ぶち切れたベルならアルフィアを確実に倒せる。ただアルフィア相手にぶち切れる事は絶対にあり得ないので、実質無理ゲー。
上手に戦闘描写を書けなくて、沼。
「ベル、何かあったのか?」
【アストレア・ファミリア】の本拠である『星屑の庭』。ベルは呆然としながら朝ご飯を食べていたところ、突然アルフィアに話しかけられた。
いつもから軽口を叩きながら、「なんでもないよ」と言い返すところだが、今のベルにそんな余裕はない。
もう先日にもなるが、たった一人の少女を救えなかったという事実が、今でもベルの頭の中にこびり付いていた。
だからだろう。自分の愛息子の不調を、何より心身ともに疲弊しているのを隠しているベルでも、母であるアルフィアにはバレてしまうのだ。
「なんでも、ない」
素っ気なく返すベル、だがアルフィアは珍しくその
「いつでも頼れ、お前は少し考え過ぎる癖がある。もっと気を抜け」
「…うん、分かったよ。アルフィアお義母さん」
「あぁ、なら行ってこい」
「うん」
そうアルフィアが言うと、ベルもまた歩き出した。本拠を勢い良く飛び出し、腰には一振りの漆黒の剣を携えながら。
「何かあったのかしら?ベル」
「さぁ。私達に話さないのは、何か理由があるのでしょうか?」
「あいつは昔からああだ。悩み事…とは違うな、あいつには私達とは違う、別の物が見えてる…そう私なら考えるな」
アリーゼが声を出し、リューが反応して、輝夜も自身の見解を話す。
アルフィアに連れられて此処に来た7年前から、ベル・クラネルと言う人物は不可思議極まる存在だった。
不世出の才能、美神すらも魅了するほどの魂の輝き、どこまでの英雄のような在り方。どこまでも誰かの
「アレは違う。あの子自身が勝手に抱え込んでいるだけだ。あの子にとっては大切でも、私達からしてみればくだらない…いや、理由のわからないような悩みなのだろうな」
「えぇ、そっとして置いてあげましょう。それに、何かあればきっと私達に相談してくれるわよ」
そう、アルフィアが再度言いながら、アストレアも補足をして、場を収める。
春姫に関しては金色の尻尾をふりふりと揺らしながら動揺している素振りが丸見えだ。
「ベルの奴、どうせ女の子が云々とかだろ?アタシはそんな風に思ったな」
「あ!それはあり得そう」
「確かに、ネーゼの言う通りかも!」
「はァ?」
『ヒィっ!!』
ネーゼが獣人の直感からそんな事をのたまい、するとリーリャやセルティ達も乗っかる。そこに、母親の声が一言。
『女の子関連』。
昔からベル・クラネルと言う人物を語る上では切っても切れない縁といったところだろう。【アストレア・ファミリア】のポンコツエロフから始まり、どこぞの象神の眷族やら、色ボケた美の女神とその眷族達、どっかの純潔神(笑)みたいな女神に、どこぞの聖域の守護者の巫女、歓楽街のアマゾネス達にも何故か気に入られている。
そう、ベル・クラネルと言う人物はすっごくモテるのだ。何故かと理由を問われるとよく分からないが、まあ生粋の『人たらし』だとでも言えばいいのか。
「まあ何度も言うようだが、あの子の悩みは、あの子自身にしか解決出来ない問題だろう」
「…と、その心は?」
「私がそうだからだ」
「あ…はい」
アルフィアがそう言うとアリーゼがその意味を問い、返ってきたのは自分がそうだからだと言う言葉。
だが、事実だろう。
アルフィアとベルは本当の意味で親子同然であり、よく似ている。
なので、アルフィアが言うなら間違いでは無いだろう。唯一似てないのは、味の好みくらいなモノだ。…あと、怒るとアルフィアよりベルの方が怖いことだけだ。
「というか、ザルドはどうしたのですか?いつも彼がベルの相談に乗っているはずですが?」
と、リューが朝方から姿を現さない武人の名前を出す。料理自体はベルが起きた頃からあったので、ザルドが用意したというのは分かる。だが、今この本拠にいない理由は分からない。
「あぁ、あいつなら『猪のガキをシバきに行く』とのたまいながら大剣を背負って出ていったぞ」
そう、アルフィアが返す。
ザルドにとって、【アストレア・ファミリア】というのは非常に居心地が悪いのだ。年齢差があり過ぎるのと本人の器質もあり恋愛云々にはならないが、普通に女の園に男二人はキツい。いや、正直に言おう。アルフィアが居て、いつ理不尽な理由で殴られるか分からない恐怖を抱えて本拠に居るのはすっごく怖いので、ザルドはよく元【フレイヤ・ファミリア】の団長であり、現オラリオ最強の冒険者の片割れである【
Lv.8へと至り、かつての【ゼウス・ファミリア】の団長と同じ階位に至った彼であれば、Lv.7やLv.6をいくら相手にしようとも問題はない。それに、スキルの効果により体力がほぼ無限となったザルドであれば、何の問題も無いだろう。まあ、アルフィアにはボコされるのだが。
ベルのような無詠唱でもないくせして連続魔法行使が可能…いや、魔法の同時行使が可能なアルフィアに、勝ち目があるのはベルくらいなモノだ。ちなみに、ザルドとの相性はあんまりよろしくない。
「まあ、私が勝つがな」
アルフィアはそう言いながら食器を片付け、
✕ ✕ ✕
何を、迷っている?
僕に、停滞は許されない。
僕の停滞は、世界の破滅に直結する。時間を無駄になんか出来ない、前に、歩かなきゃいけないのに。
彼女を救えない…いや、もしかしたら救われているのかも…。いや、それはないだろう。彼女の出生やらも含めると誰かに救われたという可能性は限りなくゼロに近い。
たとえ変身魔法を使われたとしても、
そして、そんな少女を見たことは、今まで一度しかない。そしてそれはシルさん達であり、決して彼女ではない。
もし何も知らなければ、もっと楽だっただろう。でも、
俺に英雄の資格はない。ただ、英雄足り得る器を持っていただけだ。天性の才能、それだけが俺を英雄たらしめていただけだ。
「今は一度、忘れるしかないか」
もっとも、見捨てるわけではない。ただ、いつまでの失敗を引き摺ってこれから出る犠牲を見過ごしてしまうのだけは、避けなければならない。
✕ ✕ ✕
と言っても諦められるものではない。
純白を基調とした礼服を思わせる
最低限の装備、ベル最大の持ち味でもある『速度』を殺さないように軽量化された防具は、都合八度の改良により此処までのものに仕上がっている。(ちなみに、改良というのは全損のたびに行っており、最低でも八回はボロボロになっているということ)。
「ふぅ……、よしっ」
精神的にかなり疲弊しているモノの、それを理由に立ち止まっている理由にもいかない。本当なら今日一日は
「本当に、今日もいい天気だよ」
本拠を出てから十分。北のメインストリートを歩きながらベルは空を見上げた。
太陽が燦々と空に輝いている。紛うことなき快晴、東の空より昇るの太陽は、自分の悩みなんてものを吹き飛ばしてくれているようだった。
「にしても、五月蝿いな」
と、ベルは突然都市の第五区画を見やる。そこからは今も土煙が登り、凄まじい轟音と剣戟の音が響いている。
朝っぱらから何やってんのさ、と心の中で漏らすベルは、二人の武人を想起しながらその方角を見やり、やがて視線を切る。
──考えるのも馬鹿らしい、僕もアレだけ真っ直ぐに強さだけを追い求められたら、どんなに楽だった事か。
などと、下らない思考をしながらベルはダンジョンへと入っていった。
✕ ✕ ✕
一歩が、全てを砕いていく。
一撃が、全てを喰らっていく。
一振りが、全てを壊していく。
目の前にいるのは正しく『覇者』であり、そしてその『覇者』の前で伏す
迷宮都市、オラリオ。千の歴史が途絶えたその地で、その千の歴史に挑まんとする武人が二人。
一人は覇者。『暴喰の化身』にして最強の武人。
一人は弱者。女神の眷族にして最強へと挑みし武人。
漆黒の斬撃が、その一閃が轟き破れる。
「ぐっ──ッ!!!」
その『黒塊』の大剣は暴喰の悪魔から切り出したかの如く、振りかざす一撃は一つの例外も許さず、男の身体を砕いていく。
目の前に立ち塞がる男は、何の防具も纏わず、農民服を纏っているだけ。そして、異様なほどに、その右手に持つ大剣のみが、恐ろしい程鮮明に、瞳に焼き付いていく。
総身は二
剛閃を繰り出すたびに、男の身体には傷が増えていく。
「どうした?その程度か、
『覇者』──ザルドは見下ろした。
目の前に伏す一人の武人を『糞ガキ』と評し、重く厳しい声が男の身体にのしかかる。
返す言葉はない…否、出てこない。
既に千を超える剣戟を終えて尚、男がザルドに与えた傷は僅か“十”。それらは既に【
男が持つ《
錆色の瞳、錆色の短髪、ザルドにも負けず劣らずの隆起した筋骨は血塗れて赤く染まっていた。
ザルドの前に伏す
「…うぅ──ぐっ?!」
起き上がろうと両腕を地面に付き、地に伏した頭を上げようとした瞬間、ザルドの足がオッタルの頭部を踏みつけ、
「まだ、俺には敵わないか」
ザルドは淡々と、失望も無く、ただ当然の結果だと告げる。
そこは【フレイヤ・ファミリア】の本拠、『
今はもう使われる事は少なく、精々が元【フレイヤ・ファミリア】の第一級冒険者達が殺し合うのに使われる程度。
だが、そこにオッタルとザルド以外の者は居ない。回復役の『
オッタルもまた、自身の身体が赤い蒸気を上げながら傷が癒えるのを感じ、屈辱の『泥』を払わんと大剣を握る力を強める。
「────オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォオオオオオオオオオオッッッッ!!!!!!!!」
猛るオッタル。
『
【
此処までボロボロにされ、それでも『
振り抜いた大剣がザルドの大剣と衝突し、拮抗する。
だがザルドはそんなオッタルの渾身の一撃を意にも返さず、両腕と全体重を込めて放たれたオッタルの一撃を、ザルドは右手と大剣のみで防ぎ切る。
「─温い」
「ッ?!」
ただ告げられた言葉に動揺を隠せず、オッタル渾身の一撃は
瞼をかけて双眼に走る、獣の爪に切り裂かれたかのような深い傷跡。血肉のようにも見える臙脂色の髪、それらがオッタルを見下ろす。
初めての邂逅からもう二十年はたっただろう、だが一度も超えられない圧倒的壁。オッタルが必ず超えなければならない最強の壁である。
「お前はアルフィアやベルのような才能は
淡々とザルドは語る。一度も勝てない魔女の名を、かつての最強を、そしてその頂きに
「お前に才能は無い、彼奴等のような才能が無いお前は【ステイタス】を極めなければ彼奴等には追い縋れない。だが、お前の【ステイタス】もう頭打ちだ」
ザルドは、自身と剣戟を交わしたオッタルに言葉を投げかける。
「だが、お前は今は【ランクアップ】が出来ない。バロールを
だが、それでは無理なのだ。
オッタルとバロールの間には既に因縁が生まれ、それは【ステイタス】も例外ではなく、『
だが、
オッタルは以前の深層単独遠征にてバロールの単独討伐に挑み、そして
オッタルという、ベルと双璧を成す都市最強の【ランクアップ】を脅威に感じだ
単独ではないものの討伐自体は叶った、だが単独ではない為【ステイタス】はそれを偉業と認めず、【ランクアップ】はお預けとなってしまったのである。
そんなオッタルを、ザルドはただただ見下ろす。
自身に挑んでくる気概は認めている、だが、今のオッタルにそれ以上の成長はあり得ない。
「お前も、ベルの【ステイタス】は見たことあるだろ?」
「……」
そのザルドの問いに、オッタルは無言の肯定を行う。
かつて美神が築き上げた、たった一人の
全てのステイタスが
それはオッタルにとっては『未知』の領域であり、主神であるフレイヤでさえも理解出来ない、言葉通り『埒外の才能が故に成せたモノ』である。
「お前も俺も、アルフィアやベルのような才能はない。そして、あの才能がなければ
これだけはザルドも断言する。神ならざる身であり、全知零能の身でないザルドでもはっきりと理解出来る、神時代以降もっとも才能に愛された眷族でもあるアルフィアとベルにしか、アレは成せない。
「……だが、だから挑まない理由にはならないだろう?」
オッタルは初めて、ザルドに言葉を返した。
その言葉にザルドもまた口元に笑みを浮かべ、そして両手で大剣の柄を握りながら言葉を返す。
「あぁ、全くその通りだ。彼奴等を超える為には、挑み続けるしかねぇ、分かってんじゃねえか、糞ガキ」
そう、ザルドもまた目の前で大剣を構えるオッタルを好敵手と認め、大剣を振り抜いた。
振り抜かれた大剣同士が火花を上げ、凄まじい轟音を伴って大地を蹴散らす。第一級冒険者、Lv.7とLv.8の凄まじい攻防に、聳え立ち四方を覆う城壁は波打ち、戦いの原野はまたも荒れ果てた荒野と化す。
✕ ✕ ✕
人々はいった。 ──奴等は化け物だと。
神々は語った。 ──彼等は超越者だと。
Lv.5からLv.6に至るのは、さほど難しい事ではない。才能があれば到達出来る、Lv.7からLv.8に至るには、それ相応の偉業を必要とするが、それさえあれば容易に【ランクアップ】出来る。
Lv.6に至るには『ウダイオス』を、Lv.8に至るには『バロール』を、単独討伐すれば【ランクアップ】は可能である。
それが叶わなくとも、それに匹敵する偉業を詰め重ねれば、ランクアップは可能である。
そう、Lv.6へ至るにも、Lv.8に至るにも、指標となる
神時代、選ばれざる者達でさえも英雄の船に乗ることが許され、選ばれた者達はより高次の戦いに身を賭す事が出来る世界。
だが、それでも古代の英雄達には届かない。
それは何故か?
そう、Lv.7へと至る偉業に、指標はないからである。
選ばれた者達も、選ばれざる者達も、等しくLv.7へと至る偉業を前に、一度歩みを止めざる負えないのだ。
それが、世界が停滞する理由。いつまで経ってもかつての最強【ゼウスとヘラのファミリア】に追いつけない理由。
そして、ゼウスとヘラがその壁を超え、かつての古代の英雄達と同等になれた理由はただ一つ。
三大
世の終わりとも見紛う荒れ果てた黒の砂漠の中、大いなる黒の怪物を討ち取った偉業。
島一つを覆うほどの巨体を誇る竜種、大いなる大海の覇者を討ち取った偉業。
Lv.7に至るには、十分過ぎる偉業だろう。故に、かつての最強達は黒竜を討てると世界に甘い
だが、負けた。
千の歴史が途絶えたこの
人が人を殺す世界、そんなオラリオを英雄達の集う都市へと戻したのは、たった二人の覇者達だった。かつての最強達は己に課された病や毒と決着を着け、最強として、覇者の名と共にオラリオに燻ってた後進達に発破という名の洗礼を与え続けた。
故に、オラリオは今日まで泰平の世を保ち続けたのだ。
そして、明確な次代の英雄の到来もまた、オラリオの再起に一役買っているだろう。
古代の力ある三体もモンスターにも比類する神を喰らいし漆黒の蠍の討伐。
大陸の王者の亜種、そのモンスターの単独討伐。かつての最強の一人【暴喰】のザルドが討ち取った
そして何より、神々の負債でもあるオリンピアの天の炎の浄化。これこそ、下界の反抗を象徴するモノだろう。
そして、これらを成したのは十五年には居なかった
だが、それでもあの最後の竜を、怪物の王を討つにはまだ足りない。
世界は今、もう一度あの惨劇を辿ろうとしている。そして、それを回避する為には、英雄ならざる者達を英雄達と同等へと至らせなければならない。
そして、
ウダイオスを倒すことと同義の偉業、Lv.7へと至る古代のモンスター達と同等の壁を用意し、その『邪神』は世界に宣戦布告をすることを決意した。
そして、絶対悪を名乗る『邪神』の余りにも邪悪が過ぎる悪巧みは、始まった。
✕ ✕ ✕
忘れるとは言ったものの、それでも諦める事が出来ないのが、『
彼の知る自分の幻影を追い続ける少年は今、ダンジョン上層に居た。
ダンジョンは決まった階層を境にして地形も性質も変わる。
1~4階層は薄青色の壁で構築されており、出てくるのは主にゴブリンやコボルトといった低級モンスターばかり。種類も多くない。
4階層に近付くにつれ微妙な
しかし、5階層から状況は一変する。
外観が薄緑色の壁面に変わるだけでなく、ダンジョン自体の構造も複雑となり、7階層初出の『キラーアント』を始めとしたいやらしいモンスターが多く出現するようになる。
またモンスターが産まれ落ちる間隔が4階層と比べ物にならないほど短い。袋小路に入った瞬間、壁から這い出てきた数匹のモンスターに囲まれるという事態に陥るのもざらだ。
上の階層で緊張感が薄らいだ駆け出しの多くはここで屍と化す。例え油断はしないにしても、ダンジョンの脅威の片鱗が示され始める5~7階層は冒険者達の最初の難関と言えよう。
物足りなくなったからといって易々と下層へ進出してはならない。
そんな事をしてしまえば、どこぞの白髪の零細ファミリアの団員よろしく、ミノタウロスとの
「(いや、あれば違うな)」
まあ、上層にミノタウロスが出てきた時点で大人しく自分を助けてくれる金髪金眼の美少女が現れてくれる事を祈るしかない。
そして、上層という初心者専用の階層にLv.7が居るのは、もはや階層主が上層で出現するのと同義である。
そして、そんな化物超えの怪物と戦わされる?しかない
そんな哀れなモンスター達に手心として甚振るような真似はせず、一撃の名の下圧倒的力を持って
上空から飛来してきた『パープル・モス』を手刀で両断し、ドロップアイテムと魔石を踏み潰す。
これら上層のモンスター達は下級冒険者の食い扶持となっている為、ベルのような上級冒険者達が回収するのは、そこで日々のダンジョン探索を行っている冒険者達を路頭に迷わせることと同義な為回収することはしない。
「やっぱり居ないかぁ」
無論、探している相手というのは
だが、居ない。
よく分からん【ソーマ・ファミリア】の獣人が率いるパーティが変な因縁を着けて身包みを剥ごうとしてきたので、半殺しの雌の『キラーアント』と一緒にダンジョン上層の奥地に気絶させて置いてきたりしたが、それ以外でこれと言った成果はない。
碧色の瞳がダンジョンの天井から灯される燐光に頼らず闇の奥まで見渡す中、やはり少女は居ない。
「やっぱり、
少女の能力は、変身魔法と大荷物を持っても一切
こればっかりは自分のせいだとベルは内心自分を責めながら、上層を登り地上へと帰還する。
少女はもう、地上にも地下にも居ない。その狭間で、もう人を信じるという心さえも砕かれ、扱き使われていた。
彼女を救う英雄はこの世界には居ないのだから。
《あとがき》
通常時は原作ベルきゅんと同じ、だけど怒ったりしたら前世側が出てくる。
通常時、『僕』。特定事象時、『俺』。勿論任意で変えられるが、基本的に前世側は表に出ようとはしない。前世側は人を殺すことをなんとも思っていないし、所詮は物語の中のお話しと思っている(思わないと精神が異常をきたすから)。
前世が出るとメーテリアと容姿がほぼ同じになる代わりに性格がアルフィア似になる。容姿がメーテリアと性格もメーテリアは共存出来ないと言うジレンマ。byアルフィアお義母さん。
アルフィアとザルドの【ステイタス】とかどうしよう。乗せたほうが良いかな?あと、アストレアFの団員達との会話ムズい。
モチベに繋がるのでコメントやお気に入り、評価などお願いします。