今回は閑話ですが、ギスギスし始めてきた………
闇のデュエル()を見せられればそうなるのは当然ですが……
ここまでのダメージはまだ序章でしかないんですよね……・
という事で今回の話をどうぞ…!!
ロックと薫、ましろと巴の2人のデュエルが終わった。
その内容は全て、控室の方にも届いていた。
「倉田さんが勝ったわね……。これで私達は5曲と……」
「おねーちゃん負けちゃった~。それにしてもましろ、おねーちゃんの邪魔ばっかりしてズルい…!!リサ姉もそう思うよね!!」
「まぁ……あこ?ああいうのもゲームの戦略だから……。あそこまで綺麗に決まるのは珍しいけど……」
「YES!!ロック!!よくやったわ!!」
「あぁ~…かおるくん負けちゃった~」
「でも、薫も六花も凄かったわ!!」
「はいはい。分かったから、こころは落ち着いて~」
「リサちー!!さっきは何回も戦ってたのに今回の最後は凄かったね!!」
「……あ~……うん。薫の方の6000もなかなかだけど、六花の方の1万超えなんてそうそうないからね……」
「でも、リサちーも彩ちゃんにその位の攻撃してたよね?」
「あれは全体の合計だから……」
周囲の殆どが、ましろが相手の行動を完全に封殺して一方的に相手を倒していたのと、ロックと薫の超火力同士の殴り合いに目を奪われてリサに説明を求めるも、彼女の解説は何処か歯切れが悪かったが、それもそのはず――――――
「ねぇ……さっきの巴……怪我してなかった……?」
「服が焦げてたように見えたけど…ああいうデザインだったかな…?」
「花ちゃん、流石に焦げたデザインは無いと思うけど……」
「あいつ……よくも宇田川先輩を……」
「りっきーストップ!!どうどう……!!相手の人も先輩だから!!」
「リサちゃん……」
「花音……アレは多分燃えてた……花音の時はそうじゃなかったけど」
一部の人間が口にしているように、リサの目には先ほどの巴はゲームの攻撃で生身にまでダメージを受けているように見えていた。
それだけではなく、彼女はロックと薫の方でも地面の草が燃えていたまでハッキリと見えていた。
ただの演出にも思えたが、彼女は実際に花音たちとデュエルをしてディスクからの映像はタダの演出でしかないことを体験していた。
しかし、映像の中の巴達のあれは実際に負傷していた事が気にかかっていたのだが―――
「最後……川に落ちてた……」
「ちょっと、ムーコ……それは言わないでいいから……」
そんな中で睦が失言をしたことで彼女達は弾けた。
「巴…!!」
「美竹さん!!落ち着いてください」
「紗夜さん、邪魔です。退いてください……!!」
睦の言葉を聞いた蘭は居てもたってもいられずに控室を飛び出そうとしたが、即座に紗夜によって静止させられると、すぐさま彼女を睨みつける。
幼馴染が怪我をした状態で川に落ちたのを見た蘭は飛び出して探しに行こうとする行動には理解が出来る物で、理由も語らずに彼女を止める紗夜の方が悪者に見えてしまう。
だが、これには明確な理由があった。
「美竹さんはこの島の地理を一切知らない。そして、巴さんがどこにいるかも分からない。
そんな状態のあなたが巴さんを探しに外に出たところで”遭難”と言う二次災害が発生するリスクしかありません」
「だからってここで見てろって言うんですか?」
「そうですね。美竹さんはここで見てるべきです。巴さんは大人に任せるべきです」
この控室に連れてこられた面々はこの場所の地理を一切知らないし、中継されている彼女達の居場所も分からない。
そんな状況で蘭が探しに行ったとしても、巴が助かる確率よりも蘭が遭難してしまうリスクの方が圧倒的に高い。
それが分かっている紗夜は冷静を装いながら蘭を諭すも、それで蘭が止まる訳がなく紗夜に噛みつくが、紗夜の態度は一切崩れない。
「おそらく腕につけているアレにはGPS的なものがついているはずです。それでスタッフが探してくれるはずです」
「何を根拠に……!!
「付けた人間の位置が分からなければ、イベント終了時間に戻ってこれなかったメンバーをスタッフが回収しに行く方法が無い。
それが無ければ安全性の指摘が入って、イベントは大失敗に終わるからです」
「それは……!!」
「蘭~。紗夜さんの言う通りにしよ…?」
「モカ…!!」
「トモちんが無事でも、蘭が迷子になって帰ってこれなくなった。ってなったら絶対にトモちんは自分の事責めるよ~?」
「それは……っ!!」
紗夜のもっともらしい正論には蘭の考えが一瞬ブレたが、そこにモカが紗夜の方の肩を持ったことに目を丸くして驚くも、モカの言葉で少しだけ頭が冷えた。
「……巴に何かあったら紗夜さんの事、死ぬまで恨みます」
「………そうですね。そう思われても仕方ないでしょう」
睨みつけながら捨て台詞を吐いた蘭だったが、紗夜の返事を聞くとそのまま自分達がいた席の元まで戻り、そこに用意されたランクダウンした折り畳み椅子に不満顔を一切崩さない。
それを見たモカはすぐに紗夜に頭を下げていた。
「すいません。うちの蘭が…」
「いえ、私も日菜が同じ様になったら冷静でいられる自身がありませんので、気持ちは分かります。
正論だったとしても、彼女の想いを踏み躙ったと言われても仕方がないことも理解しています。
青葉さんも不快だったと思います」
「いえ、紗夜さんも悪役みたいなことを言わないといけないほうが辛いと思うので~」
蘭の態度を謝罪するモカに、蘭の気持ちを理解しつつも正論でその気持ちを踏み躙った事を理解してもそれを伝えたことへの多少の罪悪感。
そして、モカは蘭の気持ちと紗夜が嫌われ役になって正論をぶつけなければ蘭を止めることが出来ない事実を理解して紗夜を慰めていた。
「でも、私も頭では紗夜さんの言葉が正しいのは頭では分かりますけど、トモちんが無事じゃなかったら紗夜さんを責めてしまうかもしれないですね~……」
「………そうですね。助けられる可能性を捨てさせたのですから、仕方ないですね」
「では、モカちゃんは蘭の所に戻りますね~」
だが、慰めていたモカも頭では正論を理解しつつも、感情としては蘭と全く同じ気持ちであると伝えて紗夜に追い打ちをかけていた。
しかし、紗夜はそれを受け止めて静かに頷いたのを見ると、モカはすぐに蘭の元へと駆け足気味に戻っていく。
「……正論で彼女を止めたのは正しかったの……?でも、そうしないと美竹さんも……」
そんな光景を見た紗夜は正論だけをぶつけて蘭を止めた事が正しかったのか自問自答し始める。
リサはその一部始終をハッキリを見てしまっており、さりげなく紗夜の横へと移動していた。
「紗夜。多分だけど巴は無事だし、間違ったことはしてないよ」
「今井さん。ですが……」
「ケガしてたとしてもあの巴が川に落ちた程度でケガとか死ぬとかある訳ないでしょ?」
「ですが……」
「それに、そう言うのはイベントに参加させた大人達が責任を負うべきで紗夜は何も悪くないって、それにRoseliaももう1人残ってるんだから応援しないと!!」
「今井さん……」
「アタシは手を洗いたいからちょっとお手洗い行ってくるから…ほら!!席に戻った!!」
「……そうですね」
自責する紗夜をリサは半ば強引な言葉を以外にもすんなり受け入れてそのまま自分の席へと戻っていく。
それを見たリサはそのまま控室から外に出て、言葉通りにトイレへ行くとそのまま個室に入っていく。
しかし、彼女はそこで未だに自身の腕につけたままのディスクへと視線を落とした。
「……《ホープ》に斬られた薫は無事だったのは途中でシステムが壊れたから…?そうなると実体化する為にはそれが出来るディスクは自分か相手のどちらかがつけてればいい……?」
リサは個室で自身の体験と先ほどまでの映像を見ながら、自分の考えを纏めていく。
これについては明確な証拠は一切ないが、不思議と彼女の中ではこれが正しいのだという謎の確信があった。
「アニメとかマンガみたいに実体化したモンスターでアタシ達を襲って来ても止められるのは1人だけ…
デッキ持ってるのは2人だけど花音はマトモなデッキじゃない……」
そうしてリサは最悪の展開を頭に思い浮かべながら、ディスクからおもむろにデッキを取り出して内容を確認し始めていた。
"
リサはセットしていたデッキを元に戻さずにそのまま懐へとしまい込むと、またデッキを取り出してディスクにそのままセットし直した。
「とりあえずはこれでいっか……後は何事もないことを祈りつつ、こっちで応援と解説役になるとしますか……」
そうして、リサはトイレの個室を使ったように見せるようにあえて細工をしてからそのままトイレの個室を出ると、そのまま彼女は紗夜に伝えたように自身の手を洗ってから再び皆がいる控室の方へと戻っていくのだった。
誤字があったら報告お願いします。
感想評価は気分次第でお願いします。
前まではアンケしてましたが次のカードはもう決まっています
今までの流れから予想してみてください(ポピパの出番はもう少し先なんじゃ……
参加メンバー
Poppin'Party:***、***
Afterglow:巴(1負)、***
パスパレ:彩(2負)、***
Roselia:リサ(2勝)、***
ハロハピ:花音(1勝1負)、薫(1敗)
Morfonica:ましろ(1勝)、***
RAISE A SUILEN:ロック(1勝)、***
MyGO!!!!!:燈(1勝)、***
Ave Mujica:祥子(1敗)、***