うさき゛にっき   作:KARM@

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2ぺーじめ

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いつも通り、ウサギの世話をしていたら、後ろの窓から視線を感じた。

 

あのおとなしい女の子、名前はいりす?っていうらしい。

 

私のことを見て、すぐさま逃げていった。

 

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きっと、あの子は私が嫌いなんだろう。

 

あの子はウサギが好きで、それに構ってる私が嫌いなんだろう。

 

なるほど。

 

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後ろの窓からまた視線を感じた。

 

また逃げるのか、と思ったら今度は見られた後も隠れて覗かれていた。

 

何がしたいんだ。

 

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今度は、学校の角から覗かれていた。

 

こわい。

 

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すぐ後ろにいる。

 

気付く方が正常なのだろうが、何故だか反応したら負けな気がして、無視することにした。

 

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今度はとなり。

 

こわすぎる。

 

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ずっと無視していたが、ついに話しかけられた。

 

うさぎが、すきなの?

 

ぜんぜんって言ったら肩をどつかれた。

 

いたい。

 

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彼女の名前はいりす、きょうこ。

 

何故だか自己紹介する流れになってしまったので、名前を教えた。

 

もう愛称で呼ばれ始めた。

 

距離感が、おかしい。

 

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先客がいたので帰ろうとしたら、先に気付かれた。

 

このところ、彼女とウサギのお世話をすることになった。

 

彼女はオリを開けたことがなかったらしい。

 

じゃあどうやって入れたんだと思ったら、オリに穴が開いていた。

 

ウサギを留めておくのに開いてちゃ意味無いだろ。

 

きっと出ていくことはないにしても。

 

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いりすはよく喋る。

 

だが小さい声で早口なので、聞き取りづらい。

 

ウサギのアニメがなんとかとか、ウサギのグッズがなんとかとか。

 

彼女はウサギが好きなようだ。

 

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その割にはウサギに懐かれない。

 

ざまぁ、って思ったら顔に出てたみたいで頭をどつかれた。

 

いたすぎる。

 

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身の上話をされた。

 

幼稚園の頃から、友達が出来なかったらしい。

 

かわいそうにと思いながら、私も今は同じ境遇なことに気付いた。

 

流石に幼稚園の頃は友達がいたはずだ。たぶん。

 

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学校でネコを撫でたあと、ウサギのもとへ行くと、彼女が咳をし始めた。

 

彼女はネコアレルギーらしい。

 

ああ、と思った。

 

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きっと彼女はネコを可愛がりたかったはずなのだ。

 

でも、体のせいでネコを可愛がれないから、ウサギの方に行っただけ。

 

哀れみも、偽善も、彼女には関係ないのだろう。

 

少し、彼女の心と離れていくかんじがした。

 

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別にアレルギー関係なくネコは嫌いらしい。

 

なんやねん。

 

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