女体化ロンのおっぱいを揉みしだくまで死ねない 作:ハッピーエンド大好きクラブ
現在、俺達は小舟に乗ってホグワーツ城へ向かっています。
ホグワーツ特急はどうしたのかって?新入生は必ず小舟に乗って湖を渡らなきゃいけないんだ。昔から続く伝統みたいだな。
ロンのやつは底の見えない湖が怖いのか、俺の腕にしがみついて動かなかった。おかげでお胸の柔らかさがダイレクトに伝わってきたぜ。
ホグワーツ城に到着した俺達1年生はミネルバ・マクゴナガル先生の引率の元、玄関ホールの脇にある小さな空き部屋に連れてこられた。
ここでマクゴナガル先生から組分けの儀式、寮生活での注意点、学校での規則の説明を受けた。
「では、組分けの儀式がまもなく始まります。1列になって。ついてきてください」
とうとう始まるんだ。ロンとハリーはグリフィンドール確定として、俺はどうなるのか。出来れば2人と同じであってほしいが、こればかりは組み分け帽子を被ってみないと分からないしな。
大広間の扉が開く。そこは圧巻の光景がひろがっていた。何千という蝋燭が空に浮かび、四つの長テーブルを照らす。
天井を見上げると、オーロラが輝いていた。魔法でそう見せているだけと分かってるのに、黒い星が輝くのを目にすると自然と「すげぇ……」と言ってしまう。
まさに天空へ向けて開いているように感じられる。
魔法ってやつは本当に素敵だ。杖を振るだけで人の心を動かせるんだから。今の俺みたいに。
目線を下ろすと、いつの間にか四本脚のスツールが置かれていた。椅子のうえにはボロ布みたいなとんがり帽子がある。あれだ、あれが組み分け帽子だ。
ということで本日お楽しみの組み分けが始まりました。帽子は次々と新入生を組み分けていきます。何という早業でしょう。けれどたまに一分以上かかるときがあったり、「うーむ」と悩む素振りを見れたりする。
次の番まで迫った時、突然ロンが耳元に顔を近付けてきた。
「絶対グリフィンドールに入ろうね。セルシウス」
「ジークハルト、セルシウス!」
おいおいマクゴナガル先生。返事くらいさせて下さいよ。なので返事代わりにロンのほっぺたをモミモミしてやった。
椅子に座るとマクゴナガル先生が帽子を被せてくれた。広間中の人たちが帽子の内側に遮られて、闇だけが広がった。
「そうか。君はギャラハッドの弟だね?ギャラハッドはスリザリンを体現した子だったが…………君はどうやら違うらしい。さてどうしたものか。うむ、グリフィンドール!」
しゃぁああああああ!!グリフィンドールだぁ!!
俺は小躍りしながらグリフィンドールのテーブルへ向かった。
その後も組み分けは続き、無事ロンとハリーもこちら側にやって来た。
アルバス・ダンブルドア校長の「そーれ!わっしょい!こらしょい!どっこらしょい!」なお話のあと、テーブルに現れたご馳走をお腹いっぱいになるまで楽しみました。
食事の後はみんなでホグワーツの校歌を歌い、監督生の後ろをついてグリフィンドールの談話室まで歩いた。
男子寮は螺旋階段の天辺にある。部屋に入ると深紅のビロードがかかった、四本柱の天蓋付きベッドが五つ目に入った。
天蓋付きベッドで眠るなんて産まれて初めてだ。俺はパジャマに着替えて速攻ベッドの上に飛び乗った。
仰向けになって天井を見つめる。今日から始まるホグワーツ生活に、俺はドキドキと米粒程度の不安を抱いて目をつぶった。
──────やべぇ寝れねぇわ。起きよっと。
俺はそっと体を起こし、足音を消す魔法を自分にかけてベッドから降りた。ネビル達は起きてないな、よし。
談話室には当然誰もいない。俺はソファーに座って手に持っている杖を見つめる。
この杖はギネヴィアが持ってたものだ。アカシアの木、一角獣のたてがみ、長さは20センチ。忠誠心の高い杖で、持ち主以外には絶対に心を開かない。
らしいんだが、今までギネヴィアの杖で魔法が使えなかったことはない。
ホントに忠誠心なんてあるのか?この杖…………。
杖のことは置いといて、一旦状況を整理しよう。
まず俺の原作知識はほぼ皆無に等しい。「アズカバンの囚人」までしか見たことがないにしても、内容はほぼ忘れている。辛うじて一作目の大まかなストーリーを覚えているくらいだ。
クィレルが敵だったのは合ってるはず。でも俺が転生した世界はロンとハリーが女になってるから、そもそも原作と同じ流れで進むのか?
女体化したのが二人だけとは思えない。
俺の存在がイレギュラーだから起きた現象………と考えれば一応は納得出来る。
考え事をしていると背後から誰かの囁き声が聞こえた。ホグワーツに住むゴースト達かな?と思い、後ろを振り返るも誰もいない。
『セルシウス………』
「母さん?」
ギネヴィアの声だ。消えてしまいそうなか細い声で俺の名前を呼ぶのが聞こえる。
思わず立ち上がって母さんの姿を探す。談話室を出て、階段を駆け下り大広間に入った。
『こっちよ……セルシウス。こっちに来て…………寂しいわ』
「…………………」
なんか阿呆らしくなってきた。母親はもういないってのに、なんで今更声なんか聞こえたんだ。
談話室に戻って今度こそ寝ようと振り返る。
我らがグリフィンドールの寮監、ミネルバ・マクゴナガル先生が厳格な趣で立っていた。
「どうやら私の説明が足らなかったようですねセルシウス・ジークハルト。こんな真夜中に一人で談話室を抜け出して。勿論、相応の理由があるのでしょうね?」
やっべ。これ発言ミスったら確実に減点されるやつだ。入学初日減点って笑い事じゃ済まされない。
どうする…………適当にごまかすか?いや、マクゴナガル先生にその場しのぎの嘘は通じない。
「声が聞こえたんです」
「声?」
「母さんの声が。聞こえたんです」
めっちゃ重い雰囲気で答えると、マクゴナガル先生は酷く驚いた表情を浮かべた。
「ギネヴィアの声が?」
お、喰い付いてきた。
「はい。俺を呼んでた。こっちへおいでって。独りは寂しいって。それで…………その……」
「気がついたらここに立っていたと」
「……………はい」
「座りなさい。セルシウス」
大人しく席に腰掛ける。怒られるのを覚悟していたが、マクゴナガル先生の口から出てきたのは母さんとの思い出話だった。
母さんはマクゴナガル先生のことをとても尊敬していて、学生時代は時間が許す限り引っ付いていたそうだ。
素行も良く成績もトップレベル、魔法の才も非常に優れていた。
何よりもクィディッチではシーカーで活躍していたそうだ。クィディッチの話題に入った途端、マクゴナガル先生の顔つきがガラリと変わり、40分近くも話をされた。
「ギネヴィアのことは……本当に残念に思います」
俺の肩に手をそっと乗せるマクゴナガル先生。その顔は悲しみに濡れていた。実際、目元には涙が溜まっていた。
「バカな娘です……貴方を残していってしまうなんて」
あれ?これまずい方向に話し進んでない?あとマクゴナガル先生、兄貴のことも言及してあげて!純血至上主義の人間でホグワーツにいるマグル全員を皆殺しにしようとした筋金入りのイカレポンチなんです!
「心を強く保つのですセルシウス。貴方はホグワーツが誇るグリフィンドール生なのですから」
「はい。ありがとうマクゴナガル先生、心が軽くなった気がします」
「今回は何も見なかったことにしましょう。さ、談話室に戻りますよ。ベッドに横になってゆっくり眠りなさい」
減点は免れたようだな。チョロいぜマクゴナガル先生。
談話室に戻った俺はマクゴナガル先生に「おやすみなさい」と伝えて男子寮へ向かった。
再び天蓋付きベッドに横になり、目を瞑る。今なら心地よい夢を見れそうだ。
──────────やべぇやっぱ寝れねぇわ。