ダークライダーの力を持った少女の幻想入り   作:マイスイートザナディウム

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ダークライダー図鑑
仮面ライダーバールクス
初登場:『劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer』
変身者:常磐SOUGO
身長:200.0cm
体重:112.5kg
パンチ力:60.0t
キック力:126.0t
ジャンプ力:81.0m(ひと跳び)
走力:0.7秒(100m)
「歴史の管理者」を名乗る集団「クォーツァー」のリーダー・常磐SOUGOがジクウドライバーとバールクスライドウォッチで変身する仮面ライダー。
鍔に風車の意匠がある専用武器長剣(リボルケイン)を使用し敵を斬り裂く。
平成最後を飾った記念すべきダークライダーである。

はいどうも〜マイスイートザナディウムです。
今回からダークライダー図鑑と称して主人公が変身したダークライダーのスペックと少しの情報を載せます。
バールクスの長剣をリボルケインと書いたのは名前が無いと味気かなと感じ、呼び出した際にリボルケインと呼んでいたので名前にしました。
公式設定には長剣の名前はリボルケインと載っていませんので悪しからず

それではどうぞ!


呪われたシステム

「リボルケイン」

 

バールクスはジクウドライバーから長剣を出現させ、取り出した。

 

『ヴヴヴゥゥヴアァァァ!!』

 

長剣を手にしたバールクスに向けて、怪物は走り出した。

 

「フッ…愚かな……力の差も分からず突っ込んでくるとは」

 

バールクスは咆哮を上げながら跳び掛かる。

 

「フン」

 

ザクッ

 

ブシャァッ

 

『ギィヤァァァァァァア!!』

 

跳び掛かった怪物を、バールクスは長剣で斬り裂いた。

 

ヒュン

 

怪物の血に濡れた長剣を振り、血を振り払う。

 

「所詮は知能の無い獣……身の程を知れ」

 

バールクスは長剣を消し、ライドウォッチのスイッチを押す。

 

 

【フィニッシュタイーム!】

 

 

そしてジクウドライバーを回転させる。

 

 

【バールクスタイムブレーク!!】

 

 

「セイッ!」

 

バールクスは足に紅いエネルギーを纏い、回し蹴りを放った。

 

『グギヤァァァァアアアア!!!』

 

ドォォォン

 

怪物はそのまま回し蹴りを受け崩れ落ち、爆散した。

 

「フン」

 

バールクスはジクウドライバーを外し、元の少女の姿に戻った。

 

「…………」

 

少女は爆散した怪物の成れの果てを見つめる。

 

「……ごめんね」

 

少女は怪物の肉片に向けて祈った。

 

「………」

 

数分祈りを捧げた少女は、壁に寄り掛かり目を閉じる。

 

「………ん」

 

少女が目を覚ます。

 

ザッ

 

少女は立ち上がり、洞窟の外に向けて歩き出す。

 

チチッ チチッ

 

少女が外に出ると朝日が昇っており、辺りで鳥の囀りが聞こえる。

 

「…………」

 

少女は無言のまま、また歩き出した。

 

森を進んで行くと、少女は大きな湖に辿り着いた。

 

「……大きい湖…」

 

少女はその場に座り、湖を眺めながら呟く。

 

「………」

 

少女は何もせず、只々ボーッと湖を眺める。

 

湖を眺めてから数分が経過した時だった。

 

「きゃあぁぁ!!?」

 

「??」

 

少女の後ろに広がる森から悲鳴が聞こえた。

 

「……」

 

少女は立ち上がり、悲鳴のした方向に歩き出した。

 

「あっ…あぁぁ…」

 

悲鳴のした方向に歩いていくと、そこにはメイド服を着た小さな子供が座り込んでいたーー

 

しかしただの子供では無いーー

 

子供の背中には翅の様な物が生えているーー

 

そしてそんな子供の目線の先には二足歩行のアリの様な怪物が数匹居た。

 

『グゥゥゥ』

 

目の前の子供を獲物と認識しているアリの怪物達は、ジリジリと子供に迫っていた。

 

「……」

 

少女の黒かった右の瞳がシアンに変わる。

 

「……出番だよ…史(・)郎(・)」

 

少女がとある人物の名前を呟く。

 

すると左の瞳もシアンに変わった。

 

「……あぁ」

 

黒かった両方の瞳がシアンに変わった瞬間、少女の雰囲気が変わった。

 

「……」

 

少女はそのまま歩き出す。

 

すると、両腕から順に黒い装甲に覆われ始める。

 

「……G4システム…起動」

 

やがて少女の体全体を黒い装甲が覆った。

 

かつて警視庁が設計し、その重大な欠陥を抱えたが故に封印されーー

 

やがて自衛隊の手によって開発された呪われたシステムーーー

 

仮面ライダーG4が姿を現した。

 

「……」

 

G4は左太ももに装備してある小型自動ハンドガン・GM-01改四式を構え、発砲する

 

パンッパンパンッ

 

『グウゥッ!?』

 

「え?」

 

G4はそのまま子供の前に立つ。

 

「……そこでじっとしていろ」

 

「あ、貴女は?」

 

「……」

 

『グゥゥゥ!』

 

怪物達は一斉にG4に襲い掛かる。

 

しかし、G4は一匹一匹を的確に処理していった。

 

一匹はすれ違い様に頸の骨を折りーーー

 

一匹は恐らく心臓のあるであろう箇所を4㌧あるパンチで殴り飛ばしーーー

 

またある一匹は頸を掴み至近距離からGM-01改四式で脳天を撃ち抜くーーー

 

『グゥゥゥっ!!』

 

それでもまだ数匹残っていた。

 

「………」

 

GM-01改四式を太もものホルダーに戻す。

 

すると、何も持っていなかった筈の右腕側にゴツい装備がいきなり出現する。

 

「っ!?ど、何処から出てきてっ」

 

子供はそんな光景に絶句する。

 

多目的巡航ミサイル【ギガント】

 

正式名称・G4型強化体携行用多目的巡航4連ミサイルランチャー

 

G4最大にして最強の武装である。

 

本来はヘリに積まれ、投下しないと使えない代物だがそれを知る者は此処には居ないーー

 

G4は本体後部からケーブルを伸ばしベルト右側に接続ーーー

 

照準を合わせベルト左側のダイヤル(エナジーボリューム)を回すーーー

 

「……ふっ!」

 

ギガントから一発のミサイルが発射される。

 

『グゥゥゥッ!?』

 

ドォォォン

 

ミサイルが一匹に着弾すると、周りにいた残りも爆発に巻き込まれ爆散する。

 

「す、凄い…」

 

子供はその威力に驚きを隠せなかった。

 

「……任務完了」

 

G4の装甲が解除され、少女の姿に戻る。

 

「……大丈夫?」

 

「えっ…あっはい!助けてくれてありがとうございます!」

 

座り込んでいた子供は立ち上がり、お礼を言った。

 

「ん……それで?…キ(・)ミ(・)達(・)が(・)こ(・)の(・)子(・)の(・)保(・)護(・)者(・)かな?」

 

「え?」

 

「…やれやれ…帰りが遅いから様子を見に来てみれば…買い物は咲(・)夜(・)に任せるべきだったかしらね」

 

「申し訳ありませんお嬢様…私の判断ミスでした…」

 

空から二人の人物が降り立った。

 

一人は水色の混じった青髪に真紅の瞳ーーー

 

人間で言えば10歳にも満たないような背の高さに、背中に大きな翼を生やす少女ーーー

 

もう一人は銀髪のボブカットに、青い瞳ーーー

 

青と白の二つの色からなるメイド服を着用した女性ーーー

 

女性は少女に日傘を差していた。

 

「っ!お嬢様!咲夜さん!」

 

「全く…買い物に一体どれだけ時間を掛ければ気が済むの…といつもなら叱る所だけど…」

 

咲夜と呼ばれたメイドが呟いた。

 

「そうね…今回は不問にしましょう…無事で良かったわ」

 

「っ…はい…ですがその…あの怪物に襲われたせいで…買い物袋を…も、申し訳ありません!」

 

「そんなもの良いのよ、物はまた買えば済む話…貴女が無事で何よりよ」

 

「お、お嬢様っ…はい!」

 

子供は涙を流しながら頭を下げる。

 

「…貴女がこの子を守ってくれたのよね、礼を言うわ…ありがとう、私の家族を守ってくれて」

 

「……たまたまこの近くに居ただけ…運が良かったに過ぎないよ」

 

「それでもよ…私の家族を助けてくれてありがとう」

 

「……ん」

 

少女は頬を掻く。

 

「ねぇ、貴女がもし良かったらで良いんだけど、私の屋敷に来ないかしら?」

 

「……屋敷?」

 

「えぇ、あの子を助けてくれたお礼がしたいのよ、どうかしら?」

 

「……ん、正直ありがたいかな…右も左も分からないで彷徨ってたから、此処の事も知りたいし」

 

「あら?貴女外(・)の(・)世(・)界(・)から来たの?奇遇ね、私達も最近来たのよね」

 

「……外の世界?」

 

外の世界という単語に首を傾げる。

 

「えぇ、此処は忘れ去られた者達の最後の楽園、幻想郷よ」

 

「…幻想郷…」

 

少女は辺りを見回す。

 

「…取り敢えず屋敷に向かいましょう、咲夜」

 

「はい」

 

「あ、あの!行きましょう!」

 

「……ん」

 

子供に手を引かれる少女ーー

 

3人に連れられて、少女は件の屋敷に到着する。

 

全体が紅一色の館を見て、少女は唖然とした。

 

「ようこそ紅魔館へ、歓迎するわ」

 

主であろう少女が言う。

 

「……紅魔館…」

 

少女は紅魔館内に通される。

 

「……門番が寝てたけど…あれ良かったの?」

 

少女は先程見た事を報告する。

 

「良いのよ、いつもの事だから」

 

「…そう」

 

「咲夜、お茶の準備をお願いね」

 

「畏まりました」

 

「あっ、て、手伝います」

 

「あら珍しい、妖(・)精(・)メ(・)イ(・)ド(・)がそんな事言うなんて」

 

「あ、あはは」

 

咲夜と子供(妖精メイド)は奥に引っ込む。

 

「そう言えば自己紹介がまだだったわね…私は此処紅魔館の主…レミリア・スカーレットよ、以後お見知りおきを」

 

「……ミオ…悪いけどこれしか言えない…私自身これしか覚えない」

 

「あら、そうなの…記憶が無いなんて大変ね」

 

「…意外とそうでもない、生きる為に必要な事は覚えてるし…何よりあの程度の相手が何匹来ようが彼(・)等(・)にとって障害にすらならないから」

 

「…彼等…ね…それは貴(・)女(・)の(・)中(・)に居る者達かしら?」

 

レミリアは面白いものを見るように尋ねる。

 

「ん、レミリアは気付いてるんだね」

 

「えぇ、貴女の見た目は何処にでも居る普通の人間…だけど貴女の中には貴女以外に無数の魂が混じっている…こんな人間居るわけないからね」

 

「ふ〜ん」

 

ミオはどうでもよさそうに呟く。

 

「お茶の用意が整いました」

 

咲夜と妖精メイドがやってくる。

 

「えぇありがとう、立ち話も難だしお茶を飲みながら話しましょ?」

 

「…ん」

 

レミリアとミオはテラス席に座り、お茶を飲む。

 

「…美味しいね」

 

「っ!」

 

ミオが呟くと、妖精メイドの顔が明るくなった。

 

「あらあら、随分とミオに懐いたものね」

 

「珍しい事もありますね」

 

レミリアと咲夜が呟いた。

 

「…それで、これから貴女はどうするの?」

 

「…どうって?」

 

レミリアが聞くとミオは首を傾げる。

 

「折角幻想郷に来たんだもの、何かやりたい事とか貴女にはないの?」

 

「やりたい事…そうだね、私の中に居る彼等の殆どは暴れたがってる…彼等の衝動をずっと抑えておくのも忍びないし、定期的に発散しながらこの幻想郷をぶらぶらしようかなって思ってるけど」

 

「暴れたがっている…そう、なら丁度良いかもしれないわね」

 

「丁度良い?」

 

「えぇ、私達は数日後に異(・)変(・)を起こす気でいたのよ、ミオ…貴女さえ良ければ協力してくれないかしら?」

 

「…異変?」

 

ミオはレミリアから説明を聞く。

 

 

〜少女説明中〜

 

 

「……要するに必ず解決される出来レースって訳ね」

 

「まぁ捉え方によってはそうね」

 

「…まぁ彼等にもいい刺激になるだろうし、良いよ?協力する」

 

「そう、助かるわ」

 

「但し条件がある」

 

「条件?」

 

ミオの瞳の色が紅く変わる。

 

「俺達のする事に邪魔立てはするな…それさえ守れればお前達に協力してやる」

 

「…貴方はミオの中に居る者達の一人ね?」

 

「あぁ…ミオの能力でな…俺達はミオの許しを得ればこうして身体を借りる事が可能となる…だがこれはミオの能力のほんの一部に過ぎない…その気になれば、俺達を身体から解放し使役する事も出来る」

 

「へぇ、面白い能力ね」

 

「但し条件付き…」

 

ミオの瞳の色が戻る。

 

「私の許可無しに他人に危害を加えない事…それが出来る者以外は身体を貸す事しかしない…妖精メイドを救った史(・)郎(・)とかなら解放しても良いかな」

 

妖精メイドの頭を撫でながら言うミオ。

 

「本当に面白い能力ね、良いわ、その条件受け入れましょう」

 

「お嬢様、宜しいのですか?」

 

「えぇ、何かあればミオが止めてくれるって事でしょ?」

 

「勿論、許可無しに好き放題されちゃ困るから」

 

「なら問題無いわ、改めてよろしくミオ」

 

レミリアはミオに手を差し出す。

 

「…ん、契約成立」

 

ミオはレミリアの手を取る。

 

ミオはこの日から、暫くの間紅魔館の世話になる事になった。

 

 

 




ダークライダー図鑑
仮面ライダーG4
初登場:『劇場版 仮面ライダーアギト PROJECT G4』
身長:198cm
体重:187kg
パンチ力:4t
キック力:13t
走力:100mを7.5秒
ジャンプ力:ひと跳び25m
陸上自衛隊所属の三等陸尉・水城史郎が装着する第四世代型・対未確認生命体戦闘用強化外骨格および強化外筋。
仮面ライダーの部類ではあるが、アギト世界においてG4が仮面ライダーと呼ばれた事は無く、主にG4もしくはG4システムと呼ばれている。
従来までのGシリーズと同様に基本設計は小沢澄子によるものであるが、深海理沙主導のもと自衛隊によって開発された。
G3システムの後継機として設計され、G3-Xシステムすら凌ぐ性能を備えながらも、その特性上装着員に極めて高い危険を及ぼすことが実験段階で判明しており、あのG3-Xシステムの完璧さを信じて疑わなかった小沢でさえも、G4システムについては「存在してはならないシステム」と断じ、設計段階で封印された。
その危険性によりとある人物から「呪われたシステム」と揶揄された。

はいという事で今回のダークライダーは投票の結果G4が選ばれました。
投票して下さった方々、ありがとうございます!
次回から紅霧異変編…の前に準備期間を描いていこうかなと思います。
ミオの能力により紅魔館で数人のダークライダーを解き放ちますので、次回もお楽しみに!

それでは!
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