ポケットモンスター~波動の眼を持つ少年~   作:レイザル

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第35話 ポケモンのふえと、道を塞ぐ大食いポケモン!

クチバシティでのジム戦。そして、サント・アンヌ号で開催されたポケモンだいすきクラブのバトル大会。

数々の戦いを経験し、手持ちのポケモンたちを大きく成長させたシンヤとレンは、次なる目的地へ向けてクチバシティを出発した。

次のバッジが待つ街――タマムシシティ。

そこへ向かうには、まずヤマブキシティを経由するのが近道なのだが……。

 

 

「……またか」

 

 

ヤマブキシティへと続くゲートの前。

シンヤは、そこに掲げられた看板を見上げていた。

 

 

『通行禁止』

 

 

「本当にいつまで通行止めなのかしらね……」

 

 

隣でレンも呆れたようにため息をつく。

 

 

「さて、どうしたものか……」

 

 

シンヤは顎に手を当て、考える素振りを見せた。

もっとも、彼には別のルートがすぐに思い浮かんでいた。

 

 

「仕方ない。十一番道路から十二番道路を経由してシオンタウンへ行こう。そこから八番道路に出て、地下通路を通れば七番道路。そこからタマムシシティを目指すのがいいかな」

 

 

「なるほど。少し遠回りになるけれど、今はそれが確実そうね」

 

 

「そういうことだな」

 

 

レンは納得したように頷いたあと、ふと思い出したように口を開いた。

 

 

「そういえば、シオンタウンって……確か、ポケモンタワーがある街よね?」

 

 

「ああ。亡くなったポケモンたちの魂を慰めるための慰霊塔だな」

 

 

「……少し、寂しい場所なのね」

 

 

「そうだな。あそこの周辺には、夜になるとゴーストタイプのポケモンが現れる、なんて話も聞いたことがある」

 

 

「ゴーストタイプ……」

 

 

レンは小さく呟いた。

怖いもの知らいというわけではない彼女にとって、夜の墓地やゴーストタイプが集まる場所というのは、あまり積極的に近づきたいものではないらしい。

 

 

「ふふっ。シンヤは、そういう場所でも平気そうね」

 

 

「まあ、ポケモンがいるなら興味はあるからな。もちろん、亡くなったポケモンたちを弔う場所なんだから、騒いだりするつもりはないけど」

 

 

「そういうところは、きちんとしているのね」

 

 

「当たり前だろ」

 

 

シンヤがそう返すと、レンはくすりと笑った。

そして、少しだけ考えるように視線を泳がせる。

 

 

「それで……シオンタウンから八番道路に出て、地下通路を通るのよね?」

 

 

「ああ、そうなるな」

 

 

「…………」

 

 

レンの表情が、ほんのわずかに変化した。

地下通路。

薄暗い道。

人通りが少なく、周囲を気にせず歩ける場所。

彼女の脳裏には、クチバシティへ向かう途中の出来事が蘇っていた。

暗い道で、自然とシンヤに近づいてしまったこと。

彼の腕にしがみついてしまったこと。

そして、その距離の近さに自分自身が妙に意識してしまったこと。

 

 

「……レン?」

 

 

「な、何でもないわよ?」

 

 

「いや、少し顔が赤いけど……暑いのか?」

 

 

「暑くないわ!」

 

 

即座に返ってきた言葉に、シンヤは首を傾げる。

 

 

レンはそんな彼を横目で見ながら、心の中で小さく呟いた。

 

 

 

 

 

(……もう。どうして、あなたはそういうところが鈍いのかしら)

 

 

 

 

 

もちろん、口には出さなかった。

こうして二人は、十一番道路から十二番道路へ向かうことにしたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

――そう。

あのポケモンが道を塞いでいなければ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆道の真ん中で眠る巨大なポケモン

 

 

「ンゴォォォォォォォ……」

 

 

「…………」

 

 

「…………」

 

 

二人は、目の前の光景を無言で見つめていた。

道路のど真ん中。

周囲の通行を一切気にする様子もなく、巨大なポケモンが気持ちよさそうに眠っている。

丸々とした身体。

小さな耳。

大きなお腹。

そして、何があろうと目を覚ましそうにない、あまりにも堂々とした寝姿。

 

 

「……寝てるわね」

 

 

「ああ、気持ちよさそうに寝ているな。カビゴンが」

 

 

そう。

カビゴン。

大食いで知られる、ノーマルタイプのポケモンである。

ゲームを遊んだことのある者なら、思わず「ああ、あのイベントか」と納得する光景だろう。道路を塞ぐカビゴン。

通常なら、シオンタウンなどで手に入るポケモンのふえを使って目を覚まさせる必要がある。

 

 

 

 

 

しかし――。

 

 

 

 

 

「……まさか、こんなところで遭遇するとはな」

 

 

シンヤはカビゴンの寝顔を眺めながら、ふと思い出した。

そういえば、あのアイテムを持っていたはずだ。

彼は腰のバッグへ手を伸ばし、ごそごそと中を探り始めた。

レンが不思議そうに覗き込む。

 

 

「何を探しているの?」

 

 

「ちょっと待ってくれ……あった」

 

 

シンヤが取り出したのは、一本の笛だった。

レンは目を丸くする。

 

 

「……笛?」

 

 

「そう。ポケモンのふえだ」

 

 

「えっ?」

 

 

レンが思わず聞き返した。

ポケモンのふえ。

眠っているポケモンを起こす、不思議な音色を持つ笛だ。

 

 

「ど、どうしてそんなものを持っているの?」

 

 

「父さんと母さんが昔、旅の途中で手に入れたらしくてな。出発する前に、持っておけって渡されたんだ」

 

 

「……ご両親、いったいどんな旅をしていたのかしら」

 

 

「俺も詳しくは聞いてないけど、いろいろ面白いものを持っているんだよな……」

 

 

父親の発明品だけでも十分に規格外なのに、母親まで珍しい道具を持っている。

改めて考えると、シンヤの両親はなかなか謎の多い人物たちだった。

もっとも、今はそんなことを気にしている場合ではない。

 

 

「ハナダ、イワヤマなどを経由してシオンタウンへ行く必要はないし……ここで起こそう」

 

 

「ええ。……でも、本当に起きるのかしら?」

 

 

「試してみれば分かるさ」

 

 

シンヤは笛を構え、ゆっくりと息を吹き込んだ。

 

 

すると――。

 

 

 

 

 

♪ ♪ ♬ ♪ ♬ ♪ ♪

 

 

 

 

 

オルゴールを思わせる、軽やかで優しいメロディが道路に響き渡った。

それは、単に大きな音で眠りを妨げるようなものではなかった。

どこか懐かしく、聞いているだけで心が穏やかになるような音色。

 

 

周囲にいた野生のポケモンたちも、その旋律に反応した。

草むらから顔を出したポッポが、首を小さく揺らす。

木の枝に止まっていたオニスズメが、リズムを取るように翼を動かす。

道端にいたコラッタまで、身体を左右に揺らしていた。

 

 

「……綺麗な音色ね」

 

 

レンは目を閉じ、静かに耳を傾けていた。

シンヤの演奏は、決して専門家のように洗練されたものではない。

それでも、笛そのものが持つ不思議な力と、穏やかな旋律が合わさり、周囲を優しい空気で包み込んでいく。

 

 

 

 

 

 

 

そして――演奏が終わった。

 

 

 

 

 

 

 

「……ンゴ?」

 

 

カビゴンの耳が、ぴくりと動いた。

 

 

「カンビィィ???」

 

 

ゆっくりと目を開け、眠たげに辺りを見回す。

長い眠りから目覚めたカビゴンは、身体を起こそうとした。

 

 

 

その瞬間。

グゥゥゥゥゥゥゥゥ……!!

 

 

 

 

 

周囲に響き渡る、凄まじい腹の虫。

 

 

「……腹が減ったのか、カビゴン?」

 

 

「カンビィィ……」

 

 

カビゴンは自分のお腹に手を当て、悲しそうに鳴いた。

その姿を見て、シンヤは思い出した。

 

 

 

 

(そういえば親父、大食いポケモン専用のポケモンフーズを開発したとか言ってなかったか……?)

 

 

 

 

確か、以前聞いた覚えがある。

カビゴンのように大量の食事を必要とするポケモン向けに、栄養を効率よく摂取できる専用フードを作った、と。

ただし、具体的な量までは聞いていない。

カビゴンは一日に四百キログラムもの食事を必要とすることがある、大食いのポケモンだ。

 

 

 

 

 

(……これで足りるのか?)

 

 

 

 

 

そう思いながらも、シンヤはバッグの収納機能を利用し、専用のポケモンフーズを取り出した。

現れたのは、両腕で抱えるほどの大きな缶だった。

いや、もはや普通の缶詰というより、小型のドラム缶に近い。

レンは目をぱちぱちさせた。

 

 

「シンヤ……それ、何?」

 

 

「父が作った、カビゴンみたいな大食いポケモン向けのフードだ。前に開発したって話を聞いたことがあってな」

 

 

「……そんなものまで作っているの?」

 

 

「うちの父だからな」

 

 

説明になっているようで、なっていない。

しかしシンヤは気にせず、カビゴンの前に缶を置いた。

 

 

「これ、食べるか?」

 

 

「カンビィ!」

 

 

カビゴンの顔が、ぱあっと明るくなった。

先ほどまでの空腹に沈んだ表情が嘘のようだ。

カビゴンは巨大な口を大きく開けると、缶を器用に持ち上げ、逆さにした。

 

 

 

 

 

ドサドサドサッ!

 

 

 

 

 

中から出てきた大量のポケモンフーズが、そのまま口の中へ流れ込んでいく。

 

 

 

 

 

そして――。

 

 

 

ゴクン。

 

 

「…………」

 

 

ゴクリ。

 

 

「…………」

 

 

ゴクン。

 

 

「…………」

 

 

あっという間だった。

カビゴンは中身を残さず飲み込むと、満足そうにお腹を撫でた。

 

 

「カンビィ~♪」

 

 

さらに。

 

 

「……ゲフッ」

 

 

大きなゲップまで一つ。

 

 

「…………」

 

 

シンヤは空になった缶と、満足げなカビゴンを交互に見た。

 

 

 

 

 

 

(え、マジでこの一缶で満足したのか?)

 

 

 

 

 

一日に四百キログラムも食べるといわれるカビゴンが、たった一缶で満腹になった。

いや、もちろん缶の中身が普通のポケモンフーズよりも高密度だった可能性はある。

栄養価が高いのかもしれない。

消化効率がいいのかもしれない。

あるいは、父親がとんでもないものを作っただけなのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

(……まあ、親父の発明品だしな)

 

 

 

 

 

 

シンヤは、最終的にそこへ行き着いた。

謎の説得力である。

一方、レンは別の意味で感心していた。

 

 

「シンヤのお父様って、本当にすごい方なのね……」

 

 

「発明に関しては、俺も尊敬しているよ」

 

 

「それ以外にも、いろいろと気になることが増えたわ」

 

 

「それは……まあ、うん」

 

 

シンヤは苦笑いを浮かべた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆仲間になるか、カビゴン?

 

 

食事を終えたカビゴンは、しばらくその場で満足そうに座っていた。

しかし、やがて何かに気づいたように顔を上げる。

そして――シンヤをじっと見つめた。

 

 

正確には、シンヤ本人というよりも。

彼の腰に取り付けられた、モンスターボールの数々を。

 

 

「……ん?」

 

 

シンヤは視線を追い、すぐに察した。

 

 

「もしかして……お前、俺の仲間になりたいのか?」

 

 

「カンビィ……」

 

 

カビゴンは静かに頷いた。

その仕草には、先ほどまでの食欲全開な様子とは違う、どこか落ち着いた雰囲気があった。

レンも微笑む。

 

 

「ふふっ。どうやら、すっかり懐かれたみたいね」

 

 

「そうみたいだな。……よし、それなら」

 

 

シンヤはバッグから、もう一つのモンスターボールを取り出した。

通常の赤白のボールではない。

黒を基調とした、重量感のある特殊なボール。

レンが興味深そうに眺めた。

 

 

「それは?」

 

 

「ヘビーボールだよ」

 

 

「ヘビーボール?」

 

 

「ジョウト地方のボール職人、ガンテツさんが作っているモンスターボールの一つだ。重いポケモンを捕まえるのに向いている」

 

 

シンヤは、どっしりとしたカビゴンを見上げた。

 

 

「こいつには、ちょうどいいだろ」

 

 

「なるほど……。そんなボールもあるのね」

 

 

「父さんと母さんがジョウトを旅した時に手に入れたものなんだ。こういう珍しいボールを持っていると、いろいろ役に立つ」

 

 

そう言って、シンヤはカビゴンに向かってボールを投げた。

ボールがカビゴンに触れた瞬間、赤い光がその巨体を包み込む。

光はボールの中へ吸い込まれ――。

 

 

 

 

カチッ。

 

 

 

 

一度も揺れることなく、あっさりと捕獲が完了した。

 

 

「……えっ、もう終わったの?」

 

 

レンが思わず呟く。

 

 

「おお……」

 

 

シンヤ自身も少し驚いた。

自分から仲間になりたいと意思表示したポケモンなら、捕獲がスムーズに進むことはある。

それにしても、ここまで一瞬とは。

 

 

「よし! カビゴン、ゲット!」

 

 

シンヤはボールを手に取り、波動の眼で新たな仲間の状態を確認した。

 

 

 

カビゴン LV:30

覚えている技

- たくわえる

- のみこむ

- あくび

- ねむる

- いびき

- のしかかり

- ヘビーボンバー

 

戦闘傾向:高い耐久力を活かして相手の攻撃を受け止め、隙を見て反撃する防御・反撃型。自分から積極的に動き回るよりも、相手の攻撃を受け流しながら戦うスタイルと考えられる。

 

 

 

 

 

 

(なるほど……。たくわえる、のみこむ、ねむるに、あくび。耐久力を活かす技構成だな)

 

 

 

 

 

カビゴンは見た目どおり、かなりの耐久力を備えているらしい。

さらに、相手を眠気に誘うあくびや、自身の体力を回復するねむるも覚えている。

そして、相手が不用意に近づけば、のしかかりやヘビーボンバーで反撃する。

単純に力任せに戦うだけではない。

じっくりと相手を追い詰める、受けの戦い方が得意なのだろう。

 

 

「これは、育てがいがありそうだな」

 

 

シンヤは満足そうに頷いた。

 

 

「また新しい仲間が増えたわね」

 

 

「ああ。ただ、カビゴンの食事量を考えると、俺たちだけで管理するのは大変そうだ」

 

 

「……さっきのフードがあるのなら、大丈夫なのではなくて?」

 

 

「それもそうか」

 

 

二人は顔を見合わせ、笑った。

もっとも、シンヤには一つだけ気になることがあった。

 

 

 

 

 

 

(……あの専用フード、家にどれくらい残っていたかな?)

 

 

 

 

 

父親の発明品を信頼していることと、在庫を把握していることは別問題だった。

 

 

 

◆ネギの匂いに誘われて

 

 

しばらく歩いたころ。

草むらの向こうから、ガサガサッという音が聞こえてきた。

 

 

「ん? 何かいるな」

 

 

シンヤが足を止める。

レンも周囲を見回した。

 

 

「野生のポケモンかしら?」

 

 

「たぶんな。波動の眼で――」

 

 

シンヤが視線を向けるよりも早く、草むらから一匹のポケモンが姿を現した。

 

 

「……カモ?」

 

 

そのポケモンは、嘴にくわえたネギを器用に持ち直した。

カモネギ。

ネギを武器のように扱う、鳥ポケモンである。

 

 

「おっ、カモネギか!」

 

 

シンヤは思わず声を弾ませた。

しかし、カモネギはシンヤの顔を見ているわけではなかった。

その視線は、シンヤの背負うバッグへと注がれていた。

 

 

「……ん?」

 

 

カモネギが一歩近づく。

さらに一歩。

そして、鼻をひくひくと動かした。

 

 

「カモォ……!」

 

 

どうやら、バッグの中から漂う何かの匂いが気になって仕方がないらしい。

 

 

「……まさか、ネギの匂いか?」

 

 

シンヤはバッグを見下ろした。

旅の食材として、いくつかの野菜や調味料も収納している。その中には、当然ネギもあった。

しかも、父の開発した収納機能のおかげで、食材を保管する場所はある程度分けられている。

それでも、ネギ好きのカモネギには、わずかな匂いでも分かるのかもしれない。

 

 

「カモッ! カモッ!」

 

 

カモネギは、まるで「それを見せてくれ!」とでも言いたげに、シンヤの周りを歩き始めた。

 

 

「おいおい、落ち着けって。そんなに気になるのか?」

 

 

「カモォ!」

 

 

「……ふふっ。シンヤ、すっかり気に入られたみたいね」

 

 

「いや、俺というよりバッグだと思うんだけど……」

 

 

シンヤは苦笑しながら、カモネギに目線を合わせた。

 

 

「なあ、カモネギ。俺の仲間になるか?」

 

 

「カモ?」

 

 

「俺の実家には、うまいネギもあるぞ。ポケモンたちの食事も用意しているし、きっと気に入ると思う」

 

 

その言葉を聞いた瞬間。

カモネギの目が輝いた。

 

 

「カモォォッ!」

 

 

カモネギは両手を大きく広げた。

まるで、**「仲間になる! そこへ連れていってくれ!」**と全身で主張しているかのようだった。

 

 

「……分かりやすいな、お前!」

 

 

レンはくすくすと笑った。

 

 

「食べ物で仲間になるなんて、カビゴンといいカモネギといい、今日は食べ物に縁がある日ね」

 

 

「否定できないな……。まあ、仲間になりたいって気持ちは本物みたいだし、歓迎するさ」

 

 

シンヤはモンスターボールを取り出した。

 

 

「それじゃあ、よろしくな。カモネギ!」

 

 

ボールから放たれた赤い光が、カモネギを包み込む。

そして、ボールは数回揺れたあと――。

 

 

 

カチッ。

 

 

 

静かに閉じた。

 

 

「よしっ! カモネギ、ゲット!」

 

 

シンヤはボールを掲げた。

 

 

「カモネギも仲間になったわね」

 

 

「ああ。ネギが好きなのは間違いないみたいだけど、バトルの実力も確認しておかないとな」

 

 

シンヤは波動の眼で、ボールの中のカモネギの状態を確認する。

カモネギの実力は、まだこれから調べる必要がある。ネギを武器として扱う器用さは見て取れたが、それだけで強さを決めつけるわけにはいかない。

 

 

「帰ったら、母さんにカモネギのことも伝えておこう。ネギの種類や食事の好みも確認してもらいたいな」

 

 

「ふふっ。あなたの実家、ますます賑やかになりそうね」

 

 

「もう十分賑やかだと思うけどな!」

 

 

二人は笑いながら、再び歩き始めた。

一匹のカビゴンを仲間にし、さらにカモネギまで仲間にしたシンヤ。

ヤマブキシティへの道はまだ閉ざされているが、旅の仲間はまた増えた。

 

 

そして、彼らが向かう先には、ポケモンたちの魂を慰める町――シオンタウンが待っている。

その町で、二人は何を見つけることになるのだろうか。

 

感想でもあったのですが特性を出すか出さないかについて。期限はある程度表が集まり次第まで

  • 出す。セキエイリーグから出す
  • 出さないか。ホウエンからでいいやろ
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