うさき゛にっき   作:KARM@

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4ぺーじめ

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いりすと一緒に、ウサギの世話をする。

 

これから寒くなっていくなか、外にいるウサギが心配だった。

 

いりすの厚着はかわいかった。

 

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いりすから、ウサギのキーホルダーを貰った。

 

嬉しい。

 

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ウサギのキーホルダーをかばんに付けてたら、女子が話しかけてきた。

 

そのキーホルダーは誰から貰ったの?

 

男子がかわいいの付けてるなんて、と思われてるのだろうか。

 

いりすの方を見る。

 

嘘は、つかないで、いいはずだ

 

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いりすの机の周りに女子が集まっている。

 

大勢に見られるのは苦手なはずだ。

 

心配だけど、あの中に入ることは、できない。

 

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ウサギのもとに、いりすは来なかった。

 

ウサギが寂しそうな顔をしている。

 

いや。

 

寂しいのは私か。

 

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女子のかばんに、ウサギのキーホルダーが付いている。

 

布教活動に勤しんでるらしい。

 

今日もいりすの机には女子が集まってる。

 

嫌がってる。

 

嫌がっててほしい。

 

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今日もいりすはこなかった。

 

最近、ウサギの食べる量が減っている気がする。

 

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私は気付いてしまった。

 

彼女は、私と同類では無いのだ。

 

ただ、大勢が苦手なだけで、友達が作れないわけではなかったのだ。

 

きっと、彼女は孤独から卒業したのだろう。

 

彼女は、私とは違ったのだ。

 

でも。

 

でも。ウサギのことが好きなら。

 

また来てほしい。

 

最後の一回でもいいから。

 

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彼女は今日も、女子たちと帰るらしい。

 

ウサギのことが心配だ。

 

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皆が帰ったあと、一人ウサギのオリの前にいた。

 

元気がなくて、悲しそうだった。

 

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いりすが走って来た。

 

目に涙を浮かべながら。

 

一緒にウサギの世話をした。

 

何があったのかは、聞かないことにした。

 

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いりすの机から、人が居なくなった。

 

いじめが起きてるのであれば、心配だ。

 

でも、少し嬉しい自分がいた。

 

ウサギのキーホルダーは、皆外してた。

 

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一緒にウサギの世話をする。

 

ウサギも元気を取り戻したようだった。

 

幸せ。

 

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私は、となりにいる彼女が好きだ。

 

恐らくは話すようになってすぐに。

 

自覚はしていたが、認めたくなかった。

 

こんな弱者に恋が許されるわけがないのだから。

 

こんな弱者が、恋を成就させられるわけがないのだから。

 

そう考えてる私の顔を、彼女が覗き込んでくる。

 

ああ。

 

神様。

 

この子のことを好きになってしまった私を許してください。

 

こんな笑顔を向けられて、嬉しいと思ってしまう自分をお許しください。

 

いりすのことが、好きです。

 

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冬が来た。

 

嫌な予感がする。

 

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