バ☆ン☆ド☆王-少女達の決闘王国-   作:ツナ缶マン

7 / 7
おはよーございまーす!!
今回でこれもケッチャコ……じゃなかった決着が着きます
ネタバレします。
勝者は鳥類です!!

と言うネタバレを挟みつつ、最新話です。



追憶3-羽搏きの先、辿り着いた場所

高松燈 LP:2400 手札:0枚

 

<高松燈のフィールド>

裏側表示モンスター(ペンギン・ソルジャー ☆2 DEF:500)

 

vs

 

オブリビオニス/豊川祥子 LP:2400  手札:1枚(ファジー・レイニアス)

 

<オブリビオニス/豊川祥子のフィールド>

RR-アーセナル・ファルコン ★7 ATK:2500→3200(ORU:2)

RR-フォース・ストリクス★4 DEF:2000→2500

 

伏せ:1枚(RR-レディネス)

 

 

「(先ほどは焦りから失敗してしまいました……。

けれど、このターンで倒されることは殆どありませんが、このままペンギン2体からのリンクモンスターで盤面を整えられてしまうと不味いかもしれませんわね……)」

 

燈と祥子のデュエルはライフ上は横並びで完全に拮抗した。

しかし、フィールドはそうではなくこの状況で祥子は先のターンの失敗に気が付いて、そのまま押し込まれると考え始めていたのだが――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うぅ……。どうしよ……」

 

だが、そんな祥子と同じ―――いや、それ以上に燈は精神的に追い込まれていた。

 

「………(《ペンギン・ソルジャー》を使えば《否定ペンギン》も出て来て、祥ちゃんの強そうなのを両方とも倒せるけど…………

 

それだと攻撃力が足りなくて、祥ちゃんに勝てない………)」

 

燈の考えている通り、今の状況で祥子の場の2体を排除することは出来るし、そこから場のカードを増やすことが出来る。

しかし、それだけでは攻撃力が足りず勝てない事を燈は気が付いたのと同時にあることを後悔していた。

 

 

 

 

 

 

 

「(色々あると難しくなっちゃうからシンクロ以外は辞めちゃったけど、やっぱりあのちゃんが言ってた………コーラル…なんだっけ?…リンクモンスター?を入れておけばどうにかなったのかな?

でも、新しいペンギンが来れば……)」

 

祥子は2体の《ペンギン》からのリンク召喚を警戒していたが、そもそも燈のEXデッキの中身はシンクロモンスターしか入っていないため、勝つためにはこのドローで確実にモンスターを引かなければいけない。

 

そんなプレッシャーに燈は呑まれそうになっていた。

 

 

 

「……燈?あなたのターンですわよ?」

 

「っ……ごめんね祥ちゃん……」

 

「怒っていませんわ。

さっきと違って手札がないのに動かなかったですから…もしかして考え事ですか?」

 

「うん……。その……今が一番大切なんだと思うと…緊張しちゃって……」

 

「そうですわね。

おそらくはこのターンの展開がこのゲームの勝敗を決定すると言っても過言ではありませんから、燈がそう思うのも仕方ないと思います。

ですが、燈の考えを決定するのはデッキからカードを引いてからの方が良いと思いますわよ?」

 

だが、そんな祥子の言葉で我に返るとすぐに彼女に謝っていたものの、祥子からは燈を責める気持ちは一切なく、むしろ燈の考えを理解してそれに賛同すらしつつゲームを続けるように促すと、燈は静かにデッキへと手を伸ばした。

 

 

 

「そう………だね……。なら、カードを引いて……っ!!」

 

 

 

「……覚悟は決まったようですわね」

 

「祥ちゃん……行くよ……」

 

「っ…!!えぇ!!受けて立ちますわ!!」

 

そして、燈はデッキの上からカードをドローして内容を確認したが、それと同時に彼女の目には光が灯る。

それを感じた祥子は気持ちだけでは負けない為に燈に声をかけると、燈もまたその言葉を聞いて奮起した。

 

「私は《ペンギン・ソルジャー》を反転召喚して、祥ちゃんの場の2体を選んで効果を使うけど、その時に墓地の《否定ペンギン》の効果も発動……!!

《否定ペンギン》を特殊召喚してから《ペンギン・ソルジャー》の効果が使われるから、その2枚をゲームから除外する……!!」

 

 

高松燈 LP:2400 手札:1枚

 

<高松燈のフィールド>

ペンギン・ソルジャー ☆2 ATK:750

否定ペンギン ☆3 ATK:1600

 

vs

 

オブリビオニス/豊川祥子 LP:2400  手札:1枚(ファジー・レイニアス)

 

<オブリビオニス/豊川祥子のフィールド>

伏せ:1枚(RR-レディネス)

 

 

「くっ…!!ですが、こうなる事は分かっていましたわ…!!ですが、その手札がモンスター出ないなら攻撃力が足りませんわ……!!」

 

燈の《ペンギン》の効果で祥子の場からモンスターが消えたが、このままでは祥子のライフは2体で攻撃してもギリギリで残る。

今の問題は燈がドローして手札にあるカードだけであり、そのカードでモンスターを増やされるか否かで祥子に残される1ターン変わる。

しかし、祥子のデッキならば1ターンあれば相手を倒すことも充分に可能であり、更にターンが増えれば自身が勝てる可能性もそれだけ増えていくのだが――――――

 

 

 

 

 

 

「私は手札から永続魔法カード《ロイヤル・ペンギンズ・ガーデン》を発動……!!

このカードは発動した後も場に残るカードだけど、発動した時にデッキからこのカードとは別の名前の《ペンギン》カード1枚を手札に加える事が出来るから……私はこの効果で《大皇帝ペンギン》を手札に加えてから……

私はフィールドの《ペンギン・ソルジャー》をリリースして《大皇帝ペンギン》を召喚…!!」

 

「モンスターの攻撃力が増えなければ使わなかったのですが、使わないと負けですから仕方ありませんわね……。

私は伏せてある《 RR-レディネス》を発動して、このターンを私の《RR》モンスターは戦闘では破壊されなくなりますわ」

 

「…?でも、祥ちゃんの場には何も……」

 

「更に《 RR-レディネス》のもう1つの効果も使います。

このカードは墓地に《RR》モンスターが存在する場合に墓地から除外することで、このターンに受けるに私が受けるダメージを全て0にいたしますわ……!!」

 

「そんな……っ!!」

 

 

高松燈 LP:2400 手札:0枚

 

<高松燈のフィールド>

大皇帝ペンギン ☆5 ATK:1800

否定ペンギン ☆3 ATK:1600

 

ロイヤル・ペンギンズ・ガーデン(永続魔法)

 

vs

 

オブリビオニス/豊川祥子 LP:2400  手札:1枚(ファジー・レイニアス)

 

<オブリビオニス/豊川祥子のフィールド>

なし

 

 

「燈が攻撃力を上げなければ1ターン余分に猶予が増えましたが仕方ありませんわね」

 

「ぅ……」

 

祥子としてはこのターンはダメージを受けてギリギリで生き残ってから次の攻撃で使いたかったのだが、燈がモンスターの攻撃力を増やした以上は使わなければ敗北が確定してしまうせいで使わざるを得なくなってしまった。

 

祥子の次は繋がったが、それは逆に燈の首が締まることを意味していた。

 

 

 

「でも……あのちゃん達とライブの為にも負けない……!!

 

私は《大皇帝ペンギン》をリリースして効果を使う…!!

この効果で私はデッキから《ペンギン》を2体まで特殊召喚できる……!!

 

この効果で楽奈ちゃ―――…じゃなかった……《ペンギン勇士》と《極氷獣ポーラ・ペンギン》の2体を特殊召喚……!!」

 

「ここでシンクロ召喚ですか………!!」

 

「私が呼んだペンギンはどっちもチューナー……

 

 

 

 

私はレベル3の《否定ペンギン》にレベル3の《極氷獣ポーラ・ペンギン》をチューニング……!!」

 

「なっ……!?」

 

しかし、燈もここで諦めることはなく、デッキからチューナーを呼び出した。

先ほどは祥子に妨害されてしまってしまったもののが、今回は妨害はない上にチューナーのレベルも違ってレベルの選択肢が増えた中で燈が選んだレベルは6。

 

 

 

「……『これは……知らない景色に出会うための…… 小さな勇者達の旅の始まり……!!』

シンクロ召喚……!!行こう……《ペンギン勇者》……!!」

 

「シンクロ召喚……ですが、このデッキならば攻撃力が2400程度ならばそこまで脅威では……!!」

 

燈が繰り出したのは《ペンギン》のシンクロモンスター。

しかし、攻撃力だけを見れば祥子から見ればその数値は大した脅威にすらならないし、彼女のデッキはその程度の攻撃力を上回る手段は豊富に揃っているが、燈の出したカードの脅威はその数値ではなかった。

 

 

 

 

「《ペンギン勇者》はS(シンクロ)召喚に成功した時にデッキから仲間の《ペンギン》モンスターを裏側で特殊召喚できる……」

 

「なっ!?」

 

「私はこの効果で《ペンギン・ソルジャー》を裏側表示で特殊召喚して、私の番は終わり……」

 

 

高松燈 LP:2400 手札:0枚

 

<高松燈のフィールド>

ペンギン勇者 ☆6 ATK:2400

ペンギン勇士 ☆5 ATK:1800

否定ペンギン ☆3 ATK:1600

裏側表示モンスター(ペンギン・ソルジャー ☆2 DEF:500)

 

ロイヤル・ペンギンズ・ガーデン(永続魔法)

 

vs 

 

オブリビオニス/豊川祥子 LP:2400  手札:1枚(ファジー・レイニアス)

 

<オブリビオニス/豊川祥子のフィールド>

なし

 

 

 

「でしたら、私のターンですわ!!」

 

燈は効果で新たな《ペンギン》を呼び出してからターンを終了して祥子のターンがやってくると、彼女は自身の不利を悟らせない為に何事もないかのようにカードをドローしてその内容を確認した。

 

 

 

「……(ここで《神の宣告》ですか…。モンスターを展開できるカードが欲しかったですが仕方ありませんわ)」

 

このタイミングで引いたのは相手の行動を無効にする妨害カードで自身の展開を寄与するものではなく、手札は《ファジー・レイニアス》1枚のみで、先ほどの燈よりと殆ど差がない。

 

しかし、先ほどの燈と違って祥子にはまだこの場を乗り越える可能性が残っていた。

 

 

 

「私の場にモンスターがいないことで墓地にある《ブルーム・ヴァルチャー》の効果を自身と《トリビュート・レイニアス》対象に発動しますわ!!」

 

「墓地から効果……《否定ペンギン》と同じ……」

 

「残念ですが、同じではありませんわ。

このカードは自身と墓地のレベル4以下の《RR》モンスターの2体を対象にして守備表示で特殊召喚しますわ!!」

 

「っ……!!だったら、私は祥ちゃんがモンスターの効果を発動した時に《ペンギン勇者》の効果を発動…!!

このカードの効果で自分フィールドの裏側守備表示の水属性モンスター1体を選んで表側守備表示にする」

 

「これは私の2体が出た後に《ペンギン・ソルジャー》の効果が発動することで《否定ペンギン》の効果除外される……っ!!」

 

 

高松燈 LP:2400 手札:0枚

 

<高松燈のフィールド>

ペンギン勇者 ☆6 ATK:2400

ペンギン勇士 ☆5 ATK:1800

否定ペンギン ☆3 ATK:1600

ペンギン・ソルジャー ☆2 DEF:500)

 

ロイヤル・ペンギンズ・ガーデン(永続魔法)

 

vs 

 

オブリビオニス/豊川祥子 LP:2400  手札:1枚(ファジー・レイニアス)

 

<オブリビオニス/豊川祥子のフィールド>

なし

 

 

「《ペンギン勇者》の効果を知らなかった私のミスですわね……これで、このターンに決められなくなりましたわ……」

 

祥子は残っていた墓地からの展開を試みたが、それも虚しく《ペンギン》の効果によって除外されたが、それは祥子がこのターンで勝負を決める手段が完全に喪失してしまった事を示していた。

 

これで殆どゲームセットとも言える状況だが、祥子はまだ諦めることはしなかった。

 

 

「…私は墓地にある《スキップ・フォース》の効果を発動!!

墓地の《スキップ・フォース》と墓地の《RR》モンスター1体を除外することで墓地の《RR》エクシーズモンスターを1体特殊召喚しますわ!!

戻りなさい!!《ブレイブ・ストリクス》!!」

 

「また墓地から……っ!?」

 

「そして、モンスターをセット!!さらにリバースカードを1枚セットしてターンエンドですわ!!」

 

 

高松燈 LP:2400 手札:0枚

 

<高松燈のフィールド>

ペンギン勇者 ☆6 ATK:2400

ペンギン勇士 ☆5 ATK:1800

否定ペンギン ☆3 ATK:1600

ペンギン・ソルジャー ☆2 DEF:500

 

ロイヤル・ペンギンズ・ガーデン(永続魔法)

 

vs 

 

オブリビオニス/豊川祥子 LP:2400  手札:0枚

 

<オブリビオニス/豊川祥子のフィールド>

RR-ブレイブ・ストリクス ★5 DEF:2500

裏側表示モンスター(RRーファジー・レイニアス ☆4 DEF:1500)

 

伏せ1枚(神の宣告)

 

 

 

「(燈の場には《ブレイブ・ストリクス》の守備力を超えるカードはない。

 

それに燈が何をしても神の宣告で無効に出来ますから、また次のターンはやってくる。

その時に引いたカード次第では私の勝利でゲームエンドですわ……)」

 

祥子は先ほどまでと違い大きく動いていなかったが、フィールドにモンスターを壁として残すように展開してターンを終えた。

 

燈は知る由もないが祥子が伏せカードは正に最強クラスであり、燈が盤面に新たにカードを追加することは殆ど不可能。

これならばライフを半分にすることで次のターンは確実にやってくると祥子は確信していた。

 

「私のターン……!!」

 

そんな祥子を他所に燈が再びターンを始めてカードをドローする。

しかし、強力なカードが手元にある祥子は余裕を取り戻していたが――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「私は《ペンギン・ソルジャー》を攻撃表示にして……

モンスターを裏側で出してから、そのカードに《ペンギン勇士》の効果……!!

その効果で選んだモンスターを表側守備表示にする」

 

「くっ……!!伏せたカードは使いませんわ……!!」

 

「私が伏せたのは《ペンギン・ナイトメア》……

そして、このカードが表になった時に相手のカードを1枚手札に戻す」

 

「そんな……!!燈!!」

 

その余裕は一瞬にして奪い去られた。

祥子の伏せた《神の宣告》は魔法・罠カードの発動かモンスターの召喚・反転召喚・特殊召喚を全て無効にできる強力なカードではあったが完璧ではなく、モンスターのセットとモンスター効果に対してもは全くの無力でしかなかった。

 

「私はその効果で祥ちゃんの伏せてあるカードを選んで、手札に戻す代わりに《否定ペンギン》の効果で除外する…!!」

 

「《神の宣告》が…っ!?燈!!このペンギン!!目つきがいやらしいですわ……っ!!」

 

そして、燈はこのドローでその隙を突けるカード――――――祥子にいやらしい視線を向けるペンギンを引き込んだのだ。

 

「……ですが、燈。間違えましたわね!!

フィールドのモンスターはどれも私の《ブレイブ・ストリクス》の守備力をを越えていませんわ!!」

 

「《ペンギン・ナイトメア》が場にいると、私の水属性モンスターの攻撃力と守備力200上がる」

 

「何……ですって……っ!?」

 

 

高松燈 LP:2400 手札:0枚

 

<高松燈のフィールド>

ペンギン勇者 ☆6 ATK:2400→2600

ペンギン勇士 ☆5 ATK:1800→2000

否定ペンギン ☆3 ATK:1600 →1800

ペンギン・ソルジャー ☆2 ATK:950

ペンギン・ナイトメア ☆4 DEF:1800

 

ロイヤル・ペンギンズ・ガーデン(永続魔法)

 

vs 

 

オブリビオニス/豊川祥子 LP:2400  手札:0枚

 

<オブリビオニス/豊川祥子のフィールド>

RR-ブレイブ・ストリクス ★5 DEF:2500

裏側表示モンスター(RRーファジー・レイニアス ☆4 DEF:1500)

 

 

モンスターの効果で祥子の伏せは除外され、最大攻撃力も壁としたモンスターを上回り、1体を除いては伏せてある《ファジー・レイニアス》の守備力も越えたことで、このデュエルの結末がで勝負が見えた。

 

「……私は《ペンギン勇者》で《ブレイブ・ストリクス》を攻撃……!!」

 

「くっ……!!」

 

「それから、《否定ペンギン》で裏側のモンスターを攻撃…!!」

 

「……破壊された《ファジー・レイニアス》の効果で、同じ名前のカードをデッキから手札に加えますわ。

 

ですが、ここまでですわね……」

 

 

「後に残った《ペンギン・ソルジャー》と楽奈ちゃ―――《ペンギン勇士》で祥ちゃんに攻撃……!!」

 

「きゃあああああああああ!!」

 

オブリビオニス/豊川祥子 LP:2400 → 1450 → -550

WIN:高松燈

 

 

燈と祥子。

かつて同じバンドで同じ道を歩き、今は別の道を歩み始めていた2人は勝負の舞台で交わり、再び”勝者”と”敗者”と言う異なる道に進んだのだった。

 


 

「祥ちゃん……大丈夫……?」

 

「多少の衝撃が来る程度ですから大丈夫ですわ。燈の方こそ……」

 

「大丈夫だよ?」

 

勝負が終えた燈と祥子。

彼女達は勝負の直後に小さく笑いながらも互いの事を心配していたが、互いにダメージの衝撃を体験していた事もあってそれもすぐに終わった。

 

「それにしても燈、お見事ですわ……。これでもイベントに向けて勉強しましたのよ?」

 

「ううん……。その祥ちゃんも凄かった……。運が良かっただけで……」

 

「それでも燈の勝ちですわ。今回は勝利の女神が燈に微笑んだという事ですわ。ですが、次があるならば今度は私が勝ちますわ」

 

「……次、あるのかな……?」

 

「社交辞令ですわ。それに勝つというのも別の勝負事という意味ですので……」

 

祥子は燈の勝利を祝うがそれと同時に次は負けないと宣言である意味での定型文を返したのだが、次の勝負があるのかと首を傾げてしまった燈にすぐに祥子が言葉の意味を教えるとその言葉を聞いて燈は素直に納得すると、彼女達には別れの時が迫っていた。

 

 

「それじゃ……」

 

「えぇ……。燈、健闘を祈りますわ」

 

そうして2人はそのまま別れの挨拶を交わしたのだが――――

 

 

 

「燈?いきなり座り込んでどうしましたの?」

 

「綺麗な葉っぱが落ちてる……!!こっちにも……!!」

 

「………」

 

 

「こっちにも……沢山ある……」

 

あろうことか燈はその場に座り込むと近くに落ちていた葉っぱを拾って目を輝かせていた。

その光景に祥子は言葉を失ってしまい、そんな祥子を他所に燈はイベントの事を忘れたかのようにその辺の落ちている物へと意識を向け始めてしまっていた。

 

「燈!!好きな物を集めるのはイベントが終わってからにしなさい!!あなたがペナルティーを受けると立希が困るんですのよ!!」

 

「えっ……?」

 

流石の祥子もそんな燈に説教をしたが、燈は事の重大さをそこまで理解していないのかそれとも自分の興味があることに意識が向いているのか分からないが、祥子の話をちゃんと聞いていなかった。

 

そんな姿に痺れを切らせた祥子は―――――――

 

 

 

 

 

 

 

「燈!!こっちですわ!!」

 

「ちょっと祥ちゃん……!?」

 

「さっきも言いましたが、集めるのはイベントが終わってからですわ!!後1人を一緒に探しますわよ!!」

 

「えっ…?えぇ……?」

 

座り込んで物を集めていた燈の腕を掴んで立ち上がらせると、再び彼女に小言を漏らしつつも2人でそのまま別の相手を探すためにこの場をから離れていくのだった。

 

 

 




誤字があったら報告お願いします。
感想評価は気分次第でお願いします。

Who’s the next Battle?

  • Afterglow vs Morfonica
  • ハロハピ vs RAS
  • Roselia vs パスパレ
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
点
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。