無情に足を踏まれたせいでジンジンと足が痛む、痛かったぁ.... っと考えながら注文の品を持っていると、甘い香りが漂ってきた正体はパンケーキだった。僕と彩葉さんの前に運ばれてきたのは、クリームいっぱいの三段重ねの夢なような物。彩葉さんを見ると嬉しそうにフォークを持ち出し、パンケーキにグサリと突き刺して、食べようとした瞬間。
「....は?」
「あむ、もぐもぐ....うんまあああ!!!」
「あ、一口で丸ごと食べられてるおもろー」
彩葉さんが一体なにが起こったのか分かってない程のマヌケな顔をしていた、なぜお前がここに居るのかと、私のパンケーキを今すぐに返せという感情かもしれない。
「よっ、彩葉!湊のパンケーキも美味しそう〜....後でちょうだーい?」
「はいはい、分かったから机に乗ろうとしないの、後であげるから....てか、彩葉さんの食べてたばっかでしょ!?」
「彩葉は彩葉の!湊は湊の!!」
この欲張り少女が....どんだけ食べるつもりなんだか、まぁ喜んでくれてる姿を見るのは悪くないとは思う。というか、外出てるじゃん大丈夫かこれ。彩葉さんがだいぶ焦るんではないか....?
「えー、可愛い。橘くんの知り合い?」
「えっ!?し、知り合いと言うか....」
「でも彩葉の服着てるよ?友達?」
バンッ!!と両手で机を叩いた後にやはり、焦ったように芦花さんと真実さんの前に出て、それはもう必死に説明をし始めた。
「ああああああ、そう!そうなの!いや、友達っていうか!!その....えーっと、なんと言えば良いんだ、?」
「紹介してよ、彩葉。こんな可愛い友達独り占めはズルいって〜」
「橘くんもずいぶん親しげだったけど、絶対なにか関係あるよね?」
芦花さんが鋭すぎる、まさに大正解。この少女は電柱から出てきて、三日間の間に彩葉さんと同じぐらいの身長に育った宇宙人なんですよ〜実は。とりあえず、彩葉さんが絶対にこの状況から抜け出したいという意志を感じたので、僕も何とかしようと僕に問い詰めてくる芦花さんを何とかして誤魔化そうとしたが....。
「月から来たの!」
どうやら少女が彩葉さんの努力が水の泡になった瞬間だった。
「....え?」
「ツキ....?」
「ジ!築地だよね!築地から来たの!私のイトコ!」
流石に苦しいかと思われた言い訳だと思ったが、グルメガールと美容ガールにはお寿司屋さんと少女の見目麗しさに釣れたようだった。奇跡だろ。
「可愛いね、お名前は?」
「名前?名前は、えーっと....」
「かぐや!」
「かぐや〜?かわよー!」
「え〜ピッタリだね」
「そ、そうだよね〜!いい名前だよね、お姫様の名前と一緒だし...っ」
「あー!確かに。でも本当にピッタリだよ、かぐやちゃん」
「かぐや?かぐや....かぐや....そっかぁ、かぐやかぁ〜!!」
嬉しそうに身体をクネクネさせながら喜んでいる、かぐや。名前は人生最初のプレゼント、しかも大好きな彩葉さんに貰ったのだ、それは喜ぶに決まっている。
「ねぇ〜...湊〜。かぐやだよ〜?か ぐ や、可愛い?」
僕の手をギュッと掴み、赤い顔で見つめてきた。素直に答えようとするか。
「かわいいよ」
「....本当?嬉しい」
まるで恋する乙女のようなそんな雰囲気を感じた。
「ごめん、帰る!ありがとうね!ご馳走様!後で埋め合わせするから!!」
「ちょっと待って!?!?僕、まだパンケーキ食べてなっ....」
「あ、橘くんが消えた」
「また明日ね〜、橘くん〜」
そのまま、彩葉さんに僕とかぐやは引っ掴まれて風のようにカフェから出て行かされたのであった。てか、お金はどうするだよ、お金は。....明日渡そう。
「いやー、さっきのパンケーキ美味しかったよねぇー、彩葉との全然違〜う」
「パンケーキ....食べたかったな、一口も食べれなかった....はは」
話の夢中になっていた僕のせいだが、あの三段重ねのパンケーキを一口でも味わいたかった、僕はこう見えても甘党派なのだ、今から戻って食べに行ってやろうか、もういいや食べに行ってやる。そのまま、カフェに戻ろうとしたが彩葉さんに方をガシッと肩を掴まれ止められた。
「今戻って、パンケーキを食べに帰ってる場合じゃないから」
「......ぅう!」
「そんな可愛い顔してもダメ。」
そうですよね、はい。
頑張って続けるぞ。
面白かったですかー?
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面白そう!続き楽しみ!
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別に普通。
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面白くないー!好かなかった