ハリーポッターとケモノの子 ~その瞳に映るもの~ 作:火力万能主義
ガタン、ゴトン。
規則正しい音を立てて、列車が走る。
窓の外には、見渡す限りの草原。
遠くの丘陵には小さな家々が点在し、時折姿を見せる羊たちは、煙を吐きながら走り去る鉄の塊など気にも留めずに草を食んでいる。
空は青く、雲は白い。
実にいい天気だ。
こんな日なら、どこか適当な森にでも潜り込んで昼寝をするのも悪くない。
木陰を探すのに苦労することもないだろうし、腹が減れば獲物を探しに行けばいい。
水場さえ見つけられれば、しばらくは困らないはずだ。
……ああ。
いいな、それ。
今すぐ窓を開けて飛び出してしまおうか。
そんなことを、かれこれ一時間ほど考えている。
もっとも、実行する気はない。
今のところは。
「うわっ、何だこれ!」
「蛙チョコレートだよ。知らないのかい?」
「本物の蛙じゃないよね?」
「当たり前だろ!」
……うるせぇ。
ちらりと、向かい側の座席へ視線を向ける。
目に入ったのは、山のように積み上げられた色とりどりの菓子と、その山を挟んで向かい合う二人の少年。
一人は黒髪に丸い眼鏡を掛けた、痩せっぽちの男の子。
もう一人は、燃えるような赤毛にそばかすだらけの顔をした、少々背の高い男の子。
二人とも十一歳。
これから同じ学校へ通うことになるらしい。
名前は確か、ハリー・ポッターとロン・ウィーズリー。
ついさっき知り合ったばかりだというのに、随分と仲がよろしいことで。
「これ、食べていいの?」
「もちろん! 君が買ったんじゃないか」
「あ、そうだった」
「変なやつだなぁ、ハリーは」
けらけらと笑う赤毛。
つられて笑う黒髪。
その間に積まれた菓子の箱が、列車の揺れに合わせてかたかたと音を立てる。
よくもまあ、あれだけの菓子を買ったものだ。
見たことのない食べ物ばかりではあるが、あれを全部食べたら腹を壊すのではなかろうか。
……いや、どうでもいいか。
他人の腹具合など知ったことではない。
アッシュは窓へと顔を戻す。
灰色がかった、白に近い髪。
同年代と比べれば少し細い身体。
首には季節外れの白いマフラーを巻き、黒いローブに身を包んだ少年。
名前はアッシュ。
それ以上でも、それ以下でもない。
姓などというものは知らないし、別に必要とも思っていない。
かつては好き勝手に呼ばれていたこともあったが、今では一応、アッシュという名前に落ち着いている。
それについて何か思うところがあるのかと言われれば、特にはない。
呼ばれて分かれば、それで十分だ。
それよりも。
問題は、この服である。
見下ろせば、膝元まで伸びる黒いローブ。
内側には白いシャツとネクタイ。
さらに、履き慣れない靴。
なんとも窮屈な格好だ。
走りにくい。
しゃがみにくい。
いざという時、裾を踏んで転びそうになる。
おまけに、やたらと人間らしい。
なんでこんなものを着なければならないのか。
以前、そのことをあの眼鏡の
ならば着なければいい。
そもそも集団の一員になりたいわけではない。
そう返したところ、延々と説教される羽目になった。
理不尽だ。
いや、まったくもって理不尽極まりない。
……とまあ、本人は大層ご立腹である。
そのくせ、首元の白いマフラーだけは何があっても外そうとしないのだから、まったくもって勝手な話だ。
「……なあ、アッシュ?」
「あ?」
赤毛の方が、こちらを見ている。
「君も何か食べる?」
「いらねぇ」
「えっと……チョコレートは?」
「いらねぇ」
「じゃあ、百味ビーンズとか」
「いらねぇっつってんだろ」
「そ、そうか」
しょんぼり。
なんとも分かりやすい反応である。
……なんだ、こいつ。
いらないと言っているのだから、それで話は終わりだろうに。
わざわざ気にする必要がどこにある。
もっとも、赤毛の少年 ロン・ウィーズリーには、そう簡単に割り切れない事情があった。
何しろ、三人の初対面は少々……いや、かなり気まずいものだったのである。
そもそも。
アッシュがこの客室へ入った時、ほかには誰もいなかった。
四人くらいの子供なら余裕を持って座れそうな長椅子が向かい合い、窓際には小さな机。
荷物を載せる棚もあり、少なくとも居心地は悪くない。
何より、静かだ。
これがいい。
アッシュは迷わず窓際へ腰を下ろし、外の景色を眺めることにした。
ところが、列車が走り始めてしばらくすると、客室の扉が開いた。
「あの、ここ、空いてる?」
顔を覗かせたのは、眼鏡を掛けた黒髪の少年。
手には鞄を抱え、少しばかり遠慮がちな様子でこちらを見ている。
アッシュは一瞥する。
座席は空いている。
見れば分かることだ。
「……勝手にしろ」
「あ、ありがとう」
少年が向かい側へ腰を下ろす。
荷物を棚へ置き、安堵したように息をついた。
そして、こちらへ顔を向ける。
「僕、ハリー。ハリー・ポッター」
「…………」
名乗られた。
ということは、こちらも名前を言う必要があるのだろう。
確か、そう教わった。
初対面の相手には、まず挨拶と自己紹介をなさい
頭の中に、ある女教師の声が響く。
あの鋭い眼光。
寸分の隙もなく結い上げられた髪。
そして何より、こちらの反論を一つ残らず封じ込めてくる、あの恐るべき説教。
……くそ。
思い出しただけで気が滅入る。
「……アッシュ」
「え?」
「俺の名前だ」
「あ、うん。よろしく、アッシュ」
「……おう」
実に見事な自己紹介だった。
これをミネルバ・マクゴナガルが見ていたなら、きっと感激したことだろう。
あのアッシュが!
自分から名前を名乗り!
初対面の誰かに!
噛みつくことも、威嚇することも、逃げ出すこともなく!
きちんと挨拶ができたのだなんて! まぁ!
おそらく、これまでの苦労が報われたとばかりに彼を褒めちぎり、場合によっては頭まで撫でようとして、当の本人から全力で嫌がられていたに違いない。
……まあ、十一歳の少年が自己紹介をしたくらいでそこまで喜ばれるというのも、それはそれでどうかとは思うが。
ともあれ。
さらにしばらくして、今度は赤毛の少年が現れた。
「ここ、座ってもいい? ほかの客室はいっぱいみたいで」
またか。
そう思いつつ、片手を軽く振る。
好きにしろ、という意味である。
赤毛の少年は礼を言い、ハリーの隣へ座った。
名前はロン・ウィーズリー。
これからホグワーツに入学する一年生。
兄が何人もいるらしく、家族のほとんどが魔法使いだという。
……いや、魔法使いの学校へ向かっているのだから、それは別に珍しくもないのか。
とにかくよく喋る少年だった。
しかも、話があちらこちらへ飛ぶ。
兄の話。
学校の話。
寮の話。
家族の話。
果ては家で飼っているネズミの話まで。
そのうち、話題はハリーの名前へ移っていった。
「……えっ?」
ロンが目を丸くする。
「君、ハリー・ポッターなの!?」
「うん」
「本当に?」
「そうだけど……」
妙な反応である。
人間というのは、名前を聞いただけであんな顔をするものなのだろうか。
少なくともアッシュには理解できない。
「じゃあ……あの傷もあるの?」
「傷?」
「ほら、額にあるっていう、稲妻みたいなやつ!」
「ああ、うん」
「見せてくれない?」
その瞬間。
「……おい」
窓際から、低い声が割り込んだ。
ロンが振り向く。
「え?」
アッシュは、心底呆れたような顔をしていた。
「人の傷を、人前で見せびらかさせるんじゃねーよ」
「……は?」
「聞こえなかったのか?」
「いや、聞こえたけど……」
「じゃあ、何だよ」
目を細める。
「傷だぞ、それ。見世物じゃねぇだろ」
「い、いや! 別に見世物にしようとしたわけじゃ……!」
「じゃあ何だ」
「だって、ハリー・ポッターだよ!? あの、生き残った男の子の 」
「だから?」
「…………」
ロンの口が止まる。
アッシュは鼻を鳴らした。
「有名なら、他人に傷見せろって言われなきゃならねぇのか?」
「……いや、その」
「変な理屈だな」
「…………」
撃沈。
見事なまでの一発命中の撃沈である。
ロンは口を開きかけては閉じ、何か言い返そうにも、どう言えばいいのか分からず困り果てている。
しかし。
アッシュ自身は別に怒っていない。
ただ、教わったことと違うから指摘しただけだ。
あの
なるほど。
言われてみれば確かにそうだ。
自分だって、初対面の人間から髪の色だの、首のマフラーだの、身体に残った傷だのを根掘り葉掘り聞かれれば、面倒くさくて仕方がない。
ましてや、それを面白がって見せろと言われた日には。
……まあ、殴るかもしれん。
それはいけないと何度も叱られたばかりなので、今は我慢するようにしているが。
ともかく。
ロンの言動は、マナー違反である。
以上。
これで終わり。
……のはずだった。
「あ、あのさ」
ハリーがおずおずと口を開く。
「僕は別に気にしてないよ」
「…………」
「ほら、これ」
そう言って、前髪を持ち上げる。
額に浮かぶ、稲妻のような傷跡。
ロンの目が大きく見開かれた。
「……本当だ」
「うん」
「……痛かった?」
「覚えてないんだ。赤ん坊の頃のことだから」
「そ、そうなんだ……」
ハリーはさほど気にしていない様子で前髪を下ろした。
その様子を見て、アッシュも肩を竦める。
本人が構わないというのなら、それでいい。
他人がどうこう言うことでもない。
「……ふん」
窓の外へ向き直る。
会話は終わり。
これで一件落着。
……と、思ったのだが。
「…………」
「…………」
客室内には、何とも言い難い空気が漂っていた。
ハリーは別に怒っていない。
アッシュも、もう気にしていない。
だが、ロンだけはそうもいかなかった。
ほんの興味本位で尋ねただけなのに、初対面の相手から無礼を指摘されてしまったのである。
しかも、考えてみれば確かに失礼な質問だったかもしれない。
本人がいいと言ってくれたからよかったものの、もし嫌がっていたらどうなっていたことか。
そう思うと、余計に気まずい。
「……えっと」
ロンが口を開く。
「ごめん、ハリー。変なこと聞いちゃって」
「だから、気にしなくていいって」
「う、うん」
そしてちらり。
アッシュへ視線を向ける。
「…………」
「…………」
目が合った。
「……何だ?」
「いや、なんでないっす」
「そうか」
再び窓の外へ。
あっさりと会話が終わる。
……なんなんだ、こいつ。
ロンは思った。
怖いというほどではない。
別に怒鳴られたわけでも、脅されたわけでもない。
言われたことだって、考えてみれば間違ってはいない。
ただ。
どうにも、話しづらい。
何を考えているのか分からないし、そもそもこちらと話すつもりがあるのかすら怪しい。
だが、これから同じ学校へ通うのだ。
それも、今は同じ客室にいる。
このまま黙り込んでいるのも変だろう。
ならば。
「……あ、そうだ!」
ロンが声を上げる。
「ハリー、クィディッチって知ってる?」
「クィディッチ?」
「知らないの!?」
「うん」
「そっか! じゃあ説明してあげるよ!」
ぱっと顔が明るくなる。
そう。
知らない話題なら説明すればいい。
それなら、きっと会話も弾むはずだ。
ロンは意気揚々と話し始めた。
魔法使いのスポーツ。
空飛ぶ箒。
七人ずつの選手。
四つのボール。
そして、シーカーという特別な役割。
ハリーは目を輝かせて聞いている。
よし。
いいぞ。
これなら大丈夫だ。
ロンは内心でほっとした。
そして、ついでとばかりに窓際の少年へ声を掛ける。
「アッシュは? クィディッチ、知ってる?」
「……あ?」
「クィディッチだよ。箒に乗って空を飛ぶスポーツ!」
「知らねぇ」
「そっか! じゃあ、君も 」
「……なあ」
「ん?」
「それ、箒に乗って空飛びながら、球を追いかけるんだろ?」
「そうだよ!」
「…………」
アッシュは少し考えた。
そして、至極真面目な顔で尋ねる。
「……落ちたら死ぬんじゃねぇの?」
「…………」
「…………」
今度は、ロンが黙り込む番だった。
「……いや、まあ、そりゃ高いところから落ちれば危ないけど……」
「じゃあ、なんで飛ぶんだよ」
「なんでって……そういうスポーツだからだよ!」
「変な遊びだな」
「変じゃないよ!!」
思わず声が裏返った。
その隣で、ハリーが小さく吹き出す。
「……ぷっ」
「ハリー!?」
「ご、ごめん。でも、確かに初めて聞いたらそう思うかも……」
「いや、でもさぁ!」
二人が言い合いを始める。
アッシュは再び窓へ視線を戻した。
……やっぱり変な連中だ。
わざわざ空を飛んで、落ちたら怪我をするような遊びをする。
しかも、それを楽しみにしているらしい。
人間というのは、つくづく分からん。
それから少しして。
客室の扉が開き、菓子を載せたワゴンが姿を見せた。
気前よく山ほど買い込んだハリーのおかげで、先ほどまでの気まずい空気はすっかりどこかへ消え失せている。
……いや。
正確には、ロンだけが必死になって吹き飛ばした、と言うべきか。
ともかく、二人は楽しそうだった。
「うわっ! これ、動くの!?」
「蛙チョコレートだからね!」
「でも、チョコレートなのに!」
「まあ、蛙だし」
「どういう理屈!?」
騒がしい。
ひたすら騒がしい。
しかし、アッシュにとっては大した問題でもない。
耳を澄ませれば、車輪の音が聞こえる。
遠くの客室からは、ほかの子供たちの声。
廊下を行き交う足音。
時折、どこかで鳥が鳴いているような音もする。
多すぎる。
人間の気配が、あまりにも多すぎる。
これから何年も、このような場所で暮らすことになるらしい。
……はぁ。
なんとも気が重い話だ。
そんなことを考えていると。
「……あっ!」
ハリーが声を上げた。
一匹の蛙チョコレートが、箱から飛び出したのである。
ぴょん。
机の上。
ぴょん。
座席の背もたれ。
そして、そのまま窓の方へ。
「あっ、逃げる!」
「ハリー、早く!」
慌てる二人。
しかし、蛙は思いのほか素早い。
次の瞬間には、もう窓際まで跳ねていた。
ぱしっ
「…………」
「…………」
アッシュの手に、茶色い蛙が収まっている。
何のことはない。
目の前を何かが横切ったので、反射的に捕まえただけだ。
「……これか?」
蛙を摘まみ上げる。
まだぴくぴくと動いている。
「……あ、うん」
ハリーが頷いた。
「ありがとう」
「……おう」
ぽい。
蛙を放る。
ハリーが慌てて両手で受け止めた。
「うわっ!」
「……食い物なんだろ、それ」
「そうだけど……」
「なら、さっさと食えよ」
それだけ言って、アッシュはまた窓の外へ向き直る。
ハリーとロンが顔を見合わせた。
「…………」
「…………」
そして。
「……ぷっ」
どちらからともなく、笑い声が漏れた。
「ははっ、何だよそれ!」
「いや、だって……!」
「食えって! あははっ!」
……?
アッシュは眉をひそめる。
何がおかしい。
蛙の形をしたチョコレートだと言うから捕まえてやった。
それを食べろと言っただけだろうに。
別に何もおかしなことは言っていない。
しかし、二人は笑っている。
それこそ、先ほどの気まずさなど最初から存在しなかったかのように。
「……変な奴ら」
小さく呟く。
幸い、二人には聞こえなかったらしい。
いや、聞こえていたとしても、今さら気にしないのかもしれない。
ロンはまた菓子の箱を開け、ハリーへ何かを説明し始めている。
その横でハリーは、珍しい魔法の菓子を手にするたび目を輝かせていた。
楽しそうだ。
まったく、実に楽しそうなことで。
アッシュは頬杖をつく。
窓の向こうでは、相変わらず景色が流れている。
どこまでも続く緑の丘。
遠くの山。
時折、森。
あの森の中は静かだろうか。
それとも、人間の住む場所が近すぎるだろうか。
いずれにせよ。
今さら飛び出したところで、何かが変わるわけでもない。
だから、もうしばらくはここにいる。
少なくとも、あの老人との約束がある間は。
「……なあ、アッシュ!」
またか。
振り返る。
ロンが、小さな菓子の箱を差し出している。
「今度こそ、一つくらい食べない?」
「……お前、さっきからしつけぇな」
「だって、君だけ何も食べてないじゃないか」
「別に腹減ってねぇよ」
「そう?」
「ああ」
「…………」
「…………」
「……じゃあ、後で腹が減ったら言ってよ」
そう言って、ロンは菓子の箱を引っ込めた。
今度は無理に勧めてこない。
アッシュは小さく鼻を鳴らす。
……なんなんだ、本当に。
初対面の相手に、どうしてこうも構おうとするのやら。
まったく、意味が分からない。
意味が分からない、が。
別に、敵というわけでもないらしい。
少なくとも今のところ、あいつらはこちらに危害を加えようとはしていない。
それなら、わざわざ警戒を強める必要もない。
アッシュは首元のマフラーへ軽く触れる。
柔らかな布地。
慣れ親しんだ感触。
それを確かめるように指先を滑らせ、再び窓の向こうへ目を向けた。
列車は走り続ける。
まだ見ぬ魔法学校へ。
そこに何が待っているのか。
どんな人間がいるのか。
そんなことは分からない。
知りたいとも思わない。
ただ、ひとつだけ。
窓の向こうに広がる森を見つめながら、アッシュはぼんやりと思う。
……さっさと帰りてぇ。
「ねえロン、これ、どんな味だろう?」
「食べてみれば分かるよ!」
「でも、変な味だったら?」
「大丈夫だって!」
「本当に?」
「……たぶん!」
……ほんっと、うるせぇ。
そんな少年の心中など知る由もなく。
ハリー・ポッターとロン・ウィーズリーは、今日出会ったばかりの友人と、山ほどの菓子を前に笑い合っていた。
そのすぐそばでは、白いマフラーの少年が一人、相変わらず窓の外を眺めている。
同じ客室。
同じ列車。
同じ目的地。
けれど、三人の考えていることはまるで違う。
ただ、それだけのこと。
どこにでもありそうな、なんてことのない列車の一風景。
少なくとも、まだこの時は。
それ以上の何ものでもなかった。
これがロンまでTSすると好きな話題になる途端にテンションが上がって早口になったり、初心者ですらない人からの一言にムキッとなって抗議する赤髪そばかす田舎暮らし女の子って絵図が完成するのかな?