X784年。
フィオーレ王国、マグノリア。
魔導士ギルド、妖精の尻尾。
「よーし! そっち持ち上げろー!」
「おう!!」
威勢のいい声が響き渡る。
ファントムロードとの戦いから、数日。
妖精の尻尾では、破壊されたギルドの復興作業が進められていた。
木材を運ぶ者。
壁を修復する者。
そして、なぜか作業そっちのけで喧嘩を始める者。
「おいナツ! その木材はこっちだっつってんだろ!」
「ああ!? 細けえこと気にすんなよ!」
「細けえことじゃねえ!!」
「……まったく」
エルザが額を押さえた。
「お前たちは、こんなときまで……!」
「「げっ、エルザ!!」」
二人が同時に固まる。
その様子を見て、ルーシィは呆れたようにため息をついた。
「……本当に、いつもどおりね」
「ふふっ。それが妖精の尻尾ですから」
隣から、穏やかな声が聞こえた。
イリス・アストレアだった。
黒髪のハーフツインテール。
青と金のオッドアイ。
そして、いつもと変わらない柔らかな微笑み。
ただし。
彼女の周囲には、無数の黄金色の光剣が浮かんでいた。
「……よいしょ」
イリスが指先を動かす。
すると、光剣に支えられた大量の木材が、ふわりと宙を移動した。
そのまま、建築中の建物へ正確に運ばれていく。
「…………」
ルーシィは、その光景を呆然と眺めた。
「……イリスさん」
「はい?」
「それ、便利すぎません?」
「ふふっ。そうでしょうか?」
「そうですよ!!」
ルーシィが思わず叫ぶ。
「普通、剣って物を運ぶために使わないですから!!」
「……あら」
イリスは少し考えた。
「でも、こうすると楽なんですよ?」
「そういう問題じゃないんですってば!!」
そんな二人の頭上。
「イリスー!」
元気な声が響いた。
見上げると、メイビス・ヴァーミリオンが空中に浮かんでいた。
その周囲には、小さな空間の裂け目がいくつも開いている。
「こちらの資材も運んでしまいますね!」
「はい。お願いします、メイビス」
「任せてください!」
メイビスが両手を広げる。
次の瞬間。
大量の建築資材が空間の裂け目へ吸い込まれ、建物の反対側へ現れた。
「おおおおっ!!」
作業していた魔導士たちから歓声が上がる。
「すげえ!!」
「これなら、すぐに終わるぞ!!」
「さすが初代マスター!!」
「ふふん!」
メイビスが得意げに胸を張った。
「もっと褒めてもいいんですよ!」
「……メイビス」
イリスが、くすりと笑う。
「あまり調子に乗らないでくださいね?」
「ええっ!? 今のは褒められてもいい場面ですよね!?」
「ふふっ。そうですね」
そんな二人を見て、ルーシィは小さく呟いた。
「……初代マスターと創設者が、建築作業してる……」
数日前までなら、何も思わなかっただろう。
けれど今は違う。
目の前の二人は、百年近く前に妖精の尻尾を作った人物なのだ。
「……このギルド、本当にどうなってるのよ……」
◇
昼過ぎ。
復興作業が一段落した頃。
「イリスさん!」
「はい?」
イリスが振り返ると、そこにはエルザが立っていた。
いつになく真剣な表情だった。
「少し、お時間をいただけないでしょうか」
「もちろんですよ。どうしました?」
「……剣の稽古を、お願いしたいのです」
「剣の稽古、ですか?」
「はい!」
エルザは力強く頷いた。
「以前、ギルダーツとの模擬戦で見せていただいた剣技……今でも忘れられません」
あの日。
自分が見たもの。
圧倒的な速度でも、膨大な魔力でもない。
長い年月をかけて磨き上げられた、純粋な剣の技。
「少しでも、あの境地に近づきたいのです!」
「……ふふっ」
イリスは嬉しそうに微笑んだ。
「もちろんです。私でよければ、お付き合いしますよ」
「ありがとうございます!!」
「おっ!?」
その会話を聞きつけたナツが、勢いよく飛び込んできた。
「イリスと勝負すんのか!?」
「稽古だ、ナツ」
「俺もやる!!」
「お前は少し落ち着け!」
「なんだよ! いいだろ!」
「……ったく」
グレイが呆れたように近づいてきた。
「どうせまた、派手にぶっ飛ばされるだけだろ」
「ああ!? やってみなきゃ分かんねえだろ!!」
「いや、分かるだろ……」
「なんだと!?」
「……ふふっ」
イリスは楽しそうに笑った。
「それなら、皆さんでやってみますか?」
「「「えっ?」」」
「三人一緒でも構いませんよ?」
その瞬間。
ナツの目が輝いた。
「よっしゃあああ!!」
グレイは、少しだけ眉をひそめた。
「……三人まとめて、か」
エルザは真剣な表情で頷いた。
「……よろしくお願いします!」
◇
ギルドの屋外訓練場。
「よーし! 始めるぞ!!」
ナツが拳を鳴らした。
グレイは両手を構え、エルザは剣を抜いている。
対するイリスは。
「では、よろしくお願いしますね」
にこやかに微笑んでいた。
その右手には、一本の黄金色の光剣。
聖剣ではない。
普段から使用している光魔法だった。
「……イリスさん」
エルザが尋ねる。
「聖剣は、使わないのですか?」
「今回は稽古ですから」
イリスは微笑んだ。
「こちらで十分ですよ」
「……!」
エルザが息を呑む。
決して侮られているわけではない。
それだけの実力差があるのだ。
「いくぞおおおっ!!」
最初に飛び出したのは、ナツだった。
「火竜の鉄拳!!」
炎を纏った拳が、イリスへ迫る。
しかし。
「はい」
イリスが半歩、横へ動いた。
「……あれ?」
拳が空を切る。
次の瞬間。
――トン。
光剣の腹が、ナツの肩に軽く触れた。
「一本ですね」
「はあ!?」
ナツが振り返る。
「まだ始まったばっかだろ!?」
「ふふっ。では、続けましょう」
「くっそおお!!」
再び突っ込むナツ。
その背後から。
「氷の造形魔法――!」
グレイが両手を構えた。
「氷欠泉!!」
地面から鋭い氷が噴き上がる。
だが。
イリスは軽く跳躍した。
足元に光剣が現れ、空中で足場となる。
「……そこだ!!」
エルザが飛び込んだ。
鋭い斬撃。
さらに連続する剣の軌跡。
しかし。
――キンッ。
――キンッ。
――キィンッ!
イリスは一本の光剣で、すべてを受け流した。
「……っ!」
エルザの目が見開かれる。
重くない。
速すぎるわけでもない。
ただ、こちらの剣が届く場所に、すでにイリスの剣がある。
「……すごい……!」
「エルザさん」
「はい!」
「踏み込みはとても良いですよ。ですが、少しだけ肩に力が入りすぎています」
「……!」
「もっと自然に。剣は、力だけで振るものではありませんから」
「はい!!」
その直後。
「隙ありいいい!!」
ナツが背後から飛びかかった。
「ふふっ」
イリスは振り返ることなく、軽く身をかわした。
「うおおおっ!?」
勢い余ったナツが、地面を転がる。
「……ナツさん」
イリスが苦笑する。
「もう少し、相手の動きを見ましょうね?」
「くっそー!!」
観戦していたルーシィは、口を開けたまま固まっていた。
「……何あれ」
その隣では、メイビスが楽しそうに拍手している。
「イリスー! 頑張ってくださーい!」
「……メイビスさん」
「はい?」
「三対一ですよね?」
「そうですよ?」
「……なんで三人のほうが、一方的にやられてるんですか?」
「ふふん!」
メイビスが得意げに胸を張った。
「だって、イリスですから!」
「説明になってなーい!!」
◇
それから、しばらくして。
「……ぜぇ……ぜぇ……」
ナツが地面に大の字になっていた。
「……くそ……一回くらい……当てたかった……」
「……無理だろ……」
隣では、グレイも息を切らしている。
エルザは膝に手をつきながら、何度も呼吸を整えていた。
「……ありがとうございました……!」
「お疲れ様でした、皆さん」
イリスは、にこやかに微笑んだ。
息一つ乱れていない。
「皆さん、それぞれ良いところがありますね」
「……本当か?」
ナツが顔を上げる。
「もちろんですよ」
イリスは頷いた。
「ナツさんは思い切りが良いですし、グレイさんは魔法の応用が上手です。エルザさんは、剣の扱いがとても丁寧ですね」
「……!」
三人の表情が変わる。
「ただ、まだ改善できるところもあります」
イリスは優しく続けた。
「これから、もっと強くなれますよ」
「……へへっ!」
ナツが笑った。
「じゃあ、また勝負してくれよな!」
「ふふっ。もちろんです」
エルザも、深く頭を下げた。
「本当に、ありがとうございました!」
「そんなに畏まらなくてもいいんですよ?」
「いえ! とても勉強になりました!」
「ふふっ。それなら良かったです」
その様子を見て。
メイビスは、満足そうに微笑んでいた。
百年近い年月。
妖精の尻尾には、何世代もの魔導士たちが集まってきた。
そして今も。
新しい世代の妖精たちは、こうして成長している。
「……ふふっ」
メイビスは、小さく笑った。
「やっぱり、いいですね」
◇
夕方。
復興作業を終えたギルドでは、いつもの賑やかな時間が戻っていた。
「……さて」
イリスが、テーブルに置かれた旅行雑誌を手に取った。
「メイビス。こちら、見てください」
「なんですか?」
メイビスが隣へ座る。
開かれたページには、美しい海辺のリゾートホテルが紹介されていた。
白い砂浜。
青く澄んだ海。
そして、海を一望できる豪華なレストラン。
「まあ……!」
メイビスの瞳が輝いた。
「素敵なところですね!」
「ええ。少し前から気になっていたんです」
イリスは微笑んだ。
「こちらのディナーも評判が良いみたいですよ」
「ディナー!」
メイビスが身を乗り出す。
「それに、こちらも」
イリスがページをめくった。
そこには。
色とりどりのケーキ。
美しい飴細工。
季節の果物をふんだんに使ったタルト。
そして、宝石のように輝く小さなスイーツの数々。
「…………!」
メイビスが固まった。
「……メイビス?」
「……イリス」
「はい?」
「ここに行きましょう!!」
「ふふっ。そう言うと思っていました」
イリスは楽しそうに笑った。
「それなら、明日にでも出発しましょうか」
「はい!!」
メイビスが満面の笑顔で頷く。
こうして。
二人だけの、小さな旅行が決まった。
◇
翌日。
フィオーレ王国、海沿いのリゾート地。
夕暮れの海が、黄金色に輝いていた。
白い砂浜には穏やかな波が打ち寄せ、潮風が心地よく吹き抜けている。
海を見下ろす高台には、美しいリゾートホテルが建っていた。
その最上階。
大きな窓から海を一望できるレストランで、二人の少女が向かい合って座っていた。
「……美味しいです!」
メイビスが、幸せそうに頬を緩めた。
「ふふっ。良かったですね」
イリスも微笑む。
テーブルには、丁寧に盛り付けられた料理が並んでいた。
新鮮な魚介を使った前菜。
香草の香りが広がる温かなスープ。
そして、柔らかく焼き上げられた肉料理。
「イリス! こちらも食べてみてください!」
「まあ。ありがとうございます」
イリスが一口食べる。
「……本当ですね。とても美味しいです」
「ですよね!」
二人は楽しそうに笑い合った。
やがて。
待ちに待ったデザートが運ばれてきた。
「…………!」
メイビスの瞳が、さらに輝いた。
白い皿の上には、小さな芸術品のようなスイーツが並んでいた。
苺のムース。
淡い桃色のマカロン。
宝石のような果実のゼリー。
そして、繊細な飴細工で飾られたチョコレートケーキ。
「……イリス」
「はい?」
「私、今とっても幸せです……!」
「ふふっ」
イリスは思わず笑ってしまった。
「それは良かったです」
「こんなに可愛いスイーツ、食べるのがもったいないですね!」
「そうですね」
イリスも皿を眺める。
「でも、食べないほうがもっともったいないですよ?」
「……確かに!」
メイビスは、ぱっと顔を輝かせた。
「では、いただきます!」
二人の笑い声が、静かなレストランに溶けていった。
◇
その夜。
リゾートホテルの客室。
豪華なディナーを堪能し、お風呂も済ませた二人は、可愛らしいパジャマに着替えていた。
イリスは淡い青色。
メイビスは柔らかなクリーム色。
どちらも、胸元に小さなリボンが付いた上品な寝間着だった。
「……ふぅ」
メイビスが、満足そうに息を吐いた。
「今日は本当に楽しかったですね!」
「ええ」
イリスも微笑む。
「お料理も美味しかったですし、景色も素敵でした」
「また来ましょうね!」
「もちろんです」
そのとき。
メイビスが、窓の外を見つめた。
「……あっ」
「どうしました?」
「イリス! 星が綺麗ですよ!」
イリスも窓の外へ視線を向ける。
そこには、満天の星空が広がっていた。
海の向こうまで続く、深い夜の青。
その上に、無数の星々が輝いている。
「……本当ですね」
イリスが微笑んだ。
「少し、外へ出てみましょうか」
「はい!」
二人は、客室のバルコニーへ出た。
穏やかな夜風が、黒髪と金髪を優しく揺らす。
遠くから聞こえる波の音。
そして、頭上に広がる星空。
「……綺麗ですね、イリス」
「ええ。本当に」
二人は並んで、夜空を見上げた。
メイビスが、そっとイリスの肩へ寄りかかる。
「……こういう時間、好きです」
「ふふっ。私もですよ」
イリスは、優しく微笑んだ。
百年近く。
二人は、数え切れないほどの景色を見てきた。
雪に覆われた山々。
果てしなく広がる草原。
古代遺跡に眠る神秘的な光景。
そして、幾度となく見上げた星空。
それでも。
こうして隣にいる時間は、いつだって特別だった。
「……イリス」
「はい?」
「これからも、いろんなところへ行きましょうね」
「……ええ」
イリスは、穏やかに頷いた。
「一緒に、たくさんの景色を見に行きましょう」
「はい!」
メイビスが、嬉しそうに笑った。
静かな夜。
穏やかな海。
満天の星空。
そんな、幸せな時間が流れていた。
――そのときだった。
――カッ!!
「……ん?」
メイビスが、ぴたりと動きを止めた。
夜空が、突然明るくなった。
遥か彼方。
天から巨大な光の柱が降り注いでいく。
まるで、夜空そのものが裂けたかのような光景だった。
「…………」
「…………」
二人は、しばらく無言でそれを眺めていた。
「……イリス」
「……はい」
「あれ、エーテリオンですよね?」
「……そうですね」
イリスは、遠くの光を見つめた。
評議院が保有する、超絶時空破壊魔法。
エーテリオン。
その威力は、一つの地域を跡形もなく消し飛ばしかねないほど。
通常なら、決して軽々しく使用されるものではない。
「……どうして、こんな時間に?」
メイビスが首を傾げる。
「さあ……?」
イリスも不思議そうに答えた。
「ですが、あれほどの魔法を使用するなんて、ただ事ではありませんね」
「……ですよね」
二人は顔を見合わせた。
数秒の沈黙。
そして。
「……見に行きます?」
「……そうしましょうか」
あっさりと決まった。
「では、行きましょう!」
メイビスが、ぱっと立ち上がる。
「はい」
イリスも頷いた。
しかし。
「…………」
「…………」
二人は、同時に自分たちの服装を見下ろした。
淡い青色のパジャマ。
クリーム色のパジャマ。
そして、可愛らしいリボン。
「……メイビス」
「はい?」
「私たち、パジャマですけど……」
「……あっ」
数秒の沈黙。
メイビスが、にっこり笑った。
「まあ、いいじゃないですか!」
「……ふふっ」
イリスも、思わず笑ってしまった。
「そうですね。今さら着替えるのも面倒ですし」
「ですよね!」
メイビスが、楽しそうに両手を広げる。
その足元に、淡い黄金色の魔法陣が浮かび上がった。
空間が、静かに歪み始める。
「では、行きますよ!」
「はい、メイビス」
二人は、最後にもう一度だけ星空を見上げた。
遠くでは、巨大な魔力の光がまだ夜空を照らしている。
そして。
――ふわり。
二人の姿が、バルコニーから消えた。
こうして。
妖精の尻尾の初代マスターと、その創設者の一人は。
パジャマ姿のまま、エーテリオンの落下地点へ向かうことになった。
その先で、何が待ち受けているのか。
二人は、まだ知らない。
【こそこそ妖精話】
~ミラさんは知っていた?~
妖精の尻尾。
イリスとメイビスが旅行へ出かけた翌日。
ルーシィ「……ねえ、ミラさん」
ミラジェーン「なあに、ルーシィ?」
ルーシィ「ミラさんって、メイビスさんが初代マスターだって知ってたんですか?」
ミラジェーン「うふふ。初代マスターだとは知らなかったけど、とっても強い人だってことは知ってたわよ?」
ルーシィ「えっ!? どうして!?」
ミラジェーン「私のS級初任務に、一緒に来てくれたの」
ルーシィ「へえ……! そのとき、何があったんですか?」
ミラジェーン「そうねえ……」
ミラジェーンは、懐かしそうに微笑んだ。
ミラジェーン「私が苦戦していた魔物を、メイビスさんがあっという間に倒しちゃったのよ」
ルーシィ「……え?」
ミラジェーン「それも、ほとんど動かずにね」
ルーシィ「……初代マスター、怖っ!!」
ミラジェーン「うふふ。普段はあんなに可愛らしいのにね」
ルーシィ「……そういえば、イリスさんもすごかったですよね」
ミラジェーン「そうね。ギルダーツさんと模擬戦したときも、圧倒的だったもの」
ルーシィ「ギルダーツさん……? 誰ですか?」
ミラジェーン「あら、まだ会ったことなかったわね。うちのギルドでも、特に強い魔導士なのよ♪」
ルーシィ「へえ……! そんな人までいるんですね!」
ミラジェーン「ええ。でもね……」
ルーシィ「……でも?」
ミラジェーン「私、二人について一つだけ気になっていることがあるの」
ルーシィ「な、なんですか!?」
ミラジェーンは、にっこり笑った。
ミラジェーン「百年近く一緒にいるのに、今でもあんなに仲良しなのって、素敵だと思わない?」
ルーシィ「……あっ」
ミラジェーン「それに、メイビスさんって、イリスさんのことになると少し独占欲が強いでしょう?」
ルーシィ「……確かに!」
ミラジェーン「うふふ。今回も二人きりで旅行ですものね」
ルーシィ「……なんだか、新婚旅行みたいですね」
ミラジェーン「あら、私も同じことを考えていたわ♪」
ルーシィ「ええっ!?」
その頃。
遠く離れた海沿いのリゾートホテルでは。
イリスとメイビスが、仲良くスイーツを選んでいた。
メイビス「イリス! これも半分こしましょう!」
イリス「ふふっ。もちろんですよ」
――ミラジェーンの想像は、案外間違っていなかったのかもしれない。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
少しでも楽しんでいただけたなら幸いです。
今後とも『妖精と聖剣使い』をよろしくお願いいたします。