【MMOで〇〇作り】配信で作った川に水竜が住み着いた   作:荼枳尼天

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掲示板要素を含みます。


火を持ち歩くことができたよー! / 掲示板#1

 

 

 

「火をつけまーす」

 

 松明に火をつける。

 松明を焚き火から離すと、小さな火が大きな火から分離した。

 

「ついに、火を持ち歩くことができたよー!」

 

:おお

:よかったね

:草

:正直今更?みたいなところある

 

「大人しく祝うってことができんのかね!!」

 

:祝え!

:必要のないサバイバルを強行しているサイコ初心者!

:その名もナナイ!

:また一つ文明が進歩した瞬間である!

 

「必要ない?!?!」

 

 そんな茶番を挟みながら、松明で周囲を照らしながら工事現場まで歩いて移動した。

 

 

◇ ◇ ◇

 

野営しながらバカ湖目指してるんだが聞いてくれ

 

1.名前:名無しの旅人 

バカ湖の近辺についたんだが、今まで聞いたことのない爆音が断続的に聞こえる。逃げたほうがいい?

 

2.名前:名無しの剣士

何を言ってるかわかんない

 

3.名前:名無しの弓使い

»2 なんでわかんないんだよ

 

4.名前:名無しの剣士

てか、なんでバカ湖?

 

5.名前:名無しの旅人

俺、湖の辺の家とか好きなんだ。

 

6.名前:名無しの斧使い

あ、もしかして大工に弟子入りした方?

 

7.名前:名無しの旅人

よくわかったな!!

 

8.名前:名無しの無職

ユニーククエ情報開示はよ

 

9.名前:名無しの剣士

出たよ乞食。

 

10.名前:名無しの弓使い

自力で発生させてこそだろ

 

11.名前:名無しの遊び人

発生しねぇんだよなぁ

 

12.名前:名無しの冒険家

発生させようと突飛な行動するやつはもう絶滅したからな

 

13.名前:名無しの剣士

無駄なことするより、強くなりつつチャンスを見逃さないプレイングのほうがいいと気づいたんです

 

14.名前:名無しの弓使い

無駄は省け!(街の溝さらい経験者)

 

15.名前:名無しの旅人

もういいか?

 

16.名前:名無しの弓使い

スマソ

 

17.名前:名無しの剣士

バカ湖の爆音騒動?って何かのイベントかね。街にはそんな情報届いてないし聞こえてすらないが

 

18.名前:名無しの遊び人

街まで数日かかるバカ湖。届くはずもない。

 

19.名前:名無しの斧使い

順当にイベントでは?

 

20.名前:名無しの無職

ユニーククエ?

 

21.名前:名無しの旅人

わからん。けどとりあえず行ってみようかな

 

22.名前:名無しの剣士

好奇心に任せて行動しろ

 

23.名前:名無しの斧使い

報告頼む

 

24.名前:名無しの弓使い

バカ湖って言えば…

 

この後も議論が続いた。

 

 

◇ ◇ ◇

 

 

「はぁああああっ!【大切断】ッッ!!」

 

 ドッッガァアンッ

 

 クレーターの範囲外の地面に刺してあった松明の火がとてつもない風圧で揺れる。

 

 土煙が巻き上がり、土と石がパラパラと降り注ぐ。

 

「ふぃ〜」

 

 進行上に位置している樹木の下に移動し、白い大斧を一閃。

 倒れる樹木はとりあえず、クレーターの縁に置いておく。

 切り株はどうするか、と言うと

 

「よっと、ふんっ!ふんっ!」

 

 要は根っこをどうにかすればいい、という楽観視のもと、切り株の側面から地面に斧を刺して無理やり根っこを除去する。

 

「んぐぐぐぐッ」

 

 白い大斧をアイテムボックスに入れてから、切り株の根本に指を無理やり入れて踏ん張るナナイ。

 

 ぶち、ぶちぶち。

 

「抜けたぁッ!」

 

 ぶちん、という音ともに切り株が地面から離れ、ナナイの腕の中に収まる。

 

 ぽいっと倒れた樹木の横に切り株を投げ捨て、再度白い大斧をアイテムボックスから取り出す。

 

「【大切断】!!」

 

 ドゴォンッ!

 また、爆音が鳴り響く。

 土埃が周囲を満たした。

 松明の火が、ふっと消え、周囲に闇が戻ってくる。

 だがナナイにとっては問題なかった。

 

「ぃやったー!拠点の隣まで来たよぉ!!」

 

 両手を上げてぴょんぴょんと跳ねる。

 松明の火は消えたが、焚き火がすぐそこを照らしている。

 

:おめでとう!

:キター!!

:ついにここまで来たか…!

:クレーターの数珠が森に生成されているだけなんだが?

:草

 

「やめてよ!小川まで繋いで、微調整とか水入れとかは明日以降やる…やります」

 

:なぜ言い直すw

:おめ

:ここからが大変やな

 

 バッカロア湖の辺から、拠点の近辺までひとまず掘り終わった。

 あとは近くの小川まで川(仮)を繋ぎ、微調整、水入れがナナイの中の予定。

 

 予定通りに施工できるかは神のみぞ知る、といったところである。

 

 

◇ ◇ ◇

 

 

39.名前:名無しの無職

だから、寄り道こそユニーククエへの道だろ

 

40.名前:名無しの遊び人

寄り道ばっかで無職なんじゃねえの?チュートリアルすら受けてねぇ証拠じゃねえか

 

41.名前:名無しの斧使い

チュートリアルは受けないと

 

42.名前:名無しの弓使い

魔法縛りは苦行すぎる

 

43.名前:名無しの無職

じゃあ、この前のワールドアナウンスはなんだよ

 

44.名前:名無しの遊び人

禁止カードはNG

 

45.名前:名無しの魔法使い

ワールドアナウンス?なんかあったん?

 

46.名前:名無しの剣士

あれだよ。魔獣の生息地とかなんとか

 

47.名前:名無しの弓使い

唐突な魔獣発見に検証班は阿鼻叫喚だったらしい

 

48.名前:名無しの無職

でもトップランカー共は全員魔獣と縁があるっていう噂も聞いたぞ

 

49.名前:名無しの遊び人

縁があることと、生息地を知ってることは格が違うだろ

 

50.名前:名無しの旅人

それはそう

 

51.名前:名無しの剣士

ヌルっとイッチが出てきた…

 

52.名前:名無しの弓使い

どうだった?

 

53.名前:名無しの無職

ユニーククエだったか?

 

54.名前:名無しの遊び人

いい加減そこから離れろよ…

 

55.名前:名無しの旅人

あー…一応爆心地近く?までは近寄れた。【隠密】スキル使ってたからヤツには気づかれてないと思う

 

56.名前:名無しの魔法使い

ヤツ?

 

57.名前:名無しの斧使い

え?ホラー?

 

58.名前:名無しの遊び人

詳細キボンヌ

 

59.名前:名無しの旅人

暗かったから詳細はわからなかった。遠目に見ただけで情報少ないけど、聞いてくれ

 

背丈はゴブリンより少し大きい程度。

何かの動物の毛皮を装備してた。

んで、ここからが大事なんだが、ソイツ白くて荘厳な大きい斧を片手に持ってたんだ。オーラみたいなエフェクトも出てた。

 

60.名前:名無しの剣士

…その情報どっかで…

 

61.名前:名無しの無職

当然だろ、白くて荘厳な武器って言ったら、神殿騎士の持ち武器だ。

 

62.名前:名無しの遊び人

えぇ…神殿のくそ強NPCがバカ湖なんかでなにしてんの…?

 

63.名前:名無しの旅人

推測なんだが、毛皮を身につけていたあたり、神殿から追放されたMOBなんじゃないだろうか…?

 

64.名前:名無しの弓使い

追放騎士…ってコト?!

 

65.名前:名無しの斧使い

その斧欲しすぎる。

 

66.名前:名無しの無職

まあ待て、その追放騎士はなにしてたんだ?

 

67.名前:名無しの旅人

一心不乱に、地面にスキルを放ってた。

今思えば、【狂乱】スキルを使ってたようにも見えたな

 

68.名前:名無しの遊び人

怒りに狂う追放騎士か…

 

 いつの間にか、このスレッドの主題は追放騎士(暫定)に変わっていき、最終的には考察スレのような様相を呈していたという。

 

 

◇ ◇ ◇

 

 

「はくちっ!!」

 

 

 

 




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