ダークライダーの力を持った少女の幻想入り   作:マイスイートザナディウム

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はいどうもマイスイートザナディウムです。
紅霧異変編に入る前の準備期間編に入ります。
もっとも、準備期間と言っても紅魔館組とミオ達の会話程度になりますが…
駄文ですが暖かく見ていただけると幸いです。
それではどうぞ!



天のベルト

ミオが紅魔館に来て2日ーーー

 

ミオは数人の魂を解放し、紅魔館の仕事を手伝わせる事にした。

 

「………」

 

紅魔館の門番紅美鈴はいつも通り仕事中に居眠りをしていた。

 

「お〜う美鈴…って寝てやがる」

 

門が開き、一人の男が出てきた。

 

「おぉい美鈴、おぉい!」

 

「……ん?あぁカ(・)ブ(・)キ(・)さん…何の用ですか?」

 

目覚めた美鈴は話し掛けてきた男、カブキを見ながら言う。

 

「たくっ、あんた門番なんだろ?門番が寝てちゃ意味ねぇだろうが」

 

「仕方ないじゃないですか、ずっと此処に立ってるのも暇なんですよ?それに寝てても不審な人物は分かりますので心配御無用です」

 

「はぁ〜ん…んまぁそういう事にしとくか、朝飯の時間だぜ?俺が代わっとくから速く食ってきな」

 

「おやもうそんな時間でしたか…ではお言葉に甘えて」

 

「おう」

 

美鈴はカブキに会釈し、紅魔館の中に入って行った。

 

「ふぅ…にしてもミオの奴…あの妖精メイドと一緒とはいえ右も左も分からねぇこの土地で御使いたぁな…大丈夫かねぇ?」

 

カブキがそう呟く。

 

「心配かい?」

 

「ん?何だお前も居たのか木(・)場(・)ぁ…そりゃあ俺等の主とはいえまだ子供だぜ?ましてや魔化魍みてぇな奴等がうじゃうじゃ居やがる、心配にもなるだろうよ」

 

門の上に座る男、木(・)場(・)勇(・)治(・)に言うカブキ。

 

「ふふっ…君ってホントに悪の魂?子供を心配する優しい人が悪の魂とは思えないんだけど…」

 

「ハッ…そっくりそのまま返すぜその言葉ぁ…お前だってミ(・)オ(・)の(・)中(・)に(・)居たんだろ?てことは悪の魂ってこったろ…お前みたいなお人好しがそうは見えねぇけどなぁ?」

 

「色々あったんだよ…俺もね」

 

勇治は門の上から降りる。

 

「んで?何の用だよ?」

 

「いや、一人で門番も退屈だろうからね…話し相手くらいにはなれるかなって思って」

 

「はぁ〜ん、まぁ退屈凌ぎにはなるか」

 

「ん」

 

勇治はカブキにパンを一つ渡す。

 

「ん?おぉサンキュ」

 

パンを受け取り齧りつくカブキ。

 

「君が美鈴さんと交代する事を咲夜さんに言ったら持たせてくれたんだ」

 

「そうか…やっぱ飯食えるって最高だなぁ、ミオの中に居る時は空腹にもならねぇし飯食う必要もねぇけどよ」

 

「…改めて実感するよ、俺達は死んだ存在なんだって」

 

「んまぁこうしてミオの中から自由に出れてんだ、生きて様が死んで様がどっちでも良いだろ」

 

パンを食べながら言うカブキ。

 

「……」

 

勇治は無言で空を見上げた。

 

 

一方その頃ーーー

 

彼等の主であるミオは、助けて以来懐かれた妖精メイドと一緒に買い出しをする為人里に向かっていた。

 

「……」

 

「ミオさんミオさん、もう少しで人里に着きますよ♪」

 

「ん…そう」

 

ミオ自身、何故こんなに懐かれているのか分からなかった。

 

「良かったの?他の仕事ほっぽり出して」

 

「えへへ咲夜さんには怒られちゃいましたけど、お嬢様は許してくれたので」

 

「ふ〜ん……」

 

ミオはふと立ち止まる。

 

「?ミオさん?」

 

「…尾けられてる」

 

「え?」

 

「…まぁ、人間と妖精がこうして無防備で歩いてるんだから…餌だと思われても仕方ないか」

 

「餌っ…まさかこの前の」

 

妖精メイドは震え出す。

 

「……この程度なら私がやる必要も無いかな……レ(・)オ(・)」

 

ミオが名前を呼んだ。

 

するとミオの影から一人の男が出現した。

 

「っ…カブキさんや木場さんと同じ…」

 

「お願いね」

 

「Shall we go wild for the first time in a while(久々に暴れますか)」

 

レオは携帯電話を取り出す。

 

【3.1.5. Standing by】

 

コードを入力した携帯電話を宙に投げ、キャッチする。

 

「Henshin」

 

【Complete】

 

レオの身体に光のラインが走り、その姿を変える。

 

此処とは別の世界ーーー

 

人類の進化系オルフェノクによって支配された世界にて、世界を牛耳っていたスマートブレイン社に所属しーーー

 

帝(・)王(・)の(・)ベ(・)ル(・)ト(・)の一つ、天(・)の(・)ベ(・)ル(・)ト(・)を使用し変身するライダーーーー

 

仮面ライダーサイガに変身する。

 

「Let the game begin(さぁ、ゲームを始めようか)」

 

サイガは飛行ユニットフライングアタッカーで空を飛ぶ。

 

「…此処はレオに任せて私達は買い物済ませようか」

 

「え?あの…良いんでしょうか?…置いていっても」

 

「問題無いよ…レオは強いし、何より私(・)の(・)命(・)令(・)は(・)絶(・)対(・)だから」

 

 

「How long can I run for?(いつまで逃げれるかな?)」

 

空からフライングアタッカーで銃撃を続けるサイガ。

 

標的である妖怪達は成す術無く蹂躙されていき、生き残った妖怪達は逃げ惑っていた。

 

「This makes the game less fun(これじゃゲームが面白くない)…At least show some resistance.(せめて少しは抵抗を見せてくれ)」

 

サイガは落胆しつつ与えられた仕事を遂行していく。

 

ミオ達を尾け狙っていたのが運の尽きーー

 

妖怪達はたった一人の男によって蹂躙され、遂には最後の一匹になってしまう。

 

「ナ、ナンナンダオマエェ!!」

 

「Is the game of tag over?(鬼ごっこは終わり?)」

 

「クッ…クソォ!!」

 

妖怪は妖力を込めた玉を作り出しサイガに投げ付ける。

 

「……」

 

サイガはまともにそれを受けた。

 

「ド、ドウダ!」

 

「……Sigh… Is that all there is to it? How disappointing.(はぁ…それでおしまい?つまらないな)」

 

爆煙の中、サイガが呟いた。

 

「Forget it… It's a waste of time to continue.(もう良いや…続けるだけ時間の無駄だ)」

 

【Ready】

 

操縦桿にミッションメモリーを装填し、フライングアタッカーを分離しトンファーエッジを構えるサイガ。

 

「ヒィッ!?…ウワァァァ!!」

 

妖怪は背を向け一目散に逃げ出す。

 

「I'll finish this quickly and go home.(さっさと始末して帰らせてもらう)」

 

【Exceed Charg】

 

サイガは走り出す。

 

100㍍を5.5秒で走り抜けるサイガから逃げ切れる筈も無く、無惨にもトンファーエッジによる一撃を受ける妖怪。

 

「ガァッ!?」

 

 

Ψ

 

 

ギリシア文字のΨが浮かび上がり、妖怪の身体は砂へと変わり崩れた。

 

「……boring(つまらない)」

 

サイガはそう呟きながらサイガフォンを取り外し、変身を解いた。

 

「いた、お疲れ様レオ」

 

買い物を終えたのか、複数の袋を抱えたミオと妖精メイドが近付いてきた。

 

「その様子だと、お気に召さなかったみたいだね」

 

「There's no challenge here…(何の歯ごたえもない)」

 

溜息を吐きながら言うレオ。

 

「I would rather have fought a human.(まだ人間と戦った方がマシだった)」

 

「そう…もう少しの辛抱だよ…もう少しでレミリア達が異変を起こすみたいだから…その時に暴れれば良いよ」

 

「Anomaly…(異変…)I hope the game will be challenging.(歯ごたえのあるゲームだと良いなぁ)」

 

「ふふっ…そうだね」

 

「えっと…ミオさん?」

 

「ん?気にしないで、異変が楽しみって話してるだけだから」

 

「そ、そうですか」

 

「あっそうだ…レオ」

 

ミオは自身の持つ袋と妖精メイドの持つ袋をレオに渡す。

 

「…What's?(何ですか?)」

 

「荷物持ち…お願いね」

 

「………sigh…(はぁ…)」

 

レオは紅魔館へと帰る間、渋々荷物持ちをする羽目になった。

 

 




ダークライダー図鑑
仮面ライダーサイガ
初登場:『劇場版 仮面ライダー555(ファイズ) パラダイス・ロスト』
変身者:レオ
身長:193cm
体重:98kg(フライングアタッカー未装着時)
135kg(フライングアタッカー装着時)
パンチ力:3.5t
キック力:8t
ジャンプ力:40m(ひと跳び)
走力:5.5秒(100m)
視力:スカイハイ・ファインダーの機能により、4000m上空から米粒を視認できる飛行速度:高度5000mまで最高時速820kmまで飛行可能
上級オルフェノクのレオが帝王のベルトの1つである「天のベルト」サイガドライバーを使用して変身する仮面ライダー。
村上峡児の用心棒としてスマートブレインに所属し、彼の指示に応じて任務を遂行する。
主な任務は人間の味方をするオルフェノクの始末。
変身の掛け声以外は全て英語で喋るが、片言ながら日本語も話せる模様ーーー

はいという事で、今回登場したダークライダーは仮面ライダーサイガことレオになります。
変身しませんでしたが、カブキと木場勇治に関しては異変が始まり次第変身しますのでお楽しみに。
最初は木場勇治を変身させようと思ったのですが、態々妖怪の殲滅に使うのも勿体無いと思いレオの方にしました。
こういう雑魚の制圧が似合うのはレオかなと…

数話やったら紅霧異変編に入りますのでお楽しみに!

それでは。
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