みんな、誤字脱字報告ありがとう。早めに投稿したいっという思いがあり過ぎで見過ごしちゃうんで、本当にありがとう御座います。
あぁ、やらかした。
そう言えば、
今更行っても絶対間に合わない…。
…オワタ\(^o^)/
ハシャーナさん、すみません。腹上死させてしまって。
ていうかッ! フェルズさんが僕に依頼してくれれば何の問題もなかったのにッ!!
あ、でも受け取る時の相手が確か
「それでね、居たのよ。666ヴァリスしかお金持ってない男神様がねッ!」
「こら、アリーゼ。あまりそのような事を言ってはいけない」
ん?あーぁ、エレボス…じゃなくてエレン様ね。
ていうか此処ら辺はイベント重なり過ぎて絶対取りこぼしが出る。春姫さん云々はないからイシュタル様の所はソード・オラトリアの方に行けるかな?
「へぇ。その男神様は何か言ってたんですか?」
「えぇ、リオンが高潔だとか何とかってねッ! アレはエッチよ!とってもエッチねッ!」
あぁ、リューさんは高潔というか、同族のエルフでも引くぐらいには潔癖だから。
まぁ、エレボス様の策略は今のところ気にすることないかな?どれだけ頑張ろうが僕とアミッドさんが死ぬ気で動けば死者ゼロは不可能じゃないしね。
でも、すっごく大変なので是非ともやめていただきたいですが。
あっ! そう言えば
助けるメリットはあんまないけど、助けられるのに助けないのは悪だしね。本当はもっと早く助けたかったけど、中々見つからなかったんだよね。
準備するかぁ〜。
まずは栄養剤のようなモノも必要だし、
他には何が必要なんだろ、でも普通にまともとは言えずとも一応は食事…みたいなのも摂ってるはずだし、そんなに必要はないよね。
あぁ、何処にいるんだろ。あの子。
✕ ✕ ✕
北西のメインストリート。
清潔な白一色の石材で造られた建物には、【ディアンケヒト・ファミリア】を表す光玉と薬草のエンブレムが飾られている。
そんな純白に彩られた建物にベルは一人足を進め、中に入る。
「いらっしゃいませ…って、ベルさんでしたか」
「え?なんで今、『こいつには挨拶しなくていいか』みたいな雰囲気出したんですかっ!」
「えぇ、事実ですので」
「なんでっ?!」
ベルを出迎えたのは…いや、ため息をついた少女は、先程までの人形のような表情を崩し、微笑みを溢す。
ヒューマンである彼女の容姿は、精緻な人形、という言葉が真っ先に浮かぶ。一五〇
下げられた頭からさらりとこぼれる細い長髪は白銀の色で、大きめな双眸には儚げな長い睫毛がかかっている。服装は白を基調とした、どこか治療師を思わせる【ファミリア】の制服だ。
【
都市最高の治療師であり、死者蘇生の一歩手前までならいける、オラリオが誇る
「え?僕、アミッドさんに嫌われるような事しました?」
「そういうわけではありませんが、そうですね。一度、自分が行ってきた偉業を考えては?」
「えぇっと……」
一つ目は、強化種のインファント・ドラゴンと11階層で殺り合って、勝った。その後、アミッドさんのお世話になった。
二つ目、
三つ目、じゃが丸君をアリーゼ達と一緒にボコった。じゃが丸君の弱点見つけるまでは僕が前線で戦ってたから、僕だけボロボロだった。アミッドさんに、またもやお世話になった。
四つ目は、【フレイヤ・ファミリア】との
その後、僕だけランクアップしなかったから深層遠征強行、ウダイオス君を単騎でボコボコにして偉業達成。アミッドさんのところに担ぎ込まれた。
五つ目、
六つ目、天の炎の浄化。アミッドさんも引き連れて、ヴェルフやアポロン様にも協力してもらい、
「へぇ、何か反省点でも?」
「取り敢えず一発ぶん殴らせて下さい」
「いや、嘘ですよ」
【ディアンケヒト・ファミリア】は治療と製薬の【ファミリア】だ。派閥の活動内容は開発した
決して、ベルのお世話係などではない。
だが、子供の頃からの付き合いであり、幼馴染みたいなものでもあるベルの治療をするのは誰だ?
無論、アミッドである。
【
結果、ベルは偉業を果たす度にアミッドに心労を与え、あまつさえ
「…すいません」
「ふんっ!」
「痛っ!」
施設内は薬の販売場に治療のための診療室・待合室に区画が分かれていた。大いに混雑しその繁盛振りが窺える中、ベルは奥のカウンターにて身を乗り出したアミッドにトスッと言うなんとも優しい音と共に聖女
これがなんとも、母親であるアルフィア同様、外的痛みとは別に内部…、主に精神面への攻撃力が凄まじいのだ。アミッドであれば尚の事。
「それで、何の用ですか?」
「あ、栄養剤みたいな
「はぁ、なにに使うんですか?ダイダロス通りなら先月行ったはずでは?まさか、また行かれるのですか?」
「いえ、探している人がいて、そのついでに…っと言うことで」
「そうですか、全く、慈善活動というものにも限度がありましてですね。貴方のそれは度を越している」
「…そう、ですか?」
「…自覚症状は無し。これは重症ですね」
そう言いながらアミッドは奥のカウンターから薬剤の入った試験管を取り、ベルに頼まれた注文の品を作成していく。
元々冒険者向けの
なので、そういうベルの無茶振りは全てアミッド謹製、それも即席と言う形なので、滅茶苦茶高い。
だが、それでも目の前にいるのは『当代の英雄』。都市最強の片割れであり、神々でさえも認める程の比類なき英雄の器。
尚且つ、世界に愛されていると言っても過言ではないほどの『幸運』を有しているベルは、まあ貯蓄も沢山ある。
どれくらい?かと問われれば、ゼロが九個と、一番前には三という数字が来るくらいには、貯蓄がある。
ので、アミッド謹製の
「出来ました、よっと」
「はい、ありがとう御座います」
出来上がった栄養剤兼回復薬を受け取り、ベルはヴァリスの詰まった袋を置いていく。本来の価格より若干、というよりかなり多く色がつけられているかも、突っぱねても無駄なので、アミッドも分かりきっていたかのように回復薬を多めに詰めておいていた。
「それで、その探していると言う人は女性なのですか?」
「…えっと、はい」
「取り敢えず、もう一回だけ殴らせて下さい」
「え、なんで?」
「なんでもですっ!」
そう言うともう一度トスッと言う優しい音と共にベルの心身に聖女パンチが炸裂っ!!
ベルはとてつもない精神的ダメージを負った!
「…全く、気をつけていってきて下さい」
「はいっ!行ってきます」
「えぇ、いってらっしゃい」
端から見ると──その銀の長髪と純白の髪も相まって──、まるで
治療師として、なんだかんだでいつも面倒を見てくれるアミッドにベルも心を許しており、アミッドもまた、毎度毎度厄介事を運んでくるベルの事を弟のように思っており、互いに【ファミリア】を超えた信頼関係を築いている。
最後は、頭を下げて治療院を出ていったベルにアミッドも深々と頭を下げて見送った。
「いや〜、アミッドさんには感謝しかないよねぇ」
そう、メインストリートを歩きながらベルは零す。毎度毎度面倒事を持ってきている自覚はあるし、自分自身、この独善的でお人好しな所は直したいとも思っているのだが、中々直らないのだ。
ベル自身も、アミッドに対してはかなりの罪悪感を感じているが、もう諦めてもらう他あるまい。
そう内心思いながらベルは路地裏へと入る。これは、大切な儀式なのだ。
「さぁ、行くぞ
マジで。今の僕は新人冒険者じゃないし、逆に僕のこと知らない方が少ないくらいには知名度がある。
そんな僕が、バベルの前で一日中ボケェっとしてようが、実は
僕は今回、レヴィスちゃんからの
本来なら、
アレはまだ27階層でネトれるとして、でもこっちのほうに関してはもうこの機会を逃したらマジでチャンスがない。
これまでも、救おうと何度も都市を徘徊し、そして連敗を期した。一向に現れない彼女を、そもそもいるのかすら分からない相手を探すのは流石に骨が折れる。
既にこの世界は僕という波紋のせいで捻じれ曲がっている。未だに
あそこの【ファミリア】の団長は中々の切れ者だ。流石守銭奴といったところではある。
本当なら
理解も出来るし、言っていることは正論だ。それこそ、反論の余地もないほどに。
これが転生もとい憑依の代償だろう。ある程度の予測、
世界の修正力、とでも言ったほうがいいだろう。アレがある限り前世の知識は他者に共有出来ない。そしてアレは『幸運』の効果をもってしても覆らない。
僕の『
それは戦闘においても同じで、九死に一生を得たり、成功率の低い、再現性のない技さえも成功させるほどに。
だが、覆らない。僕の事情を知っている人物はいない、誘導しようにも気負わせた時点で修正力が働く場合や、ギリギリまで発動しないパターンまで、世界からの対応は千差万別だ。もしこれが一パターンのみなら予測を立て、対策も取れたのだが、判定線が毎度毎度違うのだ、利用するのは不可能だろう。
はぁ、全く面倒くさい。
世界を救え、だが楽はするな。この世界の運命を簡単には捻じ曲げさせない。エゴを通すなら自分の力のみで成し遂げてみせろ。というのが、世界からの俺へのミッションらしい。全くもって面倒極まる。端からそんな気はしていたが、本当にこの世界は腐ってやがる。
俺は、ただそこにいただけだ。いや、その座を奪ったのだ。俺自身のエゴで。
ならば貫き通さなければなるまい、この覇道を。俺は世界が求める英雄になんぞなるつもりもない。涙を拭ってやれるような英雄になってやれるほど、優しくもない。もとより、こんな腐った、終わりの見えた世界を愛してやれるほど、善良な心根の持ち主でもねぇ。
世界を救ってやるッ!なんてデカい事を抜かせるほど、大層な人間でもねぇ。
だから、俺は自分が抱えられるだけの人を護ることにした。
そしてこれは証明だ。
そこにいただけの俺にも、救えるものがあるということを。
俺は成る、彼すら超える英雄に。
なので、取り敢えずベルきゅんが救った初めての少女を救わなければならないのだが、中々見つからない。
全く、僕の幸運があればすぐに見つかるとは思ってたのに、まさか探し始めてから三年、影すら踏めないとは驚きだ。
はぁ、早めに出てくれよ、マジで。
「あれ、ベル?どうしたの、こんな路地裏で」
「アーディさん?」
美しい、より、可憐、という言葉が先に来る少女だった。
短くまとめられた薄蒼色の髪もあって中性的な印象を感じさせるが、その実、胸元などはどこぞのアマゾネスの妹や変態妖精より大きい。スタイルの良さはくびれた腰からもよく分かり、青を基調とした
【
「私はちょっとサボり…じゃなくて、ちょっと路地裏で休憩をと…ね」
「あ…はい」
まあ、【ガネーシャ・ファミリア】の団長の妹だから生真面目だとか、そう言う事はなく、簡単に言えば緩々の正義?なんかそんな感じの人なのだ、彼女は。
「それで、ベルはこんなところで何してるの?」
「えっ!あぁ、人探しと慈善活動?みたいなモノを少し…」
「へぇ、手伝おうか?その人探し!」
「え!いや、そんなことしてる暇あるんですか?」
「大丈夫、大丈夫。ひゅ~っといってひょいってやればバレないよ」
そう、飄々とアーディさんは語りながらベルの前を歩いた。これはどうにかしてでも付いてくる気だと察したベルは、諦めてアーディと共に目的の少女を探す『路地裏特攻劇』が始まった。
ひょんなことから始まったベルとアーディのオラリオにある路地裏特攻劇は半日続いた。北のメインストリートから始まり、様々な路地裏で色んな人とぶつかった。
中年のおっさん冒険者、万年下級冒険者として生きてきた日陰者のパーティ、よく分からん獣人が率いる腐ったパーティ、闇派閥に居そうな顔をした男性や、明らかにこちらを騙そうとする年老いたお婆さん、なかなかに怪しさ満点な人がおり、だがその中に目的の少女は居なかった。
既に夕暮れ。そろそろ人気がなくなってきて、路地裏にも殺伐とした雰囲気が漂う。当然、そんな雰囲気など一切気にした様子のない二人は路地裏のど真ん中を堂々と歩きながら視線を動かさずに意識のみを奔らせる。
ベルの持つ肌色の籠に入っていた栄養剤はとうの昔になくなっており、ダイダロス通りで配り終えていた。
それにしても中々見つからない。ダイダロス通りに居るのかと思ったベル達はそこの
「(ワンチャン、僕二世みたいな人が助けてるんじゃあ)」
やっぱりこの前のミノタウロス大量発生は何かの伏線だった?!と思考を重ねるベルはそのまま重い足取りで路地裏を後にする。
アーディもそれに続き、路地裏を出て…、足を止めた。
「こんなところに居たのか、アーディ」
妙齢な麗人。それが誰もが彼女に抱く第一印象だろう。
うなじの位置でばっさりと切った藍色の髪に、深いスリットが入った同色の
彼女の名前はシャクティ・ヴァルマ。【
怜悧な顔立ちをしている彼女だが、今だけなその相貌に怒りを纏わせ、柳眉を逆立てていた。
「何故、お前が此処にいる?今日は見回りの筈だが?」
「え、あ…お姉ちゃん。ちが…これは…、そうっ!これも見回りなのッ!本当だよ、ね、ベルっ!」
「そうなのか?ベル」
と、サボりがバレてしまったアーディは何とか誤魔化そうとシャクティに言い訳を吐きながらベルに援護を頼む。突然頼まれてしまったベルは、シャクティから鋭い視線を受けながら、何とか言い訳を履こうとしていた。
「…ぇ、ぁ…」
たが、生粋の善人であるベルに嘘は付けない。他人の為に付く優しい嘘は上手くとも、他人を騙すだけの嘘は、彼には付けなかった。
故に、何も言えず、シャクティの方を見ながら大人しく頭を下げる。それに何かを察したシャクティは、ベルに「うちのアーディが面倒を掛けた」と言い残してアーディの首根っこを掴み、引き摺って本拠へと向かった。
「(ごめんなさい、アーディさんっ!)」
申し訳ないとは思っているものの、ベルに嘘は付けないし、たとえ付けたとしてもあからさま過ぎてシャクティには一発で見抜かれるだろう。故に、大人しく頭を下げてアーディさんが少しでも怒られないようにした。
今も尚「助けて〜、ベルぅぅ」と叫ぶアーディにベルは目線を切ると、申し訳ねぇと内心思いながらも、怒られるのはごめんなのでそそくさと帰宅を決め込んだ。
✕ ✕ ✕
「はぁ、これからどうしよう」
空が茜色に染まっている。もうすっかり夕暮れ時だ。
連行されたアーディさんを尻目に、僕はトボトボと帰路をたどっていた。
少し小走りに、まだ諦めないと決意を新たに西のメインストリートを外れて路地裏へと入る。
「(本当に、【幸運】作用してるのかな?)」
などと、自分の力を疑いながらベルは路地裏を歩く。
惨めったらしく、それでも諦めきれないという思いを抱きながら僕は歩いた。
先程のアーディさんが僕の中で非難がましく僕を見つめる。そして、人差し指を向けながら「今度、絶対に頭をモフモフするからねっ!」と宣言していた。勿論、妄想だ、多分現実にはならない。
「足音…か」
立ち止まった。
路地裏から、ドスドスを怒りを孕んだ歩みを進める誰かが、近づいてきた。
「まさか…」
メインストリートは外れたばかり。最後にある大通りから聞こえたものでは断じてない。であれば、可能性は一つ。路地裏の奥から誰かが迫っているのだ。
もしや、目的の少女か?
ちょっとばかし遅いと文句の一つでも言ってやりたいところだが仕方なし。出てきたのであれば文句は言わない。
路地裏をぷらぷら歩いきながら本拠に帰ろうとしている白髪の少年──を演じながら、僕は分岐路を覗いた。
「はぁ?!」
「えっ?」
出し抜けに、勢いよく僕の眼の前を誰かの身体が覆った。曲がり角から飛び出た半身が、どうやらその
「はぁ、なんだ」
目的の少女ではない、と内心思いながらあからさまに落胆する。
そんな僕とは正反対に、路地裏を歩き、僕とぶつかったヒューマンの男性は大声で怒鳴りつけてきた。
「テメェ、何しやがるっ!!」
迸る罵声は凄まじい声量を誇り、若干唾が飛んできた。汚い。
目をギラつかせるヒューマンの男性は、まとう衣服が
年は二十代、纏う雰囲気から下級冒険者であることも分かる。
「…って、まさかお前」
先程まで大声で罵声を飛ばしていたからだろうか、僅かに息を切らしながらその男性は僕の顔を見て、何かを躊躇った。
「ト…ト、【
「…はぁ」
一瞬瞠目していた男性の顔は、先程まで真っ赤だったのに対して、面白いほど変化していた。
一瞬にして血の気が引き、青ざめているのがありありと分かる程に、彼の顔は絶望に染まっていた。
「今の
──しんっ、と空気が凍っていた。
僅かに迸る雷鳴が、漏れ出る殺気に呼応するように魔力が噴き出る。
殺気を伴った魔力は悪魔的であり、男性からしてみれば浴びせられるだけで精神を抉られるような感覚だろう。
優しそうで純朴そうな少年とは打って変わって、凄まじい威圧感を誇る眼の前の少年に、彼は狼狽していた。
「悪いな、いつも俺は
刹那、漆黒の斬閃が迸った。その斬閃は一瞬で男性の足を捉え、切断した。
「…あえ?」
切断された足。だが血が出てない。痛みもない。ただ、切断されたと
ただの殺気のみで敵に幻覚を見せる、僕の持つ『七の絶技』のうちの一つ。
そして彼は、その場に倒れ込んで動かなくなった。Lv.7、都市最強の片割れが手加減したとはいえ放つ殺気は、やはり下級冒険者には猛毒でしかなかったのだろう。
そして僕は鋭い目つきを改めることもせず周りを見渡し、ため息をつく。
チッ、目的も達成できず、あの子とエンカウントも出来ないとは。本当に面倒くせぇ。
これも闇派閥が居るからなのか?だったらあの子は何処にいる?【ソーマ・ファミリア】には居ない?何処だ、何処にいる?
これも俺が居るからなのか?大きく正史とはそれている今のオラリオの代償。
リリルカ・アーデ。本来ならばあの最後の路地裏でベルに救われる筈だった、そしてベルが助けた最初の少女。
そしてたった今、俺ではその少女が助けられないということが確定し、悲惨な道が確定してしまった少女でもある。
助けるメリットはない。だって此処にはライラがいる。フィンと同等の戦術眼を持つ彼女が居れば、何の問題もない。故に、リリルカ・アーデには零細ではあるものの温かい神格の持ち主である、原作主人公の主神でもある女神ヘスティアに預かって貰おうと思っていたが、それすらも破綻した。
【ヘスティア・ファミリア】とは、ベルさえ居なければ零細も零細の【ファミリア】であり、精々団員が数名居ればいい方だと言う末路を辿っていた筈だ。故に、そこであれば劣等種とも蔑まれる
ヘスティア様との関係を築くために『じゃが丸君』を買ったり、そのついでに会話を重ねて好感度を稼いだり、そして気付けばアイズにモフられたりと、まあ色んなイベントを重ねて、今では見知った顔くらいにはなれたはずだ。
だが、どうやらそれも無意味だったらしい。だって、彼女は此処にいないのだから。どんなに世界が羨むような力を持っていようとも、そこに居なければ何も救えない。そして俺は今、それと同じ現象が起きている。
これも、世界の修正力なのか?圧倒的幸運には、同様の不運を持って相殺される。もし、この仮説が合っているのであれば、相当まずいことにもなり得る。
本当に、この世界は救うに値しないよ。
ハシャーナさんの霊圧が…、消えた?!
可愛い
モチベに繋がるのでコメントやお気に入り、評価などお願いします。