妖精と聖剣使い   作:使い手なない

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第93話「妖精たちに迫る影」

 

 X784年。

 

 フィオーレ王国、マグノリア。

 

 魔導士ギルド、妖精の尻尾。

 

「ナツ!! グレイ!!」

 

「「……っ!?」」

 

 ギルドに響き渡った鋭い声。

 

 先ほどまで取っ組み合いの喧嘩をしていた二人が、同時に動きを止めた。

 

「お、おう! エルザ!」

 

「よ、よう! 帰ってたのか!」

 

 そこに立っていたのは、深紅の髪を持つ鎧姿の少女。

 

 エルザ・スカーレットだった。

 

「私がいない間、また喧嘩をしていたそうだな?」

 

「い、いや! これは違うんだ!」

 

「そうそう! ちょっとした挨拶みてえなもんで!」

 

「ほう?」

 

「「すみませんでした!!」」

 

 見事な土下座だった。

 

「…………」

 

 その光景を見ていたルーシィ・ハートフィリアは、口をぽかんと開けていた。

 

「……え?」

 

 いつも騒がしいナツとグレイが。

 

 あの二人が。

 

「……誰!?」

 

「エルザ・スカーレットよ」

 

 隣にいたミラジェーンが微笑む。

 

「うちのS級魔導士の一人なの」

 

「えっ!? S級!?」

 

「ええ。とっても強いのよ」

 

 ルーシィは改めてエルザを見つめた。

 

 確かに、ただ者ではない雰囲気がある。

 

 しかし。

 

「……あの二人が、あんなに大人しくなるなんて」

 

「ふふっ。エルザには頭が上がらないのよ」

 

 そのとき。

 

「あっ!」

 

 エルザの表情が変わった。

 

「イリスさん!」

 

「おかえりなさい、エルザさん」

 

 カウンターで紅茶を楽しんでいたイリス・アストレアが、にこやかに手を振った。

 

 すると、先ほどまで厳しい表情をしていたエルザが、ぱっと笑顔になる。

 

「ただいま戻りました!」

 

「ふふっ。お疲れ様でした。依頼はどうでしたか?」

 

「はい! 問題なく完了しました!」

 

「それは何よりです」

 

 イリスが微笑むと、エルザも嬉しそうに頷いた。

 

「それと、イリスさん!」

 

「はい?」

 

「以前の模擬戦で見せていただいた剣技について、また教えていただきたいことがあるのですが……!」

 

「もちろんですよ。今度、一緒に練習しましょうか」

 

「ありがとうございます!」

 

「…………」

 

 ルーシィは、再び固まっていた。

 

「……え?」

 

 あのエルザが。

 

 ナツとグレイを一瞬で黙らせたエルザが。

 

「……なんか、すっごく嬉しそうなんだけど!?」

 

「ふふっ。エルザはイリスさんを尊敬しているのよ」

 

 ミラジェーンが楽しそうに答える。

 

「剣の腕前は、ギルドでも一番だから」

 

「えええっ!?」

 

 ルーシィはイリスを見つめた。

 

 週刊ソーサラーのグラビアを飾った、あの美少女。

 

 いつも穏やかで、優しくて。

 

 とても剣を振り回すようには見えない少女。

 

「……イリスさんって、そんなに強いんですか?」

 

「ふふっ。それなりには」

 

「絶対それなりじゃないですよね!?」

 

 イリスは楽しそうに笑った。

 

 その隣で、メイビスもくすくすと笑っている。

 

「ルーシィちゃん、イリスはすごいんですよ!」

 

「メイビス。あまり持ち上げないでください」

 

「本当のことですから!」

 

「ふふっ。もう……」

 

 そんな二人を見て、ルーシィは小さく息を吐いた。

 

 このギルド。

 

 やっぱり、普通じゃない。

 

◇

 

「ところで、エルザさん」

 

 イリスが紅茶のカップを置いた。

 

「何かお急ぎの用事があったんですか?」

 

「ああ。実はそうなんです」

 

 エルザの表情が真剣になる。

 

「闇ギルド『鉄の森』が、不穏な動きを見せています」

 

「鉄の森……?」

 

 メイビスが首を傾げた。

 

「ええ。どうやら、ララバイという危険な魔道具を狙っているようで」

 

「ララバイ……」

 

 イリスが小さく呟く。

 

「聞いたことがあります。呪歌を奏でる魔道具でしたね」

 

「はい。放置すれば、大勢の犠牲者が出る恐れがあります」

 

 エルザが頷いた。

 

「そこで、ナツとグレイに協力してもらおうと思っています」

 

「俺たちか!?」

 

 ナツが勢いよく立ち上がった。

 

「面白そうじゃねえか!」

 

「お前、話聞いてたのかよ……」

 

 グレイが呆れたように呟く。

 

「ルーシィ、お前も来るか?」

 

「えっ!? 私も!?」

 

 突然話を振られ、ルーシィが目を丸くした。

 

「当然だろ! 仲間なんだから!」

 

「そ、そうだけど……!」

 

 ルーシィはエルザを見た。

 

 エルザも静かに頷く。

 

「危険な任務になるかもしれない。だが、力を貸してくれると助かる」

 

「……!」

 

 その真剣な眼差しに、ルーシィは少しだけ背筋を伸ばした。

 

「……分かりました!」

 

 イリスが微笑む。

 

「皆さん、気をつけてくださいね」

 

「はい!」

 

 エルザが力強く答えた。

 

「イリスさんも、メイビスさんも。行ってきます!」

 

「いってらっしゃーい!」

 

 メイビスが元気よく手を振る。

 

 こうして、エルザたちはララバイ事件の調査へ向かった。

 

◇

 

 それから数日。

 

 鉄の森によるララバイ事件は、大きな騒動となった。

 

 闇ギルドの魔導士たちは、呪歌によってギルドマスターたちの命を奪おうとしていた。

 

 しかし、その計画はエルザたちによって阻止される。

 

 ナツとグレイは敵の魔導士たちを打ち破り、ルーシィも星霊魔法で仲間を支えた。

 

 そして、ララバイに宿っていた悪魔が姿を現したとき。

 

「行くぞ、ナツ! グレイ!」

 

「おう!!」

 

「言われなくても分かってる!」

 

 三人の魔法が、巨大な悪魔へと叩き込まれた。

 

 炎。

 

 氷。

 

 そして、エルザの剣。

 

 激しい攻防の末、ララバイは破壊された。

 

 事件は解決。

 

 もっとも、その余波で周辺に少々大きな被害が出たことについては、後日マカロフが頭を抱えることになったのだが。

 

「まったく、あやつらは……!」

 

 ギルドに届いた報告書を見て、マカロフが深いため息をつく。

 

「ふふっ。でも、皆さん無事だったんですから」

 

 イリスが微笑む。

 

「そうですよ!」

 

 メイビスも元気よく頷いた。

 

「それに、ちゃんと事件を解決したんですから!」

 

「……お主らは相変わらず甘いのう」

 

 マカロフは苦笑した。

 

 だが、その表情には安堵が浮かんでいた。

 

 仲間たちが無事に帰ってくる。

 

 それ以上に大切なことなど、あるはずがなかった。

 

 ――このときは、まだ。

 

 誰も知らなかった。

 

 妖精の尻尾に、別の脅威が迫っていることを。

 

◇

 

 数日後。

 

 マグノリア。

 

 妖精の尻尾。

 

「…………」

 

 ギルドの前に立つナツたちは、言葉を失っていた。

 

 そこにあったのは、変わり果てた建物だった。

 

 無数の鉄柱が壁を貫き、窓は砕け、外壁は大きく破壊されている。

 

「……なんだよ、これ」

 

 グレイが低く呟く。

 

「……誰がやった」

 

 ナツの拳から、炎が漏れた。

 

 その背後で、エルザが険しい表情を浮かべていた。

 

「……ファントムロード」

 

 ミラジェーンが静かに告げる。

 

「昨夜、襲撃されたの」

 

「ファントムロード……?」

 

 ルーシィが息を呑んだ。

 

 それは、妖精の尻尾と並び称されるほどの大手魔導士ギルド。

 

 そして、そのマスターは聖十大魔道の一人、ジョゼ・ポーラ。

 

「ふざけやがって……!」

 

 ナツが拳を握り締める。

 

「俺たちのギルドに、こんなことしやがって!!」

 

「ナツ」

 

 エルザが静かに制した。

 

「今は落ち着け」

 

「落ち着いてられるかよ!!」

 

「気持ちは分かる。だが、勝手に動くな」

 

 その言葉に、ナツは歯を食いしばった。

 

 ギルドの中では、仲間たちが必死に片づけを進めていた。

 

 幸い、襲撃時に大きな人的被害は出ていなかった。

 

 しかし。

 

 仲間たちの怒りは、収まるはずもなかった。

 

◇

 

「……ファントムロード、か」

 

 マカロフが静かに呟いた。

 

 その表情からは、普段の陽気さが消えていた。

 

「マスター……」

 

 ミラジェーンが心配そうに見つめる。

 

「……建物だけなら、まだよかった」

 

 マカロフは低い声で続けた。

 

「じゃが、奴らは一線を越えた」

 

 その後、ギルドの仲間たちが襲撃され、重傷を負わされる事件まで発生した。

 

 仲間を傷つけられたマカロフの怒りは、ついに限界に達した。

 

「……行くぞ」

 

 マカロフが立ち上がる。

 

「ファントムロードへ乗り込む」

 

「おおおおっ!!」

 

 ギルド中から怒号が上がった。

 

 ナツも、グレイも、エルザも。

 

 誰もが怒りに燃えていた。

 

 ただ一つ。

 

 この場に、イリスとメイビスの姿はなかった。

 

 二人は数日前から、別の土地で古代魔法に関する調査を行っていた。

 

 ファントムロードの襲撃についても、まだ知らされていない。

 

 マカロフは仲間たちを見渡した。

 

「妖精の尻尾の仲間に手を出したこと……」

 

 その小さな身体から、凄まじい魔力が溢れ出す。

 

「後悔させてやるわい!!」

 

◇

 

 ファントムロード。

 

 その本拠地では、激しい戦闘が繰り広げられていた。

 

「どけえええっ!!」

 

 ナツの炎が敵の魔導士たちを吹き飛ばす。

 

「邪魔だ!」

 

 グレイの氷が、通路を塞ぐ敵を一掃した。

 

 エルザも次々と敵を打ち倒していく。

 

 そして。

 

「ジョゼェェェッ!!」

 

 マカロフの怒号が響き渡った。

 

 その身体が巨大化し、凄まじい魔力が周囲を震わせる。

 

 聖十大魔道の一人。

 

 妖精の尻尾、三代目マスター。

 

 マカロフ・ドレアー。

 

 その怒りを前に、ファントムロードの魔導士たちは恐怖に震えた。

 

 しかし。

 

「……くくく」

 

 不気味な笑い声が響いた。

 

「素晴らしい魔力ですねぇ……」

 

「……何者じゃ?」

 

 マカロフが振り返る。

 

 そこに立っていたのは、奇妙な笑みを浮かべた男。

 

 ファントムロードの四元素。

 

 大空のアリアだった。

 

「ですが……少々、いただきましょうか」

 

「……っ!?」

 

 次の瞬間。

 

 マカロフの周囲に、異様な魔力が渦巻いた。

 

「なっ……!?」

 

 身体から、力が抜けていく。

 

 膨大な魔力が、何かに吸い取られていくような感覚。

 

「き、貴様……!」

 

「くくく……悲しいですねぇ」

 

 アリアが不気味に笑った。

 

「これほどの魔力を失うとは……実に悲しい」

 

「ぐっ……!」

 

 マカロフの身体が元の大きさへと戻る。

 

 膝が折れた。

 

「マスター!!」

 

 エルザの叫びが響いた。

 

 だが、遅かった。

 

 マカロフは、その場に崩れ落ちた。

 

◇

 

 その日の夕方。

 

 フィオーレ王国、マグノリア。

 

 妖精の尻尾。

 

「……マカロフさんが?」

 

 イリスの声が、静かに響いた。

 

 調査を終え、メイビスと共に帰還したばかりだった。

 

 しかし、目の前に広がっていたのは、破壊されたギルド。

 

 そして。

 

 仲間たちから告げられた、信じがたい知らせだった。

 

「……はい」

 

 ミラジェーンが俯く。

 

「ファントムロードの魔導士に、魔力を奪われて……」

 

「…………」

 

 イリスの表情から、笑みが消えた。

 

 隣にいたメイビスも、黙って話を聞いていた。

 

「……マカロフは、どこですか?」

 

 メイビスが尋ねる。

 

「奥の部屋で休んでいます」

 

「……分かりました」

 

 二人は、静かに歩き始めた。

 

◇

 

 ギルドの奥。

 

 簡素なベッドの上に、マカロフが横たわっていた。

 

「……マカロフさん」

 

 イリスが静かに声をかける。

 

「……おお」

 

 マカロフがゆっくりと目を開けた。

 

「イリス……メイビス……」

 

「はい。戻りました」

 

 イリスが優しく微笑む。

 

「……すまんのう」

 

 マカロフが小さく呟いた。

 

「せっかく帰ってきたというのに……こんな姿を見せるとは」

 

「何を言っているんですか」

 

 イリスが首を振る。

 

「マカロフさんが謝ることではありませんよ」

 

「……じゃが」

 

 マカロフは悔しそうに拳を握った。

 

「わしが、もっと注意しておれば……」

 

「マカロフ」

 

 静かな声だった。

 

 メイビスが、ベッドの傍らに立っていた。

 

 いつもギルドで笑っている少女。

 

 お菓子が大好きで、イリスと楽しそうに過ごしている少女。

 

 しかし、今の彼女には、普段の無邪気さがなかった。

 

「あなたは、十分頑張りました」

 

「……メイビス」

 

「仲間を守ろうとして、戦ったんですよね?」

 

「……ああ」

 

「それなら、胸を張ってください」

 

 メイビスは優しく微笑んだ。

 

「あなたは、立派なマスターです」

 

「…………」

 

 マカロフの目が、わずかに潤んだ。

 

 その言葉を告げた少女が、何者なのか。

 

 彼は、よく知っていた。

 

 妖精の尻尾を創設した、初代マスター。

 

 そして、自分の父ユーリと共に歩んできた、大切な存在。

 

「……すまん」

 

 マカロフが目を閉じる。

 

「……あとは、頼めるかのう」

 

 メイビスは頷いた。

 

「もちろんです」

 

 そして、隣に立つイリスを見上げる。

 

「イリス」

 

「はい」

 

 イリスが静かに微笑んだ。

 

「私も、同じ気持ちですよ」

 

「……ふふっ」

 

 メイビスが小さく笑った。

 

 そして、再びマカロフへ向き直る。

 

「マカロフ」

 

 その声には、確かな決意が宿っていた。

 

「あなたは、今はゆっくり休んでいてください」

 

「……ああ」

 

「仲間たちは、私たちが守ります」

 

 メイビスは胸に手を当てた。

 

 その姿は、小さな少女のままだった。

 

 けれど。

 

 彼女の瞳には、百年近い年月を歩んできた者だけが持つ、揺るぎない意志が宿っていた。

 

「あとは、私たちに任せてください!」

 

 イリスも隣で頷く。

 

「ええ。必ず、皆さんを守ります」

 

 マカロフは、ゆっくりと息を吐いた。

 

「……頼んだぞ」

 

 その声には、安堵があった。

 

 妖精の尻尾。

 

 それは、かつて小さな仲間たちが集まって生まれたギルド。

 

 長い年月の中で、幾度も困難を乗り越えてきた場所。

 

 そして今。

 

 そのギルドを創設した少女と、共に歩んできた聖剣使いが、再び立ち上がろうとしていた。

 

 ――ファントムロード。

 

 彼らは、まだ知らない。

 

 自分たちが怒らせた相手が、何者なのかを。

 

 そして。

 

 妖精の尻尾には、今もなお。

 

 百年前から変わらぬ二人の守護者がいるということを。

 

 次に動くのは、初代マスター。

 

 メイビス・ヴァーミリオン。

 

 その小さな身体に宿る、規格外の魔力。

 

 そして、妖精の尻尾を守るために磨き続けてきた力が。

 

 ついに、解き放たれようとしていた。

 




【こそこそ妖精話】
~お仕置きがお望みですか?~

 X784年。

 夜の妖精の尻尾。

 賑やかな夕食を終えたイリスとメイビスは、ルーシィと一緒にテーブルを囲んでいた。

ルーシィ「そういえば、イリスさんとメイビスさんには、まだ紹介してませんでしたね!」

イリス「紹介、ですか?」

ルーシィ「はい! 私の星霊です!」

 ルーシィが黄金の鍵を取り出した。

ルーシィ「開け! 処女宮の扉! バルゴ!」

 魔法陣が輝き、メイド服姿の女性が現れる。

バルゴ「お呼びでしょうか、姫」

イリス「まあ! 可愛らしいメイドさんですね」

メイビス「おおーっ! 本物の星霊さんです!」

バルゴ「……こちらの方々は?」

ルーシィ「同じギルドのイリスさんとメイビスさんよ!」

バルゴ「よろしくお願いいたします」

イリス「ふふっ。よろしくお願いします、バルゴさん」

メイビス「よろしくですー!」

 バルゴは二人をじっと見つめた。

バルゴ「……姫」

ルーシィ「なに?」

バルゴ「こちらのお二人も、姫とお呼びした方がよろしいでしょうか」

ルーシィ「いや、別にそんな決まりはないけど……」

バルゴ「では、お姫様が三人ですね」

メイビス「ふふーん! 私はお姉さんです!」

ルーシィ「お姫様とお姉さんは関係ないでしょ!?」

バルゴ「……ところで」

イリス「はい?」

バルゴ「お仕置きがお望みですか?」

イリス「……え?」

メイビス「お仕置き?」

ルーシィ「ちょっとバルゴ!? いきなり何聞いてるのよ!」

バルゴ「申し訳ありません、姫。いつもの癖で」

メイビス「……イリス」

イリス「はい?」

メイビス「お仕置きって、どんなことをするんでしょう?」

イリス「……さあ?」

バルゴ「ご希望でしたら、すぐにご用意いたします」

ルーシィ「用意しなくていいから!!」

 メイビスは少し考えた。

メイビス「……じゃあ、甘いものを食べすぎたときのお仕置きとか?」

イリス「ふふっ。それなら、お菓子を一日禁止ですね」

メイビス「…………」

メイビス「それだけは絶対に嫌です!!」

バルゴ「……なるほど。最も効果的なお仕置きですね」

ルーシィ「真面目に分析しないで!!」

 そのとき、バルゴが静かに一礼した。

バルゴ「では、今夜はどなたをお仕置きすればよろしいでしょうか」

イリス「……ふふっ」

メイビス「私は遠慮します!!」

ルーシィ「誰もお仕置きしなくていいからあああ!!」

 夜のギルドに、ルーシィの絶叫が響き渡った。



ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
少しでも楽しんでいただけたなら幸いです。

今後とも『妖精と聖剣使い』をよろしくお願いいたします。
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