女体化ロンのおっぱいを揉みしだくまで死ねない 作:ハッピーエンド大好きクラブ
知らない天井だ。そうか、ここは医務室か。マクゴナガル先生が運んでくれたのかな。
体を起こした瞬間、頭が内側から爆発したようなとんでもない痛みに襲われた。あんまりにも痛いから声も出せなかった。頭の中が脈打ってる。片頭痛を1000倍酷くしたような痛さだ。
呻いていると、マダム・ポンフリーがベッドの周囲に張られたカーテンをシャッ!と開けて入ってきた。
「目が覚めましたか、ジークハルト。朝ご飯の前にこれをお飲みなさい。頭痛が収まります」
青紫色の液体が入った小瓶を手渡された。痛み止めのようなものか。俺は栓を抜いて一気に飲み干した。
味はまぁ………吐かなかった自分を褒めてやりたいと思う味だった。
「俺の怪我ってすぐに治ります?」
「前頭骨が粉砕しているので少なくとも四日はかかります。それに貴方には痛み止めとは別に処方しなければならないお薬があります」
処方しないといけない薬?なんのことか考えていると、マクゴナガル先生が医務室に入ってきた。
俺を見るなり胸に手を当てて安堵した様子になった。
「ああ……良かった、目が覚めたのですねセルシウス」
「元気一杯だぜマクゴナガル先生」
マクゴナガル先生を安心させるために笑顔でダブルピースを作った。
「マクゴナガル先生、単刀直入に聞きますけど俺って処罰ですよね?」
「勿論ですセルシウス・ジークハルト。罰則は今日から一ヶ月、この医務室で寝泊まりすることです」
俺はマクゴナガル先生の言っている意味が分からなかった。
「寝泊まり?」と聞き返すと、罰則について詳しい説明を始めてくれた。
まず夜中の無断外出二回。一回目は見逃してくれたけど昨日の件に関してはアウト。更に壁に頭を打ち付ける自傷行為。
マダム・ポンフリーは命に関わる大怪我だと言っていたみたいだ。
どれも母さんの声が聞こえてから起きたこと。マクゴナガル先生は母さんの死がきっかけで俺が精神的に病んでいると結論づけた。
「授業以外の時間は全てここで過ごすように。食事もここで摂ってもらいます。授業中でも自分の体に異変が起きたら直ぐに先生に申し付けなさい。どんな些細なことでも構いません。セルシウス、どうか分かってくれますね?」
「あー………談話室に行くのもダメなんですか?」
「…………いいでしょう。夕食後、一時間だけ談話室で過ごすことを許可します」
マクゴナガル先生が俺の方へ手を伸ばしてきた。目尻に触れて、静かにため息をついた。
「よく眠れていますか?」
「毎日快眠ですよ」
「眠れない日はないと?」
「逆に眠れないって感覚を知りたいですね」
マクゴナガル先生はマダム・ポンフリーの耳元で何かを伝えた。耳をそばだてたけど何にも聞こえなかった。
談話室で過ごす時間は19時から20時に指定。20時になったらマクゴナガル先生が迎えに来てくれる。その後、医務室へ行ってお薬を飲んでぐっすり眠りにつくと。
頭に巻かれていた包帯を交換してもらい、マクゴナガル先生が持ってきてくれた朝ごはんに手を付ける。
焼き立てのトーストにたっぷりのバターを塗りたくるのは最高だぜ。
でも野菜が足りてないから次からはサラダを持ってきてもらおう。
今日から一ヶ月、プチ軟禁生活を楽しんでやるぜ!
──────────
「マジか!お前ら禁じられた廊下に行ったのかよ……!」
「シッ!声大きいよ……!」
俺に許された自由時間でロンとハリーに昨日無事に帰れたか聞いてみたら、なんとハリー達は道に迷ってしまい4階にある禁じられた廊下に入ってしまったと答えた。
廊下には三つの頭がある巨大な怪物犬がいたことも話してくれた。
あの夜はハリー達も死ぬ思いをしたようだ。三つ頭のデカ犬って言ったらハグリットが用意した魔法生物だろう。
原作だと賢者の石を守ってたんだっけな。何か弱点があった気がするんだけど…………思い出せねぇ。
「ハーマイオニーが怪物犬の足元に仕掛け扉があるって言ってたんだ。僕達は気が付かなかったけど」
「仕掛け扉?何かを守ってるのは確かだな」
「セルシウス、額の怪我は大丈夫?」
ハリーがおずおずと聞いてきた。ロンも申し訳なさそうにしてる。俺を置いて逃げたことを後悔してるのか。俺が逃がしたんだから何も思わなくていいのに。俺はにっこり笑って「お前よりカッコいい傷跡が出来るかもな」とわざとからかった。気が緩んだのか、二人はほほ笑んでくれた。
「一回禁じられた廊下に行ってみたいな。失神呪文なら通じると思うし」
「あの怪物と戦うつもりなの?」
「ああ。仕掛け扉が気になるしな。2、3発打ち込めばいけると思う」
「セルシウス、君って…………ほんと凄いや」
今度は尊敬の眼差しで見つめてきた。ハグリットの飼い犬(?)に関してはマジで失神呪文数発でノックアウトできると思うので、今度隙を見て禁じられた廊下に行こう。
「セルシウス。もう時間ですよ」
「はーい。じゃあなロン、ハリー。おやすみ」
マクゴナガル先生からお迎えの合図だ。
俺は二人に手を振って談話室を出た。医務室に入ってマダム・ポンフリーから痛み止めと心を落ち着かせる薬と眠剤を貰い、水で流し込んでベッドに横になる。
しばらく目を瞑っていたけど、全く眠れないので直ぐに体を起こした。
暇つぶしに図書室から借りてきた「二十世紀の偉大なる魔法使い」を開く。
時計に目をやると23時40分を回っていた。もう今日が終わろうとしてる。どうせ横になっても眠れないしな。
医務室の扉がゆっくり開かれた。マクゴナガル先生が見回りにでも来たのかな?
「…………セルシウス?」
なんと、入ってきたのはロンだった。
「お、おいロン!何やってんだ、マクゴナガル先生に見られたら30点は減点されるぞ……!」
「君のことが心配で…………」
今はお前のことが心配だよ。俺はベッド周りのカーテンを閉め切ってロンをベッドに上がらせた。
「心配してくれるのはありがたいけど、バレたら庇えねぇぞロン。早く帰れ、今なら間に合うから」
ロンに速やかな帰宅を促す。日中に見舞いに来てくれるなら嬉しいけど、夜中はリスクが伴うから駄目だ。
でもロンは首を横に振って言うことを聞いてくれない。どうしたものかと考えていると、ロンは両手を胸に置いてこう言った。
「今日はさ………一緒に寝ても……………駄目かな?」
「駄目じゃないです」
ロンはローブを脱いで横になった。俺も横になって一緒に掛け布団をかぶる。こうして一緒に寝るのは何時ぶりだろうか。
すぐ目の前にロンの顔がある。そばかすだらけだけど実に可愛い顔してる。
胸も大きくなったか?張りがあるというか、揉めば弾力が凄そうだ。
「また胸見てる……」
「見てしまうくらい大きいのがいけない」
「なんで僕のせいになるんだよ」
「それにしても懐かしいよな。よくお前のベッドで夜更かししたもんだぜ」
「ホントだよね。それでママに怒られてさ。僕、君と出会ってから毎日が楽しいよ」
おいおい……嬉しいこと言ってくれるじゃないか。
「セルシウス………よく眠れてる?」
「それ聞かれたの2回目だな」
自分じゃわからないけど俺は隈が凄いようだ。だから眠剤も出されたんだな。なんて一人で納得していると、ロンは俺の方へ距離を詰めてきた。
「お前のおっぱいに包まれたらよく眠れるかもな」
さて、ほっぺたをつねられる準備をしておこう。と、ロンのツッコミを待っていたら何も言わずに俺に手を伸ばしてきた。
頭を掴まれて、そのままロンのデカい胸に引き寄せられた。
目の前が真っ暗になる。だけど柔らかい感触が顔全体に伝わってきた。俺は今、ロンのおっぱいに包まれています。
「よく眠れそう?」
「…………ああ」
抱き締められても、頭を撫でられても俺は一つも眠くならない。寧ろロンの奴が寝息を立てて眠っちまった。
体を起こそうとしたら強い力でぎゅっと抱き締められて、胸の奥へ顔が沈んだ。
これはそっとしとくのが正解だな。俺は失神呪文を自分にかけて強制的に気を失った。
1時間おきに目を覚ましてその度に失神呪文をかける。
5時に目覚めるとロンの姿はなかった。無事に談話室に戻れてるといいけど………。
本日の朝食はトーストにベーコンエッグ、サラダに蜂蜜たっぷりのヨーグルトでございます。
黙々と食べ進めていると、開いている窓から梟のペリノアちゃんが飛んできた。
とっつぁん宛ての手紙を届けてくれたんだ。俺の右肩に止まり、一口サイズにカットしたベーコンを口元に運んでやると「ホー」と鳴いて食べてくれた。
「とっつぁんから手紙来てんのか」
さて、どんな返事を書いてくれたのか。ワクワクしつつ丸まった羊皮紙を開く。
『どうでもいい。二度と手紙なんか送ってくるな』
「あっれぇ……………?」
「おはようございますセルシウス。今日はお友達も一緒ですよ」
タイミング悪くマクゴナガル先生がやって来た。それにハリーとロンもいやがる。マクゴナガル先生に頼んで着いてきたのか、なんで今なんだよ畜生────!
俺は手紙を隠すためにまず羊皮紙を丸めようとした。が、焦ったせいか手元から滑って床に落ちた。
マクゴナガル先生がそれを拾い上げる。中身を広げて確認した。
「何ですかコレは!」
怒りに震えたマクゴナガル先生の怒鳴り声が響き渡った。
───────ごめんとっつぁん。これは庇えないぞ。