2018年11月10日、6時02分。
11月7日の朝に見た夢の中身は、3日が過ぎても思い出せなかった。
胸の奥に温もりだけが残っている。
それがかえって落ち着かない。
思い出せないものを思い出そうとして、野原ひろしは今朝も早々に諦めた。
(もういい。考えて出てこないもんは、出てこない。切り替えよう)
そう思っても、また明日思い返すのだろう。
あれから3日、白倉の拠点を出ては戻る日々が続いた。
低級の呪霊を数体祓い、人の消えた民家とオフィスを回る。
水と缶詰と布と紙を集める。
派手な出来事は何もない。
生き延びるとは、そういう退屈の積み重ねだった。
拠点の床には、工務店と集英ビルで集めた領収書や納品書が広げてある。
ひろしは借りてきた鋏で、1枚ずつ中身を確かめては、文字のある部分だけを残して、余白を切り落としていた。
あとは指先で小さく丸めれば、ちり紙のような紙玉の出来上がりだ。
選ぶ基準は単純だった。燃やして出た物が、自分に使えるか。
使えなければ、ただの荷物になる。
1枚でも無駄にはできない。
部屋の反対側では、白倉が窓際に座り込み、自分の左腕を見つめていた。
袖を肘までまくった腕に、薄く呪力が這っている。
眉間に皺を寄せ、額に汗を浮かべ、指先から肘へ、肘から指先へ。
7日の夜から、暇さえあればこの調子だった。
何をしているのかはひろしにも見当がつく。
あの鍋の日に掴んだ感覚を、布の先へ伸ばそうとしているのだ。
ただ、腕に呪力を這わせて何が起こるのかまでは、さっぱり分からない。
(分からないってことは、オレに教えられることもないってことだ)
術式の使い方は呪術師ごとに違う。
ひろしが白倉に教えられるのは、体術と、逃げ方と、あとはメシくらいのものだ。だから口は出さない。出さないが、目は離さなかった。
「野原さん?」
視線に気づいた白倉が顔を上げる。
「あ、すみません。集中してて」
「いいんだ、続けてくれ。メシの時間になったら声をかける」
「はい!」
返事が大きい。ひろしは苦笑して、作業に戻った。
練習を切り上げた白倉は、次に床へ防水の上着を広げた。
鍋に使わなかった、残りの1着だ。
「先に作っておきます」
呪力が染み込み、厚手の黒い生地が繊維のひとつひとつから組み替わっていく。
変形が終わるまで、約10分。
仕上がったのは、肩から膝までを覆う黒い外套だった。
指で押すと押した分だけ沈み、ゆっくりと戻る。衝撃を吸う布だ。
「変形する時が一番消耗するので、戦いの最中にやると、肝心な時に呪力が足りなくなるんです。だから、先にやっておきます」
「そうだ。術式は切り札、基本は体術。……よく覚えてたな、偉いぞ白倉君」
「はい、野原さんの教えですから」
ひろしは壁に背を預け、指を折る。13日まで、あと3日。
広は、13日まで生き延びろと言った。
その日に何が起きるのかも、何も起きないのかも、ひろしには分からない。
分からないが、手札は増やしておくに越したことはなかった。
2018年11月10日、8時11分。
雑居ビルを出る前、ひろしは外を窺おうと扉に手を伸ばした。
先に見るのは自分の役目だ。
そう思った矢先、背中から声が飛んできた。
「野原さん。こっちの通りの残穢、新しいです」
「昨日の夜から今朝の間に、誰かが通ってます」
「あっちの路地のは、たぶん2日以上前のものかと」
ひろしは振り返った。
白倉が涼しい顔で通りの先を指している。
(……すげえ……残穢を読み分けてる)
つい数日前まで「多すぎて辿れません」と歯痒そうにしていた青年が。
「逃げ道は2つですね。右手の非常階段と、塀を越えた先の駐車場」
「……ああ、正解だ」
先に言われてしまった。教え子に先を越されるのは、悔しいような、誇らしいような、妙な気分だった。
「白倉君、本当に筋がいいぞ」
「ありがとうございます」
ひろしは歩きながら、もう1つだけ付け加える。
「それと、人助けをする時の話なんだが」
「はい」
「助けるのは構わない。だが、助けるために自分が死んだら、助けた意味がなくなる。逃げ道を先に決めてから、飛び込むんだ」
「逃げ道を先に、ですね。肝に銘じます」
白倉は真剣に頷いた。
頷き方が真剣すぎて、かえって心配になる。
この青年は、人を信じる基準が甘い。
助けを求められたら、考える前に走り出しかねない。
その危うさだけは、まだ直っていなかった。
新宿の朝は静かだった。
人の声が絶えた街でも、カラスだけは変わらずにいる。
電線に3羽。ゴミ置き場の跡に1羽。
どこの街でも同じ顔で、同じ声で鳴いている。
ひろしは何となく、それを目で追った。
2018年11月10日、8時36分。
悲鳴が、路地の奥から上がった。
「やめてくれ!頼む、やめてくれ!」
「誰か!誰かぁ!」
ひろしは足を止め、腕で白倉を制した。
壁の陰から顔だけを出し、路地を覗く。
入口はすぐ背後。退路は来た道と、壁際の非常階段の2つ。
ひろしは先にそれを頭へ叩き込んだ。
袋小路だった。奥にいるのは3人。
スーツ姿の中年男、買い物袋を抱えた女、まだ大学生くらいの青年。
3人は壁に張り付くようにして、1人の男を見上げている。
大柄な男だった。肩幅が広く、首が太い。
短く刈った頭の下の顔が、日に焼けたような色をしている。いや、日焼けではない。
皮膚が、鈍い鉄色をしていた。
男は退屈そうに壁を殴った。
ごっ、と鈍い音がして、コンクリートが拳の形に凹み、ひびが走る。
拳には傷ひとつない。
「1点ずつかよ。面倒くせぇ」
非術師が3人で、3点。
男にとっては、小銭を拾う程度の話なのだろう。
「野原さん」白倉が小声で囁く。
澄んだ瞳が、真っ直ぐ路地の奥を見ていた。
「助けましょう」
「待て」ひろしは短く止めた。
「相手の術式が分からない。分からないまま飛び込んで、殴り飛ばされたのはどこの誰だった?」
「……野原さんですか?」
「……そうだよ」
5日前の教訓が、まだ頬に残っている気がした。
白倉は何か言いかけて、飲み込んだ。
様子を見たい。が、悠長にしている時間もない。
(冥冥なら、カラスを1羽飛ばして、離れた場所から全部を見渡せるのにな〜)
そう思って、ひろしは何気なく視線を上げた。
屋根の縁に、1羽。
さっき電線にいたカラスが、いつの間にか、こちらを見下ろしていた。
……冥冥の黒鳥操術。
あの人の黒い鳥が空を横切る姿を、何度見ただろう。
そう考えた矢先。頭の奥で、何かが小さく鳴った。
引き出しが、勝手に開く音。
見覚えのない記憶が、見覚えのあるもののような顔をして、そこへ収まっていく奇妙な感覚。
(……何だ、今のは?)
屋根の上のカラスが、首をかしげた。
黒い羽が艶やかに光る。呪力の気配があった。
冥冥のものによく似ていて、けれど細く、頼りなく、今にも切れそうな糸の先に繋がっているような。
……まさか、まさかまさか。
「……来い」
無意識に零れた言葉に応えて、カラスが降りてきた。
肩に止まる。ひろしは、自分の肩と、自分の手のひらを、交互に見た。
「……ほ、ほ、ほんとうに来た!?」
出した本人が一番驚いていた。
「野原さん、それ……再契象じゃ、ないですよね?」
白倉が、目を丸くして聞く。
ひろしの背中を、冷たい汗が伝った。
(待て、待て待て。ここでまた『オレ最強だから』をやるつもりか。喜ぶのは後だ!)
「そ、そそそうなんだよ。ははは」
(何が『そうなんだよ』だ。オレが一番知りてぇんだよ!)
肩のカラスが、カア、と鳴いた。小さな声だった。
ひろしは路地の奥へ視線を戻す。
男の拳が、青年のほうへゆっくりと持ち上がっていた。
迷っている暇はない。
「あいつの顔の周りを飛べ。当てなくていい」
目を狙わせることも一瞬考えた。
が、顔まで鉄なら、折れるのはカラスの方だ。
それに、飛ばすだけで精一杯だった。
細い糸を1本、手繰っているような心許なさ。
カラスは、ふらふらと危なっかしく飛び立った。
冥冥の黒鳥のような鋭さも速さもない。
小さくて、頼りなくて、羽ばたくたびに糸が切れそうになる。
それでも男の顔の前を横切った。
「あぁ?カラス?」男が腕で払う。
カラスは旋回し、また顔の前へ。
「うっとうしい……!」
男の視線が、完全に上へ逸れた。今だ。
ひろしは路地へ踏み込んだ。
「走れ!!」3人の肩が跳ねた。
「こっちだ!後ろを見るな!とにかく走れ!!」
ひろしの脇を、3人が転がるようにすり抜けていく。
路地を飛び出し、角を曲がり、足音はすぐに遠ざかった。
礼の言葉はなかった。……それでいい。
静かになった路地で、男がゆっくりと振り返った。
「……何だ、オッサン」
「通りすがりのサラリーマンだ」
「通りすがりが叫ぶかよ」
男は3人が逃げ去った路地の出口を一瞥し、それから舌打ちした。
「邪魔しやがって。まあいい、オッサンとそっちのにいちゃんで、術師が2人。5点ずつだ」
ゴキゴキと首を鳴らす。
「術師なら、遠慮はいらねぇな。教えてやるよ。俺は黒金鉄矢」
「術式は『
「……アイアンマン?」
ひろしは思わず漏らした。
「皮膚の性質を、鉄に作り変える。全身だ。……言ったぜ。……聞いたな?」
ミシ、と音がした。
黒金の上着の縫い目が裂け、シャツが弾け飛んだ。
鉄色の皮膚が、さらに深く、黒く、厚みを増していく。
肩と胸が一回り膨らみ、地面が足の形に沈んだ。
周囲の空気が重くなったような錯覚があった。
「野原さん、あの人……自分から術式を……」
「言っただろ。術式は個人情報だって」
ひろしは苦い顔で言った。
「あいつはそれを、わざと聞かせて術式の効果を上げてる。手の内を晒す“縛り”だ」
「なるほど……」白倉が感心したように頷く。
(教えた通りの形になった。教えたくなかった形で)
黒金が踏み込んだ。速い。
図体に似合わず、速かった。
ひろしは迎え撃ち、正拳を叩き込む。
ガン、と鐘を殴ったような音がした。
「ぐっ……!い……いってぇええ〜〜〜っ!?」
手首まで痺れが走る。皮がめくれ、血が滲んだ。
硬い。硬いなんてものじゃない。
続けて膝を入れる。通らない。裏拳。通らない。
足払い。体当たり。呪力を乗せた肘。
どれも、鉄の塊に素手で挑んでいるようなものだった。
黒金は一歩も下がらない。
黒金の反撃が、ひろしの脇腹を掠めた。
呪力でガードしたはずなのに、息が詰まり、視界が白く跳ねる。
掠めただけでこれだ。
直撃すれば一撃で倒されてしまう。
「野原さん、下がって!」
白倉が外套を翻して前に出た。
黒金の拳が外套へ沈む。
ずん、と重い衝撃が路地に響き、外套が衝撃を吸って、ゆっくりと膨らみ、戻った。
白倉の足が地面を数十センチ滑る。
「く……!」
「白倉君!」
「大丈夫です!1発は、受けられます!」
1発は。2発目は、保たないかもしれない。
ひろしは内ポケットから紙玉を1つ取り出し、燃やした。
現れたメスが、黒金の首筋へ飛ぶ。
キン、と軽い音がした。弾かれた刃が転がり、そのまま消える。
(再契象は鉄に無力、か。1枚消費して、収支は赤字だ……ちくしょう)
カラスが、黒金の顔の周りを舞っていた。
当たらない。当たっても、何も起きない。
だが黒金の目は、一瞬ずつ、確かに逸れる。
その一瞬に、ひろしは必死に殴るが、全く通らない。
「どれか一発でもいい!黒閃になってくれ!!」
闇雲に拳を振るう術師に、黒い火花は微笑まない。
拳は血に濡れ、息が上がる。
ひろしの拳は鉄に通らず、白倉の外套は受けるだけで精一杯。
カラスは気を引くだけ。
決め手がないまま、ジリ貧だった。
払っても払っても戻ってくるカラスに、黒金の攻撃が途切れていた。
その隙に、2人は外套の陰で声を潜める。
「野原さん」肩で息をしながら、白倉が言った。
「あの人、『皮膚の性質を鉄に作り変える』って言いましたよね」
「ああ」
「性質を変えてるだけなら、戻せるかもしれません。僕が、布の性質を変えるみたいに」
ひろしは目を見開いた。
「皮膚を……か?」
「はい。自分の腕では、何度もやりました」
ひろしは見ていた。
この3日間、窓際で、汗を浮かべて自分の腕を見つめ続けていた姿を。
(あれは、これのための練習だったのか!?)
白倉本人も、ここまで考えてはいなかったのだろう。
腕に呪力を這わせる感覚を掴もうとしていただけだ。
それが今、目の前の鉄の皮膚と、1本に繋がった。
「白倉君、成功する見込みはあるのか?」
「……いいえ。でも、やる価値はあります。このままだと、外套が先に限界です。外套は先に作っておいたので、僕の呪力はまだ残ってます」
白倉は続けた。
「他人の皮膚に通るかは、分かりません」
「しかも、触れないと駄目です。触れた場所だけ。あの人の術式が上書きし直してくるので、保つのは数秒です」
「だから僕の呪力は、たぶんごっそり持っていかれます」
「十分だ」ひろしは即答した。
「その数秒で、オレがあいつを殴り倒す」
カラスを振り払った黒金の口の端が持ち上がる。
「何を企んでるのか知らないが、やれるもんならやってみな。思い切りブン殴ってやる」
黒金は白倉を狙っている。
若い男さえ倒せば、後は消化試合だと考えているのだろう。
だからひろしは、先に動いた。
走り込み、振り下ろされる黒金の右腕に、両手で組みついた。
全体重を預けてぶら下がる。
鉄の腕は、ぴくりとも沈まない。
ただ、動きは一瞬だけ鈍った。
「メタボのオッサンの体重を、舐めんなよ……!」
「コイツ!邪魔だ、離せ!!」
黒金が腕を振る。
ひろしは壁に叩きつけられそうになりながら、歯を食いしばって離さない。
カラスが黒金の左目の前を、ぱたぱたと横切った。
1秒。いや、その半分。
その半分で、白倉が外套ごと懐へ潜り込んだ。
黒金の左拳が外套を打つ。
ずん、と衝撃を吸った黒い布の内側から、白倉の右手が伸びた。
弾け飛んだシャツの下、むき出しになった黒金の腹に、手のひらが触れる。
「――今っ!」
触れた瞬間に分かるほど、黒金の皮膚は硬く、冷たく、そして抵抗してきた。
白倉の呪力が、鉄に塗りつぶされそうになる。
なおも、指の1本1本から、繊維の細い隙間を探るように、呪力を這わせていく。
「テメェ……!?何、しやがる……!!」
抗う呪力が押し返す。
白倉の顔から、みるみる血の気が引いていく。
膝が震え、額から汗が滴った。
それでも手は離さない。
手のひらほどの円だけ、鉄色が、ふっと薄れた。
肌の色が戻る。鈍い光が消えた。
「野原さん!!」
ひろしは黒金の腕を手放し、拳を握った。
右の拳に呪力を集める。
全部だ。全部を、一点に。
踏み込みの脚に体重を、腰に体重を、拳に体重を乗せる。
あの日、集英ビルの屋上から飛び降りた時と同じだ。
使えるものを、全部使う。
「――おおおおおおっ!!」
どすっ、と、鉄ではない音がした。
「が……っ!!」黒金の体が、くの字に折れる。
肺の空気が一気に吐き出され、足が地面を離れる。
背中から壁に叩きつけられた。
黒金は膝をついたまま、腹を押さえて荒く息をした。
鉄色が、ゆっくりと腹へ戻っていく。
数秒が過ぎたのだ。
立ち上がる。まだ立てる。
だがひろしを見て、白倉を見て、宙を舞うカラスを見て、黒金は低く舌打ちした。
「……10点にしちゃ、高くつくな。」
そう吐き捨てるように言って、黒金は後退した。
致命的な攻撃を受けないよう、硬質化を張り直しながら注意深く去っていく。
足音が遠ざかり、やがて消えた。
白倉がその場に崩れ落ちる。
ひろしは慌てて肩を支えた。
「白倉君!」
「……すみません、僕の呪力、もう空っぽです」
青い顔で、白倉が笑った。
誰も死なず、誰の点も増えなかった。
今日の収支はそれで十分に黒字だ。
ひろしの拳は、まだ痺れていた。
2018年11月10日、20時14分。
夕方まで泥のように眠っていた白倉は、起きてからずっと、拠点の隅に座り込んで、自分の手のひらを見つめていた。
朝の青白さが嘘のように、目だけが輝いている。
「野原さん!皮膚にも通ったんです!繊維じゃなくても、構造に呪力を這わせれば……!もしかして、他にも……!」
「分かった分かった、分かったから声を落とせ」
(皮膚って。それ、人にやってもいいやつか?)
触れた相手の身体の性質を、勝手に作り変える。
今回は元に戻しただけだ。
戻しただけだが、それにしたって。
ひろしは内心で引きつりつつ、咳払いをして、胸を張った。
「……まあな。術式ってのは、使い方次第だからな」
「はい!野原さんの教えです!」
(いや……オレは何も教えてねぇよ?)
白倉が再び眠り込んだ後も、ひろしは壁に背を預け、起きていた。
窓を塞ぐ布の隙間から、カラスの鳴き声が遠く聞こえる。
頭の奥の引き出しは、まだ開いたままだった。
冥冥なら、あの鳥で街ひとつは見渡せるだろう。
ひろしの鳥は、カラス1羽をまともに飛ばすのがやっとだった。
冥冥とは格が違う。分かっている。
それでも、あの小さなカラスは、あの瞬間に3人の命を拾った。
手のひらで、紙玉を1つ転がす。再契象。使える。
もう1つ、黒鳥操術。使えた。
どちらもオレのものじゃない。
1つはレジィ、1つは冥冥の術式だ。
模倣。5日前にそう思い込んで盛大に恥をかいた。
五条の無下限はうんともすんとも言わなかった。
なのに、冥冥のカラスは飛んだ。なぜ……?
ひろしは天井を仰いだ。
「……オレの術式は、いったい何なんだ……?」
問いに答える者は、誰もいなかった。
窓の外で、カラスがもう1度だけ鳴いた。