え?彼女いない歴イコール年齢の男子高校生の俺が100人の美少女キャラを口説くまで帰れまはんどれっど??できらぁ!!!(ヤケクソ) 作:KeI77777
----どうしてこうなった。
額からたらりと零れ落ちる透明の一滴。
エチケットとして携帯しているハンカチで
拭う事もせず、俺はただただ、目の前にいる
"彼女たち"からの視線から顔をそむけるよう、
下を向き続けながら考える。
(なんで?どうして?俺はただ、かわいい子達と
色々とエロエロなことをしたかっただけなのに)
結論から言おう。
俺は、歌〇伎町のホストばりに女性を口説き落とし、
それまでの自分だったら絶対に付き合えなかったであろう
美女と熱い一夜を過ごすことが出来たのだ。
正直、もう死んでもいい、とベッドの上で
歓喜の涙を静かに流したほどだ。
今は別の意味での涙を流しているが。
空間が歪んでいると思えるほどのプレッシャーが
"彼女たち"から発せられる。
わ・・・あぁ・・・、と小さくてかわいいやつみたいな
声を漏らしながらここまでに至った経緯を思い出す。
◆
「君は死にました。原因?神が原因なわけないだろwww
我神ぞ???神ぞ?????」
気が付いたらなんか真っ白な空間で、真っ白な人型の
なんかハガレ〇とかに出てきそうな神々しいアレに
そう煽られる。
絶妙なうざさで腹パンしたくなる衝動に駆られるが、
ぐっと拳をこらえて目の前にいる白いナマモノに
ここはどこであなたは誰ですか、と聞いてみることにする。
「お?今自己紹介したはずなのに痴呆か~~?
要介護認定食らうにはには早いはずなのに高齢者用の
おむつがおつむに必要になっちゃったねぇ~~~↑↑」
この上なくうっざい上下運動をしながら
煽ってくる白い人型にこめかみがぴくぴくと
するのを感じながらも、まだだ・・・ステイっ・・・
ステイっ・・・と必死に自分を抑えつつ、
黙って話の続きを促す。
「うーーーん。いい忍耐力しているね、きみぃ。
良いキャッチャーになれそうだね。100円入れてみていい?」
UFOの方のキャッチャーかよ。磯野を野球に誘わねえのかよ中島。
けらけらと笑っい、そのあとふーーっ、と息を大きく吐き、
白い人型は爆弾発言をかました。
「-----ねえ。女の子を100人口説いてみたくない?」
・・・・はぁ??
◆
要約するとこうである。
神様って全知全能でウルトラハイパー無敵マックス
サイコー!!!
レベルマックスで全部わかるし、なんでもできる。
創造から終末まで我を超えるものナッシングwwww
「・・・・だから暇で暇で暇で暇で
もう退屈だったんだよね。わかる?
最初から完全無欠っていう地獄。
満ち足りているってことはね、自分で
自分に何も付け足せない。
・・・だから、僕は考えたんだ。
----そうだ!!人間プロデュースして
ポケモ〇しよう!!って」
なんで?????
生まれた時から完璧で、なんでもわかっていて
どんなことも可能だから、暇つぶししたい。
ここまではわかる。
「うんうん。そう思うよね~。
僕もそう思う。
・・・・でもねぇ、完璧だから、完璧を
辞めることもできないのよ、僕。」
どこか自嘲気味に笑うその姿は、
なんというか、さっきまでのおどけていた
調子からも外れていて、素というものを
感じさせるような雰囲気だった。
「でも、君たち人間は本当に面白い!!!
素晴らしい!!!!こんなに頭いいのに
頭おかしい種族なんていないよ!!!!
特に君!!!!!」
ええ・・・・??
いきなりテンションが振り切れ始める
神様に困惑しつつも、話の成り行きを見守る。
「こんなに受け身で、モテなくって、
でも、それでもあきらめずにメスを
追い求めるその愚直さ・・・
いいよぉ!!!!いい感じだよぉお!!!!」
うるせぇよ。こちらとちらまだ未成年の
男子高校生やっちゅーに。
成人したら大人のお風呂屋さんで童貞卒業
するからええがな。
そんな俺の考えを見透かすように、
神様はニヤリと口を生やし、笑みを浮かべながら
ささやく。
「----さっき言った話の続きなんだけどね。
もしも、女にモテることができる道があるとしたら?」
・・・・・・。
これ、絶対何か後から要求されるパターンだろ。
える、しっているか。
神様は人間をおもちゃとしか思ってないって。
ソースは神話。
人の心とかないんか案件がありすぎんよ。
あ、神様だからなかったわ。
「なので、僕が気兼ねなくセーーーーッ〇ス!!!!
できる場を設けてあげるよ!!!!!
チャンス到来!!!!何が出るかな!!!
何が出るかな!!!!ぱっじ〇ろ!!!!
ぱっじ〇ろ!!!!!」
混ざってる混ざってる。
うちの親世代が見ていたテレビの掛け声を叫びながら
いーとまきまき、いーとまきまきの動きをしている
神様に話をとっとと巻いてもらうとしよう。
女にモテたいかって?
モテたいに決まってんだろ!!!!
「いい欲望してんねぇ!!!!
じゃ、マジの美少女たちとのお見合いの場を君には
設けてあげます!!!!うまくいったらもちろん、
一緒に一夜を過ごすこともできマッスル!!!
僕がサポートしてあげるぅ~~~」
ええ~~~・・・・。
日ごろから学校や人間関係でも女子と
縁なんてないからありがたいんだけれども、
お見合い、かぁ・・・・。
正直不安でしょうがない。
女子と何話せばいいん??
・・・ん?というかさっき100人女を
口説いてみたくなぁい?って言っていたよなこの白いの。
俺の心の中を読んだのか、その言葉がききたかった、
と某ブラックでジャックな医者の言葉を言いながら
親指を立てる神様。
「------女子を100人口説き落とすまで、帰れま
はんどれっど!!!」
・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・はああああああああああああああああ????
おっ、おまっ、おまっ、まっさか・・・・。
「うん。100人口説いてお持ち帰りするまで
帰れないから。」
・・・・・・。
ふーーーっ、と息を大きく吐き、
それからすううううううううう、っと大きく
息を吸って、また吐き出す。
---------そして、喉が痛くなるほど力の限り叫んだ。
誰かあああああああああああああああああ!!!!!!
たすけてくださあああああああああああい!!!!!!!!
全身白タイツの変態に拉致されていまあああああああああああああああああああああああす!!!!!!!
「誰も来るわけないでしょ??
ここは現世でもあの世でもない、僕だけが
作った空間なんだから。
へーきへーき。ちょーーーーっと心が
痛い思いをするかもしれないけど、
まあ、なんとかなるでしょ。
・・・・たぶん。」
今心が痛い思いするとか、たぶんって言った!!!
絶対言った!!!!!!
やだよ!!!!!気軽にセッ〇スできると思ったのに
恋愛経験皆無な俺が女子を口説くとかノーデスで
フロムゲークリアするくらい無理だって!!!!!!
「ブラッ〇ボーンじゃなければ大丈夫でしょ。
ダークソウ〇くらいの難易度だって。
ちなみに、お相手はこの子達でーす!!」
でん、と空中に様々な美少女たちの顔写真パネルが
貼られたものが浮かび上がる。
その子達の顔見ると、確かに美少女だ。
なんだったら、うちの学校のマドンナとかよりも
ずっとかわいいくらいだ。
・・・いや。待てよ。
なーーーーーんか見覚えがある・・・よう・・な・・・?
・・・・・いや、待て待て待て待て。
待って。
「うんうん。気が付いたみたいだね~~~。
・・・どう?画面の中でしか会えない本当の
美少女たちの姿は?」
待って!!!!マジで!!!!!!
は!!!??え!!!!??
どこかひっかかっていた頭の中のもやもやが
晴れると同時に、俺は気が付いてしまう。
現実ではありえないような服装、髪型、髪の色。
-----創作物の中にだけ登場するヒロインたちのようないで立ち。
「ルールは簡単。そのお見合いを成功させるまで、
何度でも挑戦してもらいます。
で、成功したら彼女たちとあつーーーーーい一夜を過ごしてもらいます。そうだね。1人当たり1000回くらいおせっせしたら次の
人に移ってもらおうかな。大丈夫大丈夫。
神様が憑いてるから~~~~~~~。」
マジかよぉ・・・・。
こうして、俺は自称神様の手引きで女子を100人口説いて抱くことになった。
恋愛経験皆無、女子との交際なんてもちろんしたことない俺が
果たしてどこまでうまくいくのか。
あれよこれよで1人目の子と出会うことになった。
不安すぎる・・・。
◆
結論から言うと、何か何とかなった。
正確には、いくつか失敗しまくったんだけど。
最初にお見合いをしたのは【原神】っていうソシャゲに
出てくる主人公、蛍という少女だ。
正直、名前だけしか俺は知らなかったんだけれども、
初めて会った瞬間、こう、なんだ。
体中に衝撃というか、稲妻が走ったわ。
鳥肌が立つというか、心臓の鼓動が高鳴って
うるさいくらいに激しさを増しているというか。
うん。
めちゃくちゃかわいい・・・・。
お見合い部屋として通された上品な20畳くらいの
和風の部屋のテーブルをはさんで、互いに正座で見合う。
透き通るような白い肌。
金色の稲穂を思わせるような、金の髪。
顔立ちは幼さを感じさせる少女然としたものでありながらも
どこか強さというか、芯を感じさせる眼差し。
か、かわいすぎるだろ・・・・。
っという風に見とれていると、目の前の蛍さん?
が首をかしげて尋ねてくる。
あ、やばいやばい。
ぼーーーっと見つめていて不審がられたか?
気持ち悪がられないように、笑顔を作って
なんでもないです、って答えた。
・・・・できてたよね??
『うーん。笑みがにこり、じゃなく、にちゃあって
感じだったのでアズカバン、50点!!!』
うるせぇよ、組み分け帽子。
勝手に採点すんな。
しかも監獄送りにしてんじゃねぇよ。
・・・よし、蛍さんに色々と聴いてみよう。
あー、緊張するぅ・・・。
人の良さを感じさせる蛍さんに
本日はどのような経緯でこちらに来られたのか
まずは投げかけてみる。
「・・・・色々な場所を旅して歩いていたら、
突然、周りの景色が真っ白に・・・。
気が付いたら、白い人型の存在が目の前にいて、
"元いた場所に戻るためには、この子と
お見合いする必要がある"って貴方を紹介されて・・・。
あーーーーーー。
うん。
ちらり、と俺にしか多分見えていない横にいる
人型の白いアレを見やると、ぐっ、と親指を
たてて、俺の脳に語り掛けてくる。
『いや、あれだよあれ。
真面目な話、並行世界から彼女たちを連れてきたの。
・・・ここに来なかったら死んでいた世界線の、ね。』
・・・・マジ????
『マ~~~ジ~~~~。
さすがの僕も生きている人間を拉致監禁なんてしないよ~~~。
』
おう、俺はされとるやんけ~~~~????
家庭裁判所に訴えたろか。
・・・じゃあ、もし、あんたがこの子を
ここに連れてきていなかったら。
『死んでたね。』
マジで??????
いや、だって、彼女は・・・。
『死ぬときは死ぬよ。
・・・だからこそ、拾ってきたの。
突然死ぬくらいだったら、死ぬほど気持ちいい体験してもらって
それから逝く方が幸せじゃない?』
・・・・・・。
また、目の前の蛍さんに目線を向ける。
俺は、この人のことを良く知らない。
何が好きで、何に喜び、何に哀しみ
---どんな風に人生を終えたのかも、何も知らない。
正座をして膝上に乗せている拳に力がこもる。
・・・・あの、蛍さん。
「はい。」
・・・・貴女の事、教えてもらえませんか?
それからどれだけのことを彼女から聞いただろう。
非常食?と一緒に旅を続けていたこと。
双子の兄がいて、再会を目指していたこと。
多くの国と、人々に出会って、別れてを繰り返し、
色んな思い出を作ってきたこと。
途中、聞いてはならないようなことを聞いてしまい、
きまずい雰囲気になったり、沈黙が場を支配することもあった。
それから、こちらの話を聞いてもらったり、
部屋の外に出て、一緒に歩き回ったりもした。
時間が止まっているのか、最初からそういう場所なのか。
"彼女が話してくれた世界"がそこにはあり、
最初、外に出た瞬間、蛍さんは動きを止め、逡巡していた。
自分の世界に帰ってきたのだと思っていたのかもしれない。
けれども明らかに無人で、誰もいない街並みや、
光景を一緒に見て回ったことで、結局、似ているだけの
別物だとため息をつきながら彼女は肩を落としながらこぼした。
・・・・ここはもしかしたら、蛍さんの
記憶の中の風景じゃないですか?
「え?」
思ったことをぽつり、とこぼすと
彼女が俺の方に顔を向けてくる。
なんで部屋の外が蛍さんの居た世界と
同じなのかわからない。
けれども、彼女が話した通りの変化が反映された
世界があるということは、きっと彼女が思い出を
話してくれたから出てきたのではないだろうか?
理屈ではなく、ただの直感だがそうなのだろうな、と思った。
『うーーーーん。理解が早い。
僕が説明するよりも先に気が付くとか、ふつーにすごくない?
驚いているのが俺なんだよね。』
・・・なんでこんな風になってんだ?
『言ったでしょ?お見合いだって。
お見合いはお互いを知ること。それには、
お互いがどんな人生を歩んできたのか分かったほうが
いいでしょ?』
たちがわりぃだろ、それ・・・・。
下手すりゃホームシックになんぞ。
ちらり、と横目で彼女を見ると、
なんというか、笑顔と、泣き顔の中間みたいな、
こう、今にも泣きだしそうな感じの表情を浮かべている。
懐かしの光景を目の当たりにして、これまでの旅の記憶を
はっきりと思い出してしまったのかもしれない。
・・・・・。
こういう時、どうすりゃいいんだ???
『笑えばいいと思うよ。』
ざけんな、と横にいる人型に肩パンするも、
すかっ、と俺の拳は空を切る。
こっちは真剣なんだよ。
『もうわかってんじゃない?
・・・女の子のなぐさめかたぁ~~~~。
頑張れ、少年。』
全くアドバイスになってなさそうで、
でも、わかるような気がする助言を
受けて、俺は彼女の顔をもう一度見る。
その横顔に、また、見とれて、
数秒自分の時間が止まった。
そして、思った。
・・・この人には、笑っていてほしいなぁ、って。
草原の足元に咲いていた白と金色の花を摘み、それを彼女の方に差し出す。
あの、蛍さん。
「・・・・・?」
俺の方を見た彼女が、差し出された花を見て目を丸くした。
これ、あの、この花、蛍さんみたいだなって思って、だから、あの・・・。
「・・・・・・。」
・・・・・・。
風が頬を撫で、近くの木の葉がさわさわ、と揺れる音だけ
があたりに響く。
き、きまっずぅ・・・・。
さすがになかったか?
緊張してどもりまくったし。
なんだ、蛍さんみたいって。
だから何だよ、マジでさぁ・・・。
頬に熱がこもるのを感じながら差し出した花を
ひっこめようとすると、両手がそっと蛍さんの手で
包み込まれる。
あ、あのっ・・・蛍さん・・・?
ふふ、と笑ながら、彼女が笑顔を浮かべて俺に言う。
その顔は、まさしく花が咲いたような
朗らかで、美しい笑顔だった。
「・・・・ふふふ。ありがとう。」
・・・・・・あ~~~~~~~~~~~~~~~~~~。
あ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~・・・・。
うん。
駄目だこれ。
・・・かわいすぎて好きになっちまうううううううう。
『いいぞ~~~これ。
青春たまんねぇ~~~~。
Fooooo↑』
どこからか持ってきたクリームソーダをずぞぞぞぞ、
とストローでちゅーちゅー吸っている神様を無視して
彼女を見つめる。
蛍さん。
「・・・・はい。」
俺、貴女ともっともっと一緒に居たいです。
「・・・・・・はい。」
・・・よかったら、貴女の時間を、俺にくれませんか?
「・・・・・・・・・・はい。」
蛍さんの両手を、俺の両手で握りしめながらそういうと、
彼女はまた、にっこりと笑って了承してくれた。
それからは、彼女との共同生活が始まった。
時間は止まっているが、彼女が話した世界そのままでの生活が。
◆
それからどれほどの時間がたったのだろう。
一緒に旅をした日々はあっという間に過ぎさっていった。
時が止まった中での生活ではあったけど、
食べ物はなぜか湧き続けているので、飢える心配もなく、
物資も街の中にいくらでもあったので、困ることもなかった。
彼女が最初に寄ったという風の国へ一緒に行くことから始まり、
最後に行った戦争の国まで行き、それから最初のお見合いの部屋に
戻ってきた。
で、それまでは回っていた国の中にある家を借りて一緒に寝泊まりしていたんだが、お見合い部屋にはなぜか布団が敷かれていた。
しかも一つだけ。
はは~~~~~~ん?
あの野郎の仕業だな~~~~~~~~~??
新婚さんにサービスする仲居さんかおめえ~はよぉおおお???
下手人は1人しかいないので犯人は考えるまでもなくわかる。
さすがに布団を増やすように、隣でゲームボー〇アドバンスを
やっている神様に物申そうとしたら、くい、と
来ていた学生服の袖が引っ張られる。
「・・・・・・・いいよ?」
・・・・え?
そこには、頬を赤く染めながら、上目遣いで
こちらをうるんだ目で見つめてくる蛍の顔があった。
遠慮がちに親指と人差し指でこちらの服の袖をつまんでくい、
くい、と布団の方へ引っ張ってくる。
あ、あの、蛍・・・・?
「・・・・・きみは、いや?私と一緒の布団で寝るのは・・・。」
あ、いや、その・・・・
そんなわけ・・・ないけど・・・・。
ぐい、と腕を組まれ、手をしっかりとつながれながら
布団の方へ連行されていく。
なすがまま、彼女と一緒の布団で寝ることに。
どうしてこうなった?
・・・どうしてこうなった???
『鈍感系はイケメンがやるからゆるされるってそれ
一番言われているから~~~』
うるせぇ。
わかっているけど心の整理がつかないんだよ。
これまでも、旅をする中で一緒の部屋で寝たことはあったりした。
でも、さすがにベッドとかは別々だったし、たいていはちゃんと
別々の部屋で寝泊まりする事の方が多かった。
最初はぎこちなかった距離感も、俺の勘違いじゃなければ
ずっと一緒に過ごしていったことでかなり親密になれたと自負もしている。
彼女がどんな旅をしてきたのか、彼女と一緒にその場所を
回りながら、ずっと一緒に振り返ってきたんだ。
蛍のことはよく知っている。
で、意外と茶目っ気があって、実は行動力もあって、
時々突拍子もないこともしだすっていうことも。
・・・結構、寂しがりやな所もあるってところも。
寝返りをうって、彼女に触れてしまわないよう、
ふとんの端ギリギリに移動しようとすると、
腰に両手を回されて、ふにゅり、と柔らかなものがあたる。
ほ、ほほほ、ほおおおおっ!!??
出かけた声を両手で口を抑えてなんとか飲み込む。
いいいいいい、いまっ、いま背中にやわらかなあああ!!?
『家族がふえるよ!!やったね!!』
増えねえよ!!
耳元ではあーー、はあーーー、と熱い吐息が漏れているのが
聞こえる。
鼻には甘い香りが広がり、こちらの脳をくらりと揺さぶってくる。
男子とは違う、女子特有なのだろうか。
柔らかな体の感触が俺の心をかき乱す。
「・・・・・とっても、とっっっっても長い間、
一緒に私たちいたよね?」
え、う、うん・・・・。
「それこそ、夫婦だったら子供どころか、孫が
出来ていてもおかしくないくらい。」
な、なんだ??
何か様子がおかしいぞ・・・?
いつもの蛍と違う感じがしたので、寝返りを打って
彼女の方に顔を向ける。
----突然、唇にちゅ、と熱くてやわらかな何かが押し当てられる。
・・・・???
ん?
・・・・!!!???
それが、彼女の唇だと気が付くのに数秒かかり、
目をつむりながら、こちらの頬に両手を添えて、
がっちりと逃がさないようにキスをしてくる。
蛍の舌がこちらの口内に入ってきて、
くちゅ、くちゅりと舌同士が絡み合う。
「んんん~~~~~。」
んんんん!!!??
ただただ、なすがままに彼女に口の中を
むさぼられ、ずぞぞぞぞぞ、と唾液を吸われる。
しばらくそうして吸い尽くされた後、満足したのか、
ちゅぽ、と口を離して彼女が頬を赤らめながら笑みを浮かべた。
「・・・・ひどいよぉ。あれだけ慰めて、かわいいかわいい、っていい続けているくせに、全く手を出そうとしないなんて・・・。」
いや、それは、その・・・・・。
俺だって本当は蛍とそういうことしたかったんだけど、
でも、どうやったら蛍とそうなれるかわからなくって
ずっと一線を引いていただけだ。
彼女みたいなかわいくって魅力的な子とイチャイチャできるなら
したいに決まっている。
でも、どうすればいいかわからなかったから、とにかく、落ち込んでいた蛍の話を聞いて、思い出話に付き合って、一緒に思い出の地をめぐって、ただただかわいい、ってほめ続けただけだ。
黙っている俺のことを無視し、彼女はこちらの学生服のボタンを
脱がせようとしてくる。
いや、ちょっ・・・・・。
あっという間に服を脱がされてパンツ一枚になり、体があらわになる。
「・・・もういいよね?・・・君が悪いんだよ・・・・。
あんなにやさしくして、情熱的に口説いてくるくせに、
手を出さない君が・・・・。」
ま、まって・・・!
か、神さまぁっ!!!ヘルプ!!!!
『あー。今期のアニメチェックで忙しいから
後で~~。』
心の中で神様に助けを求めるとそんな風に突き放される。
『ダメだよ~~~~。
釣った魚にエサはちゃんと与えなきゃ~~~~。
溜まるもんんは溜まるんだから。
・・・よかったね。逆レイ●で済んで。
下手したら脇腹刺されていたよ。
じゃ、がんばがんば~~~~。』
それだけ言い残すと、すぅと姿を消してどこかに消えて行ってしまう。
み、見捨てやがったああああああああ!!!!
うおおおおおおおおお!!戻ってこおおおおおい!!!
と心の中で絶叫すると、のしり、とおなかに彼女が
乗っかる。
「・・・・いっぱいいっぱいしようね 」
アッ↑
-----そのあとのことは記憶がない。
ただ、とても、とーーーーっても気持ちが良かったことだけは
なんとなく覚えていた。
ここから、俺の100人口説くまでの道のりが始まった・・・・。
主人公くん
拉致されました
科学の発展に犠牲はツキモノデース
白い邪神が満足するまで、
女性とお見合いして口説き続ける事に
彼女いない歴=年齢の彼に恋愛テクニック
なんてないので、ひたすら一緒の時間を過ごし、
話を聞き、寄り添い、時に一輪の花をそっと贈ったり、
かわいい、かわいい、マジでかわいい、って言い続けている
だけなのでせーふせーふ
ちなみに、言われた側の心情は考慮しないものとする()
あかん、主人公君のおなかが刺されるぅ!!!
マジで不器用で愚直
でも、それだけはやり続けられるそんな子
たぶん神様
人の可能性を見たくなって、たまたま目についた
主人公君を不思議空間に拉致
歌舞伎〇みたいなホストに仕立て上げようとしたが、
美味しん〇の山〇さんよりも海原雄〇のように
競うなっっっっ
持ち味を活かせっっっ
な方針にすることに
結果、主人公君の女子遍歴がとんでもないことになっていく
一応、並行世界のヒロインを救ってはいるのでいいこともちゃんとしている
蛍
原神の主人公、蛍ちゃん。
死んでいたifの世界から神様の気まぐれによって呼び寄せられた
本人は死んでいた世界から来たことを知らず、
ただ、この世界に迷い込んだとだけ聞かされている。
事が終わったら返していただけるんですね?
おう、考えてやるよ、と白塗りの不審者に示談を提示され承諾
結果、めちゃくちゃ長い間、ずっとそばで話を聞いたり、なぐさめたり、
一緒に思いでの地を回ったり、かわいい、かわいいってほめ続けられて
脳がこわされる
唯一今いる世界で話せ、依存できる相手に、そこまでされたら当たり前だよなぁ?というレベルでのめりこんでいき、これだけ一緒にいるのに手を出されないんことにもやもやもや~~~んとし、既成事実を作ることに
な、何をするだあーーーーーっ!!
という抵抗もむなしく、主人公君はおいしく頂かれました
数十年分の溜まっているのが一気に解放されたから、
2人ともモンキーみたいに交わったようですわよ?
今回が最終話です()
最近、色々な場所に行って、人にあって、
出会いと別れを繰り返しておもって作った話。
人が人を好きになったり、好きになってもらうのって
結局"積み重ね"なんじゃないかなぁ、と。
お見合いっていう文化なんてその極地だと思うし。
最初は興味があるかどうかもわからなかった男女が、
とりあえず会って、話してみて、結婚もしてみて・・・
で、その過程でお互いを好きになっていき、愛というものが
芽生える、ってことがあるんじゃないかなぁと
チート!!!ハーレム!!!!ウハハハハハハ!!!!な
作品も好きだけど、こういう感じの作品がなかったのでちょっと
版権キャラで書いてみた。
ほんのさわりだけだけどね。
あ、ちなみに最後は修羅場になります(約束された結末)
へーきへーき!!!何人口説いてもばれへんばれへん!!!!(嘘)
って1人目のお見合い相手と一緒に時間を過ごしているときに主人公に吹き込んだ
白い邪神がいるみたいっすよ?
ヒロインたちは、神様が満足したら一旦元の世界に返され、
それから修羅場を見たい神様によってアベンジャース〇・・・アッセンブ〇・・・されます
神様の屑がこの野郎・・・(やめろぉ!!!ナイスゥ!!!!(本音)
一気に3時間で書いたけど、書いているときなんかめっちゃ楽しかった
こういうじれったい感じで、最後にヒロインの方から襲い掛かるっていう作品もしゅき
皆書いて
書け(豹変)
書くとしたら、直近だと、ソシャゲの女主人公キャラとかを書くかも
いつもヒーローっぽい女主人公が、おそらく年下の男子に
不器用にアプローチされたり、そばにずっと寄り添ってもらったり、かわいいって言われまくって、いつの間にかその相手の前でだけメスの顔になっている話から摂れない栄養素はきっとある(熱弁)
感想ぷりーず
皆の意見を聞きたいナリ~~~(コ〇助)
KEY