テスト期間と被っちゃって、そんなに投稿出来ませんでした。すみません。
迷宮都市オラリオ。
広大な面積を誇る円形状の都市は、堅牢な市壁に取り囲まれている。
修繕跡から覗く、外敵の迎撃を度外視したその設計は、防壁が持つ本来の目的とは裏腹に、内部より溢れる怪物に対して築かれた障壁の証だ。
長い年月を感じさせるもの言わぬ巨岩の壁は、『古代』当時のダンジョンの要塞としての面影を残している。
外界と隔てる市壁の内側は大小様々な建物が立ち並び、そして都市中央には、天を衝く白亜の巨塔がそびえていた。
地中に開く大穴、ダンジョンの入り口を塞ぐ『蓋』として建設された摩天楼施設『バベル』。
このバベル、つまりダンジョンを中心にしてオラリオは今もなお栄え続けている。
薄暮が迫る街は迷宮から帰ってくる冒険者達で溢れ、彼等の生還を祝いもてなす酒場の賑わいに満ちていた。多くのヒューマンと
ぽつぽつと照り始める街灯、『魔石灯』の明かりが、喧騒の絶えることのない都市を彩っていく。
「やっと帰ってきたって感じねっ!」
「いや、そんな経ってねぇだろ。たかが一週間半ぶりくらいだろ」
アリーゼが元気よく言い、それをライラが言い返す。たった一週間と少し程度ではアリーゼの元気は尽きることなどなく、むしろ暴れ足りないと言わんばかりに元気が爆発してる。
都市北部、その片隅にいる【アストレア・ファミリア】の本拠である『星屑の庭』。
十四人の神の眷族達は短い遠征を終えて地上へと帰還し、
「あら?みんな早かったわね。何かあったの?」
白い館の玄関を空けると、出迎えてくれたのは当然アストレアだった。
彼女は頭の上に“
「はいっ! なんか変な芋虫とかのせいで遠征を中止しなくちゃいけなくて」
「へぇ、それは危なかったわね。それは…、新種…?ってことでいいのかしら、ザルド?」
「あぁ、んまあそうだな。少なくとも俺は見たことねぇぞ。あんなの『聖域』にも居なかったしな」
「僕もですね。深層には何度も単身で行ったりして、色んな所をみたりはしてますけど、あんなのは見たことありませんでしたね」
アストレアの問いにザルドは頭を搔きながら答える。それにベルも加わりながら、アストレアは情報精査していく。
「そう。ならその辺りはロキの所と共有して、後はガネーシャのところもね。宴には参加する気はなかったのだけど、仕方ないわね。詳細な報告は明日にしましょう、今日はみんな早く疲れを取りたいでしょうしね」
そうアストレアが言うと、アリーゼ達とそそくさと本拠へと入る。
「疲れた身体を癒す為には、やっぱりお風呂よねっ!」と全然疲れているようには見えないアリーゼが言い放ち、いい加減静かにしてほしい団員達はスパコーンっ!と非常に響きの良い音を鳴らしながら団長の頭を撃ち抜いた。
そうして静かになったアリーゼを引っ張りながら彼女達は一旦自室へと向かい着替えを持ち、その間に復活したアリーゼも同じように着替えを持って浴場へと向かい、某団長の騒がしい声が一瞬響いたかと思えば、あれ?そう言えばアルフィアお義母さんは?とベルが疑問を浮かべた瞬間、浴場から鐘の音が響いた。
「うん。アリーゼさん、ドンマイ」
やがて星になるとは言ってたけど、本当に滅されて星になるなんて…、とベルは内心憐れみの感情をアリーゼに向けながら我関せずと本拠にある自室へと向かい自身の部屋着を取り、ザルドと共に男性用の浴場へと向かう。
✕ ✕ ✕
「にしても、あのモンスター達はなんだったのでしょうか」
「うーん、確かにねっ。嫌ぁな感じはしたけど、あそこまでとはねぇ」
長方形の、長すぎず、だがファミリアの団員全員がいっぺんに食事できる程度には大きい食卓を囲みながら、リューは遠征でのあの奇妙なモンスターに対して疑問を口にする。
アリーゼも口をへの字に曲げながら唸る。一番最初に違和感に気付いたあれも正直『運が良かった』という側面もある為、本当にアレがどういう存在なのかはファミリアの全員が分かっていない。
身を洗ったアリーゼ達やベルとザルドは夕餉を取っていた。
【アストレア・ファミリア】は基本、団員揃って食事を摂る。所属団員が少ないのと、一人一人の親睦の深さも相まって、全員で食事をとるのは暗黙の了解みたいな感じになっている。
アルフィアも例外ではなく──というか彼女は殆ど本拠を出ないので食事に乗り遅れることはあり得ないが──、しっかりこの場にいる。
「それで、その情報を持ってるのはフレイヤとロキの眷族達ってことでいいのね?」
「えぇ、恐らく【
「そうね。後はアーディのところに情報を回して…って言ってもアレが地上に出ることはないと願いたいけど」
食べ終えた食事を載せていた食器を片付ける中、アストレアが問う。詳細な情報は明日と言いはしたが、それでも早いに越したことはない。
アリーゼ達も
ベルとザルド、春姫は厨房で食器を洗い、片付けを済ませる中、先程からひと言も発さなかった女王様が言葉を発した。
「それで? その気色悪いモンスターにやられておめおめと逃げて来たというわけか。やはり鍛え方が甘かった様だな」
『へぇ?』
刹那、本拠に冷たい空気が漂う。
鍛え方が甘かった、つまり鍛錬再開の合図。それが放たれた【アストレア・ファミリア】の面々は、柳眉を逆立てて顔を青ざめさせていた。
「嫌だっ?! もう『竜の壺』を全力疾走とか嫌だ?!」
「地上から深層までの全力ダッシュとかいう地獄を…また?」
「ゴブリンの谷で凌辱…?
「正義は…ない?」
アストレア・ファミリアの面々が次々とその言葉に絶望を隠せないでいると、とうとう過去の
持っていた皿を春姫が神業のように抜き取り、皿が割れないようにした代償にベルは頭から倒れる。
そしてそれから、アルフィアが淡々と鍛錬の予定を考えた辺りから、実際にはその内容に絶望して他の団員達も気絶し、最終的には輝夜だけが正気を保ち「良いだろうっ! やってやる」と息巻いた。
アストレアはその一部始終を苦笑しながら見て、これで強くなれなかったら逆に嘘よね、なんて考える。
✕ ✕ ✕
次の日。
アレから本当にアルフィアの鍛錬が始まりかけそうになったが、ベルが「春姫さんも当然やりますよねっ?!」と叫んだところ、春姫も「はい、当然ですっ!」と言い返したところでアルフィアが「いや、春姫は止めておこう」と言い、鍛錬自体がオジャンになった。
「(良かった…、春姫さんが僕のお母さん並みのトロ子で)」
春姫は戦いの才能がない。
春姫がLv.3に至った理由の大半が『ベルと一緒に居たせいで偉業が勝手に溜まった』というモノだ。春姫自身に才能がなくとも、その稀有な魔法故に出番はそこそこ多く、日々のアルフィアの涙ぐましい努力もあって全てのアビリティが軒並み高水準。これもアルフィアの薫陶あってのモノであり、春姫のみでは決して成すことは出来なかっただろう。
「(春姫さんへの稽古…、そうとう
ベルの母親であるメーテリアも春姫と同じく『空前絶後のトロ子』だった。片割れであるアルフィアに生まれる前に全ての才能を奪われ、搾りかすでしかなかったメーテリアに唯一残されたのが『優しさ』だった。
春姫も似たようなモノだが、別に彼女は才能を奪われる相手も、奪われた訳でもない。
そう、ただただ才能が人より遥かになかったのだ。
簡単に言えば、アルフィアやベルを反転させた状態が昔の春姫だった。それを何とか『まあ、一応戦えるだろう』程度の水準まで押し上げたのは、正しく偉業だろう。
アルフィアの人生初の努力は、春姫を鍛えるというモノだった。どの『洗礼』よりも辛く、長く、厳しく、妥協など許されない苦しい戦いだった。
ちなみに、春姫の稽古が終わった後のアルフィアは三日くらい寝込んだ。その時はベルが付きっきりで介護し、何とか事なきを得た。
「(はぁ、そう言えばもうそろ
「えぇ、そうね。招待されてるし、私達は当日警備に当たるのだから、顔は出したほうが良いかしらね」
「となると護衛が必要だな。よしベル、お前が行け」
春姫のことはさておき、ベルは明後日の夜に開かれる宴への参加の有無を尋ねた。
【ガネーシャ・ファミリア】とギルドが行う
当然アストレア・ファミリアはそのような祭典がある際は必ず警邏に回るので、その打ち合わせ云々も含めて神同士で話をつける必要があるため参加するらしい。
当然、主神だけで行かせる筈もなく。輝夜は『当たり前だろ』みたいな表情と声色でベルを指名、だがベルは普通な顔して無理だと言った。
「はぁ?お前が行かずに誰が行くんだっ!」
「いや、だって僕はこれから『アンフィスバエナ』の討伐に行かないといけないんですもん」
「あぁ、確かにっ! 遠征の帰りに倒す予定だったものね、忘れてたわっ!」
27階層の
ベル達【アストレア・ファミリア】の派閥等級は“S”、間違っても『アンフィスバエナ』に負けるなどあり得ないが、これから祭典があるにも関わらず団員をそちらに割くなどあってはならず。ましてや祭典云々の時こそ荒事が多いのだ、第一級冒険者であるアリーゼやリューは『アンフィスバエナ』との相性が悪く、足場の無い27階層では輝夜も不利、遠距離型の物理攻撃を持っているベルであれば単騎であろうとも容易に討伐可能な為、ベル一人を向かわせる方がよっぽど効率が良いのだ。
ちなみに、【アストレア・ファミリア】と『アンフィスバエナ』との相性は死ぬ程悪く、団員達はみな口を揃えて『ウダイオス』の方がマシだと言う。
「なんで、僕は行けません。
別にベルの【幸運】があるのでお金自体は問題ないが、また稼ぐのはそこそこ面倒くさい。
階層主討伐の遅延は他派閥の遠征にも影響が出るので、苦情も当然でる。
階層主は他のモンスター達とは一線を画す程の強さの為、並みの派閥では壊滅してしまう。
その為、中堅どころのファミリアは大派閥の遠征により階層主が
なので、そうならない為にも『アンフィスバエナ』の討伐時期はずらせない。だが、地上から【アストレア・ファミリア】の団員を階層主に割きすぎるのも良くない。
結果、ベルのみが行くのが一番効率が良い。
「やっぱり私も行くわっ!!」
「えっ?!」
「私の炎と
「…えぇ〜」
などとアリーゼが宣う。
アリーゼが『アンフィスバエナ』を単騎で狩ろうとしたことはこれまでも何度もあった。だが、その度にベル達が止めに入り事なきを得ていたが、今回は多分今までより更に確固たる意志があるらしい。
『アンフィスバエナ』の放つ炎のブレス『
対してアリーゼの戦闘スタイルは魔法【アガリス・アルヴェシンス】という
つまり、『アンフィスバエナ』に接近しなければダメージを与えられない。だが『アンフィスバエナ』に接近する為には炎のブレスを突破しなければならず、ブレスと言うだけあって当然直撃すれば火傷を覆うのは必然だ。
本来ならそれを
そう、単純に言えばアリーゼが単騎で狩るのは無理ゲーとは言わずとも難しいのだ。決して出来ないわけではない、長期戦になれば有利になるスキルも持っている為、やりようによっては勝ちを拾えるだろう。
だが、足場の無い27階層ではそれは難しい。よって、アリーゼを単騎で階層主に挑ませるのは、無しである。
「いや、流石に危ないんじゃぁ〜」
「そうです、アリーゼ。貴女はベルのような遠距離型の物理攻撃がないのです」
「そうだぜアリーゼ。お前はただでさえ能天気なんだ、そんな調子で突っ込んでみろ、丸焦げになるぜ?」
『そーだ、そーだっ!!』
ベルの心配の声にリューとライラも便乗する。その発言にファミリアの他の団員達も賛成し、アリーゼの階層主単独討伐は無しになった。
✕ ✕ ✕
少し肌寒くも感じる朝の空気に溜息を溶かす。
いつもの喧騒さがない、朝方のメインストリートはこれでもかと人が居らず、やけに広く感じられた。
道の左右に軒を連ねる石造りの商店は、どこも鎧戸をぴっしりと閉めていた。
「(はぁ〜、暇だなぁ〜)」
アリーゼさん達は今日から都市の警備を再開。アリーゼさんと輝夜さんはギルドへと向かい遠征の報告及び、【ロキ・ファミリア】とその遠征が被った理由の問い詰めに向かった。
若干の申し訳なさもなきにしもあらず、僕はロイマンさんの事はあまり好きじゃないので、ギルド(ウラノス様)からの
僕達が進んで都市の巡回を行っているのに、あの『
【フレイヤ・ファミリア】自体は主神であるフレイヤ様がオラリオから追放──町娘として健在──されてしまっているので、事実上の解散。他派閥に所属するような人達でもないので、
事実上の解散ということもあって元【フレイヤ・ファミリア】の団員達は元からではあるがギルドの命令には絶対に従わない。
一応まともにギルドの言うことを聞いているのは【ガネーシャ・ファミリア】と、フィンさん率いる【ロキ・ファミリア】程度だろう。
前者は衛兵のような
「(結局…、誰も彼もロイマンさんの胃痛の原因なんだよね)」
人通りの少ない朝のメインストリートを一人で歩きながら、僕はぼけぇっと空を眺めていた。
中々こういう日も少ないので、十分に堪能しておいた方がいいだろう、なんて取り留めのない事を考えていると…、刹那、視線を感じた。
「……はぁ」
……久しく通らなかった道。そうか、そう言えば此処だったな。
内側を覗かれるような不快感、何が面白くて人の魂を覗いているのか、同じことが出来る僕からしても、全くもって理解出来ない。
一人でカフェテラスに向かう人、路地裏に向かう獣人二人組、大通りの真ん中で立ち止まる僕に奇異の視線を向ける人達、何の変哲もない、普通の大通り。
だけど、違う。
僕に向いている視線の数が多い。正確には四つ、町娘とその付き人、癒し手が一人ずつ。護衛についているであろう
気の抜けていた少し前の自分を僅かに呪いながら、その視線の先に意識をやる。
「お久しぶりです、
「…はい、お久しぶりです。
突然、後ろから掛けられた声に分かっていたかのように返事を返しながら、僕は振り返った。
声を掛けてきたのはヒューマンの少女だった。
服装は白いブラウスと膝下まで丈のある若葉色のジャンパースカートに、その上から長目のサロンエプロン。
光沢に乏しい薄鈍色の髪を後頭部でお団子にまとめ、そこからぴょんと一本の尻尾が垂れている。ポニーテールの亜種のような
見た目はただのヒューマンの少女、だけど違う。
目の前にいるのは、前代未聞にして天の法典に背いた
「で、何か用でも?」
「いえ。ただベルさんがそこに居たので話かけただけですよ?」
少女の本当の名前はフレイヤ。都市が誇っていた最強の派閥の一つだった所の主神。
コテンっと頭を可愛らしげに傾ける彼女は、当たり前みたいな顔して僕に言い放った。
それに僕は若干の苛立ちと、それすらも超克する程の恐怖心に苛まれていた。
「屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑──────────────────────────────────ッッッッ!!!!!!!!!!!」
諸事情により彼女への言及は避けさせていただくが──ホントは彼女の事を考えると胃に穴が空くほど怖いから──彼女は【フレイヤ・ファミリア】の主神であるフレイヤ様が変身出来る所以であり、ファミリアの侍女長でもある、名前はヘルン。
他の商店と同じ石造り。二階建てでやけに奥行きのある建物は、周りにある酒場の中でも一番大きいであろう店の名前は『豊穣の女主人』。
そこを経営しているのは、僕が頭の上がらない女性の一人でもあるミアさんだ。ちなみに、あと二人いて、そのうちの一人がアルフィアお義母さんで、もう一人はどこぞの聖女様。
【フレイヤ・ファミリア】が事実上の解散となり、戦力の流出を防ぐ為に、【フレイヤ・ファミリア】の女性団員の大半がミアさんの酒場で働いている、ヘルンさんもその一人だ。
そんなミアさんが経営している酒場で働いているヘルンさんは、入り口からこちらを見つめ、呪詛を吐き続ける。多分…いや、確実に僕の事が嫌いだ。それも病的な程に。
「やっぱり、僕は嫌われているんですかね。ヘルンさんに」
「いえ、ヘルンさんもやっぱりベルさんが好きなんですよっ!」
はぁ、もしそうなら、好きな人に呪詛を吐き続けるヤベェ奴になるって事ですよ?
貴女入る派閥間違えてますよ?【ヘラ・ファミリア】の方が似合いますよ?
え? お祖母ちゃん紹介しましょうか?まあ紹介したらしたで絶対にお祖母ちゃんに殺されるけど…、ヘルンさんが。
顔の右半分を隠す長い髪は、お義母さんのよりも薄く、色素が抜け落ちたかのような灰の色。
あらわになっている左眼は闇で塗り潰したかのような黒一色で、けれど酷く整った彼女の容姿を何ら損なうものじゃない。
シルさんと同じ若葉色の制服はとても似合っており、綺麗だと言う言葉と、そして魔女の弟子と言う言葉がピッタリだ。
だが、今はその美しい容姿すらも、酷く歪んでおり、周りからは邪悪などす黒い
レオンさんの大壊剣や僕の呪剣なんかと同じ効果を、素で出している。マジでおっかねぇ。
「じゃあ、僕は行きますね」
いや、生きますね。死にたくないので。
「えぇ、いやでーすっ。もう少し一緒に居ましょうよっ!!」
「いやっ、へぇっ?! ちょ…やめてっ?!」
シルさんが僕の腕に抱きついた?!
ジュピターが騒いだ?!
ヘルンさんの呪詛が濃度を増した?!
僕の余命は、確かに縮んだ。彼女から発せられる気配によって。
「屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑女性の敵っ!! 下界の汚物っ!! 女性を魅了するその態度、仕草っ、言動っ!! 全てが不快っ!! なに?なんなの?
……あぁ、拝啓お祖父ちゃん。
わりぃ、僕死んだ。
「ベールさん♡」
「ちょ…やめっ」
「大好きですっ!!」
「屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑屑────────────────────────────────────」
「ンサルシーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!」
朝っぱらから、都市最強の片割れの悲鳴が都市中に響いた。五月蝿く騒いでいた僕達はその後、ミアさんに全員仲良く拳骨を頂戴した。
いやぁ〜、流石に死ぬかと思った。ヘルンさんは、ヤベェ奴、はっきり分かんだねッ!!
でもまあ、やっぱり、所詮はあの程度。ヘラお祖母ちゃんには遠く及んでないので、所詮は二番煎じよ。こっちはヘラお祖母ちゃんのお目目くり抜き衝動を逃げ切ったんだぞっ!!
お?そろそろ階層主君が出てきたかな?
あぁ、ごめんよ。君の出番はないからさ。だって、深層決死行も無いし、僕じゃ苦戦しないし。
『ギャオオオオオオオオオオオーーーーーーー!!!!!』
「
別に強化だけの斬撃だけど、やっぱり此処までアルバート関連のスキルが生えてんだったら、技名も寄せなきゃね。
色々名前あるけど、結局属性の違う斬光をポンポン出してるだけだし。
やっぱり出待ちフルチャージは最っ高に気持ちがいい、何よりすぐ終わる。
出現する前からチャージし始めて、出てくるタイミングで、僕が今までの冒険者をやってきた六年間の経験値と、度重なる
まあ、初手に大ダメージを与えてから倒すっていうのは定石だし、
いやぁ〜、『
あぁ、そう言えば最後に英雄ムーブしたのいつだっけ?あぁ、半年前くらいにパーティ組んだフィルヴィスさんの時だったかな?僕、あの人嫌いなんだよね、普通にムカつく。ベルきゅんはそうでもないようだけど、
《あとがき》
・少し書き直しました。
【ベル(転生側)からの好感度が低い奴等】
・フィルヴィス:こっちは救おうとしてんのに救われる気がないから救えない、マジでうぜぇ。
・フレイヤ:見初めた?だから応えろ?お前マジで死ね。ホンマに俺の呪剣で殺すぞ?RTAしてんのに遅延行為してくる害悪女、
・エニュオ:とっととフィン達の偉業になって死ね。というか
モチベに繋がるのでコメントやお気に入り、評価などお願いします。