!

 

いや、おっすとか言わねえかサートシくんなら。

 

はい。まあポケモンの世界に転生したんですけれどね、名前をサトシとか呼ばれたので恐らくはこれから徐々にポケモンリーグを勝ち上がってゆくテンプレートな主人公をやることになるんじゃないかと。

いやー、たのしみだなー。

カスミとかナツメとか、ハルかとかヒカリとか、旅先で美少女と知り合えることが確定してるんだよ。

こりゃあテンションも上がるってなもんさ!

 

ピカさまとの付き合い方とか、アニメを知る俺に不備はない。

未来を知るチート! それが俺!

しびれてあこがれるのもかまわないんだぜ?

 

今は六歳だから、出発はあと四年後か。

さあて、旅立つ前にいろいろ準備をしようかな!

 

っつうか、シゲルとはいつ知り合うことになるんだろうな?

 

    ◎ ◎ ◎ ◎ ◎

 

………………おかしいとは思ったんだよ。

 

シゲルとは一向に出会わない、そもそもオーキド博士にそんな孫はいない。

ついでに10歳になったらオーキド博士からポケモンwith図鑑を貰って旅立つ、なんて風習自体この町にはない。

新聞を調べればロケット団の活動はまったく載っていない、というかよくよく調べてみれば数年前にロケット団自体が壊滅させられたとか言う話。

その他、リニアがジョウトと開通していたり、グレン島は火山噴火で潰れていたり。

別の地方じゃあギンガ団とかアクア団だとかが結構前に活動していたことを、ネットの古い記事から発見する始末。

 

………………えーと、粗方のイベントが終了してるってことか? ついでにいうとこの世はアニメのポケモンではなく、漫画もしくはゲーム準拠の、ずっと先の話?

ってことはってことは、俺ってば、名前が同じなだけのモブキャラってこと………………?

 

なんっじゃそりゃああああああ!?

 

………………ちなみにオーキド研究所では、クリスっつうお姉ちゃんとラルドとかいう兄ちゃんが助手みたいなことをしていた。

 

    ◎ ◎ ◎ ◎ ◎

 

サトシ:っべーよマジねーよ 主人公人生キタコレ!のはずがまさかのモブだよ このキモチおまいらにわかるかい?

 

クシヤ:ザマァwww

 

ハジメ:サートシくんはお亡くなりになりましたw

 

ユーリ:いや、それ冗談じゃすまないよ

 

ハジメ:すいませんユリさん 地の底より深く反省しておりますから許してください

 

サトシ:許してやるよ

 

ハジメ:お前じゃねえよ ユリさん怒らすと怖いんだぞ 肝に命じておけ

 

ユーリ:失礼だね

 

ハジメ:すいまっせんでしたああああ!

 

マルキ:ハジメがマジで土下座している件について

 

クシヤ:パソコンの前で土下座とか ガチ過ぎて引いた

 

マルキ:いや、ポケセン

 

クシヤ:えっ

 

サトシ:えっ

 

マルキ:ちなみに結構人がいるんだけど、みんなコイツのいきなりの土下座にドン引き

 

コトナ:ナニソレコ……ネタが、封じられるだと………………?

 

ユーリ:えっ、ちょっ、いいよ! 許す! 許すからそういうのマジやめて!

 

ハジメ:うっす! ありがとうございます! ユリさん!

 

マルキ:ウワァ………………

 

クシヤ:ウワァ………………

 

サトシ:それより俺の話なんだけど

 

コトナ:………………なんだっけ?

 

クシヤ:どうでもよ過ぎて忘れてた

 

サトシ:ヒデェ………………

 

ハジメ:えーと、イベントが無くてやる気が起きない ということかな?

 

マルキ:今更真面目にやられてもなあ……………… 俺のコイキングの可憐さについて語ろうぜ!

 

コトナ:いやいや、ここは私のニャースのかわゆさについて

 

クシヤ:どっちもカントーww 俺のドレディアなら優勝確実ww

 

ユーリ:可愛さならボクのデルビルさんも負けてないよ!

 

ハジメ:ユリさんのかっこよさについてなら朝まで語れる

 

サトシ:ハジメェェェェ!? 真面目にやろうとした本人が脱線すんじゃネエヨォォォ!

 

マルキ:サトシくんのぶっ壊れっぷりがマジぱない

 

コトナ:それより丸さんの手持ちがコイキングって 今更だけどなんでそれのうつくしさを上げたの?

 

クシヤ:えっ カントーじゃないの?

 

ハジメ:俺たち今ホウエン ちなみにユリさんはバトルフロンティアだよね

 

コトナ:ちょ ハジメたんがマジでストーカーしてる………………ウワァ………………

 

マルキ:いやいや、本気で引くなよ ユリさんはそこに入り浸っているのが結構有名だからなあ この地方だとファンが意外といるよ?

 

ユーリ:ボクよりハルカさんのほうが強いけどね この前バシャーモで6タテされちゃったし

 

クシヤ:ナニソレこわい

 

コトナ:ユリさんって原作キャラと結構会ってるって聞くけど ………………マジ?

 

ユーリ:今のところ ハルカさん レッドさん あ、コンテストでユウキって子を見た程度?

 

サトシ:レッドって、チャンピオンのレッド!? マジで!? 今どこにいるの!?

 

ユーリ:今は、隣で寝てるけど?

 

コトナ:えっ

 

クシヤ:えっ

 

マルキ:えっ

 

ユーリ:え?

 

ハジメ:なん……だと……?

 

マルキ:ちょ、ハジメの形相が凄い ポケセンの人らがもっかい引いてる

 

サトシ:いや、それより今はユリさん………………え? まさかのホモホモルート………………?

 

ユーリ:はあ!?

 

コトナ:ホモと聞いて!

 

ユーリ:違うよバカ! 隣の部屋だよ! あとボクもホモじゃないよ!

 

ハジメ:クッソウ! バトルフロンティアでダブルバトルしていた映像あったけどそういうことかよ! レッド殺す マジ殺す

 

クシヤ:オイ、マルキ、ハジメのことしっかり宥めろよ……………… 近くにいるんだろ?

 

マルキ:断る 声かけても一心不乱にキーボード叩く奴は俺の知り合いには居りませぬ

 

コトナ:今度こそホモと聞いて!

 

マルキ:違うから 今度も何もぜんぜん違うから

 

コトナ:ああああ なんで私はカントーなのかなぁ ホウエンにいればもっと面白ゲフンゲフンな展開を間近で見学できたのにぃ

 

マルキ:駄目だコイツ…… まったく聞いてない

 

クシヤ:早く何とかしないとな

 

サトシ:コトナさんが腐女子過ぎて同じ地方の俺がツライ

 

マルキ:ファイト!

 

クシヤ:ガンバ!

 

ユーリ:それよりハジメくんを止めようよ……

 

サトシ:………………話、戻しましょうか

 

マルキ:そだな サートシくんは手持ちいないの?

 

ユーリ:えっ 本気でスルーして大丈夫なの?

 

クシヤ:目標なくてもこの世界は結構面白いぞ なんならアニメのサトシみたいにチャンピオン目指せば?

 

コトナ:旅に出ればお姉さんが色々と教えてあげるお!

 

マルキ:コトナ先生のポケモン講座~

 

クシヤ:ポロリはありますか?(キリッ

 

コトナ:かっこつけ方マチガッテルヨ!

 

ハジメ:………………ふぅ え、何々、ロリっ子のポロリがあるの?

 

マルキ:賢者になれよww

 

クシヤ:食いつき方がハンパねえww

 

サトシ:お帰りなさいww

 

ユーリ:コトナさんはちょっと成長が遅いだけですよ

 

コトナ:ユリさんの慰めがマジでツライ…………

 

サトシ:一応ロコンが この世界ってポケモンの生息地がゲームとまったく一致しないよね

 

コトナ:サトシくん、お姉さんを慰めてよォ……

 

クシヤ:広さもゲームとまったく違うしな

 

マルキ:レベルの概念もちょっと難しいよ

 

ハジメ:寿命もあるからそこはマジ注意

 

コトナ:…………みんなが、イジメルぅ…………

 

ユーリ:え、えっと……………… ふぁいと!

 

ハジメ:フォォォォォ!

 

クシヤ:どした!?

 

マルキ:ユリさんのひらがなに感極まったんだと思う

 

サトシ:ハジメさんがユリさんのことを好きすぎて

 

クシヤ:アナタノコトガ~ シュキダカラ~ ってか

 

ユーリ:恥ずかしいんだけど………………

 

コトナ:なんで紅一点のはずの私がハブられてるのかな……………… これが世界の選択なのか……………… オノレディケイドォ………………

 

サトシ:紅一点ww

 

クシヤ:幼児体型の癖に言いおるわww

 

マルキ:悪くはないんだけどね 萌えが足りない

 

ハジメ:ユリさんのかっこよさの前では 霞む

 

コトナ:こういうときばかりスルーしないし!

 

ユーリ:その前にボクも一応女なんだけど……

 

サトシ:えっ

 

コトナ:えっ

 

クシヤ:えっ

 

ユーリ:え? ………………ナニソレコワイ

 

    ◎ ◎ ◎ ◎ ◎

 

パソコンを閉じて考えをまとめてみた。

同じような転生者が立ち上げたサイトで、通信だけで知り合った人たちとチャットするのは結構面白い。

なんだか色々と驚愕の事実が発覚したりしたけれど、とりあえず旅にでも出てみようかと思った。

 

っつうか、ユリさんって女の人だったのか………………

 

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