うさき゛にっき   作:KARM@

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1ぺーじめ

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学校は楽しい。

 

この学校は田舎だからか、人の悪意を感じない。

 

基本的に私に優しくしてくれる。

 

無意識のうちに気遣ってか、気付かれているのか。

 

ううん。考えすぎるのは良くない、今日は寝よう。

 

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学校にも慣れてきた。

 

皆とも仲良くなって、話し相手には困らなくなった。

 

前の学校みたいにはならないだろう。

 

きっと。

 

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今日はひとりの女の子と目が合った。

 

赤い目で、すぐに逸らされた。

 

大人しそうな子だった。

 

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学校に二匹目のペットが出来た。

 

何とも、ボロボロのところを誰かが助けたらしい。

 

そのまま死ぬか、閉じ込められて生涯を終えるのか、どっちがいいか。

 

ウサギが少し可哀想に思えた。

 

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皆は人気者のネコが大好きで、ウサギには無関心だった。

 

お前らが拾って来たんじゃないか。

 

友達だと思っていた心に、すこしヒビが出来た。

 

でも、表に出しちゃいけない。

 

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ウサギのオリまで来てしまった。

 

正直、このまま死んでしまっても良かった。

 

でも、私の偽善の心が反応してしまった。

 

変えられていない皿に干し草を入れ、水を追加する。

 

よく見ると耳が欠けていた。

 

かわいそうに。

 

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バレた。

 

「かわいそうだから」って言ったら、当番にさせられた。

 

やるべきじゃなかった。

 

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毎日、ウサギの世話をする。

 

すのこを掃除し、えさを変え、水を入れ替える。

 

単純なもので、こんなボロボロなウサギをかわいいと思い始めた。

 

皆との距離ができ始めた。

 

変わらないらしい。

 

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ウサギも私に懐いてきたようだ。

 

体を私に押し付けたり、オリに近づくとすぐ寄ってくる。

 

かわいい。

 

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いつも通り、オリに近づこうと思ったら、先客がいた。

 

あの、大人しい子。

 

じーっと見つめている。

 

だったら、当番になりそうになった時に変わってくれたら良かったのに。

 

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いつも通り、当番をしようとしたら、中に何か増えていた。

 

よく見ると、木のおもちゃが入っていた。

 

ウサギが齧るよう、だろうか。

 

先生がやった?

 

それはないな。

 

先生にすら見放されてるのだから。

 

だとしたら…。

 

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ウサギの懐きようが尋常じゃなくなってきた。

 

私を見つけたらすぐに近づいてくるし、手をすごく舐めてくる。

 

去ろうとするとぷーぷー鳴いてくる。

 

かわいいやつめ。

 

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また先客がいた。

 

とは言っても、それはあの子じゃなくて人気者のネコだった。

 

ウサギをオリの外から見つめていた。

 

近づくと、なーんとか言って近づいてきた。

 

案外、ネコとウサギ同士は仲が良いのかもしれないな。

 

ネコのことを撫でていたら、オリががしがしなっていた。

 

嘘かも。

 

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教室に居ると、またネコが近寄ってきた。

 

良く分からないが、ネコにも懐かれたらしい。

 

最近話しかけられなかったやつらにも、また話しかけられるようになった。

 

見限ったつもりなのに、話しかけられたらそれはそれでうれしい自分が嫌い。

 

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なんでウサギの世話をするの?って聞かれた。

 

お前らが当番にさせたんだろ。

 

かわいそうだからって答えたら、確かにって言われた。

 

嫌い。

 

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