今回はルビ振りに挑戦してたら短くなりました。
まあ、暖か~い目で見守ってください。
どうにか出来ないかと、頭の中で念じてみる。
(ルーフィス、聞いてるか?)
『おおー、聞こえとるでー』
おお、やっぱり聞こえてたのか。流石、困ったときの神頼みだな。
(ちょっと頼みたいことがあるんだが……)
『ああ、言わんでも分かってるで。この世界に関する、所謂原作知識の記憶の消去、それを行えばエエんやな?』
(あ、ああ……もう補足する必要も無いくらい的確な説明だな……少し引くくらい)
相変わらずのルーフィスの手際の良さにはイラッとくるが、説明する手間も省けたので多少の挑発で許してやろう。
(じゃあすぐに頼む。さっきからムカついて学園都市を消しかねんからな)
『そらやったらアカンやつやで……せや、今回りに誰か
(あ?……大丈夫だ。今確認したが、周囲三百メートルに人の気配は感じられなかった)
咄嗟に見聞色の覇気を使って調べるが、辺りに
『……なら大丈夫やな。ほんならさっさと済ますで。取り敢えず体の力を抜いときや。変に力が入っとると可笑しなってまうで』
仕方ないので、俺は言われた通りに普段から結界のように張ってる見聞色の覇気を解く。
『ええな?もう戻れんで……ハァッ!!』
ルーフィスの掛け声と共に、俺の意識は遠退いた。
『……げろう……陽炎!』
「……ふわぁっ……ん?」
誰かの声に俺は起こされる……ってあれ?俺はいつ眠ったんだっけ?
『やっと起きたんか?』
聞こえるのは俺を起こした声。咄嗟に辺りを確認しても誰もいない……今俺は何で辺りを見ずに誰もいないと分かったんだ?
『あちゃー、やっぱり完璧には出来んかったか……陽炎、今ウチは陽炎の頭に直接話し掛けてる。ウチはルーフィスっちゅう君らの言う神様や』
……とても信じられないが、辺りに人が居ないところを考えると、この自称神様の言ってることは本当っぽい。まああくまでそれっぽいだけだが。
『信じられんと思うやろ?せやけど本当やで?ウチは君に頼まれて記憶を消したんや。君にとっての知りたくないことを』
そこから聞いたことはにわかに信じがたいことだらけだが、最も信じられない神、ルーフィスという男の存在が、それに現実味を持たせている。
「……まあ信じてやるよ。この力……覇気だったか?それを使ってるとなんか……殺されまくった記憶が頭に浮かぶからな」
何でだろう……思い出そうとすると体が震えて上手く喋れん。
『……アレックスはどんなトラウマを植え付けてるんや?』
俺とルーフィスは今後の話を少しして、俺はすぐに行動することにした。