調子に乗りました、すいません。
学校というのは学生の青春の場であり、学ぶ場所でもある。三日間という休暇をへて、怠い身体を動かして教室には向かって自分の席に座った。日常は淡々と進んでいき、授業という拷問を終えて、机の上でぐた〜っと溶けていった。
「橘くん、瀕死じゃない?」
「教室に入ってきた時から死んでるように見えたけど、橘くん三日間なにしてたの?ツクヨミにもログインしてなかったよね?」
真実さんが僕の机に両肘を立て、握った拳に頬を預け僕を見つめており、芦花さんは心配するように優しく僕の頭を撫でてきた。二人には申し訳ないが三日間、彩葉さんの家に行って電柱から出てきた赤ちゃんの世話をしてたと話せるわけもなく。
「うーん、勉強しすぎて」
「「絶対、嘘じゃん」」
「....口を揃えて言うの止めない?」
「だって私たち、三人で赤点ギリギリ組なんだから橘くんが勉強なんてありえないよ〜」
「私たちに言えないこと?」
「う〜ん....あんまり」
「....そっか、橘くんが言いたくなかったら教えてよ、強制はしないからさ」
うーん、優しく芦花さんに撫でられるから、なんというか安心感というか....ダメになりそう。
「....てか彩葉さんは?」
「ん?彩葉?進路希望とかで立花先生のところに行ったけど」
「あー進路ねぇ〜」
重い身体を起こして虚空を見つめた、進路かぁ〜....僕は特に何も考えて無さすぎて先生にも困惑してたっけ。
「橘くんは進路どうするの?」
「うーん、就職はないかなぁ。めんどくさいし、行くとしたら大学かなぁ、深くは決めてないけど」
「はは、橘くんらしいね」
まるで、そう言うと思ったという感じで芦花さんが言ってきた。
「二人はどうするのさ」
「うーん、私は今のところツクヨミで配信してるし....」
「そうだねぇ〜恥ずかしいけど私たち、ちょっと人気だしねぇ」
ちょっと人気とは何事か、この二人はツクヨミ内でも人気の配信者だ。芦花さんは美容系インフルエンサーで真実さんはグルメインフルエンサー、進路が安定しそうでなんて羨ましいんだろうか、ズルいぞ。
「てか、橘くん私の配信で人気なの知ってた?」
「....?なんで?」
「この間の配信で橘くんを美少女にした配信....でね」
「あー!芦花が橘くんを女の子にしちゃったヤツ?可愛かったよね〜!本当の女の子だと思っちゃった。」
「....本当にね」
あぁ、あのメイクとか女装とか、着せ替え人形になったの配信してたんだぁ....全国配信されてたんだぁ....配信してたの!?!?話に聞いてませんが芦花さん!?
「消した方が良いかな?」
「....でも人気の配信なんでしょ?なら消す必要はないじゃん」
「橘くん、やっさしー!今度、私とグルメ配信に出ない?女装で!!」
「....それ、芦花さんの労働が凄いことになるけど」
「良いよ、それくらい。橘くんいい顔してるし、色々できそうだからもっと可愛くできちゃうよ〜?」
それは男にとって喜んで良いのか悪いのか分からないけど一応、褒めてるってことは喜んでも良いのかなぁ。
「配信の話はまた今度ということで....」
「えー、約束だよー?絶対やらせるからねー」
ニヤニヤとする真実さん、女装して一緒にご飯を食べる配信は誰に需要があるって言うんだ!?そんな特殊な動画を見る人って居るのか?頼むから居ないでくれ、お願いだから。
....いや無理だ、芦花さんの配信で僕のファンが居るらしい、だとすると芦花さんのファンが嗅ぎつけて真実さんの配信に来るに決まっているじゃねぇか終わった。
「あ、そうだこの後さ、彩葉と新しいカフェに行くんだけど橘くんもどう?」
「え、僕は....」
「因みに断ることは出来ないから、私たちと玄関で彩葉が帰って来るのを待とうね〜」
いつの間にか、真実さんが僕の鞄を奪い去り芦花さんが逃げれないように腕を組んできた。
「はい、れっちご〜!」
芦花さんに着せ替え人形にされたい。
面白かったですかー?
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面白そう!続き楽しみ!
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別に普通。
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面白くないー!好かなかった