予約投稿も溜まったのでお送りします。
ーサラ・ヒューイットー
学年末テストも無事最下位を脱出し、しかも2-Aがトップになることができました。
トトカルチョでは万年最下位だった2-Aに持っていた食券を全賭けしていたので、食券をいっぱいGETです!
…とにかく学年末テストが終わり春休みへ、その春休みも終わっていよいよ激動の3年生に突入です。
順番に大きな事件を並べると桜通り吸血鬼事件に始まり、修学旅行、悪魔伯爵襲来、麻帆良祭、夏休みの
っていうか半年間に集中しまくりですよ…。
まずはエヴァちゃんとネギ君の模擬戦となる桜通り吸血鬼事件ですね。
始業式も終わって身体測定を受けていると、どこからともなく噂話が話題に登ります。
曰く、寮の近くの桜並木に満月の夜、
まぁ、これこそエヴァちゃんのことなんですけどね。
流石に封印された状態のエヴァちゃんでは、相手が魔法学校を出たばかりのネギ君といえども、対等な勝負にならないだろうとのことで半年程前から微量ずつの吸血を学園長が許可したそうです。
もちろん吸血した相手を眷属にすることは認められません。
ただし、模擬戦を行うときはクラスメイトに限り眷属にすることを認められたらしいです。
模擬戦が終われば眷属化も解かれるそうですが、ちょっとネギ君に不利な感じもしますねぇ。
そこらへんはエヴァちゃんと学園長の喧々諤々とした話し合いが行われたそうですが、決まってしまったものは仕方ないですよね。
っていうか吸血鬼の話がいつの間にか吸血生物の話になってて、想像図がチュパカブラになってるんですが…。
エヴァちゃんもなんとも言えない顔をしてます。
まぁ、自身の想像図が謎の吸血生物にされたらモヤっとした気分になるでしょう。
そこへ保健委員の和泉亜子ちゃんが血相を変えて走ってきました。
「ネギ先生ーっ!大変やーっ‼︎まき絵が倒れとった!」
この一言でクラスメイトが一斉に保健室へと向かいます。
吸血鬼事件で眷属化する被害者第1号が佐々木まき絵ちゃんです。
いよいよ原作通りの話がスタートしたということでしょう。
私は隣にいたエヴァちゃんに確認の意味も込めて尋ねます。
「ついに計画開始なんですね?」
「あぁ。これは私とぼーやの戦いだ。貴様は手出しするなよ?」
「もちろん手出しなんてしませんよ。そんなことしたら私が大変なことになりますからね」
「ふん、それならよい」
そう言ってエヴァちゃんはサボるために屋上へと向かいます。
手出しはしません、尋ねられたら口出しはするかもしれませんが。
その晩、ネギ君とエヴァちゃんが最初の戦いをしました。
まずエヴァちゃんが本屋ちゃんを襲おうとしてたところに、ネギ君が駆けつけます。
本屋ちゃんを後から来たアスナちゃんとこのちゃんに預け、ネギ君は逃げたエヴァちゃんを追ってそのまま空中戦を繰り広げ、あと少しで捕獲というところでエヴァちゃんの従者茶々丸さんが参戦。
逆に捕らえられ、あわや血を吸われる…というところをアスナちゃんによって助けられます。
が、よっぽど怖い思いをしたのか、翌朝ネギ君はアスナちゃんに俵のように担がれて登校してきました。
まぁ、ネギ君が教室に来た時にはトラウマの原因であるエヴァちゃんはサボりで席を外してたので一時的に安心したみたいですが、それでは根本的な解決になりません。
やはりエヴァちゃんに茶々丸さんがいるように、ネギ君にも"
ということは、そろそろネギ君のことを兄貴と慕っているオコジョ妖精のアルベール・カモミール、通称カモが麻帆良にやってきますね。
このオコジョ、ネギ君を慕う気持ちは本当みたいですが、イギリスで下着ドロなんかやらかして逃げてきてるんですよねぇ。
それをネギ君の使い魔になることで無罪にしてもらおう、なんて考えてるんですから女の敵といっても過言ではないでしょう。
ただこのオコジョがいないとネギ君のパートナー契約を結べる関係者がいないんですよ。
なので業腹物ですが、ここは我慢するしかありません。
さらに翌日、つまり今日なんですが、放課後に寮の裏で待ち伏せしていると、原作通りおめかしした本屋ちゃんとネギ君、カモがやってきました。
カモはなんと本屋ちゃんをパートナーにするために、偽のラブレターで本屋ちゃんを誘き出したんですよ。
本屋ちゃんのネギ君に対する思いを利用した卑劣な行為。
やはりカモは女の敵です。
そして仮契約のための魔法陣を発動するカモ。
そもそもパートナーとは、呪文詠唱中に無防備になる魔法使いを守るための"魔法使いの従者"を言います。
現在はそのまま人生のパートナーになる場合が多いらしいんですが。
この時主従の関係を結ぶのが契約です。
その契約によって従者は主人から魔力をもらって肉体的にも精神的にもパワーアップして主人を守る盾となります。
ただいきなり本契約を結ぶのではなく、大抵仮契約を結びます。
まぁ、読んで字のごとく仮の契約ですね。
本契約よりも活動時間などの制約がありますが、何人とでも契約を結べるので、本契約に相応しい人を捜せるというものです。
契約の仕方はいろいろあるらしいんですが、カモが行おうとしてるのはキスによる仮契約。
全く乙女の唇をなんだと思っているのだか。
こうしている間に本屋ちゃんとネギ君の距離がどんどん近付き、本屋ちゃんがネギ君に手を当てたところで…
「こら、このエロオコジョ!」
という声とともにカモが潰されました。
同時に魔法陣も効果を失い、その衝撃で本屋ちゃんも気絶。
カモを潰したのはアスナちゃんです。
さて、そろそろ私も行きますか。
「あんた、ネギのお姉さんの手紙見たわよ。下着泥棒2千枚ってどういうことよ?」
「カ、カモ君?なにやってるの⁈」
「あ、兄貴!これには深い訳があt「はい、ストーップ」…え⁈」
「サ、サラ?なんでここにいるのよ⁈」
「サラさん、今までの全部見てたんですかー⁈」
何故かあたふたしだす2人と1匹。
ひょっとしてネギ君、私のこと忘れてる?
いや、私の精神衛生上その方が嬉しいんだけど、それじゃ話は進まない。
でも、私の黒歴史を思い出させないといけないなんて、辛すぎる…。
「えーっと、ネギ先生、アスナさん、そこの女の敵も落ち着いてください」
「僕どうなっちゃうんですかー⁈」
「私に言われてもわからないわよ!」
「すまねぇ、兄貴ぃ!」
落ち着いてほしいのに、全く話を聞いてない。
仕方ないですねぇ。
「リインカーネション
そう呪文を唱え指先に火を灯します。
そこでやっと正気に戻ったのか、
「サラ⁉︎貴女魔法使いだったの⁈」
驚くアスナちゃんとネギ君。
「えぇ、私は魔法使いですよ。しかもネギ先生と同じ学校に通ってました。1度だけ話しかけたこともあるんですよ、ネギ君」
「あぁ!卒業式でボーッとしてた人‼︎」
…思い出して頂けたようで何よりです……。
「何よ?卒業式でボーッとしてたって?」
「アスナさん、サラさんは僕より1年早く卒業したんですが、卒業式の時3回も名前を呼ばれてやっと返事したんですよ」
…おうふ。
ネギ君、態々そのことをアスナちゃんに言う必要ないよね⁈
「とりあえず、事情は後で説明するので、のどかさんをどうにかしたほうがよくないですか?」
「じゃあ、僕が学校に運んできます」
そう言ってネギ君は本屋ちゃんを抱えて行きました。
「サラ、どういうことかちゃんと説明してもらうわよ」
「わかってますよ。だからそんなに怒らないでくださいよ」
アスナちゃんは私が仮契約の現場を黙って見てたからか少し怒ってるみたい。
でもアスナちゃんが来るのはわかっていたからなぁ。
かたや苦笑い、かたやちょっと怒っている、そんな雰囲気が続くこと数分。
やっとネギ君が戻ってきました。
「宮崎さんは下足室で居眠りしちゃったことにしてもらいました」
「さぁ、ネギも戻ってきたんだから話してもらうわよ!」
ネギ君、下足室はあんまりじゃないかな…。
「話すといいましても、さっきネギ君が話した通りなんですけどね。私はネギ君より1年早く卒業して修行のため麻帆良に来てるんですよ」
「なんでネギに説明しなかったのよ?」
「卒業式でボーッとしてた、という悪い印象しかなかったんですよ。それを蒸し返すなんて嫌に決まってるじゃないですか。その他はネギ君と接点がなかったですし」
「た、確かにそう言われるとそうね…。普段のサラからは大事な式典でボーッとするなんて、考えられないんだけど」
「まぁ、ちょっと事情があったんですよ。それで、ネギ君。私の師匠には勝てそうですか?」
「え?サラさんの師匠って誰ですか?」
「クラスメイトのエヴァンジェリン・A・K・マクダウェルさんですよ」
そう言った途端、私以外に緊張感が走る。
それはそうよねぇ、目下敵である相手の弟子が来たんだから油断できなくなるよ。
「サラ!エヴァンジェリンの手先なの⁈」
「どうしてここに来たんですか⁈」
「兄貴に何しようってんだ⁈」
「まぁ、落ち着いてというのは無理かもしれませんが、話だけは聞いてください」
無言で私を睨む2人と1匹。
「とりあえず先ほどの質問に答えましょう。私はエヴァさんの弟子ではありますが手先ではありません。ここに来た理由はネギ君にちょっとアドバイスをと思いましてね。あとカモはすっこんでろ」
「弟子だけど手下じゃないってどういうことよ?」
「アドバイスって何ですか⁈」
「なんか俺っちの扱い酷くね?」
黙りなさい、女の敵め。
「弟子っていうのはエヴァさんに魔法の修行をつけてもらってるから弟子なんですよ。手先だったら問答無用でネギ君を攻撃してるでしょう?そういう違いです」
「なるほど、言われてみたらその通りね…」
アスナちゃんは脊髄反射的なところがあるからなぁ。
「あのー、アドバイスっていうのは…?」
「簡単なことです。早くパートナーを見つけましょうということですよ。具体的にはアスナさんがオススメですね」
「ちょっ⁈ちょっと‼︎なんで私になるのよ?それこそサラがやったらいいじゃない⁈」
「アスナさん…。いくら私がネギ君にアドバイスをしに来てると言っても、私の師匠はエヴァさんですよ。そんな露骨に師匠と敵対できるわけないじゃないですか」
「それは…、そうかもしれないけど…」
「それに、そこのエロ小動物はアスナさんがパートナーに向いてると考えているんでしょう?」
「へ⁈へい。確かにサラの姐さんが仰った通り、姐さんの体術なら兄貴のパートナーとして十分やっていけると思います」
「サラさんはどうして師匠の敵とも言える僕にアドバイスをくれたんですか?」
当然この質問をするよねぇ。
さて、どう答えたものか…?
「私にとって、ネギ君もエヴァさんもアスナさんも大切な人だからですよ」
「え?それってどういうk「残念ながら時間切れです」…はい?」
「申し訳ないんですがバイトの時間なのでこれで失礼しますね」
「ちょっと待って!最後に一つ‼︎」
「なんです、アスナさん?」
「サラはこの戦いに参加するの?」
「安心してください。師匠から手出し無用と言われましたので。その代わり口は出しましたけど」
「では」といって会釈してさっさとその場から離れます。
我ながら恥ずかしいセリフを言っちゃいました。
あの場にいたら顔が真っ赤なのがバレてたかもしれません。
とりあえず、これで少しはアスナちゃんとの契約を意識するでしょう。
カモには厳しいサラちゃんです。
でも大事な主人をそそのかして
金稼ぎを企むような輩ですからね。
そういう扱いを受けても仕方ないでしょう。
自業自得というやつです。
追記
gmgnさんの指摘で始動キーを直しました。
ご指摘ありがとうございました。