女体化ロンのおっぱいを揉みしだくまで死ねない 作:ハッピーエンド大好きクラブ
マズいぞ、これ洒落にならんくらいマズいぞ。ハリーだけじゃなく俺もマクゴナガル先生に呼ばれちまった。ど、どうなる?ハリーが寮代表選手のシーカーに選ばれるのは確定のはずだ。
ていうかなんでマクゴナガル先生はさっきからスキップしてんだよ、アンタそういう性格じゃないだろ!
めちゃくちゃご機嫌じゃん!ありえないくらい機嫌が良いじゃん!
「フリットウィック先生!申し訳ありませんが、ちょっとウッドをお借りできますか?いいですね?感謝します」
強引にフリットウィック先生のクラスからウッドという逞しい五年生を引っ張り、彼も入れて俺達は空き教室へ入った。
「ポッター、ジークハルト。こちら、オリバー・ウッドです。ウッド、最高のシーカーとチェイサーを見つけましたよ」
マクゴナガル先生はハリーが手に持っている「思い出し玉」を16メートルの高さからダイビングしてキャッチしたことを身振り手振りを使って説明した。
次に俺がネビルの坊やを箒を巧みに操り落下の危機から救ったことも話した。
てかアンタ見てたのかい!何処に隠れてやがった!?
二人は俺たちをほったらかして話し込んでいる。こっそり抜け出してやろうかな。
などと考えていると、マクゴナガル先生からクィディッチとは何かのご説明を受けた。小一時間。
去年、グリフィンドールはスリザリンとの最終試合で完膚なきまでに叩きのめされたらしい。
マクゴナガル先生はあまりにも悔しく、どうにかして今年のグリフィンドール・チームを強くしたいと考えていた。
そんな時に現れたのがハリーと俺。何の練習もなく箒を使いこなした俺達にマクゴナガル先生は希望を見出した。
通常、クィディッチの参加は二年生からと決められている。
マクゴナガル先生はその規則をなんとか捻じ曲げようとダンブルドア校長に直談判するみたいだ。
鼻息を荒くして「校長に錯乱呪文をかけてでも二人をチームに入れてみせます!」と口にした。依怙贔屓にもほどがあるだろ。
「相応しい箒を持たせないといけませんね。先生、ハリーにはニンバス2000なんてどうでしょう?セルシウスにはハイトリッキーが良さそうだ」
「箒は私がなんとかしましょう。二人に合うものを用意します」
ここで俺達は解散となった。なのに俺はマクゴナガル先生に残れと言われた。
ハリーは心配そうに俺を見た。俺は頷いて「大丈夫」と伝える。
「優秀だったのはギネヴィアだけではありません。貴方のお父様も素晴らしい選手だったんですよ」
驚いた、あの酒浸りのとっつぁんは学生時代にクィディッチで大活躍してたらしい。それもチェイサーのポジションで。
「私が知る限り、ランスロットが投げたクアッフルが入らなかったことは一度もありません。レイブンクローとの試合ではクアッフルだけで380点を取ったこともありました」
これまた上機嫌にとっつぁんの過去を話してくれる。その試合では380点を取った時点でレイブンクローが降参したらしい。
マジかよとっつぁん、とんだバケモンじゃねぇか。
マクゴナガル先生の期待の眼差しがしんどい。ギネヴィアとランスロットがいくら天才だったとはいえ、俺にそれを求められても…………。
「ランスロットに手紙を送りなさい。きっと彼も喜ぶでしょう」
「ですね。じゃあ早速書きますわ」
マクゴナガル先生が気を利かせてくれて羊皮紙に羽根ペンとインクを用意してくれた。
『父さんへ
ちょっと端折るけど、この度グリフィンドール・クィディッチチームにチェイサーとして選ばれました。
嬉しいかと言われたら正直なところまだ分かりません。
でも選ばれたからには全力で頑張るつもりです。
お酒は飲み過ぎないように。
セルシウス』
羊皮紙を包み、梟のペリノアちゃんの足に括り付ける。
「頼むぜペリノア。父さんが酒臭かったら糞をかけてやれ」
ペリノアちゃんは両翼をシュッと広げ、高々に飛び立った。
よし、用事は済ませたし大広間に戻るか。ロンとハーマイオニーに話してやらなきゃな。
──────────
「はぁ?マルフォイと決闘?」
耳を疑った。俺がとっつぁん宛てに手紙を書いてる間、ハリーはドラコに決闘を申し込まれたらしい。
大方ドラコがハリーに絡み、何かしら言い返されてカチンと来たんだろう。
それで真夜中に決闘を申し込んだ。
ロンはハリーの介添人をやるみたいだ。ハリーが死んだら代わりにロンが戦う。学生同士の決闘で死者は出ないだろう。
でもドラコのことだからきっと腰巾着のクラッブとゴイルを連れてくる、それを見越したロンは俺にもついてきてほしいと頼んできた。
「ドラコは君にビビってる。一緒に来てよ」
「断る。フィルチに見つかったら面倒だし」
「膝枕してあげるから。触ってもいいよ」
「場所と時間は?」
決闘の場所はトロフィー室。指定時間は0時。なるほど、トロフィー室はいつも空いているし、ゴーストが通ることも少ない。
決闘にはもってこいの場所ってわけだ。
ハーマイオニーが口を尖らせて止めに入ったけど、二人は聞く耳を持たなかった。
あれ?お前らハーマイオニーと仲悪い?
そんなこんなであっという間に約束の時間が迫る。俺はベッドから起きて談話室へ。ロンとハリーは既に談話室へ降りていた。
二人は誰かと言い争っている。
「グリフィンドールがどうなるか気にならないの?二人とも自分のことばかり気にして。規則をなんだと思っているの。私が変身術を知ってたおかげでマクゴナガル先生から下さった点数をあなた達が無駄にするんだわ」
「ハーマイオニーも起きてんのか?」
ハーマイオニーは俺の方へ近づいてきて二人を説得するように頼んできた。
「お願いセルシウス、二人を止めて!二人とも私の言っていることを理解してくれないの!」
「無理!ごめん!」
申し訳ないハーマイオニー。こっちはロンの膝枕がかかってるんだ。
肖像画を押し開け、穴から身を乗り出す。俺のあとにロン、ハリー、
ハーマイオニーと続いた。
「なんで君もついてくるんだ!あっち行けよ!」
ロンはカンカンだ。
「落ち着けよロン。客観的に見たらハーマイオニーの方が正しいんだからな」
「君はどうしてコイツの味方なんてするのさ」
「味方じゃねえよ。友達さ」
ハーマイオニーが正しいのは事実だしね。俺はこっそりみんなに足跡を消す魔法をかけた。それと索敵呪文を使う。
俺を基点に半径50メートルの生物の位置を割り出す魔法だ。この魔法があればフィルチとミセス・ノリスの位置を把握出来る。
俺は先頭をずんずんと歩いていく。あっという間にトロフィー室に着いた。索敵呪文に反応はない。つまりトロフィー室に誰もいないということ。
これはドラコに騙されたなと思いつつ、俺は扉を開けた。
思った通り、中には誰もいない。ロンは「ドラコのやつ、怖気づいたんだ」と嬉しそうに言った。
「じゃあ戻るか、ハーマイオニーもそうした────」
『セルシウス…………』
母さんの声が聞こえた。畜生、これで何度目だ?30回目からは数えてねぇぞ。俺はこめかみを叩きながら壁のほうまで歩く。
「────セルシウス?どうしたの?」
ロンの声だ。あれ?母さんはどこだ?さっき確かに声が聞こえたはずだけど…………。
「くそっ……。みんな、来た道を戻って談話室に行け。帰り道は分かるだろ?」
「セルシウスは?君はどうするの?」
ハリーの問いに俺は答えられなかった。さっきから頭の中で母さんの声がうるさくて仕方がない。
俺は壁に手をついて思い切り頭を打ち付けた。
何度も、何度も
何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も。
何度も何度も何度も何度も何度も
何度も何度も。
何度も。
「────────ん?」
意識がはっきりすると、俺は仰向けに倒れていた。あれ?いつの間にか気を失ってたか?失神呪文をかけた覚えはないんだけどな。
立ち上がろうとすると、両脇に強い違和感を感じた。
見てみると、ハリーとロンが俺の腕にしがみついていた。二人とも顔を引き攣らせて息を弾ませていた。
「お前ら何やってんだよ」
「そ、それはこっちのセリフだよ!突然壁に頭突きなんかやり始めて、気でもおかしくなかったの!?」
ロンに怒られちゃった。体を起こして振り返ってみると、ハーマイオニーは口に手を当てて震えていた。
「てかここどこだ?なんで俺達こんな所にいるんだよ」
「なんでって………忘れたの?私がドラコに決闘を申し込まれて、それで………」
「あー!そういえばそうだったな!悪い悪い、すっかり忘れてた。それで?ドラコのやつは────」
喋ってる途中で額からポタポタと何かがお腹に滴ってきた。パジャマが胸元から膝下にかけて紅く染まっている。額を触ってみると激痛が走った。同時にヌルリとした感触がして、見てみると血がべったりと付いていた。
「────────はぁ?」
「君、突然壁に頭を打ち付けだしたんだよ。僕たちが止めようとしたんだけど、物凄い力でさ…………」
壁の方へ目をやると、バケツに入った水をぶち撒けたような夥しい量の血が染み付いていた。
額の痛みは酷くなり、目眩までしだした。俺は知らぬ間にとんでもないことをやったようだ。
「────!?、フィルチが来る、お前ら早く行け!」
「え、フィルチが?」
隣の部屋で物音がした。ハリーたちは飛び上がって俺を担いで逃げようとしてくれた。
「俺はいいから早く行け!どのみち医務室に行かないと、逆にフィルチに見つかるのは好都合だ!」
「で、でも……」
「いいから行けってロン!ハーマイオニー、道は覚えてるよな?二人を引っ張って行くんだ!」
出血のせいかうまく立ち上がれない。さすがのフィルチも怪我をした生徒がいればまず医務室に連れて行ってくれるだろう。
でも三人は俺を置いていこうとはしなかった。ロンとハリーは俺の両肩を担ぎ、ハーマイオニーは背中を支えてくれた。
なんとかトロフィー室から脱出出来た。必死になって俺を助けようとしてくれたハリー達を見ると、膝枕目的のために協力したのが恥ずかしくなってくる。
しかし一難去ってまた一難。今度は廊下の突き当たりからマクゴナガル先生の気配を感じ取った。こっちに近付いてくる。マズい、バレたら4人とも終わ────ん?マクゴナガル先生?
俺はハリーたちを前に押し出す。もう歩く力も出てこない。杖を抜く余裕がないので、突風を巻き起こして三人を吹き飛ばした。怪我しない程度に優しくね。
風の音を聞きつけたマクゴナガル先生は俺を見つけた途端、「セルシウス!」と絶叫した。
向かい側の廊下から三人の足音が遠ざかっていく。
俺の元へ駆け寄ってきたマクゴナガル先生。悪いね先生、いつも迷惑かけて。
「先生………俺…………し…………たい」
ここで俺の意識はシャットダウンした。