女体化ロンのおっぱいを揉みしだくまで死ねない 作:ハッピーエンド大好きクラブ
ホグワーツ入学から一週間が経ちました。最初の数日はロンとハリーの三人で城の階段という階段を駆け巡り、動いて喋る肖像画に話しかけたり、ゴースト達にあいさつをしたりと、初めての体験を心ゆくまで楽しんだ。
面白いのは城の不思議な構造だけじゃない。
魔法界にしか存在しない特殊な植物やキノコ類の育て方、それらの用途を学ぶ「薬草学」、星の名前や惑星の動きを調べる「天文学」、ゴーストが教える「魔法史」など。ロンとハリーは「魔法史」が退屈らしく、授業の度に二人は居眠りをしてしまう。
二人の頭が俺の両肩に乗っかってる間、俺はビンズ先生の一本調子な講義をノートに採る。
授業が終わると「セルシウス!ノート写させて!」と毎回お願いされるからそろそろ対価を求めないとな。
俺的には「呪文学」がめちゃくちゃ楽しい。最初の授業で「
思い返してみれば俺は親から魔法しか学んでねえ。魔法界の歴史とか魔法薬のことは一切教えてくれなかった。
「そういうのはホグワーツに入ってから学べばいいんだよ!ガハハハ!」って
「スネイプの奴……なんで私のことをあんな気持ちの悪い目で見るんだ!」
ダンッ!とトーストに塗っていたバターの入った容器を乱暴に置いたハリー。
「ま、まあまあ落ち着けよハリー。その……きっと何か事情があったんだよ。な?お前もそう思うだろ?ロン」
「スネイプのハリーを見る目……かなりイカれてたけど」
正直ハリーがキレるのも無理はない。「魔法薬」の授業でハリーは恐ろしい体験をしたからだ。
「魔法薬」を担当するのはセブルス・スネイプ先生。性格の悪そうな顔をしたマジで性格の悪い人間。それでスネイプ先生は初の魔法薬の授業でやってくるや否や、ハリーの目をじっと見つめだした。
それも二十分も。
我慢できなくなったハリーが「私の顔になにか付いてますか?」と尋ねると、スネイプ先生はねっとりした声で答えた。
「ああ………美しい」
ハリーの背筋が伸び切った。凍り付くような思いをしたに違いない。ていうか生徒の目を見つめて「美しい」って答えるのかなり狂ってるだろ。どうしちまったんだスネイプ先生、クィレルに錯乱呪文でもかけられたのか?。
引き攣った表情のハリーが隣に座っている俺に近づいた。裾の上から腕をギュッと握られる。
「ハリーに気安く触れるなジークハルト!」
「ちょっ危ねぇ!」
突然発狂したスネイプが俺に魔法をぶっ放してきた。俺は咄嗟に杖を取って防御呪文をかける。
不意打ちの魔法をなんとか防いだ。だけどそれがスネイプの怒りに油を注ぐ結果になっちゃった。
怒り狂ったスネイプの猛攻をなんとか凌ぐ。暫く防戦一方の状態が続いたが、マクゴナガル先生の登場でスネイプはやっと杖を下ろしてくれた。
マクゴナガル先生に経緯を説明すると、かなり驚いた顔を浮かべてスネイプを見た。そりゃそうだ、ハリーの瞳を二十分近くも見つめた挙句突然発狂して俺に手を挙げたんだからな。
そこからはマクゴナガル先生のお説教タイム。
俺達は大広間に戻るように言われて地下室から出ていった。地下室からはマクゴナガル先生の怒鳴り声がはっきり聞こえてきた。
「でもセルシウス、さっきは凄かったね。スネイプの攻撃を全部防ぐなんて……」
「死ぬ気で防御したからなぁ……。一歩間違えれば誇張抜きに大怪我してたと思うぜ」
ハリーの顔が歪んだ。かなりご立腹のようだ。
「午後から飛行訓練があるんだ、気合入れていこうや」
「スリザリンの奴らと一緒でしょ?私、きっと物笑いの種になる……」
「やってもないのに出来ないって決めつけるのは早いと思うぜ」
実は言うと俺も不安なんだよね。とっつぁんと母さんは一度も箒に乗せてくれなかったし。
理由は「私の息子なら箒の練習なんて必要ないわ!貴方は箒に愛されてるから!」だ。
飛行訓練は校庭を横切った平坦な場所で行う。担当は鷹のような黄色い目をしたマダム・フーチだ。
「足元にある箒に右手を突き出して、そして上がれ!と言いなさい」
全員が言われた通り「上がれ!」と叫んだ。俺の箒は「上が──」の時点で飛び上がって手に収まった。
ハリーは一声で箒を掴んだ。ハーマイオニーの箒はコロリと地面を転がっただけ。
ロンは飛び上がった箒をうまくキャッチ出来ず、額をぶちつけた。
「手元が狂った?ロン」
「笑うなよハリー………」
次にマダム・フーチは箒から滑り落ちないように正しい跨り方を教えてくれた。全員が箒に跨ったのを確認して、合図を出してから2メートルほど浮上するよう指示を出した。
ここでドジなネビル・ロングボトムがやらかしてしまう。マダム・フーチが合図を出す前に思い切り地面を蹴ってしまった。
あっちこっちへ飛び回り、ネビルは顔を真っ青にして助けを叫ぶ。ここで放っておいてもネビルは死なない。せいぜい手首を折るくらいだ。
だから大丈夫。ネビルが地面に落ちるのをぼーっと見ていればいい。
「セルシウス!何処へ行くのです!」
気が付けば俺は地面を蹴っていた。両手でしっかり柄を握りしめ、前のめりになってネビルを追いかける。
風を切る音が耳元に響く。箒の扱い方が何故か解る。空を飛ぶのが気持ちが良い。この感覚、最高だ!
ネビルが箒から落下した。あの高さだと手首が折れるだけじゃ済まない。
「
落ちていくネビルの落下速度が徐々にゆっくりとなっていく。その隙にネビルを掻っ攫い、芝生の上へ着陸した。
「ふぃ〜。無事か?」
「う、うん。大丈夫………ありがどう……セルシウス……ほんとにありがとう……」
涙と鼻水でぐちょぐちょにしながらネビルは何度もお礼を言った。
「一つ貸しだぜネビルの坊や。どっか痛いところはないか?」
「うん……どこも痛くないよ。セルシウスが助けてくれたから」
「そっか。怪我が無くて安心した。先生ー!!ネビルが背中を強打したみたいです!!」
「え!?え、いや怪我はしてないってさっき……」
「もうめちゃくちゃ痛そうにしてますぅ!顔真っ青でぇ!これは医務室に連れて行くしかありませんねぇ!」
こうしてネビルはマダム・フーチ同伴のもと医務室へ連行された。
ククク、ネビルの坊や。テメェは甘ちゃんだぜ、この俺に利用されたんだからなぁ。
こっそりポケットから拝借した「思い出し玉」を芝生のうえに置いておく。後でネビルにはお菓子でも持って謝りに行こっと。
「思い出し玉」を見つけたドラコはネビルへの嫌がらせ目的で手の届かない所へ置こうと箒に乗った。
それに怒ったハリーが「思い出し玉」を取り戻そうと箒を掴む。
「ダメ!マダム・フーチがおっしゃったでしょう、勝手に箒に乗っちゃいけないって、みんなが迷惑するのよ!」
「そんなの知るもんか。ハリー、ドラコを殴ってやれ!危なくなったらセルシウスが助けてくれるよ!」
「ロン!みんなが迷惑するのが分からないの!?」
ハリーはハーマイオニーの言葉を無視して華麗に飛んでみせた。ここまで来たら俺の介入は必要ないだろう。
ドラコは「思い出し玉」を放り投げ、それをハリーが鮮やかにキャッチ。
俺達は歓声を上げて降りてくるハリーを迎える。完璧だ。一寸の狂いなく原作通りに進んでいる。
「ハリー・ポッター………!」
マクゴナガル先生が走ってきた。このあとハリーはマクゴナガル先生の独断と強行によって無理矢理クィディッチのシーカーに抜擢される。
俺は青ざめた顔でマクゴナガル先生の後ろをつけていくハリーを見つめた。大丈夫だよハリー、退学なんてされないから。
「セルシウス・ジークハルト!」
「えぁ?」
「来なさい。二人ともです」
え?────俺?な、なんで?シーカー枠はハリーで決定なんじゃないの?