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学校は楽しい。
この学校は田舎だからか、人の悪意を感じない。
基本的に私に優しくしてくれる。
無意識のうちに気遣ってか、気付かれているのか。
ううん。考えすぎるのは良くない、今日は寝よう。
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学校にも慣れてきた。
皆とも仲良くなって、話し相手には困らなくなった。
前の学校みたいにはならないだろう。
きっと。
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今日はひとりの女の子と目が合った。
赤い目で、すぐに逸らされた。
大人しそうな子だった。
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学校に二匹目のペットが出来た。
何とも、ボロボロのところを誰かが助けたらしい。
そのまま死ぬか、閉じ込められて生涯を終えるのか、どっちがいいか。
ウサギが少し可哀想に思えた。
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皆は人気者のネコが大好きで、ウサギには無関心だった。
お前らが拾って来たんじゃないか。
友達だと思っていた心に、すこしヒビが出来た。
でも、表に出しちゃいけない。
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ウサギのオリまで来てしまった。
正直、このまま死んでしまっても良かった。
でも、私の偽善の心が反応してしまった。
変えられていない皿に干し草を入れ、水を追加する。
よく見ると耳が欠けていた。
かわいそうに。
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バレた。
「かわいそうだから」って言ったら、当番にさせられた。
やるべきじゃなかった。
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毎日、ウサギの世話をする。
すのこを掃除し、えさを変え、水を入れ替える。
単純なもので、こんなボロボロなウサギをかわいいと思い始めた。
皆との距離ができ始めた。
変わらないらしい。
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ウサギも私に懐いてきたようだ。
体を私に押し付けたり、オリに近づくとすぐ寄ってくる。
かわいい。
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いつも通り、オリに近づこうと思ったら、先客がいた。
あの、大人しい子。
じーっと見つめている。
だったら、当番になりそうになった時に変わってくれたら良かったのに。
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いつも通り、当番をしようとしたら、中に何か増えていた。
よく見ると、木のおもちゃが入っていた。
ウサギが齧るよう、だろうか。
先生がやった?
それはないな。
先生にすら見放されてるのだから。
だとしたら…。
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ウサギの懐きようが尋常じゃなくなってきた。
私を見つけたらすぐに近づいてくるし、手をすごく舐めてくる。
去ろうとするとぷーぷー鳴いてくる。
かわいいやつめ。
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また先客がいた。
とは言っても、それはあの子じゃなくて人気者のネコだった。
ウサギをオリの外から見つめていた。
近づくと、なーんとか言って近づいてきた。
案外、ネコとウサギ同士は仲が良いのかもしれないな。
ネコのことを撫でていたら、オリががしがしなっていた。
嘘かも。
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教室に居ると、またネコが近寄ってきた。
良く分からないが、ネコにも懐かれたらしい。
最近話しかけられなかったやつらにも、また話しかけられるようになった。
見限ったつもりなのに、話しかけられたらそれはそれでうれしい自分が嫌い。
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なんでウサギの世話をするの?って聞かれた。
お前らが当番にさせたんだろ。
かわいそうだからって答えたら、確かにって言われた。
嫌い。
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