-追記-
これは完全に作者が忘れてたことなのですが、感想欄にて指摘されたことなのですが現在の実機のポケモンにおいて草タイプには粉系統の技や、キノコのほうし、やどりぎのタネは効きません。
が過去において、無印時代~BW時代には草タイプにも粉系やらのくさ技は、草タイプには効果があったのです。そのため、この100戦に何回か、そういった描写があるかと思いますがご容赦を。
理由としましてはサトシがポケモンリーグ・セキエイ大会の4回戦にてやどりぎが活躍したり、金銀編などでも草タイプ同士の争いなどをやどりぎで止めたなどのシーンがあったため、効くという形にしてました。
これに関して先に明記しておけばよかったです。申し訳ない
◆第四陣――第61戦から第80戦
午後も深まるころ、橋の上ではシンヤの連勝を見届けようとする人々が増えていた。
最初は単なる待ち時間の暇つぶしだったバトルも、いつしか周囲の注目を集める一大イベントのようになっている。
「次、俺が挑戦する!」
「いや、次は俺だ!」
「順番に並んでください! あと、対戦形式と使用ポケモンは先に伝えてくださいね!」
シンヤは苦笑しつつ、列を整理する。
レンはそんな様子を眺めながら、くすくすと笑った。
「まあまあ。シンヤ、いつの間にか大人気ね?」
「人気というか……挑戦者が増えすぎてる気がするんだけど」
「ふふっ。強いトレーナーと戦ってみたい人が多いのでしょうね。それに……」
レンは、シンヤに視線を向ける青年たちを見て、いたずらっぽく微笑んだ。
「レンと一緒にいるのが気に入らない人も、いらっしゃるみたいだけれど?」
「……そこは気づかなくていいから」
「あら、どうしてかしら?」
「説明すると長くなるから!」
第61戦 シンヤ VS 草むらの少女
対戦形式:2対2
相手:ナゾノクサ、マダツボミ。シンヤ:パラス、コラッタ
相手は粉技とつるを使って動きを止めようとする。パラスがしびれごなで応戦し、コラッタが隙を突いて勝利。
勝者:シンヤ。
第62戦 シンヤ VS 水辺の青年
対戦形式:3対3
相手:メノクラゲ、クラブ、タッツー。シンヤ:ニョロモ、トサキント、コダック
水しぶきで視界が遮られる中、シンヤは相手の位置を音と水面の動きから推測。ちょうおんぱとねんりきを組み合わせて連携を崩した。
勝者:シンヤ。
第63戦 シンヤ VS 橋の戦術家――地形を支配するトレーナー
対戦形式:4対4
相手:サンド、イシツブテ、ズバット、マンキー。
シンヤ:サンド、イシツブテ、ドードー、ポニータ
「俺は橋の地形を利用した戦いが得意でね。君がどれだけ強くても、思い通りにはさせないよ」
挑戦者の男は、落ち着いた声で宣言した。彼のサンドは、橋の端にある砂地を利用してすなかけを放つ。
イシツブテは足場の悪い場所から岩を転がし、ズバットは欄干の下をくぐるように飛び回る。
マンキーは相手の視線が逸れた瞬間に接近する。一見するとばらばらの戦術だが、実際には互いの攻撃が次の攻撃の準備になっていた。
「なるほど……単に地形を使うんじゃなく、相手の逃げ道を少しずつ減らしているのか」
シンヤは波動の眼で自分のサンドの疲労を確認しつつ、相手の動きを観察した。
「サンド、砂地から離れろ! 欄干側へ誘導するんだ!」
サンドは相手の砂攻撃をかわしながら移動し、イシツブテの岩が転がる方向をずらした。
「ポニータ、今だ! 広い場所へ出ろ!」
ポニータが走り出す。相手のサンドは追いかけようとしたが、ポニータが急旋回すると、足場の悪い砂地へ踏み込んでしまった。
「そこだ、すなかけ!」
シンヤのサンドが相手の視界を乱し、ポニータが横から体当たりを決める。
一方、ズバットはドードーの頭上を飛び回り、超音波を放った。
「ドードー、両方の頭で音を聞き分けろ! 真上じゃない、欄干の下だ!」
ドードーは頭を別々の方向へ動かし、ズバットの接近を察知する。
すぐさま方向を変え、突進を仕掛けた。ズバットはかろうじてかわしたが、その先にはイシツブテがいた。
「イシツブテ、転がる方向を変えて、逃げ道を塞げ!」
イシツブテが体を回転させ、ズバットの進路を制限する。
ドードーの追撃が命中し、ズバットは戦闘不能になった。
最後に残ったマンキーは、ポニータの脚を狙って接近した。
ポニータは跳び上がって攻撃をかわし、着地と同時ににどげりを繰り出す。マンキーは腕で受け止めたものの、体勢を崩した。
「今だ、ドードー!」
ドードーの突進が決まり、勝負が終わった。
勝者:シンヤ。
男は悔しそうにしながらも、最後には笑った。
「見事だ。俺の戦術を理解したうえで、地形そのものを利用し返したな」
「ありがとうございました。こちらも勉強になりました」
シンヤは四匹の疲労を確認し、必要な休息を取らせた。特にサンドとポニータは動きに疲れが見え始めていたため、次の試合には出さないことにした。
第64戦 シンヤ VS 虫ポケモン好きの青年
対戦形式:3対3
相手:キャタピー、ビードル、パラス。シンヤ:プリン、オニスズメ、コラッタ
糸と粉技で足止めを狙う相手に対し、オニスズメが上空から攻め、プリンがうたうで連携を止めた。
勝者:シンヤ。
第65戦 シンヤ VS どくタイプ使いの少女
対戦形式:2対2
相手:アーボ、メノクラゲ。シンヤ:コダック、イシツブテ
コダックのねんりきでアーボの接近を阻み、イシツブテが地面を揺らしてメノクラゲの位置を崩した。
勝者:シンヤ。
第66戦 シンヤ VS 空中戦を得意とする少年
対戦形式:3対3
相手:ポッポ、ピジョン、ズバット。シンヤ:ドードー、オニスズメ、サンド
相手は高低差を使って攻めるが、サンドが着地地点を限定し、ドードーが低空へ追い込んだ。
勝者:シンヤ。
第67戦 シンヤ VS 水ポケモンの研究家
対戦形式:4対4
相手:コダック、ヤドン、クラブ、タッツー。シンヤ:ニョロモ、トサキント、コダック、タッツー
水辺の位置取りと技の射程をめぐる戦い。シンヤは相手のねんりきやあくびを警戒し、交代を重ねながら勝利を積み重ねた。
勝者:シンヤ。
第68戦 シンヤ VS 格闘家志望の青年
対戦形式:2対2
相手:マンキー、イシツブテ。シンヤ:ニドラン♀、ポニータ
マンキーの突進をポニータが誘導し、ニドラン♀がにどげりで決着をつけた。
勝者:シンヤ。
第69戦 シンヤ VS 双子の鳥ポケモン使い
対戦形式:4対4
相手:ポッポ、オニスズメ、ピジョン、ズバット。シンヤ:ドードー、オニスズメ、サンド、コラッタ
空中からの波状攻撃をサンドがすなかけで乱し、コラッタが着地の隙を突く。最後はドードーがピジョンを押し切った。
勝者:シンヤ。
第70戦 シンヤ VS ハナダジム志望のベテラン
対戦形式:5対5
相手:コダック、クラブ、タッツー、メノクラゲ、ヤドン。シンヤ:トサキント、ニョロモ、タッツー、コダック、クラブ
五匹同士の長い水辺バトル。シンヤは相手の疲労を見極めながら交代し、焦らずに勝利を重ねた。
勝者:シンヤ。
七十戦終了。シンヤは再び休憩を宣言した。ポケモンたちの状態を確認し、疲労が強い個体はセンターで回復させる。
学習装置によって経験を共有できても、実際に戦ったポケモンの疲れが消えるわけではない。
レンも少し離れた場所で、シンヤの仲間たちを見守っていた。
「ねえ、シンヤ」
「ん?」
「あと三十人で百人ね。ここまで勝ち続けているけれど、最後まで同じように勝てるかしら?」
シンヤは一瞬考え、答えた。
「もちろん、全勝を目指すよ。でも、相手が強くなったからって、仲間に無理をさせるつもりはない。休むべきときは休む。それで最後まで勝ち抜く」
レンは満足そうに微笑んだ。「ふふっ。いいお返事ね。レン、ますます応援したくなってしまったわ♪」
第71戦 シンヤ VS 砂地のトレーナー
対戦形式:2対2
相手:サンド、イシツブテ。シンヤ:コラッタ、クラブ
サンドのすなかけをコラッタが回避し、クラブがイシツブテをはさむで押さえ込んだ。
勝者:シンヤ。
第72戦 シンヤ VS 虫ポケモンの少女
対戦形式:3対3
相手:キャタピー、トランセル、ビードル。シンヤ:パラス、オニスズメ、プリン
糸による拘束をパラスがしびれごなで相殺し、オニスズメが空から攻めた。
勝者:シンヤ。
第73戦 シンヤ VS 毒タイプ使い
対戦形式:4対4
相手:アーボ、メノクラゲ、パラス、ナゾノクサ。シンヤ:コダック、サンド、プリン、ドードー
状態異常を狙う相手に対し、シンヤは距離と風向きを管理。最後はドードーが上空から攻撃を決めた。
勝者:シンヤ。
第74戦 シンヤ VS 水辺の青年
対戦形式:3対3
相手:クラブ、タッツー、コダック。シンヤ:ニョロモ、トサキント、コダック
水鉄砲とあわの応酬。シンヤは相手の射線を切るように移動し、最後はトサキントのつのでつくで勝利。
勝者:シンヤ。
第75戦 シンヤ VS 格闘家志望の少女
対戦形式:2対2
相手:マンキー、サンド。シンヤ:ポニータ、ニドラン♀
ポニータがマンキーの攻撃をかわし、ニドラン♀がサンドをにどげりで突破した。
勝者:シンヤ。第76戦 シンヤ VS 飛行ポケモンの使い手
対戦形式:4対4
相手:ポッポ、ピジョン、オニスズメ、ズバット。シンヤ:ドードー、オニスズメ、サンド、コラッタ
飛行組が高度を変えながら攻めるが、シンヤは着地地点を制限し、地上組との連携で勝利。
勝者:シンヤ。
第77戦 シンヤ VS 状態異常の研究家
対戦形式:3対3
相手:ナゾノクサ、マダツボミ、パラス。シンヤ:パラス、プリン、コダック
粉技の応酬。シンヤは風向きを利用して攻撃をかわし、プリンのうたうで相手を止めた。
勝者:シンヤ。
第78戦 シンヤ VS 岩場のベテラン
対戦形式:4対4
相手:イシツブテ、サンド、マンキー、ズバット。シンヤ:イシツブテ、サンド、ドードー、ポニータ
岩場と空中の連携が鍵となった戦い。シンヤは相手の進路を限定し、ポニータが作った隙をドードーが突いた。
勝者:シンヤ。
第79戦 シンヤ VS 百戦を見届ける男――最後の壁の前哨戦
対戦形式:5対5
相手:サンド、マンキー、イシツブテ、コラッタ、ピジョン。シンヤ:ニドラン♀、ポニータ、イシツブテ、ドードー、プリン
この挑戦者は、シンヤの連勝記録を知ったうえで、五匹を使った本格的なチーム戦を申し込んできた。
「君が強いことは認める。だが、連戦で勝っているだけでは、真の実力はわからない」
彼のポケモンたちは、個々の強さだけでなく連携にも優れていた。
サンドが砂を巻き上げ、イシツブテが足場を崩し、マンキーが接近。
ピジョンが上空から援護し、コラッタが隙を突く。シンヤは相手の狙いを読み、ニドラン♀とポニータを交代させながら、少しずつ相手の連携を崩していった。
「プリン、うたう! イシツブテ、相手の逃げ道を塞いで!」
プリンの歌声が響き、相手のコラッタが動きを鈍らせる。イシツブテが転がり、サンドの進路を遮った。
ポニータが一気に走り、マンキーの攻撃を誘導する。マンキーは跳び上がって反撃を試みるが、ニドラン♀がその着地点へ回り込んだ。
「にどげり!」
マンキーが地面へ落ち、戦闘不能になる。
最後に残ったピジョンは、上空から何度も急降下を仕掛けた。ドードーは頭を上げ、相手の飛行ルートを見極める。
「今だ、ドードー!」
ピジョンが低空へ降りた瞬間、ドードーのでんこうせっかが命中した。
勝者:シンヤ。
男はしばらく黙っていたが、やがて深く頷いた。
「……見事だ。連戦でも判断が鈍っていない。だが、最後の一戦では、また違った相手が待っているかもしれないぞ」
「ええ。だからこそ、仲間の状態を確認して臨みます」
シンヤは五匹を労い、波動の眼で疲労を確認した。特に連続して動いたポニータとドードーには十分な休息を取らせた。
第80戦 シンヤ VS 橋の常連トレーナー
対戦形式:5対5
相手:コダック、ヤドン、クラブ、タッツー、メノクラゲ。シンヤ:トサキント、ニョロモ、コダック、タッツー、クラブ
常連は水辺の地形を熟知していたが、シンヤも相手の動きに合わせて交代を繰り返す。最後はクラブ同士の力比べとなり、シンヤのクラブがはさむで勝利を決めた。
勝者:シンヤ。
八十戦終了。シンヤは長めの休憩を取り、実家にいる仲間たちの状態を改めて確認した。
「ここまで来たか……。残り二十人だ」
「ふふっ。ここからは、いよいよシンヤの主力も登場するのね?」
「ああ。ここまで実家の仲間たちが頑張ってくれた。残り二十戦は、リザードたちにも活躍してもらうよ」
レンは嬉しそうに頷いた。
「楽しみね。どんなバトルになるのかしら♪」シンヤはメインの仲間たちを呼び出し、状態を確認する。リザード、ピジョン、バタフリー、ニドリーノ、マンキー、コイキング、ピカチュウ、スピアー――それぞれが十分に休息を取り、次の戦いに備えていた。
「よし、ここからが本番だ」
~後編に続く~