私は気楽にデュエルしたいだけなのに…   作:毘沙死狂騒曲

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プロローグ

私は蜂矢 遊海。

デュエルが好きな普通の女子高校生だ。

だが、最近私の周りは普通からかけ離れていってる気がする。

なぜなら、最近ナンバーズというエクシーズモンスターのカードを中心に事件が多発してるのだ。

私もナンバーズのカードを複数枚持っているため結構怖い。

 

 

遊海「はぁ…ナンバーズ事件、最近多いなぁ…いつからこの町はこんな物騒になったんだろ…」

 

 

私がため息をついて座っていると私の前の席に1人の少女が座り、こちらに体を向ける。

私の幼馴染の影山 美緒だ。

 

 

美緒「今日も相変わらずぼんやりとしていますな、遊海たん。」

 

 

遊海「私はデュエルしてる時以外は眠たいからね…」

 

 

美緒「そんな遊海たんに拙者が目が覚める呪詞をかけてあげるでござるよ!」

 

 

遊海「なんで呪詞?ちょっと怖いんだけど…」

 

 

美緒「“龍鱗”“反発”…」

 

 

遊海「待って待って待って…それダメなやつじゃない?」

 

 

身の危険を感じた私はあわてて美緒を止める。

美緒は少ししょんぼりする。

 

 

美緒「せっかく新しいネタが使えると思ったのに…残念でござる。」

 

 

ござるという語尾や私をたん付けで呼ぶことから分かるだろうが、美緒はすっごいオタク系女子だ。

見た目だけなら少し清楚っぽい美少女なので、大抵の男子はここで精神にダメージを受ける。

 

 

「ったく、美緒は放っておいたら何するか分かったもんじゃねぇな…」

 

 

頭をぼりぼりと搔きながらやってきたのは、最近この学校に転校してきて私達と仲良くなった凍河 紫だ。

一見するとガラの悪い不良女子といった感じだが、面倒見が良く美緒が暴走しそうになった時に即座に止めに入る唯一の常識人でもある。

この3人が、いつも一緒にいるメンバーだ。

 

 

遊海「最近ナンバーズ関係で物騒な事件が多いよね。私もナンバーズ持ってるから怖いなって話。」

 

 

紫「あ、あぁ…そうだな。なんなら私も美緒もナンバーズ持ってるし…この3人、いつ狙われてもおかしくないな…」

 

 

美緒「何が来ようと、拙者の闇が全てを吞み込んでやるでござる。」

 

 

紫「中二病発揮するな。」

 

 

教師からのお知らせでも、ナンバーズ関連の事件のことが報じられた。

 

 

遊海「やっぱり学校側も重く見てるんだね。」

 

 

紫「そうっぽいな。念のため学校からの帰りとかは3人でいるようにしよう。」

 

 

美緒「拙者も賛成でござる。」

 

 

その日の放課後、私達3人は帰り道に行きつけのカードショップ「フェローズ」に寄ってデュエルしていた。

 

 

遊海「行くよ美緒。」

 

 

美緒「いつでもいいでござるよ、遊海たん!」

 

 

遊海&美緒「「デュエル!!」」

 

 

紫「本当に遊海がハキハキしてるのってデュエルの時だけだよな…」

 

 

遊海「私の先攻!私は手札から『クッキィ☆ヤミー』を召喚。そのまま『クッキィ☆ヤミー』を素材に『ヤミー★スナッチ―』をリンク召喚するよ。」

 

 

美緒「うほっ、『ヤミー』ですか!確かにそのポップで可愛らしい見た目は私服姿の遊海たんにとても似合っt」

 

 

遊海「チェーンないなら進めるね。『スナッチ―』の効果でデッキから『ヤミーズメント☆ミニヨン』をフィールドに置くよ。さらにフィールドにリンク1の『スナッチ―』がいるから『ヤミーズメント☆ミニヨン』の効果。墓地の『クッキィ☆』を特殊召喚するよ。」

 

 

紫「理想的な展開だな。」

 

 

遊海「私は『クッキィ☆』に『スナッチ―』をチューニング!お菓子をキャッチしてお腹いっぱい!夢いっぱい!シンクロ召喚!来て『カプシー★ヤミーウェイ』!」

 

 

私がシンクロ召喚すると、急に美緒が鼻血を噴き出した。

 

 

美緒「ンホォ!遊海たんの召喚口上ktkr!」

 

 

遊海「えぇ…?」

 

 

紫「ったくあのバカ…」

 

 

遊海「つ、続けるね…?『カプシー★ヤミーウェイ』の効果でデッキから『カプシー☆ヤミー』と『ロリポ―☆ヤミー』を手札に加えて手札を1枚捨てるよ。」

 

 

紫「さっきから遊海がいいように展開してるが美緒…妨害とか手札誘発は?」

 

 

紫にそう聞かれると美緒は鼻で笑う。

 

 

美緒「フッ…察してほしいでござる。」

 

 

紫「あっ…なるほど分かった。」

 

 

遊海「じゃあ遠慮なく展開するね?私のフィールドにレベル2の『カプシー★ヤミーウェイ』がいるから手札の『カプシー☆ヤミー』を特殊召喚するよ。さらに特殊召喚した『カプシー☆』の効果でデッキから『クッキィ☆』を手札に加える。そして私は『カプシー☆』に『カプシー★ヤミーウェイ』をチューニング。継ぎ接ぎの機体で万音を奏でて。シンクロ召喚!来て、『武力の軍奏』。」

 

 

美緒「oh…」

 

 

紫「あ~あ。ついに『武力の軍奏』まで…」

 

 

遊海「シンクロ召喚に成功した『武力の軍奏』の効果で墓地の『カプシー★ヤミーウェイ』を守備表示で特殊召喚。そしてレベル2の『カプシー★ヤミーウェイ』がまたフィールドにいるので今度は『ロリポ―☆ヤミー』を特殊召喚。私は『ロリポ―☆』に『武力の軍奏』をチューニング。虹の彼方より降臨し、その光で彼の者に宣告せよ。シンクロ召喚!来て、『虹光の宣告者』。」

 

 

美緒「ギャアァァァァァァ!」

 

 

遊海「さらに『カプシー★ヤミーウェイ』を素材に再び『スナッチ―』をリンク召喚。そしてリンク1の『スナッチ―』がいるからさっきサーチした『クッキィ☆』を特殊召喚。」

 

 

紫「①効果による特殊召喚はターン1制限だけどよく考えたら『クッキィ☆』自身の効果で特殊召喚するのはこれが初めてだったわ。」

 

 

遊海「そして『クッキィ☆』に『スナッチ―』をチューニング!甘い世界に包まれて、美味しいヤミー感謝感謝!シンクロ召喚!来て、『ロリポ―★ヤミーウェイ』!」

 

 

美緒「今度はずいぶんとネタに走った召喚口上でござるな。」

 

 

遊海「『ロリポ―★ヤミーウェイ』の効果で墓地の『クッキィ☆』と『ロリポ―☆』を効果を無効にして特殊召喚するよ。そのまま『クッキィ☆』と『ロリポ―☆』を素材に『I:Pマスカレーナ』をリンク召喚。ターンエンド。」

 

 

遊海

LP:8000

手札3枚

フィールド:虹光の宣告者、マスカレーナ、ロリポ―★ヤミーウェイ

墓地8枚

 

 

美緒「おや、伏せ無しでござるか?私のターン、ドロースタンバイ、メインまでいくでござる。」

 

 

遊海「どうぞ。」

 

 

美緒「うむむ…やはり『虹光の宣告者』が厄介でござるな…手札とデッキから墓地に送れないのはきついでござる。だからこそ今ここで退場してもらうでござるよ!『海亀壊獣ガメシエル』の特殊召喚を宣言するでござる!

 

 

遊海「ッ!?」

 

 

美緒「『虹光の宣告者』をリリースして遊海たんのフィールドに特殊召喚するでござる。」

 

 

遊海「まさか『壊獣』を使ってくるなんて…」

 

 

美緒「さて…ほかには何もないでござるか?」

 

 

遊海「…いいよ、進めて。」

 

 

美緒「ならば遠慮なく、拙者は手札から『真紅眼の黒竜』を捨てて『紅玉の宝札』を発動。2枚ドローした後デッキから2枚目の『真紅眼の黒竜』を墓地に送るでござる。そして『真紅眼の鉄騎士ーギア・フリード』を召喚。続いて手札の『黒鋼竜』の効果発動。『黒鋼竜』を装備カード扱いで『ギア・フリード』に装備させたいでござる。」

 

 

遊海「その時『ロリポ―★ヤミーウェイ』の効果発動。『ロリポ―★ヤミーウェイ』をEXデッキに戻して墓地から『スナッチ―』と『クッキィ☆』を特殊召喚するよ。」

 

 

美緒「そこで『ロリポ―★ヤミーウェイ』を活かしてくるでござるか。ではそのまま『黒鋼竜』は『ギア・フリード』に装備されるでござる。」

 

 

遊海「じゃあここで特殊召喚された『スナッチ―』と『クッキィ☆』でチェーンを組むよ。まずは『クッキィ☆』の効果で『ギア・フリード』を破壊するよ。」

 

 

美緒「なぁぁぁッ!?」

 

 

遊海「そして『スナッチ―』の効果でデッキからフィールド魔法『ヤミーズメント★アクロッキー』を『ミニヨン』と入れ替わりで置くよ。」

 

 

美緒「ならば『龍の鏡』を発動するでござる!」

 

 

遊海「じゃあそれにチェーンして『マスカレーナ』の効果発動。『マスカレーナ』と『ガメシエル』を素材に『トポロジック・トゥリスバエナ』をリンク召喚するよ!」

 

 

美緒「と、『トポロジック』!?」

 

 

紫「まさかの『トポロジック』…まぁ相手ターンに出せたら強いか。」

 

 

美緒「じゃあ『龍の鏡』の効果で墓地の『真紅眼の黒竜』と『ギア・フリード』を除外して『真紅眼の黒刃竜』を融合召喚するでござる!」

 

 

遊海「さすがに『トゥリスバエナ』のリンク先には出さないか…」

 

 

美緒「色々あったがバトルフェイズ!『黒刃竜』で『トゥリスバエナ』に攻撃するでござる!」

 

 

遊海「それにチェーンして『スナッチ―』の効果発動。100LP払うことで『クッキィ☆』に『スナッチ―』をチューニング。再び『カプシー★ヤミーウェイ』をシンクロ召喚するよ!さらに『カプシー★ヤミーウェイ』の効果に『アクロッキー』をチェーン。『アクロッキー』の効果で『黒刃竜』を破壊。そして『カプシー★ヤミーウェイ』の効果で『カプシー☆』と『ロリポ―☆』を手札に加える。その後、手札を1枚捨てるよ。」

 

 

美緒「相変わらずかわいい顔して容赦ないでござるな~カードをセットしてターンエンドでござる。」

 

 

美緒

LP:8000

手札1枚

フィールド:伏せ1

墓地5枚

 

 

遊海「私のターン、ドロー。私は手札から『ヤミー☆サプライズ』を発動。墓地の『ミニヨン』を回収してそのまま『アクロッキー』と入れ替えてフィールドに置くよ。」

 

 

美緒「それにチェーンして罠『レッドアイズ・スピリッツ』を発動するでござる。」

 

 

遊海「その時フィールドの『カプシー★ヤミーウェイ』をEXデッキに戻して効果発動。墓地の『クッキィ☆』と『ロリポ―☆』を特殊召喚するよ。」

 

 

美緒「ならそのまま墓地より『真紅眼の黒竜』を特殊召喚するでござる。」

 

 

遊海「じゃあ特殊召喚された『ロリポ―☆』をチェーン1、『クッキィ☆』をチェーン2で発動するよ。まず『クッキィ☆』の効果で『真紅眼の黒竜』を破壊。その後『ロリポ―☆』の効果で墓地にある『ギア・フリード』を除外するよ。」

 

 

美緒「『ヤミー』のそういうところ本当犯罪的でござる!」

 

 

遊海「さて、どんどん行こう。墓地の『アクロッキー』の効果で墓地の『スナッチ―』2枚をEXデッキに戻すよ。そしてそのまま『ロリポ―☆』をリンク素材に『スナッチ―』をリンク召喚!効果は使わない。そして『クッキィ☆』に『スナッチ―』をチューニング!再び来て!『ロリポ―★ヤミーウェイ』!その効果で墓地の『クッキィ☆』と『ロリポ―☆』を効果を無効にして特殊召喚。さらにレベル2のシンクロモンスターである『ロリポ―★ヤミーウェイ』がいることで手札から『カプシー☆』を特殊召喚。その効果でデッキから2枚目の『ヤミー☆サプライズ』を手札に加える。」

 

 

美緒「いや~『トゥリスバエナ』を覗けば可愛らしいフィールドでござるな~!」

 

 

遊海「じゃあバトルフェイズに入るよ。ちなみに『ミニヨン』の効果で私の『ヤミー』の攻撃力はフィールドの獣族・光属性モンスターの数×500アップするから今は2000アップしているよ。」

 

 

美緒「ポップで可愛らしい猫ちゃんたちが殺意の塊に…」

 

 

遊海「まずは『カプシー☆』で直接攻撃。攻撃力2000。」

 

 

美緒「受けるでござる。」LP8000→6000

 

 

遊海「続いて『クッキィ☆』で直接攻撃。攻撃力3000。」

 

 

美緒「受けるでござる。」LP6000→3000

 

 

遊海「じゃあ最後に『ロリポ―★ヤミーウェイ』で直接攻撃。キャンディーロリポップ!」

 

 

美緒「返しがないでござる!!」LP3000→0

 

 

紫「最後技名がまんまお菓子の名前だったような…」

 

 

その後、私たちはぶっ続けでデュエルしていた。

 

 

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