七海千秋(別人)のようこそ実力至上主義の教室へ。 作:ろやる
※ 今回は完全な閑話回で、数字や話数表記もしていません。
※ アンケートで告知したとおり、【水着試着イベント回】です。ストーリー自体は進みませんし、見なくても大丈夫な作りにしています。
※ 本編の地続きだけを追いたい方や、上記の話が苦手な方は、今回は回れ右(スルー)をお願いいたします。
(次回はまた後日談の続きとなる番外編を予定しています)
これまでのお話にたくさんの感想やアンケートをいただき、本当にありがとうございます。
個別の返信は控えさせていただいていますが、すべて大切に読ませていただいております。
とても励みになっています。
EX episode Now loading...
突然だが、オレから全員…特に男性諸君に問いたいことがある。
男にとって、絶対に守らなくてはならないモノとは何だろうか。
友達との約束?
恋人の窮地に駆けつける?
家族の平穏な日常?
日々の暮らし?
お金?
人によってはどれも正解で、これ以外にも様々なモノがあるだろう。
しかし、残念だが…今現在においては、そのどれでも無いとオレは思う。
「…似合ってないかな?」
それは、いつもは見せない衣装で、目の前で小首を傾げながらそう聞いてくる少女に対して、何をどう伝えれば、オレの…いや、世の中のほぼ全ての男性の…男としての何かが守られるのか。
少なくとも今日に限っては、それこそが一番、守らなくてはならないモノ……だと思う。
すまない。何をいっているのか意味が分からないと思う。こんな
ーー
「そろそろバカンスだね。…っと、危ない危ない。落ちるところだった」
そう言葉をこぼしながらコントローラーを操る少女の目線の先に映るのは、画面の向こう側にて曲がり角の所で落ちるスレスレを通過する
内容を見るに今はキャラがカートに乗って走るレースゲームをしており、この少女はトップのようだ。
「そうですね。千秋さん、その節はありがとうございました。…あらあら、これは困りましたね。…では、こうしましょうか」
千秋という
この場には千秋という少女以外に、もう1人少女がいるらしい。
「どういたしまして。楽しみだなあ、バカンス…えっ、有栖ちゃんそこはダート…おお!?教えたばかりのNISCもう使いこなしてる…。でも負けないよ!」
器用に会話を続けながら、先のーー名は有栖というーー少女がショートカットに成功した様子を見て驚きはするものの、依然トップの座は渡さない千秋。
「…ん?何かあったのか?…っぶな!バナナが無かったら
訂正しよう。
どうやら2人の少女以外に、もう1人ここにいる模様だ。さらに、画面の向こうには
聞こえる声からして男子のようである。彼は画面の向こうの自キャラが危機を無事回避できてホッと息を吐く。
「ちょっとね。有栖ちゃんも、バカンスの船に乗せてもらえるように学校側に頼んだんだ。無事オッケーもらえたよ!よしっ後は温存しておいたキノコを使って…1位!」
「くっ!始めたばかりのゲームで七海に勝つのは流石に無理か…体のほうは大丈夫なのか?坂柳」
「ふふっ、はい…ご心配ありがとうございます、綾小路くん。お医者様にももう一度確認したら、多少渋られはしましたが…学校側のサポートもありますし、船内では基本、千秋さんと一緒ですので…3位ですか。我ながら、あそこからよく巻き返しました」
「…そうか。…一緒、か。…とりあえず初回で6位ならまあまあと言ったところか…」
そう、この場にいたのは七海千秋、坂柳有栖、綾小路清隆の3人。
3人は喋りながらレースゲームをして、さらには高順位を取るという色々な意味でハイレベルな戦いが行われていた。
「あれ、綾小路くん…拗ねてる?後十分凄いからね?まだ操作方法しか教えてないんだから。よくそこまでドリフト使いこなせたね」
「ふふっ…拗ねてますか、綾小路くん?」
「拗ねてない」
そう言ってそっぽを向く綾小路。
彼も随分と、特に2人の前では感情を表に出すことが増えたようだ。
そんな彼を見て、七海と坂柳は顔を見合わせて頷く。
「…綾小路くんに特に予定がないなら、一緒に行動してもいいんじゃない、かな?」
「そうですね。教師や乗組員以外は、いくら我々
「…同じクラスのヤツに頼めばいいだろ」
「「はあ…わかってないなあ/ませんね、綾小路くんは」」
「?」
「本当は友達と、一緒に遊びたいってことだよ」
「本当は友人と、共に遊びたいと言っているんですよ」
「!」
彼に冗談や建前という言葉遊びがーー現在本人が若干拗ねていることもあるとはいえーーまだまだ通じないことも多いとわかっている2人は、言葉を付け加える。
その言葉を聞いて、綾小路は少しフリーズする。
ようやく、ボディガードというのが建前だと言うことを理解したようで頭を下げる。
「…不機嫌になって、悪かった。そういうことなら、一緒に行動させてくれ。…あまり人目につきやすい場所だと、変な注目を浴びそうだからなるべくそれ以外で」
綾小路の提案に、坂柳はそれも面白そうだとは思うが関係ない者に絡まれても困ると思い、また七海は3人で遊べるのなら何処でも構わないと相変わらずのマイペースを発揮しつつ、それぞれ承諾する。
その後も暫くレースゲームで遊んでいる中、一息ついている時に綾小路は
「そういえば坂柳、準備は終わっているのか?連れて行ってもらえる勝算はあっただろうが、それでも正式に決まるまではある程度で止めていると思ったんだが…」
「ふふっ、ご心配なく。あれから船旅の準備は全て……あっ」
綾小路の問いに、当然もう終わっている…と返そうとした坂柳は、何か忘れていたことでもあったのか小さく声を上げる。
「……水着の購入を忘れていましたね」
「あっ…そういえば私も忘れてた。一緒に買いに行く?有栖ちゃん」
「ええ、そうしましょうか。まだ数日、時間はありますから」
そう言って、水着を買いに行く約束を交わす七海と坂柳。
一方で、2人の会話を綾小路は不思議そうに聞いていた。
「……うん?バカンスには水着が必要なのか?」
「絶対ってわけじゃないけど…夏の時期に南の島に行くなら…あったほうがいい、と思うよ?」
「そういうものなのか」
七海の言葉になるほどと頷く綾小路に、坂柳も補足を始める。
「それに、船の上でもクラスの皆さんと親睦を深めるために、プールやスパなどへ行くこともあるでしょう。勿論、学校指定の
「うんうん。お着替え中に相手の水着姿に対する反応とか言葉とかは、ゲームでもサブイベントの定番だねー」
「………」
2人の会話を聞いている最中、綾小路がそわそわするような素振りを…ほんの少しだけ見せる。
それに目ざとく気づいた七海と坂柳は、もしやと思い、どちらともなく同時に質問する。
「「もしかして、綾小路くんも水着買ってないの(ですか)?」」
そう聞かれ、一瞬スッと止まり、
「…やっぱり、男でも買った方がいいのか?」
観念?したように先の質問に対して質問で返す
明確な返答こそしていないが、肯定しているのは明白だったーーが敢えて触れるようなことはせず、
「んー…さっきも言ったけど、ないよりはあった方がいいと思うよ?男でも、ね?」
「そうですね、男同士の付き合い?というのも、あるでしょうし…」
と返答する。
女性陣の肯定の言葉を聞いた綾小路は、時間も迫ってきていることだし、どうせならと軽い気持ちで提案する。
「…なら、オレも一緒に行っていいか?」
七海と坂柳は「「もちろんいいよ/いいですよ」」と返し、綾小路はホッとする。
これで変にクラスでも浮くことなく、迫るバカンスを楽しめそうだとーーそのことばかり考えていた綾小路は、自分が
そんなことも知らぬまま、
ーー
「すまない、遅くなった」
当日、オレは待ち合わせ場所の寮の目立たない所に少し遅刻して来てしまった。
急に担任の先生から面談という事で呼ばれてしまった所為だ。
色々事情もあり断れなかったとはいえ、完全にオレの都合のために待たせてしまっていた七海と坂柳へ謝罪する。
「いえ、大丈夫ですよ。千秋さんとお話していましたから」
「うんうん、チェスとかこの前のゲームの話してたから気にしなくて良い…と思うよ?」
2人からの声色に嘘は無さそうで、本当にそう思っているのだろうことが伝わる。
「そう言ってくれると助かる…っと」
そこまで口にした所で、改めて目の前の光景に少し言葉を止める。
七海と坂柳はペアルック…とでもいうのか、似たような白のノースリーブワンピースを身に纏っていた。
腰の部分にシンプルなリボンが一つだけついた姿は、並んでいると姉妹のように見える。純粋に、似合っていた。
「…2人とも、よく似合っている。こうしてみると、姉妹のようーーと言うよりは親友という感じがするな」
姉妹と言う言葉に少し坂柳の笑みが怖いものに変わりかける様子を見て、言葉を変えた。
すると、満足そうな表情を浮かべる坂柳。
どうやら正解だったらしい。人知れず、オレは内心胸を撫で下ろした。
その後、2人と共に話を交わしながら(オレは主に相槌だったが)目的地へと歩いて行く。
そして場面は、冒頭の光景が発生することになる現場ーー水着売り場へと移動する。
ーー
「それでは、私達はこちらの方ですので」
「また後でね、綾小路くん」
「ああ。また、買った後に合流しよう」
そう言葉を3人で交わした後、坂柳と七海は別の方向へ向かって行った。
(ふう、ようやく落ち着いた…)
水着売り場に辿り着くまで美少女2人に挟まれる形で歩くことになったオレは、周囲からジロジロと見られることになってしまった。
以前から、こうなることはなんとなくわかっていた。普段2人と遊ぶ時も、ゲーセンなど人の目に触れる場所では遊ばないようにしている。
ーー男1人に女2人という光景は、世の中の一般男性から見れば両手に花というやつなのだろう。
しかしオレとしては2人共ゲーム友達でしかないし、2人のオレに対する認識も相違ない。
変な誤解を広めないためにもそうした場所で遊ぶのを避けていたが、今回に限っていえば…一応ただの買い物でもあるし、バカンスももうほぼ目の前である。恐らくほぼ…というかオレたち以外の生徒は皆準備が終わっているのだろう。現在も、水着売り場内に人は殆どいない。
さらに言えば、この話が決まった時はこれで水着関係で変に浮くことなく平穏に済むと安心しきってそれ以上考えが及ばなかった。
しかしながら夏休み中ということもあり道中ではどうしても少なくない人とすれ違うことになったため、2人の今日の服装と整った容姿により羨望や嫉妬の視線を一心に受けてしまい、オレはどことなく疲れてしまっていた。
オレは少しその場で休憩した後、7月に入って多少増えたもののまだまだポイントは節約する必要があるため、普通の黒のトランクスタイプのパンツを早々にカゴに入れレジを通した。
後は女性陣を待つだけとなった。
女性のファッション選びは時間がかかるというし、暫くは暇だろう。
ーーと、思っていたのだが
「綾小路くん、こちらへ来ていただけますか?」
と坂柳の声がしたのでその方向を向く。
「…そっちは女性ものの水着コーナーじゃないか。オレは行けないぞ」
聞こえた方向的にも間違いなく女性用の水着が並んでいる区画、そして試着室が見えたのでそっちには行けないと言葉を返す。
揶揄っているのかと思ったのだが、その直後に聞こえた坂柳の言葉に考えを改める。
「あら、千秋さんが呼んでほしいと仰ったんですよ?中々合うのが見つからないから、綾小路くんの意見も聞きたいーーと」
その言葉を聞き、別に坂柳がただ揶揄っているわけではないとわかる。
わかるがーーどうしたものか。
「…だが、男のオレがそっちに行ってもいいのか?」
「そこまで周囲に人はいないことですし、こういう場で男性に意見を求める女性がいても…ふふっおかしくはありませんよ?」
そう言いながらも坂柳の口元は若干だが意地悪そうに歪んでいる。
間違いではないのだろうが…坂柳の口調は、完全に周囲からどう見られるかをわかって
しかしながら、七海が困っているのも事実…迷った末にオレはーー
「…………少しだけなら」
いつの日か心の中で呟いたセリフを今度は口にしながら、今もなお面白そうに顔を歪める坂柳そしてーー奥で困っているのだろうーー七海の元へオレの足は動いていった。
ーー
「…これは、どうかな?」
「ふむ…悪くはないと思いますが、それよりはこっちの方が」
「ほうほう、これもなかなか…」
七海と坂柳は、2人で仲良くワイワイと水着選びを楽しんでいる。
どちらかというと
ちなみに坂柳の方は後から聞いたが、肩がふんわりとした袖で隠れる(パフスリーブというタイプの)フリル付きワンピース水着を既に買ったらしい。
パステルブルーを基調として胸元中央にある白いリボンや、裾に白いフリルがついていながらも上品な印象を与える水着は、青に近いその色も相まって想像だけでも聡明な彼女に一番似合っていると思われる。
そんな様子の中に、オレが巻き込まれている。
坂柳の言う通り周囲に人がいないとはいえ、事前に思った通り少し居心地は悪く感じるが我慢する。
「綾小路くん、どうかな?」
七海に意見を求められる。
「似合ってるんじゃないか?」
「んー…5点」
「何の点数だ?」
「感想だよ。こういう水着イベントでは、どういったところが似合っているのか、せめて心の中だけでももう少し説明するのが基本だぞ?」
「…ゲームの知識か?」
(心の中だと、どっちみちオレの感想は伝わらないんだが…いや、わざわざ藪蛇になることもないか)
「もちろん!RPGゲーなんかだと、サブイベントでよくあるよ!」
「…すまない、まだオレにはそういう
「たった今、綾小路くんに勉強してもらうゲームが増えました」
「そうか、助かる」
「任せて!」
「…ふふっ綾小路くんもいよいよそういうお約束を知る時がきたのですね…私も七海さんに教えてもらいましたが」
そんな会話ーー坂柳の最後の方の言葉は聞き取れなかったがーーを交わした後、七海と坂柳がああでもないこうでもないと喋りながら試着室に入り、
「似合ってると思うぞ」
「いいんじゃないか?」
「それもあってる」
色々と言葉を変えてみるが、納得のいかない様子の2人。
(多分、オレから納得のいく反応は得られないと思うんだが…)
そう内心口にしたが、坂柳は意を決した様子で七海へ
「七海さん…確か、もう一着ありましたよね?少しだけサイズが合わないとかで途中で着るのをやめたとか」
「えっ…ある、けど…」
「こうなったら綾小路くんの心を動かすにはそれしかありません。いえ、これならいけます!」
「…うーん、そうかな?そこまで有栖ちゃんが言うなら…わかった。着てみる」
(…なんか、途中から目的が変わってないか?)
そんなことを思いながら、いつの間にか出てきた坂柳と試着室の前で共に待つ。
やがて試着室のカーテンが開き、現れた彼女の姿にオレは思わず言葉を失った。
そこにいたのは純白の天使。
きっと、頭の上に輪っかと背中に白い翼が生えていればそう見えるに違いない。
彼女が身に纏っていたのは、上下共に水着部分と同じく白色のフリルがあしらわれた可憐なビキニ姿だった。
ビキニトップスは上側の縁部分に白い波とも言えるフリルが飾り付けられており、彼女のウェーブ型の鎖骨ラインを綺麗に引き立てている。
胸元の中央はフロントリボンと呼ばれるもので若干だが太めの、それでいて主張しすぎないくらいの大きさの布による蝶々結びが、さらに可憐さを描いていた。
反対に下のビキニボトムスは上のフリルより範囲も広く、全面にふんわりとしたフリルが何層か重なり、まるでフリルミニスカートのようにビキニ部分を可愛く覆い隠している。
そして腰回りを一周する少し細めの紐が下腹部の前で蝶々結びで留められており、程よく先端が揺れている。
――こうして見ても彼女の整った容姿に非常に似合うデザインと分かる。だがオレの視線は…一瞬だが完全に、とある部分に釘付けにされた。
「んー、デザインはいい…と思うんだけど…。やっぱりちょっとサイズが小さい…かな?」
彼女はそう言って特に恥ずかしがる風でもなく、疲れているのかゲームをしていない時と同じ少し眠たげな目で、自分の一部分を上から見下ろして首を傾げつつも何度か軽くうなづいている。
本人が自身のスタイルに全くの無頓着なせいで自覚が無いが、その豊満なボリュームに対して上の水着のサイズはーー2人が先ほど言っていた通り、ひと回りまでは行かないくらいだがーー確かに少し小さいようだった。
胸元の白いリボンは引っ張られるようなことはないものの、ほんの少しだけ縁のフリルがピンと張り詰めている。
ビキニトップスの布の範囲が胸全体の6割から7割…しかも上側の隠れる範囲がほんの少し足りなく見えるせいで、彼女自身自覚のないその…発育の良さが、否が応にも魅力的に映ってしまっている。
それだけでも世の男には目の毒だと言うのに、先ほどのトップスで隠しきれない面積の部分ーー右胸のなだらかな傾斜の途中ーーに、遠目には見えないが小さなホクロがひとつ…白に対して黒という対比構造となっているのか、その一点だけひどく浮いて見える。 決して悪い意味ではない。
寧ろ彼女の健康的な白い肌と下界に舞い降りたかの如き天使のような装いに、小さな
彼女の持つ可愛らしさと美しさがとんでもない次元で調和し、ミロのヴィーナス…とまでは言わないが、男も女も1度は彼女に目を奪われること間違いなしだろう。
「…似合ってないかな?」
「…え?」
七海に、そう問いかけられたのに反応するまで、ほんの僅かな時間を要した。
「いや…似合ってるんじゃないかな…」
オレにしては本当に珍しく、素直に口にでた言葉だった。
「!…じゃあ良かった…かな」
さっきまでと変わらない感想のはずなのに、オレにそう言ってもらえてどこか満足そうな表情で「その反応の仕方なら、多分ゲームの水着イベっぽい?と思うし…うん。綾小路くんの新鮮な反応が見れて満足満足」と言い、頬を染める七海。
その姿を見たオレは、ある一つの確信を得る。
それは、隣で見ている坂柳も同じのようだ。
「綾小路くん…」
「坂柳…」
思わず2人して言葉が被ってしまった形となるが、お互いに考えていることは同じだと知り、同時に頷く。
「「七海(さん)」」
「ん?2人ともどうしたの?」
「「その水着は、人前では着ない方がいい(です)。絶対に」」
「?…そうなの?」
「「そうだ/そうです」」
「でも、似合ってるんでしょ?なら「「似合いすぎてるから、駄目なんだ/なんです」」…んんっ?よくわかんないけど…2人がそういうなら辞めとくね?」
「「ふぅ…」」
やはり、自身の
そう思いながらオレと坂柳は、2人同時に息をこぼす。
ーーなんとかこの姿が人目に触れられる未来は回避できたぞ、と。
「あ、でも…」
そう言った七海ははにかむような笑みで
「2人には、見せてもいいってことだよね?2人とだけ遊ぶ時は「「それも辞めてくれ/ください」」…えー?なんでなの?」
そう言われたオレと坂柳は目を合わせ頷き、七海へ視線を返し…どちらともなく口にした。
「「その姿は、目に毒過ぎ(る/ます)」」
「???」
最後まで解ってなさそうな七海をなんとか
似合っていると言われ嬉しかったのか定かでは無いものの、
今回は本当にちょっとした息抜きの日常回でした。
楽しんでいただけたら嬉しいです。