ポケットモンスター~波動の眼を持つ少年~   作:レイザル

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時間だよ!シンヤのポケモン全員集合ーの巻


第66話 主力VS控え! 数的不利を覆せ、5の島の大規模実戦訓練!

◆5の島、特別訓練開始!

 

 

5の島にある別荘の訓練場。

 

 

海風が吹き抜ける広大なフィールドには、岩場、草地、水辺、砂地など、さまざまな地形が用意されていた。地形ごとに異なる戦術が求められる、シンヤの家ならではの本格的な訓練施設だ。

 

 

その中央に立つシンヤの前には、主力ポケモンたちが整列していた。

 

 

リザードン、ピジョット、ギャラドス、コノヨザル、ニドキング、ニドクイン、バタフリー、スピアー、ピカチュウ、フシギバナ、カメックス、フーディン、ゲンガー、ハガネール、エレキブル、スターミー、カビゴン、ケンタロス、ドサイドン、ハッサム、ハクリュー、ブーバーン、ブースター、サンダース、シャワーズ、ラプラス。

 

 

いずれも、これまでの旅や自宅での訓練を通じて成長してきた仲間たちだ。

 

 

 

 

一方、フィールドの反対側には、シンヤの家で暮らす控えポケモンたちが集まっていた。

 

 

その数は四十六匹。

 

 

ラッタ、オニドリル、アーボック、サンドパン、ピクシー、キュウコン、プクリン、ゴルバット、ラフレシア、パラセクト、モルフォン、ダグトリオ、ペルシアン、ゴルダック、ウインディ、ニョロボン、カイリキー、ウツボット、ドククラゲ、ゴローニャ、ギャロップ、ヤドラン、ジバコイル、カモネギ、ドードリオ、ジュゴン、ベトベトン、パルシェン、スリーパー、キングラー、マルマイン、ナッシー、ガラガラ、サワムラー、エビワラー、ベロリンガ、マタドガス、ラッキー、モンジャラ、シードラ、アズマオウ、バリヤード、カイロス、オムスター、カブトプス、プテラ。

 

 

誰もが、それぞれの得意分野を持っている。

 

 

レンは訓練場の脇に机を置き、記録用のノートと筆記具を準備していた。ラムとレムも、飲み物や回復用の道具を用意している。

 

 

「これだけの数が集まると、壮観ね」

 

 

レンが周囲を見渡した。

 

 

「普段はそれぞれの得意分野に合わせて訓練しているけど、今日は実戦形式だ。主力一匹に対して控え二匹。数的不利をどう覆すか、そして控え側はどう連携すれば格上にも勝てるのか。それを確かめる」

 

 

シンヤは全員を見渡した。

 

 

「ただし、勝つことだけが目的じゃない。危険な状態になったら、勝負を止める。疲労や負傷を無視して続けることもしない。今日の結果だけで、誰かの強さを決めるつもりもない」

 

 

主力も控えも、それぞれ力強く応えた。

 

 

「それじゃあ、始めよう!」

 

 

 

 

 

 

 

◆第1試合 リザードンVSウインディ&キュウコン

       炎の力比べから、空中戦へ!

 

 

「リザードン、頼むぞ!」

 

 

リザードンが翼を広げ、フィールドへ降り立つ。

 

 

対する控え側は、ウインディとキュウコン。炎を扱う二匹が並び、リザードンを見据えた。

 

 

試合開始。

 

 

ウインディが地面を蹴り、炎をまとって突進する。キュウコンは少し距離を取り、火炎放射でリザードンの進路を塞いだ。

 

 

リザードンは翼を広げて飛び上がる。

 

 

だが、ウインディは地上からその影を追い、キュウコンはリザードンの着地点を予測して炎を放った。

 

 

「二匹とも、相手を追いかけるだけじゃない。飛ぶ場所まで制限しているのね」

 

 

レンが記録する。

リザードンは空中で大きく旋回した。

 

「りゅうのまい!」

 

 

体の動きが鋭くなり、リザードンは炎の軌道を見極めながら高度を上げる。

ウインディが再び跳び上がる。

 

 

その瞬間、リザードンは急降下した。

 

 

「ドラゴンクロー!」

 

 

爪がウインディを捉える。ウインディは地面を転がったが、すぐには倒れず、もう一度立ち上がろうとした。

 

 

しかし、ダメージが大きく、戦闘続行は不可能だった。

 

 

残るキュウコンは、焦らずに距離を保つ。

火炎放射を連続して放つのではなく、リザードンが降下する瞬間だけを狙っていた。

 

 

リザードンは何度か回避したが、翼に炎がかすめた。

 

 

「リザードン、無理に突っ込むな! 相手の動きが変わるまで待て!」

 

 

リザードンは空中で一度旋回し、キュウコンの視線を引きつけた。

 

 

キュウコンが炎を放つ。

 

 

リザードンは横へ回り込み、炎の届かない位置から接近した。

 

 

「フレアドライブ!」

 

 

炎をまとった突進が決まり、キュウコンは倒れた。

 

 

 

 

 

 

**勝者、リザードン!**

 

 

 

 

 

「よくやった! ただし、最後は翼に攻撃を受けていた。勝つために多少の危険を冒す場面はあっても、受けなくていい攻撃まで受ける必要はないぞ」

 

 

リザードンは真剣に頷いた。

 

 

◆第2試合 ピジョットVSオニドリル&ゴルバット

       空の支配権を奪い合え!

 

 

ピジョットが翼を広げて飛び立つ。

 

 

対戦相手はオニドリルとゴルバット。二匹とも飛行能力を活かした攻撃が得意だ。

 

 

試合が始まると、オニドリルが高空へ上がり、ゴルバットは低空を飛んでピジョットの退路を狙った。

 

 

上下からの挟撃。

 

 

ピジョットは上昇してかわそうとしたが、オニドリルが先回りして進路を塞ぐ。

 

 

ゴルバットが翼を広げ、接近する。

 

 

ピジョットは急旋回してかわしたものの、空中での位置取りが徐々に不利になっていった。

 

 

「ピジョット、相手と同じように飛び回るだけじゃ駄目だ!」

 

 

シンヤの声に、ピジョットは翼を大きく広げた。

 

 

風を受け、急激に高度を落とす。

 

 

二匹が追ってきた瞬間、ピジョットは岩場の近くで旋回し、地形を利用して二匹の進路を分けた。

 

 

ゴルバットが岩場を避ける。

 

 

オニドリルはそのまま追いかけ、二匹の距離が開いた。

 

 

「今だ!」

 

 

ピジョットはゴルバットへ急降下し、翼で強烈な風を起こす。

 

 

ゴルバットは体勢を崩して着地し、戦闘不能となった。

 

 

残るオニドリルは、正面からの空中戦を挑む。

 

 

ピジョットは相手の突進をぎりぎりでかわし、旋回して背後へ回り込んだ。

 

 

最後は鋭い翼の一撃を決め、オニドリルも戦闘不能となった。

 

 

 

 

 

**勝者、ピジョット!**

 

 

 

 

 

「最初は相手のペースに乗せられたけど、途中から地形を使えたのがよかったわね」

 

 

レンの言葉に、シンヤは頷いた。

 

 

「空中戦でも、ただ高く飛べばいいわけじゃない。相手が二匹なら、位置取りで一対一に近い状況を作ることも重要だ」

 

 

 

 

◆第3試合 ギャラドスVSキングラー&シードラ

          水中の駆け引き!

 

 

水辺のフィールドにギャラドスが現れた。

 

 

控え側はキングラーとシードラ。どちらも水中での機動力を活かせるポケモンだ。

 

 

開始と同時に、キングラーが大きなハサミを構え、正面から迫る。

 

 

シードラは水中を移動しながら、水鉄砲で援護した。

 

 

ギャラドスは咆哮し、尾で水面を叩く。

 

 

水しぶきが舞い、視界が一瞬遮られた。

 

 

その隙にギャラドスは潜水し、キングラーの側面へ回り込む。

 

 

しかし、シードラが水中で動きを察知し、攻撃を仕掛けた。

 

 

ギャラドスは体をひねってかわす。

 

 

二匹は連携して距離を保ち、ギャラドスを挟み込もうとした。

 

 

「ギャラドス、力任せに突破するだけじゃなく、二匹の位置を見ろ!」

 

 

ギャラドスは一度水面へ浮上した。

 

 

そして、キングラーが接近した瞬間に体を反転させ、強烈な滝登りで吹き飛ばした。

 

 

キングラーは戦闘不能となった。

 

 

シードラはすぐに水中へ潜り、距離を取る。

 

 

ギャラドスは追いかけず、水面を叩いて波を起こした。

 

 

シードラの進路が乱れる。

 

 

その一瞬を狙い、ギャラドスは再び水中へ潜った。

 

 

「ハイドロポンプ!」

 

 

強烈な水流がシードラを捉え、戦闘不能に追い込んだ。

 

 

 

 

 

 

**勝者、ギャラドス!**

 

 

 

 

 

 

「最後の水流は見事だったな。ただ、最初はシードラを追いかけすぎて、キングラーに背後を取られかけていた。二匹相手のときは、目の前の相手だけに集中しないことだ」

 

 

ギャラドスは大きく頷いた。

 

 

 

◆第4試合 コノヨザルVSカイリキー&サワムラー

    怒りに呑まれず、怒りを力に変えろ!

 

 

コノヨザルが拳を握りしめる。

 

 

控え側はカイリキーとサワムラー。格闘技を極めた二匹が並び、コノヨザルを迎え撃つ。

 

 

開始直後、サワムラーが長い脚を伸ばして蹴りを放つ。

 

 

コノヨザルは腕で受け止めた。

 

 

そこへカイリキーが接近し、四本の腕を活かした連続攻撃を仕掛ける。

 

 

コノヨザルは押され、地面を滑るように後退した。

 

 

「二匹の連携がいい。サワムラーが間合いを作り、カイリキーが近距離で押し込むんだ」

 

 

シンヤは慎重に見守った。

 

 

コノヨザルは咆哮し、拳を振るう。

 

 

「ふんどのこぶし!」

 

 

強烈な一撃がサワムラーを捉えた。

 

 

サワムラーは吹き飛ばされ、戦闘不能となる。

 

 

しかし、カイリキーは動じなかった。

 

 

仲間が倒れたことで、むしろ攻め方を変えた。コノヨザルの拳を受け流し、組みつくようにして動きを制限する。

 

 

コノヨザルは力任せに振りほどこうとした。

 

 

だが、その動きはカイリキーに読まれていた。

 

 

「コノヨザル、力だけで押し切るな!」

 

 

シンヤの声が響く。

 

 

コノヨザルは一度動きを止め、呼吸を整えた。

 

 

そして、カイリキーが体勢を立て直す瞬間を狙い、腕を振りほどいた。

 

 

「ドレインパンチ!」

 

 

拳がカイリキーを捉え、コノヨザルは相手から体力を奪う。

 

 

それでもカイリキーは倒れない。

 

 

二匹は真正面から激しくぶつかり合った。

 

 

最後はコノヨザルが踏み込み、ふんどのこぶしを叩き込む。

 

 

カイリキーは倒れ、戦闘不能となった。

 

 

 

 

 

 

**勝者、コノヨザル!**

 

 

 

 

 

シンヤはコノヨザルの肩に手を置いた。

 

 

「怒りを力に変えるのはお前の強みだ。でも、怒りに任せて動けば相手に読まれる。自分で感情を制御できるようになれば、もっと強くなるぞ」

 

 

コノヨザルは静かに頷いた。

 

 

 

 

 

◆第5試合 ニドキングVSダグトリオ&ゴルダック

      地中からの奇襲を見破れ!

 

 

ニドキングが地面を踏みしめ、構えを取った。

 

 

控え側はダグトリオとゴルダック。

 

 

試合開始と同時にダグトリオが地面へ潜り、ゴルダックは水鉄砲でニドキングの注意を引いた。

 

 

ニドキングは正面から攻撃を受け止めながら、足元の振動を感じ取ろうとする。

 

 

ゴルダックが水鉄砲を連射する。

 

 

ニドキングは岩場へ移動し、攻撃をかわした。

 

 

その瞬間、ダグトリオが地面から飛び出す。

 

 

ニドキングは体勢を崩しかけたが、すぐに踏みとどまった。

 

 

「いいぞ。相手の位置を探れ!」

 

 

ニドキングは地面を踏みしめ、振動を感じ取る。

 

 

ダグトリオが再び潜ろうとした瞬間、ニドキングは地面へ向けて攻撃を放った。

 

 

地面が揺れ、ダグトリオの動きが鈍る。

 

 

ニドキングはその隙に接近し、毒の一撃を叩き込んだ。

 

 

ダグトリオは戦闘不能となった。

 

 

ゴルダックは単独で攻めるが、ニドキングは距離を保ちながら攻撃をかわす。

 

 

最後は大地の力を放ち、ゴルダックを戦闘不能に追い込んだ。

 

 

 

 

 

 

 

**勝者、ニドキング!**

 

 

 

 

 

「相手が地中へ潜るなら、地上だけ見ていても駄目だ。振動や地形の変化も手掛かりになる。よく対応できたな」

 

 

ニドキングは誇らしげに胸を張った。

 

 

 

 

 

 

◆第6試合 ニドクインVSアーボック&パラセクト

        毒と拘束を突破せよ!

 

 

ニドクインの対戦相手はアーボックとパラセクト。

 

 

アーボックが体をくねらせ、パラセクトが地面を這うように進む。

 

 

開始直後、アーボックがニドクインへ巻きつこうとする。

 

 

ニドクインは腕で受け止めるが、パラセクトがハサミを使って足元を狙った。

 

 

ニドクインは体勢を崩し、片膝をつく。

 

 

「二匹の連携がうまいな!」

 

 

アーボックが拘束を続け、パラセクトが攻撃を加える。

 

 

ニドクインは無理に暴れず、アーボックの体の緩みを探した。

 

 

そして、拘束がわずかに緩んだ瞬間、全身に力を込めて振りほどいた。

 

 

すぐさまパラセクトへ向き直る。

 

 

「れいとうパンチ!」

 

 

氷をまとった拳がパラセクトを捉え、戦闘不能に追い込んだ。

 

 

アーボックは毒を吐いて反撃する。

 

 

ニドクインは攻撃をかわし、接近戦へ持ち込んだ。

 

 

最後は力強い一撃を決め、アーボックを倒した。

 

 

 

 

 

 

 

 

**勝者、ニドクイン!**

 

 

 

 

 

 

 

「最初は完全に相手の連携にはまっていた。けれど、拘束を解くことだけに集中せず、相手の動きが緩む瞬間を探せたのはよかったぞ」

 

 

ニドクインは頷いた。

 

 

 

 

 

 

◆第7試合 バタフリーVSモルフォン&ラフレシア

       空中戦と状態異常の攻防!

 

 

バタフリーが羽を広げ、風に乗る。

 

 

控え側はモルフォンとラフレシア。

 

 

二匹とも、粉や状態異常を使った戦術を得意としている。

 

 

開始と同時に、モルフォンが粉をまき、ラフレシアも地面から粉を広げた。

 

 

バタフリーは高度を上げ、粉の広がる範囲から離れる。

 

 

しかし、モルフォンが追いかけ、ラフレシアが地上から攻撃を続ける。

 

 

バタフリーは空中で旋回し、相手の位置を見極めた。

 

 

「ちょうのまい!」

 

 

舞うような動きで能力を高め、バタフリーは一気に加速する。

 

 

モルフォンが追いつこうとするが、バタフリーは急旋回して背後へ回り込んだ。

 

 

「サイコキネシス!」

 

 

精神の力がモルフォンを捉え、モルフォンは戦闘不能となった。

 

 

ラフレシアは粉をまきながら距離を取る。

 

 

バタフリーはすぐに追いかけず、風向きを確認した。

 

 

そして、風上へ移動してから攻撃を仕掛けた。

 

 

ラフレシアの粉はバタフリーに届かず、最後はサイコキネシスで戦闘不能となった。

 

 

 

 

 

 

 

**勝者、バタフリー!**

 

 

 

 

 

 

「風向きを利用したのはよかったな。状態異常を狙う相手には、技を避けるだけでなく、相手の技が届きにくい位置を探すことも大切だ」

 

 

バタフリーは羽を揺らして応えた。

 

 

 

 

 

 

◆第8試合 スピアーVSカイロス&ペルシアン

      速さを封じる連携!

 

 

スピアーが鋭い針を構え、低空を飛ぶ。

 

 

対戦相手はカイロスとペルシアン。

 

 

カイロスが正面から突進し、ペルシアンは側面へ回り込む。

 

 

スピアーは速度を活かしてかわすが、二匹は少しずつ逃げ道を塞いでいった。

 

 

カイロスが角を構えて突進する。

 

 

スピアーは上昇してかわした。

 

 

その瞬間、ペルシアンが跳び上がり、空中のスピアーへ爪を振るう。

 

 

スピアーは翼をひねって回避したものの、体勢を崩した。

 

 

「スピアー、ただ速く動くんじゃなく、相手を誘導しろ!」

 

 

スピアーは低空へ降り、岩場の周囲を旋回した。

 

 

カイロスが追いかける。

 

 

ペルシアンも続いたが、狭い通路で二匹の動きが重なる。

 

 

スピアーはその瞬間、急上昇した。

 

 

「ダブルニードル!」

 

 

鋭い針がカイロスを捉え、カイロスは戦闘不能となった。

 

 

ペルシアンは単独で攻め続けるが、スピアーは距離を保ち、最後は急降下からの一撃で戦闘不能に追い込んだ。

 

 

 

 

 

 

 

**勝者、スピアー!**

 

 

 

 

 

 

 

「速度を使うだけでなく、地形を使って相手の連携を崩した。いい戦いだったぞ」

 

 

スピアーは誇らしげに針を掲げた。

 

 

 

 

 

 

 

◆第9試合 ピカチュウVSジバコイル&マルマイン

      電撃だけに頼るな、番長!

 

 

シンヤの家で番長と呼ばれるピカチュウが、堂々とフィールドへ進み出る。

 

 

控え側はジバコイルとマルマイン。

 

 

マルマインが高速で転がり、ジバコイルが電撃で援護する。

 

 

ピカチュウは攻撃をかわしながら、二匹の動きを観察した。

 

 

電気技を撃ち合うだけでは、決着がつかない。

 

 

ピカチュウはマルマインの突進を誘い、直前で横へ跳んだ。

 

 

マルマインは勢い余って岩場へ転がる。

 

 

その隙にピカチュウはジバコイルへ接近した。

 

 

「アイアンテール!」

 

 

鋼の尾がジバコイルを捉え、ジバコイルは体勢を崩した。

 

 

マルマインが再び突進する。

 

 

ピカチュウは跳び上がってかわし、着地と同時に地面を蹴った。

 

 

「くさむすび!」

 

 

足元を狙う草の技がマルマインの動きを止める。

 

 

ピカチュウはその隙にジバコイルへ攻撃を重ね、戦闘不能に追い込んだ。

 

 

残るマルマインは再び突進するが、ピカチュウは正面から受け止めず、勢いを利用して転がし、戦闘不能にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

**勝者、ピカチュウ!**

 

 

 

 

 

 

 

「電気技だけで勝とうとしなかったのがよかったな。相手の性質を見て、別の技を選べたのは大きいぞ」

 

 

ピカチュウは胸を張り、短く鳴いた。

 

 

 

 

 

 

◆第10試合 フシギバナVSウツボット&モンジャラ

       草タイプ同士の戦術戦!

 

 

フシギバナが背中の花を広げる。

 

 

控え側はウツボットとモンジャラ。

 

 

開始と同時に、ウツボットが蔓を伸ばし、モンジャラも複数の蔓でフシギバナの足元を狙う。

 

 

フシギバナは攻撃を受け流しながら、二匹の位置を確認した。

 

 

「にほんばれ!」

 

 

日差しが強まり、フシギバナの動きが活発になる。

 

 

ウツボットが蔓を伸ばす。

 

 

フシギバナはその蔓をかわし、モンジャラとの間へ割り込んだ。

 

 

二匹の連携が崩れる。

 

 

「ソーラービーム!」

 

 

光線がモンジャラを捉え、戦闘不能に追い込んだ。

 

 

ウツボットは蔓を振り回して反撃する。

 

 

フシギバナは攻撃を避けながら、つるのムチで相手の動きを制限した。

 

 

最後はソーラービームを放ち、ウツボットを倒した。

 

 

 

 

 

 

 

**勝者、フシギバナ!**

 

 

 

 

 

 

 

「天候を利用できたのはよかった。ただし、草タイプ同士でも油断はできない。相手の技を知っているつもりにならず、実際の動きを見るんだ」

 

フシギバナはゆっくりと頷いた。

 

 

 

 

 

 

 

◆第11試合 カメックスVSパルシェン&ジュゴン

     防御を崩すのは力か、判断か!

 

 

カメックスが水辺に立つ。

 

 

パルシェンは殻を閉じて防御を固め、ジュゴンは水中を滑るように動いた。

 

 

カメックスが水流を放つが、パルシェンは殻で受け止める。

 

 

ジュゴンが側面から接近し、カメックスへ体当たりを仕掛けた。

 

 

カメックスは腕で受け止めたものの、二匹の連携に押される。

 

 

「カメックス、パルシェンばかり攻めるな! ジュゴンの位置も確認しろ!」

 

 

カメックスは一度距離を取り、水中へ潜った。

 

 

ジュゴンが追いかける。

 

 

カメックスは急旋回し、水流でジュゴンをパルシェンから引き離した。

 

 

そして、パルシェンの側面へ回り込む。

 

 

「はどうだん!」

 

 

波動の弾がパルシェンを捉え、戦闘不能に追い込んだ。

 

 

残るジュゴンは氷の息を放つ。

 

 

カメックスは水中を移動してかわし、最後は水流で押し返して戦闘不能にした。

 

 

 

 

 

 

 

**勝者、カメックス!**

 

 

 

 

 

 

「正面から防御を崩そうとせず、連携を分断したのがよかった。相手の強みを正面から破る必要はないんだ」

 

 

 

 

 

 

 

◆第12試合 フーディンVSスリーパー&バリヤード

       読み合いを制する者!

 

 

フーディンがスプーンを構え、静かに浮かび上がる。

 

 

控え側はスリーパーとバリヤード。

 

 

バリヤードが壁を作り、スリーパーは催眠術を狙う。

 

 

フーディンはテレポートで位置を変え、相手の狙いを外した。

 

 

バリヤードは壁を動かして逃げ道を塞ごうとする。

 

 

しかし、フーディンは壁の配置を観察し、二匹の間へ移動した。

 

 

「サイコキネシス!」

 

 

精神の力がバリヤードを押し返す。

 

 

スリーパーが追撃しようとするが、フーディンは再び位置を変え、二匹の連携を崩した。

 

 

バリヤードが戦闘不能となる。

 

 

残るスリーパーは、フーディンの動きを読もうと集中する。

 

 

フーディンはすぐに攻撃せず、相手の視線が動いた瞬間にテレポートした。

 

 

背後へ回り込み、サイコキネシスを放つ。

 

 

スリーパーも最後まで抵抗したが、戦闘不能となった。

 

 

 

 

 

 

**勝者、フーディン!**

 

 

 

 

 

 

「相手の技だけでなく、何を狙っているのかを考えられたな。いい判断だったぞ」

 

 

 

 

 

 

◆第13試合 ゲンガーVSベトベトン&マタドガス

      見えない相手を追い詰めろ!

 

 

ゲンガーが不気味な笑みを浮かべる。

 

 

控え側はベトベトンとマタドガス。

 

 

マタドガスが煙を広げ、ベトベトンが地面を這うように接近する。

 

 

ゲンガーは煙の中へ消えた。

 

 

二匹は互いの背中を守るように動き、奇襲に備える。

 

 

しかし、ゲンガーは真正面から攻めなかった。

 

 

煙の外側へ姿を現し、二匹の視線を引きつける。

 

 

「シャドーボール!」

 

 

黒い弾がマタドガスを捉えた。

 

 

マタドガスは煙を吐いて反撃するが、ゲンガーは再び姿を消す。

 

 

ベトベトンが腕を伸ばす。

 

 

その腕が空を切った瞬間、ゲンガーは背後へ回り込んだ。

 

 

「シャドーボール!」

 

 

ベトベトンも戦闘不能となった。

 

 

 

 

 

 

 

**勝者、ゲンガー!**

 

 

 

 

 

 

 

「相手が見えない状況でも、焦らず位置を変えられたのはよかった。けれど、煙の中で無理に攻めれば危険だ。奇襲する側も、される側も、周囲を確認することが大切だぞ」

 

 

ゲンガーは楽しそうに笑った。

 

 

 

 

 

 

 

◆第14試合 ハガネールVSゴローニャ&カブトプス

      巨体同士の押し合い!

 

 

ハガネールが岩場へ進み出る。

 

 

控え側はゴローニャとカブトプス。

 

 

ゴローニャが岩を転がして突進し、カブトプスは鋭い鎌を構えて接近した。

 

 

ハガネールは体をひねり、ゴローニャの突進を受け流す。

 

 

しかし、カブトプスの鎌が側面をかすめた。

 

 

ハガネールは反撃しようとしたが、ゴローニャが再び突進し、体勢を崩す。

 

 

「ハガネール、相手の勢いを利用しろ!」

 

 

ハガネールは体を低く構え、ゴローニャの突進を正面から受け止めるのではなく、横へずらした。

 

 

ゴローニャは岩場の端へ転がる。

 

 

その隙にハガネールはカブトプスへ体を向け、鋼の尾を叩きつけた。

 

 

カブトプスは大きく吹き飛ばされ、戦闘不能となった。

 

 

残るゴローニャは岩を飛ばして反撃する。

 

 

ハガネールは攻撃を受けながらも前進し、最後は鋼の尾でゴローニャを戦闘不能に追い込んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

**勝者、ハガネール!**

 

 

 

 

 

 

 

「勝てたが、最初は二匹の連携に押されていた。防御力があるからといって、攻撃を受け続ける必要はない。避けられる攻撃は避けるんだ」

 

 

 

 

 

◆第15試合 エレキブルVSドククラゲ&アズマオウ

        水辺を制する電撃!

 

 

エレキブルが腕を鳴らす。

 

 

控え側はドククラゲとアズマオウ。

 

 

二匹は水辺を利用しながら距離を保ち、エレキブルの電撃を警戒した。

 

 

アズマオウが角を構えて突進し、ドククラゲは触手を伸ばしてエレキブルの動きを制限する。

 

 

エレキブルは正面から電撃を放たず、まずアズマオウへ接近した。

 

 

アズマオウの突進を腕で受け流し、横へ移動する。

 

 

そのまま二匹の間に割り込み、連携を分断した。

 

 

「れいとうパンチ!」

 

 

氷をまとった拳がアズマオウを捉え、戦闘不能に追い込む。

 

 

残るドククラゲは触手を伸ばし、エレキブルを拘束しようとした。

 

 

エレキブルは腕を振って触手を払い、距離を詰める。

 

 

「10まんボルト!」

 

 

電撃がドククラゲを捉え、戦闘不能となった。

 

 

 

 

 

 

**勝者、エレキブル!**

 

 

 

 

 

 

「電撃を撃つだけでなく、先に相手を引き離したのがよかった。技の威力だけじゃなく、相手が動きにくい状況を作ることも重要だ」

 

 

 

 

 

 

 

◆第16試合 スターミーVSゴローニャ&オムスター

      水の戦術、岩の防御!

 

 

スターミーが水辺へ進み出る。

 

 

控え側はゴローニャとオムスター。

 

 

ゴローニャが岩を飛ばし、オムスターは殻を活かして防御を固める。

 

 

スターミーは素早く移動しながら、水流を放った。

 

 

ゴローニャは攻撃を受けて後退するが、オムスターはその間に岩を飛ばし、スターミーの進路を塞いだ。

 

 

スターミーは回転しながら岩をかわす。

 

 

しかし、ゴローニャが地面を揺らし、スターミーの体勢を崩した。

 

 

オムスターが水辺から攻撃を仕掛ける。

 

 

スターミーは一度距離を取り、二匹の位置を確認した。

 

 

「スターミー、相手の攻撃を避けるだけじゃなく、二匹を分けるんだ!」

 

 

スターミーは水流を使い、ゴローニャの足元を崩した。

 

 

ゴローニャが体勢を立て直そうとする間に、スターミーはオムスターへ向き直る。

 

 

「サイコキネシス!」

 

 

精神の力がオムスターを捉え、オムスターは戦闘不能となった。

 

 

残るゴローニャは岩を飛ばして反撃する。

 

 

スターミーは水中へ潜り、攻撃をかわしてから再び浮上した。

 

 

最後は水の波動を決め、ゴローニャを戦闘不能に追い込んだ。

 

 

 

 

 

 

 

**勝者、スターミー!**

 

 

 

 

 

 

「最初は相手の防御に手こずったが、途中から狙いを変えられた。相手の強みを正面から崩せないなら、別の方法を探すことだ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆第17試合 カビゴンVSラッキー&プクリン

      耐久戦を制するのは誰だ!

 

 

カビゴンが大きな体を揺らしてフィールドへ進み出る。

 

 

控え側はラッキーとプクリン。

 

 

二匹は距離を保ちながら、カビゴンの動きを見ていた。

 

 

開始直後、プクリンが声を響かせ、ラッキーがカビゴンの隙を狙う。

 

 

カビゴンは攻撃を受け止めたものの、二匹の連携に押され、少しずつ後退した。

 

 

「カビゴン、耐えるだけじゃ駄目だ!」

 

 

カビゴンは目を細め、相手の動きを観察する。

 

 

プクリンが再び近づいた瞬間、カビゴンは体を横へずらした。

 

 

プクリンは勢い余って通り過ぎる。

 

 

「のしかかり!」

 

 

カビゴンの巨体がプクリンを押さえ込み、プクリンは戦闘不能となった。

 

 

ラッキーは距離を取ろうとしたが、カビゴンは無理に追いかけず、相手の動ける範囲を狭めていく。

 

 

最後は一気に接近し、強烈なのしかかりを決めた。

 

 

ラッキーも戦闘不能となった。

 

 

 

 

 

 

 

**勝者、カビゴン!**

 

 

 

 

 

 

「耐久力があるからといって、受け続ける必要はない。攻撃を受ける前に動けるなら、その方がいいんだ」

 

 

カビゴンはゆっくりと頷いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆第18試合 ケンタロスVSラッタ&カモネギ

      突進を止める技術!

 

 

ケンタロスが地面を蹴り、闘志を燃やす。

 

 

控え側はラッタとカモネギ。

 

 

ラッタが素早く走り、カモネギはネギを構えて間合いを管理する。

 

 

ケンタロスは突進しようとしたが、カモネギがネギを振るって進路を塞いだ。

 

 

ラッタが側面から攻撃する。

 

 

ケンタロスは急停止し、二匹の動きを見極めた。

 

 

再び突進するのではなく、岩場の周囲を走り始める。

 

 

ラッタが追いかけ、カモネギも続いた。

 

 

二匹の距離が開く。

 

 

ケンタロスはその隙を突き、ラッタへ体当たりを決めた。

 

 

ラッタは戦闘不能となった。

 

 

カモネギはネギを構え直し、最後まで抵抗した。

 

 

ケンタロスは相手の間合いに入りすぎないよう、突進の方向を細かく変える。

 

 

カモネギが攻撃を振るった瞬間、ケンタロスは横へ跳び、体当たりを決めた。

 

 

 

 

 

 

 

**勝者、ケンタロス!**

 

 

 

 

 

 

「勢いだけじゃなく、相手の間合いを考えられていたな。いい戦いだったぞ」

 

 

 

 

 

 

 

 

◆第19試合 ドサイドンVSサンドパン&プテラ

       地上と空からの挟撃!

 

 

ドサイドンが岩場へ進み出る。

 

 

控え側はサンドパンとプテラ。

 

 

サンドパンが地面を掘り、プテラは上空から攻撃の機会をうかがう。

 

 

開始と同時に、プテラが急降下した。

 

 

ドサイドンは腕で攻撃を受け止める。

 

 

その瞬間、サンドパンが地面から飛び出し、足元を狙った。

 

 

ドサイドンは体勢を崩しかけた。

 

 

「空だけじゃない、地面も見ろ!」

 

 

シンヤの声に、ドサイドンは地面を踏みしめた。

 

 

サンドパンが再び潜ろうとする。

 

 

ドサイドンはその動きを見て、地面へ攻撃を放った。

 

 

地面が揺れ、サンドパンの動きが止まる。

 

 

ドサイドンはその隙にサンドパンを戦闘不能に追い込んだ。

 

 

しかし、プテラは上空から攻撃を続ける。

 

 

ドサイドンは何度も攻撃を受け、徐々に消耗していった。

 

 

それでも、プテラが急降下してきた瞬間、ドサイドンは体を横へずらした。

 

 

プテラは勢い余って着地に失敗する。

 

 

ドサイドンはその隙に強烈な一撃を叩き込んだ。

 

 

プテラは戦闘不能となった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

**勝者、ドサイドン!**

 

 

 

 

 

 

 

シンヤは頷いた。

 

 

「勝てたが、最初の挟撃は危なかった。大きな体のポケモンほど、上と下の両方に注意する必要があるぞ」

 

 

 

 

 

 

 

 

◆第20試合 ハッサムVSドードリオ&バリヤード

       速攻と防御を突破せよ!

 

 

ハッサムが鋏を構える。

 

 

控え側はドードリオとバリヤード。

 

 

ドードリオが三つの頭を使い、異なる方向から攻撃を仕掛ける。

 

 

バリヤードは壁を作り、ハッサムの移動範囲を狭めた。

 

 

ハッサムはバレットパンチでドードリオを迎撃するが、バリヤードの壁によって攻撃の角度を制限される。

 

 

ドードリオが突進する。

 

 

ハッサムは横へ跳んだが、バリヤードの壁に進路を阻まれた。

 

 

「ハッサム、壁そのものを避けるんじゃなく、壁を作る相手を見ろ!」

 

 

ハッサムは鋏を鳴らし、バリヤードへ向き直った。

 

 

ドードリオが再び突進する。

 

 

ハッサムはその攻撃をかわし、バリヤードの壁が消える瞬間を狙った。

 

 

「バレットパンチ!」

 

 

鋭い拳がバリヤードを捉え、戦闘不能となった。

 

 

ドードリオは速度を活かして攻撃を続けるが、ハッサムは相手の進路を読み、正面から受

け止めずに横へ回り込む。

 

 

最後は連続攻撃を決め、ドードリオも戦闘不能となった。

 

 

 

 

 

 

 

**勝者、ハッサム!**

 

 

 

 

 

 

「相手の壁を力で壊そうとせず、壁を作るタイミングを見ていたのがよかった。戦術を使う相手には、その戦術の仕組みを見極めることが大切だ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆第21試合 ハクリューVSヤドラン&アズマオウ

       速さと防御の読み合い!

 

 

ハクリューが水辺へ進み出る。

 

 

控え側はヤドランとアズマオウ。

 

 

ヤドランは防御を固め、アズマオウは水辺を走って攻撃の機会をうかがう。

 

 

開始直後、アズマオウが突進する。

 

 

ハクリューは体をしならせて回避した。

 

 

しかし、ヤドランがサイコキネシスで進路を制限する。

 

 

ハクリューは空中へ舞い上がり、二匹の攻撃をかわした。

 

 

アズマオウが再び突進する。

 

 

ハクリューはその動きを誘い、ヤドランとの間へ移動した。

 

 

二匹が互いの進路を気にした瞬間、ハクリューはアズマオウへ向き直る。

 

 

「りゅうのいぶき!」

 

 

竜の力を帯びた息がアズマオウを捉え、戦闘不能に追い込んだ。

 

 

ヤドランは落ち着いて攻撃を続ける。

 

 

ハクリューは何度も接近を試みたが、ヤドランの防御と精神力に阻まれ、攻めきれない。

 

 

試合は長引き、双方の動きが鈍り始めた。

 

 

シンヤは状態を確認したうえで、残り時間を告げた。

 

 

ハクリューは焦らず、ヤドランの攻撃をかわしながら反撃の機会を待つ。

 

 

しかし、ヤドランも最後まで防御を崩さなかった。

 

 

時間切れ。

 

 

 

 

 

 

 

 

**判定は引き分け!**

 

 

 

 

 

 

ハクリューは悔しそうに鳴いた。

 

 

シンヤは首を横に振る。

 

 

「負けたわけじゃない。相手の防御を崩せなかったことが、今日の課題だ。強引に攻めれば勝てるとは限らない。次は、防御を崩す別の方法を考えよう」

 

 

ヤドランも、最後まで戦い抜いたことを認めるように頷いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆第22試合 ブーバーンVSギャロップ&ピクシー

      炎の火力と支援の連携!

 

 

ブーバーンが腕を構える。

 

 

控え側はギャロップとピクシー。

 

 

ギャロップが素早く駆け回り、ピクシーが後方から支援する。

 

 

ブーバーンは火炎放射を放ったが、ギャロップは巧みにかわした。

 

 

ピクシーはブーバーンの視線を引きつけ、ギャロップが側面から攻撃する。

 

 

ブーバーンは攻撃を受け、少しずつ後退した。

 

 

「ブーバーン、ギャロップだけを追いかけるな。ピクシーが何をしているかも確認しろ!」

 

 

ブーバーンは一度距離を取り、二匹の位置を見極めた。

 

 

ギャロップが再び駆け出す。

 

 

ブーバーンは炎を放つふりをして、ギャロップの進路を限定した。

 

 

ギャロップが方向を変えた瞬間、ブーバーンはピクシーへ向き直った。

 

 

「きあいだま!」

 

 

気合の弾がピクシーを捉え、戦闘不能となった。

 

 

ギャロップは一匹で攻め続けたが、ブーバーンは相手の動きを見極め、最後は火炎放射を決めて戦闘不能に追い込んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

**勝者、ブーバーン!**

 

 

 

 

 

 

 

「相手の支援役に気づいてから、狙いを切り替えられたな。複数の相手がいるときは、誰が連携の要になっているかを見極めることも重要だ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆第23試合 ブースターVSジュゴン&ナッシー

      不利な相手にも活路を見いだせ!

 

 

ブースターが炎をまとって構える。

 

 

控え側はジュゴンとナッシー。

 

 

水と草の異なる攻撃を組み合わせる二匹だ。

 

 

ジュゴンが水辺から攻め、ナッシーは遠距離から精神の力と草の技で援護する。

 

 

ブースターは炎を放って応戦したが、ジュゴンの水流に押し返される。

 

 

ナッシーの攻撃も重なり、ブースターは苦しい状況に追い込まれた。

 

 

「ブースター、無理にジュゴンを追いかけるな!」

 

 

ブースターは一度後退し、ナッシーの位置を確認する。

 

 

ジュゴンが水流を放つ。

 

 

ブースターは横へ跳び、岩場へ誘導した。

 

 

ジュゴンが方向を変える瞬間、ブースターは一気に距離を詰める。

 

 

「かえんほうしゃ!」

 

 

炎がジュゴンを捉え、ジュゴンは戦闘不能となった。

 

 

しかし、ブースターも水流を受けて消耗していた。

 

 

ナッシーは遠距離から攻撃を続け、ブースターの動きを制限する。

 

 

ブースターは何度か接近を試みたが、最後まで攻撃を届かせることができなかった。

 

 

ブースターの疲労が限界に近づいたため、シンヤは試合を止めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

**勝者、ナッシー&ジュゴン組!**

 

 

 

 

 

 

ブースターは悔しそうに俯いた。

 

 

シンヤはその頭を優しく撫でる。

 

 

「よく頑張った。ジュゴンを倒せたのは見事だった。でも、ナッシーの遠距離攻撃を止められなかったのが敗因だな。相性が不利な相手には、最初から戦い方を工夫する必要がある」

 

 

ブースターは悔しさを噛みしめながらも、しっかりと頷いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆第24試合 サンダースVSゴルダック&ペルシアン

       速さの勝負、最後に笑うのは?

 

 

サンダースが鋭い目つきで構える。

 

 

控え側はゴルダックとペルシアン。

 

 

ペルシアンが素早く動き、ゴルダックは水鉄砲で援護する。

 

 

サンダースは電撃を放つが、ペルシアンが素早くかわす。

 

 

ゴルダックは水鉄砲を連射し、サンダースの進路を制限した。

 

 

サンダースは正面から攻撃するのをやめ、フィールドを大きく走り始めた。

 

 

ペルシアンが追いかける。

 

 

ゴルダックも続く。

 

 

サンダースは急旋回し、二匹の間をすり抜けた。

 

 

「今だ、10まんボルト!」

 

 

電撃がゴルダックを捉え、ゴルダックは戦闘不能となった。

 

 

ペルシアンは単独で攻め続ける。

 

 

サンダースは素早さを活かして攻撃をかわし、最後は電撃を決めて戦闘不能に追い込んだ。

 

 

 

 

 

 

 

**勝者、サンダース!**

 

 

 

 

 

 

「速さを競うだけでなく、相手を誘導できたのがよかった。自分の長所を活かすには、相手に同じ土俵で戦わせないことも大切だ」

 

 

サンダースは誇らしげに鳴いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆第25試合 シャワーズVSオムスター&アーボック

      水中の機動力と地上の拘束!

 

 

シャワーズが水辺に進み出る。

 

 

控え側はオムスターとアーボック。

 

 

オムスターは殻を活かして防御を固め、アーボックは体をくねらせながら接近する。

 

 

シャワーズは水中を自在に移動し、二匹の攻撃をかわした。

 

 

しかし、アーボックが水辺まで迫り、シャワーズの移動範囲を狭める。

 

 

オムスターが水流を放ち、シャワーズを押し戻した。

 

 

シャワーズは一度潜水し、二匹の位置を見極めた。

 

 

アーボックが水辺へ近づく。

 

 

その瞬間、シャワーズは水中から飛び出し、波動を放った。

 

 

「みずのはどう!」

 

 

アーボックは攻撃を受け、戦闘不能となった。

 

 

オムスターは殻を閉じて防御を固め、遠距離から攻撃を続ける。

 

 

シャワーズは正面から殻を破ろうとせず、水流を利用してオムスターの位置をずらした。

 

 

殻の向きが変わる。

 

 

その隙にシャワーズは側面へ回り込み、みずのはどうを決めた。

 

 

オムスターも戦闘不能となった。

 

 

 

 

 

 

 

 

**勝者、シャワーズ!**

 

 

 

 

 

 

 

「防御を正面から破るのではなく、相手の向きを変えたのがよかった。相手の強みを崩す方法は、力だけじゃないんだ」

 

 

シャワーズは穏やかに鳴いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆第26試合 ラプラスVSドードリオ&プテラ

      最後の試合、空と水の連携!

 

 

最後の試合に、ラプラスが進み出た。

 

 

控え側はドードリオとプテラ。

 

 

地上を駆けるドードリオと、空を飛ぶプテラ。二匹は異なる高さから攻撃を仕掛けられる。

 

 

開始と同時に、プテラが上空から急降下し、ドードリオが地上を走ってラプラスの退路を塞いだ。

 

 

ラプラスは水流を放ってドードリオを牽制する。

 

 

しかし、プテラが上空から迫る。

 

 

ラプラスは攻撃を受け、体勢を崩した。

 

 

「ラプラス、地上と空の両方を見ろ!」

 

 

ラプラスは一度距離を取り、ドードリオの動きに注意を向けた。

 

 

ドードリオが突進する。

 

 

ラプラスは横へ移動し、ドードリオの進路を水辺へ誘導した。

 

 

その瞬間、プテラが急降下する。

 

 

ラプラスは攻撃をかわし、プテラの着地点へ向き直った。

 

 

「れいとうビーム!」

 

 

冷気がプテラを捉え、プテラは戦闘不能となった。

 

 

残るドードリオは速度を活かして攻め続ける。

 

 

ラプラスは何度か攻撃を受けながらも、相手の動きを観察した。

 

 

ドードリオが突進する。

 

 

ラプラスは水流を放って進路を変え、最後はれいとうビームを決めた。

 

 

ドードリオは戦闘不能となった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

**勝者、ラプラス!**

 

 

 

 

 

 

 

ラプラスは穏やかな鳴き声を上げた。

 

 

「よくやった。最初は空と地上の攻撃に挟まれていたけど、最後は相手の進路を誘導できたな」

 

 

レンも微笑んだ。

 

 

「最後にふさわしい、いい試合だったわね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆訓練の総括――勝敗だけでは測れない強さ

 

 

すべての試合を終えたシンヤは、主力と控えのポケモンたちを集めた。

 

 

勝利したポケモンたちは誇らしげに胸を張り、敗れたポケモンたちは悔しさをにじませている。

 

 

引き分けに終わったハクリューも、次こそは勝つという決意を秘めていた。

 

 

シンヤは全員を見渡し、口を開いた。

 

 

「みんな、お疲れさま!」

 

 

ポケモンたちが一斉に鳴き声を上げる。

 

 

「今日の訓練でわかったことは、主力だから必ず勝てるわけじゃないし、控えだから弱いわけでもないってことだ」

 

 

シンヤは控え側へ視線を向けた。

 

 

「二匹で役割を分担して、相手の動きを制限できれば、格上相手にも勝機はある。実際に、ブースターはジュゴンとナッシーの連携に敗れた。ハクリューもヤドランの防御を最後まで崩せなかった」

 

 

次に主力側を見る。

 

 

「一方で、勝った側にも課題はある。相手の連携を見落としたり、攻撃を受け続けたり、得意な技だけに頼ったりした場面があった。今日勝てたからといって、次も同じように勝てるとは限らない」

 

 

レンがノートを閉じた。

 

 

「どの試合にも、次に活かせることがあったわね。二匹の連携を崩すには、相手の位置を把握すること。自分の得意な戦い方に持ち込むこと。そして、相手の狙いに気づいたら、作戦を切り替えること」

 

 

「そうだな」

 

 

シンヤは笑みを浮かべた。

 

 

「今日の結果だけで強さを決めるつもりはない。ポケモンたちは日々成長している。今日負けた相手に、次は勝てるかもしれない。今日勝った相手に、次は負けるかもしれない。それが実戦だ」

 

 

リザードンが雄叫びを上げる。

 

 

ピカチュウも胸を張って鳴いた。

 

 

控え側のポケモンたちも、それぞれの思いを胸に次の訓練への意欲を燃やしていた。

 

 

「これからは、今日見つかった課題を一つずつ改善していこう。再戦もするし、主力同士の連携訓練もする。控え側も、二匹だけじゃなく、組み合わせを変えて戦術を磨いていこう」

 

 

シンヤの言葉に、ポケモンたちは力強く応えた。

 

 

夕暮れの光が訓練場を照らす。

 

 

レンはシンヤの隣に立ち、微笑んだ。

 

 

「ふふっ。明日からも忙しくなりそうね」

 

 

「ああ。でも、みんなが強くなっていくのを見るのは楽しいからな」

 

 

「そうね。今日の試合を見て、私も勉強になったわ」

 

 

シンヤはノートを受け取り、記録を確認した。

 

 

そこには勝敗だけでなく、各ポケモンの動き、判断、連携、課題が細かく記されている。

 

 

今日の訓練は終わった。

 

 

だが、成長への道はまだ続いている。

 

 

5の島の大規模実戦訓練は、シンヤとポケモンたちに新たな課題と可能性を示したのだった。

 




以上、シンヤの手持ちによる蟲毒のようなバトル方法
これの何がいいかというとシンヤはカントーのポケモンをほぼ全て持っているので
その結果、何が起こるのか?


ポケモン自身の判断で動くこともできるようになるので
リーグでは同じような手持ちと当たる可能性&トレーナーによって動かし方などが違うけど
基本は同じ可能性を考慮しての訓練というのが今回の大訓練の目的でし
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