原神の世界に通えるようになったので、モンドを拠点に異世界生活を楽しみます 作:ところてんの
土曜日の朝。
俺は自宅のテーブルに買ってきた品物を並べ、忘れ物がないか確認していた。
タオルが十枚。
洗濯ばさみが五十個。
それから、包装ごみを回収するための箱とビニール袋。
どれも日本の百円ショップで購入したものだ。
「よし、これで大丈夫かな」
タオルは十枚ほど。洗濯ばさみは五十個。
今回の仕入れは、いつも扱っているお菓子や鉛筆とは少し違う。
どちらも日常生活で使う実用品だ。
タオルなら、手や顔を拭いたり、汗を拭いたりできる。旅先でも使えるし、普段の生活でも役に立つ。
洗濯ばさみは、使い方を説明する必要があるかもしれない。
ただ、一度使い方が分かれば便利なはずだ。
五十個も持っていくのは少し多い気もするが、一個から売るつもりなので、必要な人が必要な分だけ買えるようにしておこう。
それから、今日はもう一つ試したいことがある。
包装ごみの回収だ。
前回、街を歩いていたときに落ちていた包装を拾ったことで、自分の露店から出るごみについても考えるようになった。
お菓子を売れば、当然ながら包装が出る。
客がきちんとごみ箱に捨ててくれれば問題ないが、街の中に落ちてしまう可能性もある。
それなら、包装を持ってきてもらう仕組みを作ればいい。
俺の露店で販売したお菓子の包装を持ってきてくれた人には、少額のモラを返す。
大きな金額ではないが、協力してもらうきっかけにはなるだろう。
回収箱の内側にはビニール袋を入れておく。包装をまとめやすくなるし、箱が汚れるのも防げる。
「これも、まずは試してみるか」
俺は商品と回収用の道具をまとめた。
準備はできた。
あとは、実際にモンドの人たちがどう反応するかだ。
*
システムを操作してテイワットへ移動すると、見慣れたモンドの風景が目に入った。
朝の空気は気持ちがいい。
街の人たちはそれぞれ仕事や買い物に向かい、冒険者ギルドの近くにも人の姿が増え始めていた。
俺はいつもの場所へ向かい、露店の準備を始めた。
まずは、いつもどおりのお菓子や鉛筆、鉛筆削り、紙などを並べる。
その隣にタオルを畳んで置き、洗濯ばさみは容器に入れた。
最後に、包装ごみの回収箱を露店の端に設置する。
箱の中にはビニール袋を入れ、その前に案内を書いた紙を置いた。
――当店で購入したお菓子の包装をお持ちいただくと、少額のモラをお返しします。
これなら、仕組みは伝わるだろう。
俺は箱の位置を調整し、客から見えやすい場所に置いた。
準備が終わると、さっそく客がやってきた。
「今日は何か新しいものがあるね」
「はい。今日はタオルと洗濯ばさみを持ってきたんです」
俺はタオルを一枚手に取った。
「こっちはタオルです。手や顔を拭いたり、汗を拭いたりするのに使えます」
「へえ、ずいぶん柔らかいね」
客はタオルを受け取り、指先で表面を確かめた。
「水を吸いやすいので、濡れた手を拭くときにも便利ですよ」
「それはいいね。旅先でも使えそうだ」
客は少し考えてから、一枚購入してくれた。
「ありがとうございます」
最初の一枚が売れた。
俺はタオルの残りを整え、次の客に備えた。
タオルは用途が分かりやすい。
実際に触ってもらえば、手触りのよさも伝わる。これは思っていた以上に売りやすい商品かもしれない。
続いて、別の客が洗濯ばさみに目を留めた。
「そっちの小さな道具は何だい?」
「これは洗濯ばさみです。洗った服や布を干すときに使います」
「これで?」
「はい。実際に使ってみますね」
俺は見本として用意した布を取り出し、洗濯ばさみで端を留めた。
「こうして挟んでおけば、風が吹いても布が飛ばされにくくなります」
客は手元をじっと見つめた。
「なるほど。布を紐に結びつける代わりに、挟んで留めるのか」
「そうです。外すときも簡単ですよ」
俺は洗濯ばさみを開いて布から外し、もう一度挟んでみせた。
客は自分でも試してみると、感心したように頷いた。
「これは便利だね」
「一個から販売していますので、必要な数だけ買っていただけますよ」
「一個からか。それなら試しに一つもらおうかな」
「ありがとうございます」
洗濯ばさみが一個売れた。
最初の客は、使い道を知ってから購入してくれた。
これなら、説明と実演を続ければ売れるかもしれない。
俺は残りの数を記録して、次の客を待った。
*
「おっ、悠真! 今日もやってるね!」
聞き覚えのある元気な声に顔を上げる。
アンバーがこちらへ歩いてきていた。
「アンバー、おはよう」
「おはよう! ねえねえ、今日は何を売ってるの?」
「いつものお菓子や鉛筆もあるけど、今日は新しいものも持ってきたんだ」
俺はタオルと洗濯ばさみを指し示した。
「こっちはタオル。手や顔を拭いたり、汗を拭いたりできるよ」
「へえ、柔らかいね! これなら旅に出るときにも便利そう」
アンバーはタオルを手に取って、触り心地を確かめた。
「汗をかいたときにも使えるし、持ち運びもしやすいと思う」
「うんうん! それじゃあ、一枚もらおうかな!」
「ありがとう」
タオルを一枚渡すと、アンバーは洗濯ばさみに目を向けた。
「それで、こっちは何? 小さくて面白い形をしてるね」
「洗濯ばさみだよ。こうやって布を挟んで、留めておくんだ」
俺は見本の布を取り出し、洗濯ばさみで留めてみせた。
「洗濯物を干すときに使うと、風で飛ばされにくくなるんだ」
「へえー! なるほど、そういう使い方なんだ!」
アンバーは身を乗り出して、洗濯ばさみを見つめた。
「これなら洗濯物を干すのも楽になりそうだね。いちいち結びつけなくてもいいんだ!」
「そういうこと。外すのも簡単だよ」
「ちょっと触ってみてもいい?」
「もちろん」
アンバーは洗濯ばさみを受け取り、何度か開いたり閉じたりしてみた。
「おお、ちゃんと挟める! これ、いくつから買えるの?」
「一個から大丈夫だよ」
「じゃあ、いくつかもらおうかな! タオルももう一枚……って思ったけど、まずは一枚でいいかな」
「分かった。ありがとう」
俺は注文された品を渡した。
アンバーは代金を支払うと、買ったものを手に持った。
「これ、騎士団のみんなにも教えておくね! 洗濯物を干すときに便利そうだし、使ってみたい人もいると思う!」
「助かるよ。使い方が分からない人がいたら、ここで説明するから」
「うん! じゃあ、またね、悠真!」
アンバーは元気よく手を振って去っていった。
その背中を見送りながら、俺は少し期待した。
アンバーが便利だと思ってくれたなら、騎士団の人たちにも話が広がるかもしれない。
ただ、どれだけ売れるかは実際にやってみなければ分からない。
まずは今日の反応を見ていこう。
*
アンバーが去ったあとも、客は途切れなかった。
タオルを見た客は、まず手触りを確かめる。
「これは顔を洗ったあとにも使えるのかい?」
「はい。水を吸いやすいので、そういう使い方もできますよ」
「仕事中に汗を拭くのにもよさそうだな」
「もちろんです」
用途を説明すると、客は納得して購入してくれた。
旅に出る予定がある人は持ち運びの便利さに注目し、普段から外で働いている人は汗を拭く用途を気に入ったようだった。
タオルは、使い道を想像しやすい。
そのためか、購入までの流れも比較的早かった。
一枚買っていく人もいれば、家族の分も考えて複数枚欲しがる人もいた。
もちろん、残りの数には限りがあるので、俺は在庫を確認しながら販売を続けた。
一方、洗濯ばさみのほうは、少し違った。
見ただけでは用途が分からず、通り過ぎる人もいる。
しかし、足を止めてくれた人には、実際に布を挟んで使い方を説明した。
「こんなふうに留めるんです。洗濯物が風で飛ばされるのを防げます」
「へえ、こんな小さなもので留められるのか」
「はい。一個から買えますよ」
説明を聞いて、試しに一個だけ買っていく人もいた。
さらに、少し離れた場所でその様子を見ていた客が、興味を持って近づいてくる。
俺が同じように説明すると、その客も洗濯ばさみを購入してくれた。
商品を見ただけでは分からなくても、使い方を知れば便利さが伝わる。
そういう商品なのだろう。
俺は説明を続けながら、売れた数を記録していった。
*
昼前になったころ、ジンが露店を訪れた。
「こんにちは、悠真」
「ジンさん、こんにちは」
ジンは露店に並んだ品物を見て、興味深そうに目を向けた。
「新しい商品を扱い始めたと聞きました」
「はい。こちらがタオルで、こちらが洗濯ばさみです」
俺はタオルを一枚手に取り、説明した。
「タオルは手や顔を拭いたり、汗を拭いたりできます。旅先でも使いやすいと思います」
ジンはタオルを受け取り、手触りを確かめた。
「柔らかいですね。日常的に使えそうな品です」
「そうですね。こちらは洗濯ばさみです」
俺は見本の布を使って、洗濯ばさみの使い方を実演した。
「こうして布を挟んで留めます。洗濯物を干すときに使うと、風で飛ばされにくくなるんです」
ジンは仕組みを理解すると、感心したように頷いた。
「これは便利ですね。騎士団でも洗濯物を干す機会はありますから、役立ちそうです」
「必要な数だけ買えるように、一個から販売しています」
「それなら、タオルを一枚と、洗濯ばさみをいくつかいただけますか?」
「ありがとうございます」
俺は注文された品を渡した。
ジンは代金を支払うと、露店の端に置いた回収箱に気づいた。
「こちらの箱は何に使うのですか?」
「ああ、これは包装ごみの回収用です」
俺は案内の紙を示しながら、仕組みを説明した。
「俺の露店で販売したお菓子の包装を持ってきてもらえれば、少額ですがモラをお返しすることにしました」
「包装を回収するのですね」
「はい。お菓子を売れば、そのぶん包装ごみも出ますから。街にごみが残らないように、できることから始めてみようと思いまして」
ジンは回収箱を見つめ、静かに頷いた。
「よい取り組みだと思います。続けられる仕組みになるといいですね」
「ありがとうございます。まずは試してみます」
「騎士団の者たちにも伝えておきます。興味を持つ者もいるでしょう」
「助かります」
ジンは穏やかに微笑み、露店を離れていった。
新商品だけでなく、包装ごみの回収についても話を聞いてもらえた。
これなら、少しずつ協力してくれる人も増えるかもしれない。
*
ジンが去ってからしばらくすると、騎士団関係者が何人か露店を訪れた。
「ジン団長から聞きました。便利な道具を売っているそうですね」
「はい。こちらがタオルで、こちらが洗濯ばさみです」
俺は同じように使い方を説明した。
タオルは触ってもらい、洗濯ばさみは見本の布を使って実演する。
「このタオル、汗を拭くのにちょうどよさそうですね」
「洗濯ばさみも便利だな。干した布が風で飛ばされることがあるから、これは助かる」
「一個から買えるんですよね?」
「はい。必要な数だけどうぞ」
騎士団員たちはタオルを購入したり、洗濯ばさみを何個か買ったりしていった。
なかには、使い方を覚えてから同僚にも教えたいと言う人もいた。
その後も、話を聞いた街の住民が足を止めた。
新しい道具があるらしい。
タオルは使い道が分かりやすく、手触りもよい。
洗濯ばさみは、説明を聞けば便利さが理解できる。
そんな話が、少しずつ広がっているようだった。
俺は客の対応を続けながら、改めて考えた。
最初は、今日持ってきた品物が全部売れるとは思っていなかった。
タオルは使い道が分かりやすいから、それなりに売れるかもしれない。
けれど、洗濯ばさみは説明が必要だ。便利さが伝わらなければ、売れ残る可能性もある。
そう考えていたのだが、実際には違った。
説明すれば興味を持ってくれる。
実演すれば、使い方を理解してくれる。
そして、使った人が便利だと感じれば、別の人にも伝えてくれる。
商品を並べて待つだけではなく、使い方や便利さを伝えることも商売の一部なのだ。
*
午後になると、タオルの残りはわずかになっていた。
俺は売れた枚数を確認し、残っているタオルを数える。
残りは一枚。
最後の一枚も、しばらくして訪れた客が購入してくれた。
「これで最後ですか?」
「はい。今日は十枚ほど持ってきたんですが、全部売れてしまいました」
「それなら、買えてよかったです」
客は嬉しそうにタオルを受け取った。
俺はタオルの在庫欄に、完売と記録した。
まさか、今日のうちに全部売れるとは思わなかった。
まだ試験的な販売のつもりだったのだが、予想以上に反応がよかった。
次はもう少し多めに持ってきてもいいかもしれない。
問題は洗濯ばさみのほうだ。
こちらも少しずつ売れているものの、数が多い。
五十個も持ってきたのだから、全部売り切るのは難しいかもしれない。
そう考えていたところへ、洗濯ばさみを買った客が再び訪れた。
「さっきの道具、もう少し買っておこうと思ってね」
「ありがとうございます。使ってみて便利でしたか?」
「ああ。簡単に布を留められるのがいい。家族にも使い方を教えようと思っているんだ」
客は追加でいくつか購入してくれた。
そのあとも、別の客が洗濯ばさみを買っていった。
一個だけ買う人もいれば、何個かまとめて買う人もいる。
必要な数だけ購入できるようにしたのは正解だったらしい。
初めて使う人でも試しやすいし、便利だと感じた人は追加で買うこともできる。
俺は残りの数を数え、記録を更新した。
五十個あった洗濯ばさみは、もう残りわずかになっていた。
これは、本当に売り切れるかもしれない。
*
夕方が近づくころ、最後の洗濯ばさみが売れた。
「これで全部ですか?」
「はい。今ので最後になります」
「そうですか。もう少し早く来ればよかったですね」
客は少し残念そうにしながらも、最後の一個を購入してくれた。
俺は容器の中を確認した。
空っぽだ。
タオルもない。
洗濯ばさみもない。
「……全部売れた」
思わず声に出してしまった。
タオルは十枚程度。
洗濯ばさみは五十個。
どちらも、持ってきた分がすべて売り切れた。
最初は、洗濯ばさみをどう説明するかが問題だと思っていた。
けれど、実際に使い方を見せると、客は便利さを理解してくれた。
アンバーやジン、騎士団関係者をはじめ、商品を知った人たちが購入してくれたのも大きい。
もちろん、今日だけでどれほどの需要があるのか、まだ正確には分からない。
今回の売れ行きが、いつも同じようになるとは限らない。
それでも、少なくともモンドで役に立つ商品だということは分かった。
「次は、もう少し多めに持ってきてもいいかもしれないな」
特にタオルは、使い道が分かりやすい。
洗濯ばさみも、一度使い方を理解してもらえれば便利さが伝わる。
次回の仕入れ候補として、しっかり記録しておこう。
俺は売上を整理しながら、回収箱のほうへ目を向けた。
こちらも、今日から始めた取り組みだ。
新商品の販売に気を取られていたが、包装ごみの回収はどうなっただろうか。
*
回収箱を確認すると、ビニール袋の中にいくつかの包装が入っていた。
数は多くない。
それでも、協力してくれた人がいたということだ。
俺は袋の中身を確認し、持ち込まれた包装の数を記録した。
回収に来た客には、約束どおり少額のモラを返している。
最初は、包装を持ってくるだけでモラがもらえることに驚く人もいた。
「本当に返してくれるのかい?」
「はい。俺の露店で販売したお菓子の包装なら大丈夫です」
「それなら、今度から取っておこうかな」
そんな反応もあった。
また、回収箱の内側に入れたビニール袋について尋ねる人もいた。
「この透明な袋は何に使うんだい?」
「回収した包装をまとめておくためです。箱の中が汚れにくくなりますし、あとで片づけるときも楽なので」
「なるほど。確かに、まとめておけるのは便利だね」
ビニール袋そのものを珍しがる人もいたが、用途を説明すれば納得してくれた。
今日の回収数は、まだ少ない。
ただ、始めたばかりなのだから、最初から多くを期待する必要はないだろう。
大切なのは、仕組みを続けられるかどうかだ。
包装を持ってきてもらうための案内は分かりやすいか。
返すモラの額は協力してもらう動機として十分か。
回収した包装を、衛生面も含めてきちんと管理できるか。
考えることはいくつかある。
それでも、街にごみを残さないために自分でできることを始められたのはよかった。
俺は回収箱の中身を整理し、袋の口を閉じた。
次回も続けてみよう。
実際にやってみなければ、分からないことも多いのだから。
*
露店を片づけ終えた俺は、売上と在庫の記録をもう一度確認した。
タオルは十枚程度、すべて完売。
洗濯ばさみは五十個、こちらもすべて完売。
包装ごみの回収は、少数ながら協力してくれた客がいた。
新商品の販売については、予想以上の成果だった。
一方で、包装ごみの回収は始まったばかりだ。
それぞれ別の課題として、今後も様子を見ていく必要がある。
「タオルは次も持ってこよう。洗濯ばさみも、説明の仕方を忘れないようにしないとな」
俺はメモに、次回の仕入れ候補を書き加えた。
その横に、包装ごみの回収を続けることも記しておく。
今日の商売で、商品の便利さを伝えることの大切さを改めて実感した。
ただ商品を並べておくだけでは、使い道が伝わらないものもある。
実演したり、具体的な用途を説明したりすれば、客の反応は変わる。
そして、一度使った人がほかの人に話してくれることで、少しずつ客が増えていく。
もちろん、何でも売れるわけではないだろう。
仕入れた商品が売れ残ることもあるはずだ。
だからこそ、今日の結果を記録し、次の仕入れに生かしていく。
それが、今の俺にできる商売のやり方だ。
俺は最後に露店の周囲を確認した。
忘れ物はない。
ごみも残していない。
準備を整えたところで、システムを操作して日本へ帰還した。
*
自宅に戻ると、俺は椅子に座り、今日の記録をノートにまとめた。
タオルは十枚。
洗濯ばさみは五十個。
どちらも完売。
タオルは用途が分かりやすく、手触りのよさも購入の決め手になったようだ。
洗濯ばさみは、使い方を説明して実演することで、便利さを理解してもらえた。特に、実際に購入した人が周囲に紹介してくれたことが、売れ行きにつながった。
アンバーやジン、騎士団関係者が関心を示してくれたのも大きい。
ただし、次回も同じように売れるとは限らない。
今回の反応を参考にしながら、仕入れる数を考えよう。
包装ごみの回収についても記録した。
回収数はまだ少ないが、協力してくれる人はいた。
箱やビニール袋について質問されたことも、次回の案内に生かせるだろう。
「さて、次はどうするかな」
俺はノートを閉じた。
今日の結果を整理するだけでも、考えることはいろいろある。
売れた商品を補充するか。
新しい商品を試すか。
今後の商売をどう広げていくか。
それに、以前から考えているポテトチップスの製造についても、そろそろディルックに相談してみたい。
ただ仕入れて売るだけでなく、モンドで手に入る材料を使って商品を作れるようになれば、商売の幅も広がるかもしれない。
もちろん、簡単にうまくいくとは限らない。
だからこそ、まずは話を聞き、できることから試していこう。
次の休日も、モンドでやることは多そうだ。
俺はノートを片づけ、次回の仕入れに向けて考えを巡らせた。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます!
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